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箱と機械は青年を甘い地獄に堕とす

2016.03.22.Tue.21:00
目を覚ました俺を待っていたのは、眠る前と全く同じ状況だった。裸体にされた俺の身体は椅子に座らされ、左右の腕を肘掛けに、足を椅子の脚に薄い布を幾重にも巻いて縛り付けられている。加えて、口に詰め込まれた布とその口の布を吐き出せないように栓をしている強力なテープも依然として貼り付けられており、視界を覆っている布の目隠しも外されてはいない。
何より、俺を気絶に追いやった機械達はまだ俺の身体に取り付けられている。今は動いていないものの俺の二つの乳首は相変わらず振動を行う器具に左右から強く挟み込まれている上に男根の裏筋には細いテープでローターが固定されており、椅子の座面から生えた極太の張型は俺の尻穴を下から貫き、強い圧迫を腸の肉に与えている。

「ん、ぅ…」

椅子に裸体を繋がれて身動き一つ取れないまま機械で快楽を注がれ、強過ぎる快楽から逃げる為に失神を迎えたというのに目が覚めた俺は解放されておらず、落胆した俺は思わずテープで塞がれた口から唸りを発した。すると、その俺の唸りに対して反応があった。俺が目を覚ますのを待っていたのか偶然近くにいたのかは分からないが、俺の唸りを聞いたそいつは待ち侘びたといった感じで嬉しそうな声を上げ、意地の悪い口調で話しかけてきた。

「おはよう、青年ヒーローさん。恥ずかしい恰好でよく眠って…特別製の檻の中の具合は、そんなに良かったかい?」

おはように対して、恥ずかしい恰好に対して怒りが湧いたが、俺の心に湧いた怒りはヒーローである俺を捕らえた組織の男幹部の放った特別製の檻という言葉で一気にしぼんだ。向こうも、その言葉に俺の様子が変わったのが見て取れたのだろう。先程よりも嬉しそうな声と意地悪な口調で、男幹部は俺の状況を説明してきた。
知らない方が幸せだったと言い切れる絶望的な状況を、だ。

「その檻はすごいよ? 私達の開発した特殊な材質で作られた透明な箱でね、なんと箱をぴっちり閉じていても中に閉じ込められた者の呼吸を邪魔せずに、それでいて内部で発生した熱と匂いと液体は決して外には漏らさずに中に留めて置く事が出来るんだ。そんな素晴らしい箱の中で機械にしつこく苛められて、さっきみたいに精液をびゅーびゅー出しちゃったらどうなるか…青年ヒーローさんに分かるかな?」
「む、ぐっ…!」

嫌でも分かる。分かってしまう。
俺の乳首と男根と尻穴が機械でいたぶられる事で発生する身体の熱、流した汗と放出させられた精液の匂い、そして汗と精液その物は男幹部が口にした特性を持つ箱の中に溜まっていき、口を封じられた俺が鼻で呼吸を行う度に熱された淫猥な臭気で鼻を犯してくる。
その強烈な臭気から逃れたくても手足を拘束された俺は鼻を摘まむ事すら出来ず、息をとめて耐えようにも激しい快楽で嬲られては息をとめる事も上手くいかない。
あまりに簡単に想像が付く残酷で甘い地獄に俺は恐怖し身を強張らせたが、俺が恐怖したくらいでは男幹部は慈悲など抱かない。むしろ、男幹部は怯える俺を見て更に声を弾ませ、本当に愉しそうに言った。

「ヒーローさん、怖い? 怖いよね? それでこそ、苛め甲斐があるって物だよ!」
「んぐぅぅぅぅぅぅーっ…!!」

これから俺を待ち受けている未来を考えて絶望しつつも、機械達の動きが生む刺激で俺は堪らない快楽を感じ。すぐ近くで敵の組織の男幹部が見ているというのに拘束された身をくねらせ、箱の中に熱気と淫らな匂いを充満させながら、甘くくぐもった喘ぎ声を箱の内部でうるさいくらいに反響させて情けなくよがり狂わされていた。




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