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甘くて淫らな復讐計画

2016.11.11.Fri.21:00
「っ…や、めろぉぉっ! 離せ! 離せぇっ!!」

薄暗い地下室で、一人の男が焦りのこもった声で叫びながら必死で暴れている。しかし、地下室中にうるさいくらいに反響する声の勢いとは裏腹に、男の動きは求める結果を生めない。
どんなに必死になっても、相手が十数人の男では力で勝てず、男は抵抗虚しく細長いベッドの上に仰向けで押し倒され、ベッドの両脇に金属製のパイプを組み合わせて作った台に手首と足首を、衣服ごと黒いガムテープでぐるぐる巻きに縛り付けられてしまった。
手も足も、横に大きく開かされたまま動かせない。当然、男は逃げ出す事はおろか抵抗も封じられ、寝かされたベッドの上から下りる事も禁じられた。誰がどう見ても男が不利で、危機的な状況にある。だが、男は気を強く持ち、拘束された手足を自由にしようと身をくねらせながら自分を拘束した男達に向かって鋭く吠えた。

「今すぐ…外せっ! こんな事をしても、後でお前らが苦しくなるだけだぞ!?」

男の声に、男達は何も返さない。ただにやにやと笑い、無様に自由を奪われた男を眺めるだけだ。
その男達の様子に歯噛みし、男は再び、叫ぼうとして口を開いた。が、発そうとした言葉は出なかった。男の顔の近くで男を見下ろしていた一人が、口が開く瞬間を狙って素早く右手を動かし、開いた口に硬く丸めた白の布を無理矢理に押し込めてきたからだ。

「うむぅぅっ!? ぐ、ふ! うー! うぐぅぅぅ!!」

いきなり口内に入れられた布に驚き、男は意味の無い声を出して布を吐き出そうとするが舌の力では押し込む指の力に到底敵わず、口内の布を吐き出せないようにさせるガムテープの栓を拒もうとしたくても顔を数人の手で固定されては逃げられず、男は手足だけでなく口までをも制限されてしまった。

「うぐぅぅぅ! む…ふぐっ! んーんっ! んむぐぅぅぅ!」

あらゆる自由を奪われ、さすがに表情を怯えで強張らせた男は、無我夢中で唸りつつ身をくねらせてもがいている。
そうしてもがく男を取り囲み、笑って眺めていた男達は、しばらく情けない男の姿を愉しんだ後意地の悪い口調で男に話しかけた。

「刑事さんも、こうなっちゃ無様なもんだなぁ」
「どうだい? 昔自分が捕まえた悪人共に捕まって、縛り上げられた気分は?」
「うぐぅぅぅぅぅーっ!!」

最悪に決まっている。それを伝える為、刑事の男は不快感を含んだ唸りを悪人の男達にぶつけた。

「そうかそうか、嬉しいか。んじゃ、もっともっと、刑事さんを悦ばせてやるよ」
「むぐぅぅっ!?」

悪人が、ポケットからナイフを取り出し、刑事の衣服を何の躊躇いも無く切り裂く。それも一人だけではなく何人もの悪人が、ナイフで刑事の衣服を無惨に切り裂いていく。

「ふぶぅぅ! うー! うっ、んんっ! ぐふぅぅ!」

目の前で衣服が布の切れ端に変わっていく様をどうする事も出来ずに見つめ、ナイフのせいで暴れる事さえ出来ずにガムテープに包まれた手首付近と足首付近以外の衣服を毟り取られた裸体にされた刑事の男は、唸る事をやめナイフを握った悪人達を抑え切れぬ恐怖に歪んだ顔で眺めている。そんなすっかり怯え切った刑事に悪人達はクスリと笑い、ナイフを部屋の端に捨てながら言った。

「安心しろよ、殺しなんてしないさ」
「そうそう、俺達ゃ、刑事さんを幸せにするために集まったんだぜ?」

言いながら、悪人達は先程までナイフを握っていた手でプラスチック製のボトルを握り、そのボトルの中身を、粘性を持った透明な液体を、自らの手に広げていく。
そして、すっかり粘性のある液体に塗れ、明かりを受けててらてら光る状態となった手を用意すると、悪人達は無防備な刑事の裸体を一斉に、心地良さを感じる強さと巧みさで撫で回し始めた。

「むぅ、ふ…うぐっ、ぐ、ふぶぅぅ…んっ!」
「気持ち良いだろ? 刑事さん」
「チンコ、ふくらんできてるな。ここも弄ってやるよ」
「んも!? お、ほぉ! うぶぉぉぉ…っ!」

意に反して硬く勃起していた男根をぬるぬるの手で扱かれ、刑事は困惑と快楽から声を上げる。男根への刺激だけでも堪らないのに、全身を同じぬるぬるの手で責められているのだから、快楽を拒否する事など出来ない。刑事は相手が自分を逆恨みして拉致した悪人だとちゃんと分かっていても、卑劣極まりない状況だと自分に言い聞かせても、思考が霞む程の甘美な悦楽を感じてしまう。

「んっ、んふ、ふぅ、むぐぅ…!」
「刑事さん、感じやすいね。もう顔が蕩けてきてるよ? 乳首もカチカチだ」
「ケツマンコも指で入り口を撫でる度に、可愛くヒクついてるぜ?」
「チンコも俺の手の中でビクビク跳ねちゃって…もう、イっちゃいそうだな?」
「うぅ、むふぅぅぅ…っ…!」

刑事の男を捕らえ、拘束し、快楽調教を施して従順な雄奴隷へと堕とす復讐計画。
それは、刑事が予想をはるかに超えて快楽に弱かったという計算外の事象を迎えながらも開始され、刑事の男は刑事としての誇りがどうでも良く感じられる程に甘く幸せな刺激の波に苛まれつつ、悪人達の計画以上に従順でかつ淫乱な雄奴隷へと、自らの意志で堕ちていくのだった。






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