思いを伝えられぬまま青年は幸せにイきまくる
2017.06.13.Tue.21:00
この作品はPさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!
「んむぅぅぅぅーっ! うふっ、ふぐっ、むぅ、んむぐぅぅぅ!!」
口内に詰め込まれた布を強く噛み締めながら意味を持たない唸りを上げ、青年は甘い苦悶に責め立てられている裸体をビクビクと跳ねさせながら両手両足に与えられた拘束具を鳴らしている。
ピンク色をしたファーに覆われている手錠に似た形状の拘束を嵌められた青年の両手首と足首は、拘束に繋がれた鎖によって手足を真横に伸ばした体勢から逃れられないよう、ベッドの上で無防備に仰向けの裸体をさらけ出した状態から離れられないよう身動きを封じられてしまっている。これでは、ベッドから下りる事はおろか口を塞ぐ布を取り去る事も出来ず、拘束を与えた者によって性の弱点に施された淫具を毟り取る事も出来ない。
男根の根元側の裏筋と亀頭のすぐ下の裏筋を激しく震わせている、男根に巻き付けられた二本のベルトと一体化しているローターを外せず。ベッドの側に置いた器具で尻穴を掻き回し続ける位置からずれないよう固定された細いバイブを抜き取る事も叶わない。
恥部の弱点を二か所同時に甘く嬲られている青年は、もはやイきっぱなしの状態だ。否定が不可能なくらいに気持ち良く、全身の痙攣がとまらない。精液を無理矢理に絞り出されているはずの男根も、絶頂を強要される苦しさより甘い快楽を味わっている悦びの方を強く感じている。
自由を奪われ、抵抗を取り上げられた上で強烈な快楽を叩き込まれ、連続での絶頂に追いやられている状況は淫らな幸福に満ちている。故に、青年の心は苦しんでいた。口を塞がれている為に、その淫らな幸福を口に出来ない事を、よがり鳴く自分を見て嬉しさと罪悪感が混じり合った表情を浮かべている男に自分の言葉を伝えられない事を、痛い程に苦しく思っていた。
「んーっ! んむぅぅぅーっ!!」
「また、イっちゃったね。涙で潤んだ目を見開いて、硬くなったおチンチンを振り乱しながらいやらしく痙攣して…可愛いよ。もっと早く、君をこの地下室に監禁すれば良かった」
「ふぅーっ! んぐっ、んぐぅぅ!」
何十度目かも分からない絶頂を迎えた青年の顔を悶える青年の頭の上に座って覗き込み、男は小さく笑いながらどこかさみしそうに呟いた。使用人として働いていた、二回り以上年下の青年に抱いた恋心をこんな形でぶつけても、ただの自分勝手でしか無いと思っているからこその感情だ。親子程年が離れているのに加え、同じ男に対して抱いた恋心など到底受け入れられる訳が無いと思い込んでいるが故の感情だ。
男が青年を愛したのと同じように、青年も男を愛しているというのに。
自分の雇い主である事に加えて年も大きく離れ、男同士である。そんな恋心が実るはずは無いと、青年は思いを胸に秘めたまま使用人の仕事から、愛しい主の男から離れようとした。
そんな青年に男は薬を盛り、意識を失わせた上で地下室に連れ込んで行動の自由を奪い、助けも邪魔も来ない場所で青年を自分だけの物にしようとしたのだ。
「うぅんっ! んぐっ、ふぐぅぅ!」
ここまでするくらいに自分を愛してくれた主に、自分も同じ感情であると伝えたい。罪悪感と迷いに苦しみながら自分を快楽で堕とそうとする主に、苦しむ必要は無いと伝えたい。その意思を込めて唸り、青年は口を塞ぐ布を舌で一生懸命に押し、絶頂を繰り返しながら口の自由を取り戻そうとする。
そして、その努力はようやく実った。青年の舌で押された唾液塗れの布は口から外に零れ落ち、青年は息を強く吐くのに合わせてベッドの上にべちゃりと音を立てて顔の左横に落ちた。
「あふっ、はぁ、あんっ! ごしゅ、じん、ひゃま…俺……!」
自由を取り戻した口で、青年が自分の思いを伝えようとする。しかし、残念な事に、青年が全てを口にするよりも先に男が行動を起こしてしまった。言葉を塞いでいた布を勝手に出した青年に仕置きを加えるかの如く、男は顔を下ろして言葉を紡ぐ青年の唇を自らの唇で閉ざしてしまったのだ。
