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体液は救いの来ない部屋に滴る

2017.05.25.Thu.21:00
「やぁ…目が覚めたかい、スパイ君」

意識を取り戻した青年の視界に飛び込んできたのは、必要以上に近付き愉しげに笑う男の顔。青年がスパイとして潜入した企業で社長を務める男の顔だった。
目の前の人物が誰かを認識し、同時に情報を盗み取ろうと忍び込んだ部屋で待ち伏せしていた男達によって捕獲された事実を思い出した青年スパイは危機的状況を理解し、目の前の男から距離を取ろうと身体を動かした。しかし、その動きは無駄に終わった。当然だろう。青年スパイの身体は眠らされている間に衣服を剥ぎ取られ、一糸まとわぬ裸体に自由を奪う縄の拘束を着せられていたのだから。
背中に回された手首は重ねたままビクとも動かせないよう硬く縛られ、二の腕も胸部に緩み無く括り付けられている。折り畳まれた足は伸ばしたくても伸ばせないよう足首と太ももを、膝の上と下を縄で結合されている。これらの縄だけでも抵抗を大きく封じられてしまうというのに、青年スパイの裸体には更に別の縄が、縛られた裸体を天井や壁に打ち付けられた幾つものフックから吊るす縄が施されており、青年スパイは床に下りる事はもちろん無理矢理に開かされた足を閉じて丸出しの恥部を隠す事も許されず、部屋のあちこちに裸体を繋がれたせいで激しく身をよじる事さえ出来ぬまま、無様に吊るされた裸体を男に観察されるしか無いのだ。

「さすが…スパイをしているだけはあるね。程良く鍛えられている、綺麗に整ったいやらしい肉体だよ」
「あっ、あぁ、あがぁぁっ」

見るな、と言いたいのに、青年の口に装着された黒のギャグボールは青年に言葉を発する事を認めず、青年スパイはしゃがみ込んだ男の目が自分の股間を至近距離から眺めている事に強い羞恥と屈辱を覚えても悪態一つさえ吐けない。
しゃがみ込んだ男がポケットから取り出した物体を無防備な恥部に近付けてきても、青年はその物体を見ながら表情を恐怖に歪めて顔を力無く横に振り、縄を軋ませながら無意味に裸体をもがかせる事以外何も出来ない。

「この整った肉体、君が欲しがっていた新薬の実験体に相応しいよ。ぜひ、君の身体でこの新薬の効果を確かめてくれ」
「うーっ! うがっ、あぉ、あぉぉぉぉっ!!」

必死になって拒否の唸りを上げても、懇願の瞳を向けても男の右手はとまらず、右手に握られた注射器に近い形状の器具の先端はもがく青年スパイの尻穴につぷりと差し込まれ、器具の内部に入れられていた新薬は男の親指が器具の底を押すのに合わせて青年の腸内へと注入されてしまった。

「ほら、入っていくよ。新薬がたっぷりと入っていく。この新薬が体内に入ると、一体どうなっちゃうのかな?」
「っ! っう! むふうぅぅ!」

男の愉快な言葉の最中に新薬の効果が表れ始め、青年スパイに強烈な発情を与え出す。
疼きに苛まれ始めた尻穴は青年の意思に反してヒクヒクと収縮を繰り返し、男根は勝手に膨張して先走りを滲ませながら刺激を欲し、乳首は胸元で淫猥に尖って存在を主張し、縄で彩られた裸体は一気に火照って汗を噴き出し始める。

「むふうぅぅ! うぐっ、ぐっ、ぐふうぅぅ…!」

想像をはるかに超える効きの速さと効果の強さに心の底から怯え、青年スパイはなりふり構わず男に許しを求めて唸りを上げる。だが、男は青年スパイの哀願を見て一層残忍な笑みを濃くして無慈悲に言った。

「ふふっ…もう辛いのかい? そんなんじゃ、すぐに壊れちゃうよ? 薬はまだたっぷり用意してあるし、スパイ君への尋問もまだまだ始まったばかりなんだからさ」
「う! ふぅぅんっ!!」

過敏になった男根の先端を男が持つ器具でつつかれて淫らな悲鳴を上げる青年スパイの裸体は黒く笑う男の目の前で情けなくゆらゆらと揺れ、分泌した体液を救いの来ない部屋の床にぽたりぽたりと滴らせていた。






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