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外道は痒みで狂うまで苦しめられる

2016.11.15.Tue.21:00
「お兄さーん、いつまで寝てるの? そろそろ起きなよ」

窓の無い部屋に、起床を促す声が響いた。そして、その声の直後、声の主が逆さにしたバケツから落下した水が立てる音と、水を顔面に浴びせかけられ無理矢理に眠りから引きずり出された青年が発する驚きの声が生まれた。

「ぶ、あぁっ!? ぷあ、は…えほっ、げ、はっ…!」
「おはよう、お兄さん。よく寝てたね」

水の冷たさと突然の衝撃、加えて寝起き故に思考がぼやけている青年の目に飛び込んできた光景。それは、夜の街で自分に声を掛けてきた少女の笑顔と、少女の後ろに立つ男達の姿が上下逆になった光景。異常さに困惑し、細かい理由は無くとも本能で危険な状況である事を察知し、青年は無意識に眼前の少女と男達から距離を取ろうと身体を動かした。
だが、動かそうとした身体は全く思い通りに動かなかった。それもそうだろう。青年の肉体は少女に気を取られている隙に男達の手で気絶させられ、意識を失っている間に身に着けていた衣服と拘束具を交換されて一糸まとわぬ裸体で自由を奪われてしまっていたのだから。
首に施された黒の首輪と、左右の手首に施された黒革の枷を短い鎖で繋がれていた青年は、手を鎖の長さより遠くへ伸ばす事を禁じられている。この為、青年は自らの手で膝を抱えて胴体に引き寄せた体勢を強いられてしまっている。その上、抱えさせられた足の足首に巻き付けられた枷は足を肩幅に開いたまま床の金具に手の物よりもさらに短い鎖で繋がれており、これらの拘束により青年は丸出しの恥部が良く見えるよう壁に腰を預け、恥部を手で隠せないよう動きを制限され、足を閉じる事も許されずにあらゆる抵抗を封じられた無様な格好へと追いやられている。

もはや、逃げられない。何をされても受け入れるしか無い。生命の危険さえも見える状況だ。しかし、青年は持ち前の愚かさ故に怯えを全く抱かず、笑う少女の顔に向かって怒りの言葉を吐く。

「っ…このアマ! これは一体どういうつもりだ!?」
「ふふっ…やっぱり、俺が男だって気付いていなかったんだね。そうやって見た目だけ見てたぶらかして、俺の…姉貴と同じように! たくさんの女の人を馬鹿にして、人生を滅茶苦茶にしてきたんだろ!?」

女物の衣服を着た少年が放つ言葉で、少年が背後の男達に気遣いの視線を向けながら放った言葉で、青年はこれが自分が行ってきた行為に対する復讐だと理解した。
…理解しておきながら、青年は。自身の行為に欠片も罪の意識を抱いていない外道の青年は、少年の激昂を加速させる台詞を口にした。

「んで? 俺を捕まえて仕置きでもする為にその格好をしたのか? そんなブチ犯して滅茶苦茶に喘ぎまくらせたくなる恰好を?」
「…! ふざけんなぁぁっ!!」

怒りで我を忘れた少年が、右の拳をせせら笑う青年の顔面に振り下ろそうとする。けれど、その拳は届かなかった。様子を見ていた男の内数人が振り下ろされる右の拳をとめていたからだ。

「離して下さい! こいつは…こいつは…っ!!」
「分かってるよ。でも、最初に話しただろ? こいつをとっ捕まえる為に気を引くのが君、直接罰を加えるのが俺達って」
「そうそう、こいつは君が直接手を下す価値なんて無いよ。俺達がたっぷり苦しめてあげるから、君は落ち着いて深呼吸して、こいつの情けないところを愉しんでくれ」

少年の怒りとは真逆の、冷たい怒りに満ちた声で少年になだめの言葉を向けつつ、少年に寄り添っていない男達は壁際で拘束した青年を取り囲み、冷え切った瞳で青年を見下ろした。

「へー、おっさん達が罰を加えてくれんの? こえーなー、俺どうなっちまうんだろ」

未だにへらへらと笑い軽口を叩く青年に、男達は黒く微笑んで返す。

「ん? 気が狂うまで、その姿のまま苦しみ続けてもらうよ」
「は? おもしれー、じゃあやって見せてくれよ」

青年のその言葉を切っ掛けにして、男達は素早く動き出した。
二人がかりで尻を広げ、わずかな身じろぎも許さぬよう数人がかりで裸体を押さえ付け、左右に広げさせられしわまでもが良く見えるようになった尻穴に、何の躊躇いも無く注射器に似た器具の先端をつぷりと潜り込ませる。

「うひぃぅっ!?」

予想を越える男達の手早さと尻穴への違和感に間抜けな声を上げる青年。注射器状の器具を持った男は青年の反応から違和感はあれど痛みは感じていない事を把握し、憎い青年を一瞬睨み付けた後笑顔に戻し、器具の底を親指で押して器具内の液体を青年の腸内に注入し始めた。

「さぁ、苦しみなさい。私達の前で、彼の前で」

減らず口を叩く余裕も無かった。

「あっ、がぁぁぁぁっ!? か、ゆいぃ!? ケツの中、かゆっ…がゆいぃぃぃぃっ!!」

腸内に流し込まれた即効性の薬品が生み出す強烈な痒みに襲われ、青年は拘束と男達の手に制限された裸体をガクガクと悶えさせる。
思わず痒みを紛らわす為に尻穴を弄ろうとして手が股間に動くが、もちろん届かない。溢れ出る絶叫も、抑える事が出来ない。

「は、が…あぁぁ! か、ゆい、がゆい! ケツ穴、痒い! 痒いぃぃぃぃぃーっ!」
「どうだい? 殴ってすっきりするのと、情けなく泣き喚く様子をじっくり観察してすっきりするのと、どっちが良い?」

呼吸も感情も落ち着いた少年に、男が尋ねる。少年は先程まで命を奪いたいと思うまでに怒りを覚えていた青年が悶え苦しみ、歪んだ悲鳴を上げる姿を少し離れた場所から眺めながら満足そうに笑って応えた。

「こっちの方が…良いですね。こいつのプライドも、ふざけた態度も、何もかもを壊してやれる」
「分かってもらえて良かったよ。それじゃあ、後で君にはこいつを捕まえるのに協力をしてくれたお礼として、こいつの口を塞ぐ役割をさせてあげる。こいつ自身のパンツを口に突っ込んで、テープで栓をして、痒みと息苦しさに唸りながら苦しみ抜くこいつの表情を全員でたっぷり観察しよう」
「はい…愉しそうですね」
「あぁぁ!? 入れる、なぁっ! もぉ、入れないれぇぇーっ! 痒いの! もぉ痒いからぁぁぁーっ!!」

痒み薬を追加で尻穴に注入される青年への復讐は、まだ始まったばかり。
青年の理性がどう足掻いても解消されぬ痒みで粉々に壊される復讐という名の拷問は、まだまだこれからが本番だった。





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