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我慢を覚える焦らし責め

2016.04.21.Thu.21:00
「あぁ…は、んっ。ご主人、さまぁ…ん、ふあぁ…っ」

黒布の目隠しを施された顔をベッドに擦り付け、ベッドの上で四つん這いの格好にした裸体をくねくねと動かしながら、青年は甘ったるい声で主を呼んだ。目隠しをされている為に見えないが、おろそく自分の痴態を見て嬉しそうに笑みを浮かべつつ右手に握った筆を巧みに操り、細かな毛先で尻穴をくすぐって緩い快楽を絶え間無く注いでいる意地悪で愛しい主を、だ。
視界を奪われた状態で責められる事も、一糸まとわぬ裸体を晒す事も、犬のような体勢で恥部を主の眼前に捧げる事も青年にとっては初めての事ではなく、それらは恥ずかしさは少しあるものの愛しい主に全てを支配してもらっているという充足感を得られる悦びの行為達だ。
しかし、今日は若干違っている。いつもなら強い充足感に身も心も包まれる行為は、今日は主の気まぐれで変化が付けられている。
主は、青年に我慢を覚えさせる為と言って尻穴の入り口だけを筆先で弄り続ける焦らしの責めを加え、甘い充足感と同じくらいのもどかしさを青年に味わせていた。

「あぅ…は、んあっ。ごひゅじん、ひゃま…ご主人……さ、まぁんっ…!」

過敏な尻穴を丹念にくすぐられる刺激は、確かに気持ち良い。けれど、淫らに育てられた青年には足りない。主が与える激しい快楽の波を知ってしまった青年の身体は尻穴の入り口ばかりを弱くくすぐられる程度の刺激では到底足りるはずも無く、青年は弄られてない尻穴の奥深くをきゅうきゅうと切なげに絞め付け、触られてもいないのに硬くふくらんでいる乳首と男根をベッドと裸体の間で揺らめかせながらもどかしさに苛まれている。
もっともっと気持ち良くなりたい。いつもみたいにはしたなく喘ぎながら快楽に溺れたい。そんな淫猥な欲望が青年の体内に渦巻くが、その欲望は満たされないまま青年の中でくすぶり肉体の火照りを加速させていく。火照る一方の肉体を自ら慰めたいと思っても、それは主の指示によって事前に禁止されてしまった。その上、意地の悪い主は青年におねだりの文言を口にする事さえも前もって禁止してしまった為、青年はもはや自分で淫らな渇きを満たす事も、渇きを満たしてくださいと頼む事も出来ないまま、渇きを更に強くさせる尻穴への筆責めを受け入れるしか無い。

「あぅぅぅっ…あ、んはあぁっ…! ごひゅじんさ、ま…あぁ、は、あぁぁんっ…」

汗に濡れた青年の肉体は、しばらく前から痙攣しっぱなしだ。息は常に乱れて熱い吐息を漏らし、ふくらんだ男根と筆に責められている尻穴からは分泌した透明な淫液が全身から滴る汗と一緒にベッドのシーツへと垂れ落ちている。
震えのとまらない身体は疲弊しきっている。休み無く喘がされているせいで息苦しい。何より、焦らしに焦らされた淫乱な肉体は気が狂いそうな程に疼いている。
だけど、青年は心の底から悦んでいた。主に愛されている悦びを感じながら、もどかしさだけでなく苦悶も幸福感に変えて青年は目隠しごしでもはっきりと分かる程に表情をだらしなく蕩けさせていた。
可愛らしく表情を蕩けさせ、淫らに身をよじる青年を作り出した主はその痴態に思わず唾を飲み、掠れた声で青年に告げた。

「ふふっ…もうすぐ、約束の一時間だよ。タイマーが鳴ったら、上手に我慢出来たエッチなペットに…一晩かけてたっぷりご褒美を上げるからね」
「あ、うあぁっ、うれひ、れひゅぅっ…! ご主人、ひゃま…ごひゅじんひゃまぁっ……!」

主の焦らしの責めをじっと耐えて淫欲を我慢した青年ペットと、自分が言い出した一時間を無視して愛しい青年ペットに襲い掛かろうとする自身の獣欲を必死で抑え込んだ主が、タイマーが放つ電子音をとめる事さえも忘れて夢中でお互いを求め合う我慢とは真逆な淫蕩な夜が始まるのは、ほんの数十秒後の事だった。




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