二人きりの淫らな空間
2017.03.09.Thu.21:00
季節外れの大雪は、ビルが立ち並ぶ街を白く染め上げた。交通機関が麻痺した為出掛ける予定を諦めねばならず、近場に行く事さえ困難な為、買い出しに行く気も起こらない。
せっかくのデートをふいにされ、二人きりで部屋にこもる事を強いられた。そんな状況で、青年の恋人達がデートの穴埋めにと、時間を潰す為にと性行為を選ぶのはある意味当然で。二人は暖房を強く効かせた寝室で汗に塗れつつ、朝からずっと愛情を確かめ合っていた。
普通の性行為に飽き、今まで手を出していなかった新しい性行為を試す程に、だ。
こんな事をしてみて欲しいと口にしたら、さすがに引かれてしまうだろうか。こういう事をして気持ち良くしたいと言ったら嫌われてしまうだろうか。普段ならそう考えて思いとどまるのに、朝から肌を重ね合っていた今日の二人はいつもより積極的で、して欲しいという欲望とこれをしたいという欲望を包み隠さずに伝えた。
その結果が、あられもない恰好でベッドの柵に手足を縛り付けられた青年と、身動きの取れない青年を好き勝手に責め立てている青年だ。
自由を奪われた姿で抵抗も出来ぬまま一方的に快楽を注がれてみたい。そう告げた青年は頭上に持ち上げた手首と大きく開いて持ち上げた足首をタオルを使ってベッドの柵に短く繋がれ、仰向けの裸体を無防備にさらけ出す姿を強制された。
何をされても拒めない。尖り切った乳首をしつこく吸われ、摘ままれても。丸出しの尻穴を指や男根でめちゃくちゃにほじくり回されても。拘束されただけで興奮と期待を膨らませはしたなく体積を増している男根を休み無く絶頂に追いやられても。手足を使えない青年は受け入れるしか無い。
抑え切れない興奮で更に息を乱しながら、愛しい恋人の欲情の視線をいつも以上に鋭く感じながら、自らが望んだ拘束を施された青年は腰を振って快楽を欲しがった。しかし、その淫乱なおねだりを向けられた青年は、恋人が望むままに抵抗を封じた青年は快楽をねだるその姿に意地悪な心を芽生えさせ、恋人が望む物とは違う快楽を与えた。
それは尻穴に挿入した指で過敏な前立腺を抉り、勃起した男根を舌で優しく容赦無く舐め回しつつも絶頂だけは決してさせない生殺しの快楽責め。責める側が口にした快楽をたっぷりを注いでおかしくなるくらいに喘ぎ鳴かせたいという欲望を満たす責めだ。
「あ…あぁぁっ! イ、くぅっ…イく、イくぅぅんっ…!」
「おっと、危ない危ない」
「あぅぅぅ……や、あぁぁ…!」
震える口で絶頂を伝えると、責める青年は腸内を掻き回していた指をとめ、亀頭を責め立てていた舌を離した。
また絶頂をお預けされた青年は拘束された汗まみれの裸体を苦しげによじらせ、自分の男根の近くで愉しそうに笑っている恋人に向かって一生懸命に絶頂をねだる。
「お、ねがいぃ……もぉ、イかせてぇ…俺、おりぇぇっ……おかひく、なっちまうよぉっ……!」
目から涙を零し、口の端から飲み込めない唾液を垂らし、真っ赤に充血した乳首と射精欲に打ち震えている男根を揺らして青年は哀願を口にする。だが、責める側の青年はまだまだ許しを与えない。ずっとやりたかった意地の悪い責めを、向こうが拘束の上での責めを求めてきたという言い訳に隠れて行えるのだから、もっともっと愉しまなければ損だ。
故に、青年は淫ら極まりない絶頂に対するおねだりを聞いても興奮に掠れた声でそれを否定した。
「まだ、駄目だよ。もっともっと焦らして、君の頭の中が射精する事しか考えられなくなってからイかせてあげる。もちろん指じゃなくて、君が大好きな俺のチンコでね。その方が、君も嬉しいでしょう?」
「あ、あはぁぁ……っ!」
再び指を動かされながら尋ねられた青年は無意識に指と男根の違いを意識し、過剰に高まった尻穴を男根でほじられながら迎える絶頂の悦びを想像してしまった。
「やっぱり、嬉しいんだね。俺の指をお尻がきゅうきゅう絞め付けて、先走りもさっきより溢れてる。こんなにエッチで可愛い反応を独り占め出来るなんて、俺は本当に幸せ者だよ」
「ん、あぁぁ! はひっ、あんっ、あぁぁんっ!」
可愛いと褒められながら、自分と恋人である事を幸せと称され、それと同時に前立腺をぐいぐいと押し上げられた青年の裸体に甘い悦びの電流が駆け巡る。
「ほら、もっと可愛いところを見せてよ。俺が欲しくておかしくなる、可愛い恋人の姿を俺に見せて?」
