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完璧な青年は蜘蛛の巣に絡め取られる

2016.07.14.Thu.21:00
透き通るように白く、しなやかな肉体。女だけでなく同性の男さえも目を見張る中性的で美しい顔立ち。肩まで届く艶のある黒髪。生まれの良さ故に持ち合わせている教養と優雅さ。どこを取っても、その青年は非の打ちどころが無く完璧だ。しかし、青年は今、自分がそれらの要素を持っている事を心の底から悔やんでいる。全て無かったら良かったのにと、心の底から本気で思っている。
全て無ければ、自分を狙う者達が多く現れ気苦労に追いかけ回される日々も訪れなかったのに。全て無ければ、自分を手に入れる為に手段を択ばない卑劣な男の計略で、父と母が失脚させられる悲劇も生まれなかったのに。全て無ければ、これ以上父と母に迷惑と危害が行かない為にと、涙を流す二人に別れを告げて家を去り、憎い男の元へと身を寄せる道を選ばなくて済んだのに。全て無ければ、満面の笑みを浮かべる男に自らの手で衣服を脱がされた裸体に、やたらと時間をかけた縄の拘束を施され恥辱の体勢を強いられる事も無かったのに。

青年が施された縄の拘束、それは男が青年の為に麻縄を組んで用意していた蜘蛛の巣状の拘束台だった。
男の部屋に入った瞬間目に飛び込んできた縄製の蜘蛛の巣に、青年は思わず駆けて逃げ出そうと考えた。けれど、そんな事をしたら父と母に男がどんな計略を加えるか分からない。恐怖に震えて逃亡を考える本能を、青年は自分がもう男には逆らえない状態にあるんだという屈辱的な事実を頭の中で噛み締める事で押さえ込み、男の命令を抗わずに受け入れて一糸まとわぬ裸体となり、蜘蛛の巣に背中を向けて男が与える裸体と蜘蛛の巣を繋ぐ縄を唇を噛み締めながら受け入れた。
床に着いている右足は、足首とふくらはぎ、膝と太ももの辺りを縄で縛り付けられ足を持ち上げる事も不可能にされた。男に持ち上げさせられた左足は、足先が腰とほぼ同じ高さに来る位置で右足と同じ個所を縛り付けられ、男根と恥ずかしい下の口を男の視線から守りたくても一切守れない状態にされた。そして左右の手は顔の横の位置から動かせないよう、手首と肘と二の腕を縛り付けられ。身をよじって拘束を解く事も許さないよう首や胸部や腰も、縄で蜘蛛の巣に縛り付けられてしまった。
元々抵抗なんて出来ない青年の自由を厳重に奪い、嫌でも恥辱に苛まれる格好にさせた男は、ようやく手に入れた美しい青年が蝶の如く蜘蛛の巣に絡め取られている様を眺めて興奮の色を滲ませた笑顔を見せ、青年に更なる辱めを、性の辱めを加えた。
無抵抗の青年を苛烈に責め立てて無理矢理快楽を極めさせる辱めではなく、もどかしさを覚える緩い刺激を全身にまんべんなく加え、より強い快楽を青年自身が求めるように仕向ける、焦らしの辱めだ。

「あぁっ、く、ぅ…っは、ひ、んあぁぁ……!」

こんなの嫌だ。青年は間違い無くそう感じている。だけど、身体は男の策略にまんまと嵌まり、もどかしい刺激で焦らされる苦悶に耐えかねて疼き、もっと気持ち良くなりたいと自己主張してしまっている。
男の指で転がされた左右の乳首は、青年の白い肌に良く映える程真っ赤に充血してピンと尖り、転がされるだけじゃ足りないと叫んでいる。絶頂寸前で何度も何度もおあずけを繰り返された男根は、硬く勃起したまま射精する事も萎える事も出来ずに先端から透明な蜜を垂れ流し、男の部屋の床に淫らな染みを作り出している。男の指で丹念に解され、粘膜を擦られる悦びを知ってしまった尻穴は浅い位置を触られるだけじゃ嫌だと言わんばかりに内部を蠢かせ、青年に自分の淫らな反応を思い知らせている。

「あ、うぁ…も、やらぁっ……やめへ、や、めぇっ」

このままじゃ、おかしくなる。嫌だと思う心も忘れ、快楽が欲しいと思う獣欲に支配され、身も心も男に絡め取られてしまう。自身の陥落を恐れ、青年は舌足らずな口調で責めの終わりを望んだが、男は責めを終わらせない。
何故なら、男が欲している物は青年が恐れる淫らな陥落であり、逃れられない青年を散々焦らし堪え切れなくなった青年に自ら快楽をねだらせる事がこの責めの目的だからだ。

「あぁ、きもひぃ…気持ち良いの、いやぁ! ゆりゅひて、ゆりゅじ、で…ぇ!」

男の手で男根を扱かれる悦楽で蜘蛛の巣に繋がれた裸体をビクビクと痙攣させながら、青年は男に許しを求める。もちろん、許しを求める悲痛な声を聞いても男は許しを与えない。よがり鳴く青年を観察しながら手を動かし、青年が堕ちる時を早めるだけだ。
卑劣な男に捕らわれ、蜘蛛が巣にかかった獲物を糸で雁字搦めにするように決定的な瞬間を伴わない焦らしの快楽で心と身体を雁字搦めにされる哀れな青年が十数回目の絶頂のおあずけで発する濡れた悲鳴は男の屋敷内に反響するだけで救いには結び付かず、麻縄の蜘蛛の巣が立てる軋む音と共に男の耳を愉しませ、青年を絶望へと追いやっていた。






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