FC2ブログ

男は青年を甘く責め立てて情報を引き出す

2016.09.02.Fri.21:00
「あ…おぉ……っ」

長い眠りから目を覚ました青年が最初に感じたのは、頭に走る鈍い痛みと重さ。そして、次に青年が感じたのは肉体の自由を奪う過剰なまでに施された拘束の感触だった。
視界を黒色で塞がれて見る事を禁じられた青年に、今の自分の状態は分からない。視界を塞ぐその黒が自身の頭の天辺からつま先までを隙間無くぴっちりと包み込んでいる全身スーツの色の光沢を放つ黒である事も、口を大きく開けさせた状態で固定しているスーツと一体化した開口具に透明なチューブが繋がれている事も、大の字で仰向けに寝かされた肉体が台の上に取り付けられた十何本もの革ベルトによって厳重に縫い付けられ、顔を振りたくても振れないよう顔を左右から柔らかな黒色のクッションで押さえ付けられている事も、分からない。
青年に分かるのは、自分が捕獲されてしまった事実のみ。ここがどこかも、周りに誰かがいるのか誰もいないのかも分からない。
拘束からの脱出を試みるにも、情報がいる。近くに誰がか、もし自分を捕らえた者がいるなら、拘束を解こうとして暴れるのは愚策でしか無い。
故に、青年は耳に意識を集中させ、周囲の音を聞き取ろうと努め出す。が、そんな青年の耳に飛び込んできたのは予想外の音だった。

『おはよう、スパイ君。気分はどうだい?』
「うぐぅ…っ?」

青年の正体を暴きながら具合を意地の悪い口調で尋ねる男の声は、青年スパイが考えていたよりもはるかに大きくかつ機械を通した物だ。
その聞こえ方で、青年スパイはすぐに声が自分の耳のすぐ近くで、顔を左右から押さえ付けているクッションから発生している事に気付いた。もちろん、それが分かったところで何の意味も無い。同じ部屋にいながらマイクを使ってクッション内に仕込んだスピーカーに声を送っているのか、はたまた別の部屋でモニターを眺めながらマイクを通して語りかけているのかは、知りようが無いからだ。
自分の居場所を把握させないまま青年の素性を一方的に把握し、圧倒的に有利な立場で語りかけてくる男。そんな男は、悔しげな吐息を漏らしながら台に繋がれた身をよじらせる青年を眺めて笑み、再度、マイクごしに語りかける。

『スパイ君、自分の立場がどうなっているかは分かるよね? ○○に潜入した目的と雇い主を白状すればひどい目に遭わなくて済む事も、白状しない事を選んだらどうなるかも、分かるよね?』
「っ…!」

誰が効いても明らかな脅し文句。遠回しに苛烈な尋問を加える可能性があると示す言葉。

『どう? 白状してくれるかな? 出来れば私もひどい事はしたくないんだけどね』

柔らかな声色で言い、男は青年スパイに屈服を促す。しかし、青年スパイは誘いに乗らず、続けて放たれた男の言葉にも反応を示さずに拒否の意思を込めた無言を貫いた。
しばらく無言の青年スパイに男が声をかける状況が続き、無駄だと気付いた男がわざとらしくため息を吐く。

『それじゃあ、仕方ないね。不本意ではあるけど、スパイ君には情報を白状したくなるまで…苦しんでもらう事にするよ』

男は言い終わると同時に、マイクを可能な限り近付けてスイッチを押した。カチリ、というスイッチ音に青年スパイは身構え、襲い来る刺激を覚悟していた。
青年スパイは、程無くして訪れた刺激に悲鳴を上げた。全く予想していなかった方向の悲鳴を、肉体を襲う痛みではなく、快楽によって引き出された甘い悲鳴を。

「あぉぉぉぉぉーっ!? お、ほおぉぉ! あー、あがぁぁぁーっ!!」

身体中をぴっちり覆うスーツに内蔵された機械が、身動きの取れない青年スパイの性の弱点を容赦無く責め立てる。左右の乳首を、男根を、尻の谷間と谷間の奥で息づく尻穴を小刻みに振動させられた青年スパイは拘束された身体をめちゃくちゃに暴れさせ、暴力的な快楽から逃れようとするが、当然逃げられない。
考えてもいなかった刺激での尋問に、激し過ぎる快楽を使った性尋問に悶え鳴く無様な青年スパイを目を細めて観察する男は、早くも絶頂寸前の状態になっている青年に向かって残酷な言葉を浴びせかける。

『気持ち良いかい? でも、こんな物じゃないよ? 身体への責めが始まると同時に君の口に取り付けたチューブから強力な媚薬のガスが流れ出しているから、これからどんどん気持ち良くなっていくよ? 僕が一時間後に戻ってきて、もう一度情報を聞きに来る時までスパイ君の正気が残っていたら…その時は良い返事を頼むよ』
「あがぁぁぁ!? あー、おぉぉ! あぉ、ほぉ! あぁぁぁぁぁーっ…!!」

男が立ち去ってしまった事実に絶望し、喘ぎ交じりの絶叫を上げる青年スパイ。その悲痛に声を上げ、肉体を痙攣させる青年スパイの様子を、男はスイッチを切ったマイクの前でじっくりと眺め、スーツの下でガチガチに勃起した青年の男根が快楽に耐え切れずに射精を迎える淫らな光景を、台に繋がれた肉体を無我夢中でもがかせる姿を、壊れゆく理性の中で助けを求めて意味をなさない声を上げる青年を、心の底から満喫していた。





↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村
blogramで人気ブログを分析


B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓




















ゲイ向け野郎系コミック、電子書籍のダウンロードショップ - DLsite G


我ら発情出勤課
関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示