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疼きに嬲られ青年は乳首を突き出す

2017.02.01.Wed.21:00
邸宅の自室で眠りに就いていた男が目を覚まし、欠伸を噛み殺しながら身体をベッドから起こす。そして、昼近くを表示している時計を見てわずかに苦笑し、ゆったりとしたバスローブのような衣服をまとった姿でベッドを下りると、耳に入れていた耳栓を左右同時に抜き取りながら先程の苦笑とは違う意地の悪い笑みを浮かべて声を掛けた。

「おはよう、探偵君」

男が朝の挨拶を行う。だが、その挨拶を向けられた探偵の青年は挨拶に対して何も返さない。男を無視している訳ではなく、返したくても返せない。
何故なら、青年探偵の口には男の手で布を使った口封じが施されており、昨夜からずっと言葉を奪われた状況に置かれているからだ。

調査の為に男の邸宅に使用人として潜り込んでいた青年探偵は、人目を盗んで男の自室を調べている瞬間を家具に埋め込んだ隠しカメラに撮影された事がきっかけで正体を暴かれて屋敷内に監禁され、助けを呼ぶ事はおろか身動きすらもままならない拘束を常に裸体に与えられ、辱めを受けていた。
口内に詰め込まれた布と歯に噛まされた白布で口をきつく塞がれ、更にその上から鼻と口を覆う猿轡を装着された青年は呼吸を行う事も思うようにいかず、一晩中か細い呼吸を強いられた。手が自由ならば猿轡など簡単に毟り取れるのに、頭上高く持ち上げさせられた青年の手を背にした円柱に縛り付けている布は青年の手が猿轡を毟り取る事を許さず、腕を万歳のような形で緩み無く固定してしまっている。その腕の拘束は痛みを無視して身体を下に引き続ければどうにか抜け出せそうだが当然そんな事は男も把握しており、男は腕の拘束を自力で解く可能性を大きく減らし暴れる事も不可能にする為にと、青年の左右の足も円柱に布を幾重にも巻いて縛り付けてしまった。

言葉と、手足の自由を布に奪われた青年探偵は、もはや思い通りの行動は何も出来ない。
あらん限りの大声を出して邸宅の近くにいる者に救いを求めたくても求められず、視界に入っている室内の電話を利用して外部に連絡を取りたくても取れず、無防備にさらけ出された自身の裸体に加えられた非情な仕打ちによる苦悶を軽減したくても軽減出来ない。
男が寝る前に筆でたっぷりと塗り込まれた淫薬の効果で気が狂いそうなくらいに疼いている左右の乳首を慰めたくても、手が届かない青年では触れる事すら叶わず、青年はただただ淫薬を塗り込んだ張本人に救いを求め、裸体をくねくねと惨めに躍らせながら耳栓を付けて眠ってしまった男に向かって猿轡ごしに悲痛な呻き声を上げるしか無かった。

到底眠れない拷問のような乳首の疼きの中一晩身悶え、必死に許しを請うていた青年探偵はようやく目を覚ました男を潤んだ目でぼんやりと見つめながら弱々しく唸り、硬く尖り切った真っ赤な乳首を一生懸命に突き出している。
声が出せないなりの自尊心をかなぐり捨てた青年探偵の可愛らしいおねだりに鬼畜な男は口元を歪め、汗ばんだ青年の裸体を撫でながら尋ねた。

「どうしたの? 何かして欲しいのかい?」
「ん、ふっ…ふぅ、うぐふぅっ…」

乳首を中心として広がっていた淫らな欲望に張り詰めていた身体を指先でくすぐられ、青年は電流のように走る悦びに柱に括られた裸体をビクビクと跳ねさせた。
過敏になっていた肌を撫でられるだけで、気持ち良い。でも、足りない。全然足りない。
脇腹を、脇の下を、首筋を、耳を、内股を、ふくらみ始めた男根を撫でられて気持ち良いけれど、疼きに疼いている乳首を弄ってもらえなければ欲望は萎まない。故に、青年は甘く身を震わせ喘ぎ交じりの呻きを漏らしながらももっともっとと乳首を突き出し、淫猥な自己主張を男に行った。

「もしかして、乳首を弄って欲しいのかい?」
「んっ、んぅっ!」

肯定を示す為に、青年探偵は首を縦に振る。誇りを忘れ、欲に溺れ、乳首への刺激を欲して首を縦に振る。
しかし、残酷な男は必死になって乳首への責めをねだる青年の様子を見て黒く笑うと、身体を撫でる手を離して信じられない言葉を放った。

「そんなに昨夜のお薬が気に入ったんだね。なら、また筆で塗り込んであげるからちょっと待っててね」
「っ…!? んぐ! むふぅぅぅ!」

今よりも更に乳首を疼かされる。その危機を理解した青年は半狂乱になって拒否の唸りを上げたが、男は拒否の唸りを都合良く解釈するのみだ。

「そんなに急かさなくても大丈夫だよ。今日は私は家にいて、この後一日中君の乳首にお薬を塗ってあげる事も出来るんだからさ」
「むぐっ…ふ! ふぅ、んむぅぅぅーんっ……!」

捕らわれた青年探偵のくぐもった絶叫は次第に甘さと崩壊の色を濃くしながら、満面の笑みで筆を操る男の自室にその日一日中響き続けていた。





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