助けの来ない状況で少年は壊れるまで嬲られる
2017.08.01.Tue.21:00
遊びに出掛けた休日の夕方、人知れずヒーローとして悪と戦い街を守っている少年は家へと続く道の途中で数人の男達に襲われ、抵抗も虚しく変身する余裕も与えられずに連れ去らわれ、衣服と所持品を全て取り上げられた裸体に拘束を施されてしまった。
「ん…んぅ! ふぅ、ぐっ…うぐうぅ……!」
口に噛まされた赤いギャグボールの穴から飲み込めない唾液と唸り声を零しながら、少年ヒーローは与えられた拘束を解こうとして暴れる。しかし、ヒーローとしての力を一切持っていない状態である少年がどんなに頑張っても、拘束は解けない。頭上高く持ち上げさせた手首に嵌められた黒革の枷とその枷を天井から吊るす鎖はビクともせず、少年ヒーローはつま先立ちを強いられた裸体を情けなくくねらせつつ意味の無い唸りを上げる事しか出来ない。
敵対している悪の組織の者達が自分の周りの床に箱型の機械を幾つも設置し、正面にビデオカメラを設置してきても、少年ヒーローはその様子をどうする事も出来ずに見つめながら、屈辱と怒りの感情を胸でふくらませるしか無い。
今まで何度も返り討ちにしてきた幹部の男に笑いながら右手であごを掴まれ、意地悪く話しかけられても、少年ヒーローに行える反抗は幹部を鋭く睨み付ける程度だ。
「そんなに睨み付けないでくれよ。なかなかに似合ってるんだしよ」
「うぅ! んぐうぅ!」
裸体に剥かれて恥部を露出させられ、手を拘束された上に言葉の自由を封じられている状況を似合っていると言われても、嬉しさなど欠片も感じない。
明らかな嘲りを向けられた少年ヒーローは強く唸り、怒りを示した。
「随分と元気だねぇ。こんだけ元気なら、あの小憎たらしいヒーロー君もすぐに誘い出せそうだな」
「…うぅ…っ?」
誘い、出す? ヒーローの自分を目の前にして何を言っているのか分からず、少年は思考に疑問符を浮かばせる。
そんな疑問符を浮かばせている少年に幹部の男は笑みを黒くし、少年ヒーローの疑問符の意味を間違えて理解したまま愉しげな説明を始めた。
捕らわれた少年の心に決定的な絶望を与える、無慈悲な作戦の説明を。
「あぁ…言い忘れていたね。君にはこれから、僕達と敵対しているヒーロー君をおびき出す為の囮になってもらうよ。周りに置いた機械で君をいたぶって、悶え苦しむ様子をあのカメラで撮影して街中のモニターやテレビで流すんだ。ヒーロー君を呼び出す文章と一緒にね」
「っ…!?」
少年は、ようやく気付いた。目の前の幹部やその手下達は、自分が少年ヒーローだという事実を把握した上で攫ったのではないと気付いた。そして、少年ヒーローの顔は恐怖に歪んでいく。その恐怖の本当の理由に全く気付いていない幹部達の前で歪んでいく。
「自分と全く関係の無い君が泣きながら苦しんでいるんだから、正義の味方であるヒーロー君が助けに来ない訳無いよね? 仮に来なかったとしても、ヒーロー君の評判は地に落ちる。罠だらけのこの建物でヒーロー君を倒すにしても、君を見捨てた屑としてヒーロー君が嫌われ者になっても、僕達にとってはどっちもヒーロー君に大きなダメージを与える事が出来るんだ」
そこまで言って、幹部の男は部下達に目で合図を送る。すると、合図を受けた部下達は一斉に箱型の機械を起動させて手の形をしたアーム達を箱から少年の裸体に伸ばし、アームが動き出したのをカメラの近くで確認した部下は、少年が悶え苦しむ様をあらゆる場所に中継する準備を始めた。
「んー! んうぅぅぅーっ!!」
「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。ヒーロー君が助けに来てくれるさ。ま、もし来なくって君が壊れちゃっても、僕達の組織で性処理係として使ってあげるから安心して良いよ」
「むがぁぁぁーっ!! あぉ、あおぉぉ!」
ヒーローは、絶対に助けに来ない。つまり、少年は来ないヒーローをおびき出す為の囮として壊れるまで嬲られ、性処理係の立場に堕とされるしか無い。
少年は半狂乱で唸り、手首の痛みも気にせずにもがいたが状況は変えられず、敵達が操るアーム達は必死になって逃げようとする少年の裸体の様々な箇所に触れ、容赦の無いくすぐり責めを加えて少年の口から意に反した笑い声を無理矢理に引きずり出した。
「あ、かほぉっ!? ふぶっ、ぶぅっ! は、ひゃ、ほごぉぉぉ!!」
「んー、良い悲鳴だ。その調子で悲鳴を上げて、ヒーロー君を呼ぶんだよ? このまま、おかしくなるまでくすぐられたくなかったらね」
「うー! ふっ、ぐふっ、ぐほっ! あふぶぅぅぅ!!」
ヒーロー以外の誰かに心の中で助けを求める少年の悲痛な笑い声と、手の形をした機械に全身をくすぐられて痙攣を繰り返す拘束を施された裸体の様子は、少年の理性が崩壊を迎えるその時まで、ヒーローを失った街で中継されるのだった。
