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スパイは愛情調教に鳴き叫ぶ

2016.11.08.Tue.21:00
「スパイさん、ただいま。良い子にしてたかい?」

社長としての仕事を終わらせて帰り、自室に戻った私は帰宅の挨拶を口にした。だが、当然返事は無い。私が挨拶を向けた相手であるスパイの男は、頭部に被せられた麻袋の上から布を口に噛まされ、言葉を発したくても発せないようにされているのだから。

「うっ! むぅ…ふぅ!」

頭部に被せられた麻袋の視界を塞がれ、噛まされた布で口を塞がれたスパイは私が帰って来た事に気付くと衣類を剥ぎ取られた裸体をビクンと跳ねさせ、靴音を立てて近付く私から逃れようとしてじたばたと暴れている。けれど、そんなスパイの動きは何の意味も無い。しなやかな筋肉に覆われたたくましい肉体を持っていても、厳重な拘束はカチャカチャと鳴るのみで決して外れはしない。
スパイにブリッジをするような体勢を強いている、両手首と両足首を床に置いた重しに短い鎖で繋いでいる革製の枷と、腰に巻いたベルトと天井から吊るしたフックを繋いでいる長い鎖は、スパイが唸りながら必死になってもがいても変化を見せず、スパイはただただ逃れられない裸体が情けなくくねる様子と、未だに心が折れていないスパイが脱出を求めて気丈に頑張る様子と、私が出掛けている間中ずっとたっぷりと塗り込まれた淫薬が生む熱に責め立てられていた男根が先走りを飛び散らせながらひょこひょこと揺れ動く様子で自分を拘束した張本人である私の目を愉しませる事しか出来ない。

「良い眺めですねぇ。美しい肉体を持つ貴方が苦しげに悶える姿…とても、興奮しますよ」
「むぅ! ぐふぅぅっ!」

褒め言葉を口にすると、抗議と怒りの色を含んだ唸り声が返ってきた。おそらく、このスパイの男は私に痴態を笑われ、嘲られた事に対して反発を見せたのだろう。鏡を見ずとも自分で分かるくらいに恍惚とした私の表情と、ズボンを内側から押しあげて限界まで張り詰めている私の男根が見えていないのだからそういう反応を見せるのも仕方ない。
嘲りの意思は無く、侮蔑の意図も無く、私は本心からスパイの姿に美しさと興奮を抱いている。家に使用人として訪れた日からずっと惹かれていた相手の淫らな様に、欲情を覚えない方がどうかしている。
故に、男の正体がスパイだと分かった時に私は驚きと落胆以上に悦びを感じた。スパイなら、捕らえ、監禁し、尋問と称して調教を違和感無く加える事が出来る。二度と私から離れられないよう心も身体も躾け、愛しいペットとして飼う事も出来る。

その為に、今日は首輪を買って帰ってきた。今日使った物より強力な効果を持つ淫らな薬品を買って帰ってきた。今使っている物より複雑で大掛かりな拘束の為の器具を注文してきた。大小様々な形状を持つ淫らな責め具を買って帰ってきた。
私は荒くなる自身の呼吸を抑えようともせず、カバンから責め具の一つを、マッサージ器に似た形をした電動の器具を取り出す。そして、その器具を淫薬の影響でこれ以上無く過敏になっているスパイの睾丸に下から押し当てながら、言った。

「もっともっと、淫らに苦しむ姿を見せて下さい。このたくましい身体が快楽に屈して、淫乱に堕ちていくところを…私だけに全て見せて下さい」

私はスパイが困惑の唸りを上げるよりも早く、責め具のスイッチを最強と示された位置にまでスライドさせた。器具の丸みを帯びた部分が激しく振動し始め、睾丸と男根だけでなく尻穴付近までをも振動させ、発生した快楽はスパイの塞がれた口から甘さを含んだ絶叫を引き出し、拘束された裸体を小刻みに痙攣させる。

「んんむぅぅぅぅぅーっ!? お、ごぉっ! あぉ! んむぉぉぉぉぉぉぉーっ!!」

男根を振り回し、ガクガクと身悶え、甘く鳴き叫ぶスパイの淫猥な痴態を堪能しながら、私は誰にも邪魔されない愛情に満ちた調教の日々が始まった幸せをじっくりと噛み締めていた。





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