「んむっ!? ふっ…あ、んむっ…ふぅぅ……!」
唾液に濡れた舌を主の舌に絡め取られ、青年の背筋に甘い電流が走る。思いを伝えなければ、という感情は強くあるのに、主から口付けられた幸せの威力は一瞬で青年を蕩けさせ、言葉を紡げなくさせるばかりかキスを通じて口内に小さな錠剤を流し込まれるのを拒む事さえ出来なくさせてしまった。
「ふぅ…んむっ!? ごしゅじん、ひゃま、何を……っ?」
喉を唾液以外の物が通り抜ける感触で何かを飲まされた事に気付き、青年は慌てて尋ねる。そうして尋ねる為に開かれた青年の口に、男はこっそり手に取っていた新しい布をあてがい、舌で押し返す余裕さえ与えずにまた口を塞いでしまった。
「んー!? んむっ、んむうぅぅぅっ!!」
「さっき飲ませたのは、媚薬だよ。君の身体をいやらしく発情させて、もっともっと気持ち良くなれるようにさせるお薬だよ」
「んふっ、ふぐっ、むぐうぅぅぅ!!」
説明と新しい布の押し込みを終えた男は、そのまま手を青年の胸元に動かし、今まで責めていなかった左右の乳首を人差し指でくりくりと上下に弾き始めた。
硬く尖り切り、真っ赤に充血していた乳首が指に弄られ、ぷるぷると揺れ動く。恥部の淫具達も変わらずに動き続け、青年に更なる絶頂を要求してくる。
「今日はこのまま、君が気絶するまで気持ち良く苛めてあげるよ。我慢せずに好きなだけイって、私に可愛い君の姿をたくさん見せてくれ」
「んー…! んむぅぅぅっ……!」
好きな事を、伝えなきゃ。
そんな青年の思いは、媚薬が効いてくるにつれて、絶頂回数を重ねて憔悴するにつれて段々と薄れていき、青年は男根と尻穴を淫具に、左右の乳首を主の指に責め立てられながら次第に正気を失い、気絶するまで絶頂し続けていた。
男は、翌朝地下室に訪れた際に告げられる青年からの告白の言葉を知る由も無く、自身の罪悪感を少しでも和らげようと考えて青年の痴態とくぐもった喘ぎを目と耳に焼き付けていた。
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「んむぅぅぅぅーっ! うふっ、ふぐっ、むぅ、んむぐぅぅぅ!!」
口内に詰め込まれた布を強く噛み締めながら意味を持たない唸りを上げ、青年は甘い苦悶に責め立てられている裸体をビクビクと跳ねさせながら両手両足に与えられた拘束具を鳴らしている。
ピンク色をしたファーに覆われている手錠に似た形状の拘束を嵌められた青年の両手首と足首は、拘束に繋がれた鎖によって手足を真横に伸ばした体勢から逃れられないよう、ベッドの上で無防備に仰向けの裸体をさらけ出した状態から離れられないよう身動きを封じられてしまっている。これでは、ベッドから下りる事はおろか口を塞ぐ布を取り去る事も出来ず、拘束を与えた者によって性の弱点に施された淫具を毟り取る事も出来ない。
男根の根元側の裏筋と亀頭のすぐ下の裏筋を激しく震わせている、男根に巻き付けられた二本のベルトと一体化しているローターを外せず。ベッドの側に置いた器具で尻穴を掻き回し続ける位置からずれないよう固定された細いバイブを抜き取る事も叶わない。
恥部の弱点を二か所同時に甘く嬲られている青年は、もはやイきっぱなしの状態だ。否定が不可能なくらいに気持ち良く、全身の痙攣がとまらない。精液を無理矢理に絞り出されているはずの男根も、絶頂を強要される苦しさより甘い快楽を味わっている悦びの方を強く感じている。
自由を奪われ、抵抗を取り上げられた上で強烈な快楽を叩き込まれ、連続での絶頂に追いやられている状況は淫らな幸福に満ちている。故に、青年の心は苦しんでいた。口を塞がれている為に、その淫らな幸福を口に出来ない事を、よがり鳴く自分を見て嬉しさと罪悪感が混じり合った表情を浮かべている男に自分の言葉を伝えられない事を、痛い程に苦しく思っていた。
「んーっ! んむぅぅぅーっ!!」
「また、イっちゃったね。涙で潤んだ目を見開いて、硬くなったおチンチンを振り乱しながらいやらしく痙攣して…可愛いよ。もっと早く、君をこの地下室に監禁すれば良かった」
