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白い飾りはせわしなく揺れ動く

2016.05.29.Sun.21:00
男の頭の後ろまで持ち上げられた左右の手首に巻き付けられた黒革の枷は、同じ黒革の首輪の後部に付いている金具に短い鎖と小さな南京錠を使って繋がれてしまっている。顔のすぐ横の位置から離す事も下ろす事も出来なくさせられている肘に装着された枷から伸びた数本の鎖は、檻の天井の金具と鉄格子の高い位置に厳重な鍵を使って遊び無く結合され、男に座る事はもちろん、上半身を前後に倒す事さえも禁じてしまっている。
そして、男の太ももや、膝や、すねや、足首に施された枷から伸びた鎖達は上半身と同じようにして檻の鉄格子低い位置や床の金具へと厳重に結合され、男の足をがに股で開かせたまま閉じる事も持ち上げる事も封じてしまっている。

檻に入れられただけでも人間としての尊厳が傷付けられる屈辱的な仕打ちだというのに、それに加えてみっともない体勢のままで肉体を拘束される屈辱を与えられた男。そんな男は、どうにかしてこの状況から逃れようと必死になってもがいているが、その行動は一向に報われない。
どんなに暴れても頑丈な鎖は解けず、男の必死のもがきを嘲笑うかのように冷たい金属音を立てるだけ。自由を奪われた男の手は自身を閉じ込めている檻の鉄格子にすら触れられず、大きく開かされた足は閉じられず、鍛え上げられたたくましい肉体に無理矢理着せられた不釣り合いなバニーの衣装の飾りが頭部でぴょこぴょこと揺れるのみだ。

「く…うぅ、はっ、はぁっ…!」

白くてふわふわなウサギの耳の飾りと、嫌でも乳首や股間が強調されてしまう程にぴっちりとした黒のレオタードと共に履き慣れている訳が無い黒いタイツと真っ赤なハイヒールを身に着けさせられた姿で男が檻に入れられ、枷と鎖によってがに股で立ったまま身動きを大きく制限されてからどれくらいの時間が過ぎたのか、時計が無く窓から外の明るさを確認する事も出来ない部屋ではそれすらも分からない。
ただ、男の心と身体は確実に憔悴している。そう断言出来る程の長い時間、男は惨めな姿で放置されていた。

男が捕らわれた当初に持っていた強気さや怒りは、すっかり萎んでいる。拘束を解こうとする為の力も、疲れ切ってまともに出せない。
けれど、男の心はまだ完全には折れておらず、内にある強い精神もしっかりと残っている。その証拠に、男は数時間ぶりに部屋に戻って来た男達の姿を見た瞬間虚ろだった瞳に再び怒りを燃やし、鉄格子の向こうで笑みを見せながら檻の中の自分を眺めている男達に向け、疲弊した口で鋭い言葉をぶつけた。

「はず、せ…っ! 今すぐ、外せ…これ以上、罪を、重ねるな……っ!」

悪を許さない者として、正義を守る捜査員の一人として、男は自分を辱める男達に罪となる戯れを終了するように言った。
しかし、捕らえた捜査員を辱めて愉しむ事しか考えていない男達に捜査員の言葉は届かない。むしろ、男達は捜査員の鋭い言葉を聞いて一層ニヤニヤと笑い、わざとらしくとぼけた口調を作りながら非情な言葉を口々に発した。

「ん? ウサギさんが何か言ってるぜ?」
「俺達が持って来たこれに反応して、発情しちまったんだろ? 早く気持ち良くして欲しくて堪らないですーってさ」
「それで間違いねぇな、んじゃ早速、ウサギさんのご要望通りに気持ち良くしてやろうかね」

勝手な事を勝手に言いながら、男達は持って来ていた白い紙袋に手を突っ込みそれぞれ思い思いの道具を掴んで取り出し、檻の鉄格子の隙間から道具を持った腕を入れて逃げたくても逃げられない捜査員の男の身体にバニーの衣装の上から自身が選んだ道具を押し当てた。

「っ! や、め…やめろぉっ…!」

自分の左右の乳首に押し当てられるピンク色のローターを見て、男根に押し当てられるマッサージ機のような形状をした淫具を見て、それが男根を模したバイブであると感触ではっきり理解出来てしまうくらい過敏な尻の谷間に沿ってバイブを強く這わされた捜査員は、これから始められる自分への責めの内容を嫌でも把握して怯えを抱き、無意識に声を恐怖で震わせて制止を叫んだ。

「はい、最後はここに入れてあげようね」
「や、ぁ! んぶ! ふむぅぅぅ!」

制止を叫んでいた捜査員の口が、それまで唯一自由だった口までもがねじ込まれた極太のバイブで封じられ、捜査員は一切の抵抗と懇願を取り上げられた。
もはや捜査員は自分を捕らえた悪の男達の思い通りに弄ばれ、嬲られ、苦悶させられるしか無い。その事実に気付き、口に突き込まれたバイブを唇で絞め付けつつ表情を絶望に歪ませる捜査員。そんな捜査員を観察しながら悪の男達は全身に興奮と支配の悦びを走らせ、目で合図を取ると全員がほぼ同時に全ての淫具のスイッチをオンの方向へとスライドさせた。

「んむぉぉっ! ふ、ぐぅ! むぎゅ、んむっ、んむぶぅぅ!」

左右の乳首と男根が激しく振動させられ、尻の谷間の肉と口内の肉がバイブで容赦無く擦り上げられる拒めない刺激は強烈で、捜査員は思わず目を見開いて檻の中の肉体を痙攣させ、鎖を鳴らしながらウサギの耳を跳ね回らせてしまう。

「おぉ、早速悦んでるね。ウサギさん」
「思ったより時間かかっちゃったけど、ウサギさんの為に玩具を買い集めて来て良かったな」
「まだまだ色んな玩具があるし、電池も大量に買って来たからね。好きなだけ気持ち良くなって、好きなだけイきまくって良いんだよ、ウサギさん」
「んーんっ! うぅー! ふぶぅぅぅぅーっ!!」

捜査員のくぐもった喘ぎ交じりの悲鳴、捜査員に悲鳴を上げさせている淫具の駆動音、鎖が立てる甲高い金属音が響く部屋の中で、白い毛に覆われたウサギの耳の飾りは状況の無慈悲さとは裏腹に可愛らしく、捜査員の身悶えに合わせてひょこひょこぴょこぴょことせわしなく揺れ動いていた。




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