二人は外が大雪である事も、寒い事も忘れて二人きりの熱く甘い空間にこもり、新しく手を出した性行為の形でよりお互いへの愛しさを確認し合い、疲弊しきって動けなくなるまで淫蕩な時間を仲良く貪っていた。
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普通の性行為に飽き、今まで手を出していなかった新しい性行為を試す程に、だ。
こんな事をしてみて欲しいと口にしたら、さすがに引かれてしまうだろうか。こういう事をして気持ち良くしたいと言ったら嫌われてしまうだろうか。普段ならそう考えて思いとどまるのに、朝から肌を重ね合っていた今日の二人はいつもより積極的で、して欲しいという欲望とこれをしたいという欲望を包み隠さずに伝えた。
その結果が、あられもない恰好でベッドの柵に手足を縛り付けられた青年と、身動きの取れない青年を好き勝手に責め立てている青年だ。
自由を奪われた姿で抵抗も出来ぬまま一方的に快楽を注がれてみたい。そう告げた青年は頭上に持ち上げた手首と大きく開いて持ち上げた足首をタオルを使ってベッドの柵に短く繋がれ、仰向けの裸体を無防備にさらけ出す姿を強制された。
何をされても拒めない。尖り切った乳首をしつこく吸われ、摘ままれても。丸出しの尻穴を指や男根でめちゃくちゃにほじくり回されても。拘束されただけで興奮と期待を膨らませはしたなく体積を増している男根を休み無く絶頂に追いやられても。手足を使えない青年は受け入れるしか無い。
抑え切れない興奮で更に息を乱しながら、愛しい恋人の欲情の視線をいつも以上に鋭く感じながら、自らが望んだ拘束を施された青年は腰を振って快楽を欲しがった。しかし、その淫乱なおねだりを向けられた青年は、恋人が望むままに抵抗を封じた青年は快楽をねだるその姿に意地悪な心を芽生えさせ、恋人が望む物とは違う快楽を与えた。
それは尻穴に挿入した指で過敏な前立腺を抉り、勃起した男根を舌で優しく容赦無く舐め回しつつも絶頂だけは決してさせない生殺しの快楽責め。責める側が口にした快楽をたっぷりを注いでおかしくなるくらいに喘ぎ鳴かせたいという欲望を満たす責めだ。
「あ…あぁぁっ! イ、くぅっ…イく、イくぅぅんっ…!」
「おっと、危ない危ない」
「あぅぅぅ……や、あぁぁ…!」
震える口で絶頂を伝えると、責める青年は腸内を掻き回していた指をとめ、亀頭を責め立てていた舌を離した。
また絶頂をお預けされた青年は拘束された汗まみれの裸体を苦しげによじらせ、自分の男根の近くで愉しそうに笑っている恋人に向かって一生懸命に絶頂をねだる。
「お、ねがいぃ……もぉ、イかせてぇ…俺、おりぇぇっ……おかひく、なっちまうよぉっ……!」
目から涙を零し、口の端から飲み込めない唾液を垂らし、真っ赤に充血した乳首と射精欲に打ち震えている男根を揺らして青年は哀願を口にする。だが、責める側の青年はまだまだ許しを与えない。ずっとやりたかった意地の悪い責めを、向こうが拘束の上での責めを求めてきたという言い訳に隠れて行えるのだから、もっともっと愉しまなければ損だ。
故に、青年は淫ら極まりない絶頂に対するおねだりを聞いても興奮に掠れた声でそれを否定した。
「まだ、駄目だよ。もっともっと焦らして、君の頭の中が射精する事しか考えられなくなってからイかせてあげる。もちろん指じゃなくて、君が大好きな俺のチンコでね。その方が、君も嬉しいでしょう?」
「あ、あはぁぁ……っ!」
再び指を動かされながら尋ねられた青年は無意識に指と男根の違いを意識し、過剰に高まった尻穴を男根でほじられながら迎える絶頂の悦びを想像してしまった。
「やっぱり、嬉しいんだね。俺の指をお尻がきゅうきゅう絞め付けて、先走りもさっきより溢れてる。こんなにエッチで可愛い反応を独り占め出来るなんて、俺は本当に幸せ者だよ」
「ん、あぁぁ! はひっ、あんっ、あぁぁんっ!」
可愛いと褒められながら、自分と恋人である事を幸せと称され、それと同時に前立腺をぐいぐいと押し上げられた青年の裸体に甘い悦びの電流が駆け巡る。
「ほら、もっと可愛いところを見せてよ。俺が欲しくておかしくなる、可愛い恋人の姿を俺に見せて?」
二人は外が大雪である事も、寒い事も忘れて二人きりの熱く甘い空間にこもり、新しく手を出した性行為の形でよりお互いへの愛しさを確認し合い、疲弊しきって動けなくなるまで淫蕩な時間を仲良く貪っていた。
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