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男は捜査員の痴態を二時間観察する

2017.09.10.Sun.21:00
「んうぅぅぅーっ…ふぐっ! うー…ふー、むふぅぅぅっ……!!」

白布の目隠しの下で眉根を寄せながら、口内に詰め込まれた布とその布を吐き出せないようにと噛まされた白布の猿轡ごしに唸りながら、捜査員さんは縄に縛り上げられた裸体を力無くもがかせている。私が地下室を去っていた二時間の間、おそらく捜査員さんは今のように諦め悪く縄を解こうともがいていたのだろう。
だが、厳重に施した縄は捜査員さんがもがいても全く緩まずにいたらしい。背中に回した手首を縛る縄も、二の腕を胸部に繋ぐ縄も、足首と太ももを短く括る縄も、捜査員さんの裸体を細長いベッドへと固定して仰向けのまま足を限界まで開く羞恥の体勢を強要している縄も、二時間前と変わらずに捜査員さんの抵抗と身動きを封じている。
当然、私が二時間前に地下室を去る時に置いて行った玩具を固定する縄もそのままの状態を保っており、固定された玩具は、男根に似せた形状をした極太のアナルバイブは、捜査員さんの尻穴を奥深くまで貫いた上で容赦無く首を振り、捜査員さんの柔らかな腸内をめちゃくちゃに掻き毟り続けていた。

「んっ、もぉぉっ!! ほっ、ごぉっ! おごぉぉぉぉー…っ!」

地下室に戻って来た私が開かされた足の間に立っている事に全く気付いていないのか、それとも気付いていてももう絶頂を堪える事は出来ないのか。捜査員さんは、私に見られながら拘束された裸体を情けなく痙攣させて絶頂を迎え、吐き出す体液を失った男根を哀しく脈打たせた。
自身の腹部や股間に精液を撒き散らした捜査員さんの男根は、どのくらい前から射精を伴わない絶頂を繰り返す状態に陥っていたのだろう。足首と太ももを括る縄に結合された別の縄で尻穴に固定されたバイブは、どのくらいの回数捜査員さんを射精無しの絶頂へと追いやったのだろう。
正確な時間や数は分からない。分からないが、これだけははっきり言える。捜査員さんはとっくの昔に限界を迎え、誇りをかなぐり捨てた哀願の感情を抱いている。目隠しを涙で濡らし、唾液で濡れた猿轡の下から苦悶に満ちた淫らな悲鳴を発している捜査員さんに、責めを与える前の反抗的な態度は欠片も見られない。
自分を拉致した存在である私を縛り付けられた無様な姿で睨み付け、猿轡を施す私の指に隙あらば歯を立てようとしていた強気さはどこにも無い。今猿轡を外せば、口から溢れ出るのは怒りの言葉ではなく溜まった唾液と許しを請う言葉だろう。

捜査員さんは、完全に屈服している。今なら、何を問いかけても喘ぎ鳴きながら答えるだろう。快楽地獄の終わりを望む為に、なりふり構わずこちらが求める言葉を全て口にするだろう。
しかし、私はそんな事はどうでも良い。聞き出したい情報など無いし、淫猥な言葉を口にさせたい訳でもない。
私は、一方的な快楽に悶え狂う捜査員さんが見たいだけだ。哀願を口にする事も許されず、気絶する事さえも出来ぬまま激し過ぎる快楽に苦しむ捜査員さんを誰にも邪魔されずにゆっくりと愉しみたいだけだ。
故に、私は捜査員さんの口から猿轡を外さず、尻穴を嬲る淫具をとめる事もせず、ただただ無言で身を震わせる捜査員さんを眺めていた。絶頂に合わせて縄を軋ませながら苦しげに仰け反る捜査員さんの裸体を見つめつつ、何も吐き出せずにビクビクと虚しく跳ねる捜査員さんの男根を、観察していた。

「うー! ぐふっ、うぐぅぅ! もっ…ほ! おごっ、ほぉぉぉぉーっ!!」

地下室中に響き渡る甘い絶叫を耳で堪能し、ガクガクと痙攣する汗と淫液塗れの裸体を目で味わいながら、私は所用で地下室を離れざるを得なかった時間と同じ二時間、悶え鳴く捜査員さんの痴態をじっと無言で眺めていようと心に決めていた。






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M奴隷の先輩に憧れてクソガキにペット志願しました
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