「ふぅーっ! んぐっ、んぐぅぅ!」
何十度目かも分からない絶頂を迎えた青年の顔を悶える青年の頭の上に座って覗き込み、男は小さく笑いながらどこかさみしそうに呟いた。使用人として働いていた、二回り以上年下の青年に抱いた恋心をこんな形でぶつけても、ただの自分勝手でしか無いと思っているからこその感情だ。親子程年が離れているのに加え、同じ男に対して抱いた恋心など到底受け入れられる訳が無いと思い込んでいるが故の感情だ。
男が青年を愛したのと同じように、青年も男を愛しているというのに。
自分の雇い主である事に加えて年も大きく離れ、男同士である。そんな恋心が実るはずは無いと、青年は思いを胸に秘めたまま使用人の仕事から、愛しい主の男から離れようとした。
そんな青年に男は薬を盛り、意識を失わせた上で地下室に連れ込んで行動の自由を奪い、助けも邪魔も来ない場所で青年を自分だけの物にしようとしたのだ。
「うぅんっ! んぐっ、ふぐぅぅ!」
ここまでするくらいに自分を愛してくれた主に、自分も同じ感情であると伝えたい。罪悪感と迷いに苦しみながら自分を快楽で堕とそうとする主に、苦しむ必要は無いと伝えたい。その意思を込めて唸り、青年は口を塞ぐ布を舌で一生懸命に押し、絶頂を繰り返しながら口の自由を取り戻そうとする。
そして、その努力はようやく実った。青年の舌で押された唾液塗れの布は口から外に零れ落ち、青年は息を強く吐くのに合わせてベッドの上にべちゃりと音を立てて顔の左横に落ちた。
「あふっ、はぁ、あんっ! ごしゅ、じん、ひゃま…俺……!」
自由を取り戻した口で、青年が自分の思いを伝えようとする。しかし、残念な事に、青年が全てを口にするよりも先に男が行動を起こしてしまった。言葉を塞いでいた布を勝手に出した青年に仕置きを加えるかの如く、男は顔を下ろして言葉を紡ぐ青年の唇を自らの唇で閉ざしてしまったのだ。
「んむっ!? ふっ…あ、んむっ…ふぅぅ……!」
唾液に濡れた舌を主の舌に絡め取られ、青年の背筋に甘い電流が走る。思いを伝えなければ、という感情は強くあるのに、主から口付けられた幸せの威力は一瞬で青年を蕩けさせ、言葉を紡げなくさせるばかりかキスを通じて口内に小さな錠剤を流し込まれるのを拒む事さえ出来なくさせてしまった。
「ふぅ…んむっ!? ごしゅじん、ひゃま、何を……っ?」
喉を唾液以外の物が通り抜ける感触で何かを飲まされた事に気付き、青年は慌てて尋ねる。そうして尋ねる為に開かれた青年の口に、男はこっそり手に取っていた新しい布をあてがい、舌で押し返す余裕さえ与えずにまた口を塞いでしまった。
「んー!? んむっ、んむうぅぅぅっ!!」
「さっき飲ませたのは、媚薬だよ。君の身体をいやらしく発情させて、もっともっと気持ち良くなれるようにさせるお薬だよ」
「んふっ、ふぐっ、むぐうぅぅぅ!!」
説明と新しい布の押し込みを終えた男は、そのまま手を青年の胸元に動かし、今まで責めていなかった左右の乳首を人差し指でくりくりと上下に弾き始めた。
硬く尖り切り、真っ赤に充血していた乳首が指に弄られ、ぷるぷると揺れ動く。恥部の淫具達も変わらずに動き続け、青年に更なる絶頂を要求してくる。
「今日はこのまま、君が気絶するまで気持ち良く苛めてあげるよ。我慢せずに好きなだけイって、私に可愛い君の姿をたくさん見せてくれ」
「んー…! んむぅぅぅっ……!」
好きな事を、伝えなきゃ。
そんな青年の思いは、媚薬が効いてくるにつれて、絶頂回数を重ねて憔悴するにつれて段々と薄れていき、青年は男根と尻穴を淫具に、左右の乳首を主の指に責め立てられながら次第に正気を失い、気絶するまで絶頂し続けていた。
男は、翌朝地下室に訪れた際に告げられる青年からの告白の言葉を知る由も無く、自身の罪悪感を少しでも和らげようと考えて青年の痴態とくぐもった喘ぎを目と耳に焼き付けていた。
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