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無慈悲な機械は探偵を休み無い絶頂に追いやる

2017.02.15.Wed.21:30
『探偵君、気持ち良いだろう? 身体の中を埋め尽くすバイブにお尻の穴をほじくられ、性器と睾丸をスポンジ状の素材で作られた器具に振動させられながらじっくりと揉み込まれ、乳首だけでなく全身を柔らかなブラシで優しく擦られながら何度も絶頂に至るのはこれ以上無いくらいに気持ち良くて、これ以上無いくらいに幸せだろう?』
「うぐ…むぅ、ぐぅんっ…!」

顔を横から挟んで固定している器具に内蔵されたスピーカーから耳に流し込まれる声を聞きながら探偵の男は目隠しの下で眉根を苦しげに寄せ、噛まされたボール型の口枷に歯を立てて唸った。
録音された声を、捕まった探偵の状況を再確認させつつ無理矢理に注がれる快楽を幸せな物だと誤認させようとする声を休み無く聞かされ続けてから何時間が過ぎただろうか。視界を奪われ、腹立たしい声に周囲の音を掻き消されている上に機械による無慈悲で甘い快楽責めを施されている状態では、正確な時間など分からない。
探偵に分かるのは、手足を真横に伸ばしたまま動かせないよう二の腕から先と太ももから先を緩み無く柔らかな何かに包み込まれ裸体を無防備にさらけ出す情けない姿で拘束されてしまっている事、探偵自身の甘い悲鳴がすぐ近くで反響している為狭い空間に閉じ込められた上で逃れられない裸体を容赦無く無感情な機械で嬲られている事、そして、自分を苦悶させている者は探偵が依頼を受けて調査を始めようとしていた新興宗教団体を名乗る組織だという事。どれもこれも、探偵を淫猥な責め苦からの脱出へは導けない、役に立たない情報だ。

親戚がその新興宗教団体と関係を持ち始めた為、問題の無い団体か調べて欲しい。依頼を受けた時は何か問題があったら警察の方に情報を送ろうとしか思っていなかったが、団体は親戚繋がりで依頼人にも監視の目を向けており、探偵が依頼を受けた事を知った団体はすでに自分がマークされているなどと欠片も思っていない探偵がのこのこと団体の施設近くへ来た今朝に拉致し、そのままあらゆる自由を奪って途切れ無い悦楽地獄を加え始めた。
目隠しで何も見えない為探偵は裸体を擦るブラシの動きを把握出来ず、赤く充血して尖り切った乳首を不意打ちで擦り上げられて堪らない快感を味わってしまう。尻穴で快楽を感じたくないと思っても、細い器具から少しずつ少しずつ時間をかけて解された尻穴は朝とは比べ物にならない程緩み、今では表面に醜悪なイボを大量に生やした極太のバイブで腸内を引っ搔き回され過敏な弱点である前立腺を乱暴かつ執拗に抉られても悦びを感じ蹂躙するバイブを快楽への感謝を示すようにきゅうきゅうと腸壁で絞め付けてしまう。もう達したくないと思っても、射精したくないと心の内で叫んでも、男根全体をマッサージしながら振動している器具に睾丸を震わされ、竿の裏側を撫でられ、亀頭の穴をほじるように擦られたら我慢しきれず絶頂へと追い詰められ、何度も何度も精液を放出させられてしまう。

失神出来れば拷問のような快楽責めから一時的にとはいえ解放されるのに、快楽責めは終わり無く苛烈さを弱める事も無く断続的に行われていて長い失神は出来ず。射精が出来なくなれば恥辱と屈辱が和らぐのに、ボール型の口枷に繋がれたチューブから口内へと流し込まれる薬品は探偵の男根に吐き出す精液を尽きさせないように促しつつ肉体全体の感度も高めており、探偵は高まる一方の興奮と感度で絶頂の間隔も短くなっていくというのに吐き出す精液は尽きず、拉致されて嬲られていながらはしたなく精液を垂れ流している恥辱と屈辱の事実はどこまでも探偵の心を痛め付けていく。

「うぅーぅっ! ぐぅ、むぐぅぅぅ!」
『さぁ、我慢せずに射精しなさい。気持ち良くなる事は悪い事じゃない。もっともっと気持ち良くなって、人間としての常識も探偵としての誇りも忘れて、ただただ欲望と本能のままに快楽のみを求める生き物になりなさい』
「もぉ…っ! おごぉぉぉぉぉーっ…!!」

録音された憎い声に屈服するようなタイミングで、探偵は射精を迎えた。だけど、探偵の心は悔しさよりも悦びの割合が多くなっており、目隠しと口枷で覆われていても、強化ガラス越しの床下の空間にいる探偵の表情はソファーに腰掛けて探偵の痴態を眺めている男に支配感を与える程に蕩けていた。

「その調子だよ、探偵君。その調子でイきまくって、私の声を聞いただけで発情する淫乱になりなさい。私に苛められて快楽を覚える事を至上の幸福と考える、淫乱で従順な奴隷に…ね」
「うぎゅぅぅぅっ! むふっ…ぶぐぅぅぅー!!」

探偵の耳には届かない事を承知で、探偵の耳に流されている物と同じ声でうっとりとつぶやく男の冷酷な笑みを知る由も無く、哀れな探偵は自分を捕らえた組織のトップである男に無様に身悶えて射精を繰り返す様子を観察されながら、その男の目論見通りの淫乱奴隷に堕ちるまで、男の声と意志を持たない機械の責め苦に絶頂を強要され続けるのだった。





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