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快楽の魔法は地下牢の中で

2016.04.24.Sun.22:00
若き青年王子が、自身の城の地下へと続く階段を靴音を響かせながら下りている。彼が下りている階段の先にある物は、地下牢。昔暴君が即位してしまった時に作られたそれは、二度と暴君が即位しないようにという戒めの意味を込めて残されているだけの一切使われていない空間だ。
掃除や点検の為に城の使用人が訪れるのならまだ分かるが、王子という立場の者がそんな場所を訪れる理由など、普通は無いはずだ。
そう、普通であれば、王子の地位を持つ者であれば、使われていない地下牢に足を運ぶ理由は無い。なら何故青年王子は地下牢に足を運んでいるのか、その答えは単純だ。今現在普通ではない事が起こっており、階段を下り切って地下牢が並ぶ空間にたどり着いた青年は、実際には王子の地位を持たない者だからだ。

「さて…王子様の様子はどうかね…」

青年が呟くと同時に、黒い布のような形状をした魔力が青年の周囲を飛び交い始める。その魔力に撫でられた青年の身体は徐々にきらびやかな王族の服を失って漆黒の衣服をまとい、穏やかでかつ凛とした顔立ちは全く別の顔へと変化していく。
それらの変化を受け入れながら、さっきまで王子の姿であった青年は地下牢の前の石造りの廊下を進み、突き当たりにある牢屋の前で立ちどまった。そして、青年は完全に王子の面影を失くした本来の顔に意地の悪い魔族の笑みを浮かべて、鉄格子の中に入れられている存在に声をかけた。

「よぉ、王子様。牢屋の生活は慣れたかい?」
「んぅ…! うぅ、うぐうぅ…っ!」

嘲笑の混じった声で尋ねられた青年王子ははっとして顔を上げ、自分を捕らえて地下牢に放り込んだ上に魔術を使って自分に成り済ましている憎い青年魔族に向け怒りを込めて唸った。
こんな生活に、こんな屈辱に慣れる訳が無い。衣類を着る事さえ許されずに常に全裸を強要され、口には棒状の枷を噛まされて言葉を出す事を禁じられ、両手両足には頑丈な革の手枷を嵌められた上で地下牢の器具へと枷の鎖を繋がれ思い通りの行動が取れないよう朝から晩までずっと拘束されている。

「今日は立ったまま拘束してる訳だけど…王子様、そろそろ足疲れてるんじゃねーの? どうしてもって俺にお願いするんなら特別に俺のチンコの上に王子様の淫乱なケツ穴を座らせてやってもいいぜ?」
「むぐぅぅぅぅーっ!!」

ふざけるな。口に出来ない言葉を青年王子は唸りで伝える。しかし、鋭い唸りを向けられても魔族の青年は全く動じず、むしろ愉しげな笑みの黒さをより濃くした。

「おっと…思ったよりずっと元気だねぇ。なら、もっといたぶってやっても大丈夫だな」

そう言って、青年魔族は鉄格子の隙間から右手を牢屋の中に入れ、牢屋の中央付近で立ったまま座る事も移動する事も不可能にさせた青年王子に右の手の平を向けた。

「さ、王子様の大好きな魔法をかけてやるよ」
「っ…! ぐ、うぅ! んむうぅぅっ!!」

これから何が起こるか、自分がどんな形でいたぶられるか。青年王子は魔族の言葉で理解してしまった。それ故に王子は先程までの怒りの感情が嘘のように怯え、無駄だと知りつつも必死に手足の拘束を鳴らして逃れようとしたが結果は無意味で、王子がもがいている間に魔族の右手に集まっていった薄桃色の淡い光はもがき続ける王子の元へと飛んでいき、残酷な魔法の効果を哀れな王子の裸体へと流し込み始めた。

「んふぅぅぅーっ!? う、ぎゅ、んふっ、ぶふぅぅっ!」

肌から体内へと吸い込まれるようにして消えた桃色の魔法は、すぐさま王子を苦悶させる。痛みとは真逆の快楽で、王子を容赦無くいたぶる。
快楽を感じたくなんてないのに、身体はどこもかしこも暴力的なまでの快楽で包み込まれている。触られてもいないのに乳首は勢いよく尖って真っ赤に充血し、性器は限界まで張り詰めて先端から透明な淫蜜をはしたなくとろとろと垂れ流し、恥ずかしい尻穴は王子の意に反してくぱくぱと収縮を行いながら魔族に教え込まれてしまった腸壁を掻き回される悦びを無意識に求めて腸内の肉をヒクヒクと痙攣させてしまう。

かけられた相手は気持ち良くなりたくないのに気持ち良くされ、無理矢理に絶頂へと追いやられる恐怖の魔法を何の躊躇いも無く王子にかけた魔族は悶え鳴く王子の痴態をしばらく眺め、やがて名残惜しそうに言った。

「んじゃ、王子様。また後で来るから…それまで一人でたっぷり愉しんでてくれよ?」
「んんんっ!? んー! む、ぐふっ…うむぅぅ!」

牢屋の中でよがる王子に背を向け、魔族は再び王子の姿へと変身しながら歩き去っていく。
少しずつ離れていく自分と同じ後ろ姿に、捕らわれの王子は無我夢中で懇願の声を発したが魔族の足はとまらず、甘く濡れた懇願は魔族によって人払いの魔法が施されている為に助けの望めない地下空間に虚しく反響して、青年王子に深い絶望を味わわせていた。




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