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刑事は青年の手中に堕ちる

2016.08.29.Mon.21:00
「あと六分だよ、刑事さん。あともう少し出さずに我慢出来たら解放してあげるからね」
「うぐあぁぁっ…むう、ぐふうぅっ」

余裕たっぷりの青年に対し、自分を拉致した悪人の青年に対し、刑事の男は赤のギャグボールに塞がれた口で唸り声を返す。それは怒りの唸りではない。懇願の唸りでもない。ただ単純に、快楽で甘く歪んだ悲鳴の唸りだ。
一時間が過ぎるまで快感に耐えて、尻穴に挿入したアナルパールを落とさなければ解放してあげる。
一人掛けソファーに裸体で乗せられ、両手首と両膝に巻き付けられた黒革の枷と天井の金具を両手と両足を限界まで持ち上げた状態を強いる長さの鎖で繋がれて身動きを封じられ、言葉を奪うギャグボールと視界を奪う黒布の目隠しを施された刑事に選択権など無く、快楽を注がれながら尻穴の異物を一時間くわえ込み続ける一方的なゲームの提案を刑事は青年への悔しさと怒りを抱き目隠しの下で青年を鋭く睨みながら仕方無く受け入れた。
淫らな責め具を使った容赦の無い快楽に予想をはるかに超えた苦悶を味わされ、青年への怒りはおろか刑事としての誇りを保つ余裕も無くして必死に尻穴の異物を吐き出さないように堪える状況になるなど全く考えないまま、強気な態度で青年の提案に乗ってしまった。

「うぅーぅっ! んも、むぉ、おぐぅぅぅ!」

その結果が、今の甘い地獄だ。左右の乳首を挟んでいるクリップ型のローターは、硬く尖った乳首を振動させて抗えない快楽を刑事に与えている。男根の先端と竿の部分をすっぽりと包み込むコンドーム型のローターは、雄の性の弱点である男根をまんべんなく震わせ、堪えようも無い連続での絶頂を、ローター内部に収まり切らず男根を伝って溢れ出す程の淫液の分泌を強制させている。
その二つだけでも汗まみれの裸体がソファーの上で無様に痙攣し、理性が焼き切られてしまいそうなくらいの快感を生んでいる。なのに、刑事はそれらの快楽に溺れる事も許されず、目隠しの下で目を見開きながら、歯が割れんばかりの力でギャグボールに噛み付きながら、尻穴のアナルパールを放出しないように意識しなければならないのだ。

「ふぅぅー! うぐっ、うぎゅぅぅ! んもっ、ふむおぉぉ!」

一時間経つまで尻穴の物を出さなければ解放する。それは逆に言えば出してしまったら、まだこの甘い苦しみが続くという事だ。
それだけは、嫌だ。これ以上絶頂をさせられたら、心も身体も快楽に蝕まれておかしくなってしまう。
刑事としてではなく男として、更に言えば生き物として恐怖と危機を覚える刑事の男は、無我夢中で尻穴に力を込め、球が連なった淫具を離さないよう絞め付ける。
目隠しで正確には見えていないが、二、三個程の球が絶頂の衝撃で尻穴から飛び出してしまった事は記憶している。あと何個が体内に残っているかは分からない。けれど、五十分弱行われた快楽責めで疲弊した肉体は一個吐き出したら連鎖的に残り全てを吐き出してしまいそうで、それを恐れる刑事の男はもう一個も出すまいと、必死に耐えていた。

「はい、残り五分だよ。今からラストスパートに耐え切れたら解放だよ。頑張ってね」
「うむ…? ふ、ぐぅ!」

快楽でぼやけた思考でも感じ取れた、青年の言葉に潜む意地の悪い響き。その意地の悪い響きの意味に刑事が考えを巡らせるよりも先に、青年が動いた。
今まで淫具の責めに身悶える刑事の痴態を眺めるだけだった青年が自らマッサージ器のような淫具を手に取り、先端を刑事の睾丸に押し当てた状態で何の躊躇も無く、振動を最強に設定して駆動させたのだ。

「あぐぉぉぉぉぉぉーっ!? おむっ、もぉ! おごぉぉぉぉぉーっ!!」
「あーぁ、早速一個出しちゃって。この調子じゃあと五分持たないよ?」
「あぶっ、ふっ、むぐふぅぅ!」

ぶぽっ、と淫猥な音を立てて大きな球をひり出した刑事の尻穴を見つめ、手にした淫具で刑事の睾丸をぐりぐりと押しながら青年が指摘する。すると、その指摘を受けた刑事ははっと我に返り、再び尻穴に意識を集中させて球をあと五分どうにかして留めようとする。

「刑事さん、頑張れ。出したらまた最初から一時間だよ」
「うーっ! ふぅ、はぶぅぅ! うむぁぁぁぁぁーっ!!」

口から唾液を零して絶叫する刑事は、重要な事を忘れていた。
目が見えない以上時間を計るのは青年であり、刑事自身がどれくらいの時間が過ぎたか考える事など出来ない状態である以上、一時間が経ったかどうかを正確に伝えるかは刑事を嬲って愉しむ悪人の青年の良心にかかっているという事を、忘れていた。

「んぅぅぅーっ! ふぎぃぃっ! はー、はぁー! ふぶぅぅぅぅぅ!」

完全に青年の手中に堕ちた刑事の男は、永遠に訪れない解放の時が来ると信じて、快楽に耐えながらアナルパールを絞め付け続けていた。





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