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無感情な機械は狼を容赦無く責める

2016.02.24.Wed.21:00
この作品は名無しさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!



逃げ遅れた街の者を守る事を優先し、敵の幹部に隙を見せてしまった狼獣人のヒーローは大きな一撃を叩き込まれて気を失い、そのまま敵の本拠地へと連れ去らわれてしまった。
そうして連れ去らわれた先で狼のヒーローに与えられたのは、幾つもの拘束で。狼の両手両足は赤いヒーロースーツによる身体能力の強化があっても振り切れないよう、二の腕から先と太ももから先を頑丈な白い壁の中へと飲み込まれている。身体の後ろ側に向けて伸ばしたまま背後の壁に飲み込まれた狼の腕と足は、もはやどんなに力を入れても自分の思い通りには動かせず、曲げる事さえも不可能だ。
そんな状態では、当然頭部に取り付けられた拘束具を外す事も叶わない。白銀の体毛とは真逆の漆黒色をした革の拘束具によって遮られた視界と、閉じたまま開けないよう枷ですっぽりと覆われて固定された口を自由にしたくても、出来ない。
見る事としゃべる事を封じられ、両手両足を壁の中に拘束された狼獣人のヒーロー。そんな狼獣人が自由に使えるのは、鋭敏な聴覚くらいだ。
しかし、その鋭敏な聴覚さえも今は役に立たない。いや、むしろ聴覚が自由にされているせいで狼獣人のヒーローはより追い詰められている。聞きたくない音を、自分を苦しめる動きを繰り返すよう設定された無感情な機械のわずかな駆動音を、嫌でも感じ取ってしまうからだ。

「んー…! む、ぐぅぅぅ…っ!!」

人間の耳には聞こえないような小さな駆動音でも、狼の鋭い耳では聞こえる。ましてや、今の狼ヒーローは視界を奪われ無意識に聴覚が更に鋭くなってしまう状況。聞いたら絶望と恐怖を抱くとしっかり理解していても耳は勝手にその音を拾い、狼のヒーローに絶望と恐怖を抱かせてしまう。

「うー! む、ふぅぅぅ!!」

機械の駆動音が変わり、狼にそれがもうすぐ来ると伝える。すると、狼は自分がヒーローであるという事も忘れて半狂乱で懇願の唸りを発し始めた。
けれど、そんななりふり構わない懇願に応える者はいない。切羽詰まった悲痛な懇願をどんなに発してもそれは狼ヒーロー一人しかいない部屋に虚しく響くばかりで、無意味な哀願を行う狼ヒーローにうるさいと告げるかのようにその時を迎えた機械は素早く動き、狼を容赦無く責めた。大きく開かされた無防備な狼の股間をヒーロースーツごしに平たい鞭で、下から上へと打ち据えたのだ。

「んぎゅぅぅぅぅぅーっ…!!」

ばちん、と乾いた音を立てて、狼ヒーローの急所が、雄としての急所が衝撃に襲われる。その衝撃は思わず目隠しの下で目を剥き、枷で閉じられた口からくぐもった絶叫が意図せずして溢れ出る程に強烈な物だ。
だが、それだけの衝撃を弱点に受けても、狼は気を失えない。普段の狼の身を守っているヒーロースーツが鞭から股間を守って激痛が生まれないようにしている上に、鞭を動かす機械は連続で股間を打たず、衝撃の余韻が引き切る程の間を取ってから鞭を振るって狼の股間を激しく打ってくるからだ。

「んー…んーっ…!」

目隠しの隙間から涙を流し、狼のヒーローは壁に捉われた身体をじたばたともがかせながら許しを求めて唸る。
が、その痛々しさは感情を持たぬ機械に通じるはずは無く、機械は股間を打った鞭をゆっくりと下ろしていき、また股間を鞭で打つ為の準備を行う駆動音を冷たく立て、捕らわれた狼ヒーローを助けの来ない敵の本拠地の中で残酷に追い詰めていた。




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コメント
以前から読みたかった急所責め…ありがとうございます!!

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