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口に噛まされた赤いギャグボールの穴から飲み込めない唾液と唸り声を零しながら、少年ヒーローは与えられた拘束を解こうとして暴れる。しかし、ヒーローとしての力を一切持っていない状態である少年がどんなに頑張っても、拘束は解けない。頭上高く持ち上げさせた手首に嵌められた黒革の枷とその枷を天井から吊るす鎖はビクともせず、少年ヒーローはつま先立ちを強いられた裸体を情けなくくねらせつつ意味の無い唸りを上げる事しか出来ない。
敵対している悪の組織の者達が自分の周りの床に箱型の機械を幾つも設置し、正面にビデオカメラを設置してきても、少年ヒーローはその様子をどうする事も出来ずに見つめながら、屈辱と怒りの感情を胸でふくらませるしか無い。
今まで何度も返り討ちにしてきた幹部の男に笑いながら右手であごを掴まれ、意地悪く話しかけられても、少年ヒーローに行える反抗は幹部を鋭く睨み付ける程度だ。
「そんなに睨み付けないでくれよ。なかなかに似合ってるんだしよ」
「うぅ! んぐうぅ!」
裸体に剥かれて恥部を露出させられ、手を拘束された上に言葉の自由を封じられている状況を似合っていると言われても、嬉しさなど欠片も感じない。
明らかな嘲りを向けられた少年ヒーローは強く唸り、怒りを示した。
「随分と元気だねぇ。こんだけ元気なら、あの小憎たらしいヒーロー君もすぐに誘い出せそうだな」
「…うぅ…っ?」
誘い、出す? ヒーローの自分を目の前にして何を言っているのか分からず、少年は思考に疑問符を浮かばせる。
そんな疑問符を浮かばせている少年に幹部の男は笑みを黒くし、少年ヒーローの疑問符の意味を間違えて理解したまま愉しげな説明を始めた。
捕らわれた少年の心に決定的な絶望を与える、無慈悲な作戦の説明を。
「あぁ…言い忘れていたね。君にはこれから、僕達と敵対しているヒーロー君をおびき出す為の囮になってもらうよ。周りに置いた機械で君をいたぶって、悶え苦しむ様子をあのカメラで撮影して街中のモニターやテレビで流すんだ。ヒーロー君を呼び出す文章と一緒にね」
「っ…!?」
少年は、ようやく気付いた。目の前の幹部やその手下達は、自分が少年ヒーローだという事実を把握した上で攫ったのではないと気付いた。そして、少年ヒーローの顔は恐怖に歪んでいく。その恐怖の本当の理由に全く気付いていない幹部達の前で歪んでいく。
「自分と全く関係の無い君が泣きながら苦しんでいるんだから、正義の味方であるヒーロー君が助けに来ない訳無いよね? 仮に来なかったとしても、ヒーロー君の評判は地に落ちる。罠だらけのこの建物でヒーロー君を倒すにしても、君を見捨てた屑としてヒーロー君が嫌われ者になっても、僕達にとってはどっちもヒーロー君に大きなダメージを与える事が出来るんだ」
そこまで言って、幹部の男は部下達に目で合図を送る。すると、合図を受けた部下達は一斉に箱型の機械を起動させて手の形をしたアーム達を箱から少年の裸体に伸ばし、アームが動き出したのをカメラの近くで確認した部下は、少年が悶え苦しむ様をあらゆる場所に中継する準備を始めた。
「んー! んうぅぅぅーっ!!」
「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。ヒーロー君が助けに来てくれるさ。ま、もし来なくって君が壊れちゃっても、僕達の組織で性処理係として使ってあげるから安心して良いよ」
「むがぁぁぁーっ!! あぉ、あおぉぉ!」
ヒーローは、絶対に助けに来ない。つまり、少年は来ないヒーローをおびき出す為の囮として壊れるまで嬲られ、性処理係の立場に堕とされるしか無い。
少年は半狂乱で唸り、手首の痛みも気にせずにもがいたが状況は変えられず、敵達が操るアーム達は必死になって逃げようとする少年の裸体の様々な箇所に触れ、容赦の無いくすぐり責めを加えて少年の口から意に反した笑い声を無理矢理に引きずり出した。
「あ、かほぉっ!? ふぶっ、ぶぅっ! は、ひゃ、ほごぉぉぉ!!」
「んー、良い悲鳴だ。その調子で悲鳴を上げて、ヒーロー君を呼ぶんだよ? このまま、おかしくなるまでくすぐられたくなかったらね」
「うー! ふっ、ぐふっ、ぐほっ! あふぶぅぅぅ!!」
ヒーロー以外の誰かに心の中で助けを求める少年の悲痛な笑い声と、手の形をした機械に全身をくすぐられて痙攣を繰り返す拘束を施された裸体の様子は、少年の理性が崩壊を迎えるその時まで、ヒーローを失った街で中継されるのだった。
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