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青年侍は巾着袋に入れられる

2016.02.05.Fri.22:30
「よぉ、久しぶりだな。待ってたぜ」

畳が敷かれた部屋の柱にあぐらをかいた状態でもたれかかり盃の酒を楽しんでいた赤鬼の男は、訪れた青鬼の男の姿を見て小さく微笑んだ。

「どうだい? お前さんも飲むかい?」

言いながら、赤鬼は右手の盃を自分を見下ろしている青鬼の方に突き出す。
だが、青鬼の方はその誘いをやんわりと断り、赤鬼の屋敷を訪れた理由へと踏み込んだ。

「いや…今日は遠慮しておくよ。今日は酒を楽しむより、お前が俺に渡してくれる物を自分の屋敷で愉しみたい気分だしな」
「くくっ…そうかい。んじゃ、さっそく渡すとするか」

青鬼の返事を聞いた赤鬼は盃を畳の上に置き、置いた右手を何の躊躇いも無く自分の着流しの中に、正確には腰回りを覆っている白いふんどしの中に突っ込んだ。
そして、股間の辺りをしばらくまさぐると赤鬼はふんどしの中から細く黒い紐を引き出し、その紐を更に引っ張って、小さな巾着袋を取り出した。

「ほら、これだぜ。中身を確かめてくれ」
「あぁ、分かった」

たった今赤鬼の股間から出された巾着とその巾着の口を縛る紐はほんのりと熱を持ち、蒸れた雄の匂いを放っている。そんな巾着を当然のように受け取り、淡々と紐を解いて中を見た青鬼は口元をにやりと歪め、赤鬼に言った。

「あぁ、間違いないな。俺の部下を可愛がってくれたお侍さんだ」

呪術で小さくされた裸体を黒い紐で海老反りの体勢のまま縛り上げられた侍の青年は、口に詰め込まれた白布ごしに荒い息を吐きながら身をよじっている。
侍の誇りである刀を奪われ、身体を鬼の術で小さくされた上に逃げる事も騒ぐ事も出来ないよう拘束を施され、鬼の男根の感触と匂いを感じ続けさせられた青年は、もはや鬼に対しての反抗心を失っている。

「んー…む、ふっ…」

くぐもった声で許しを求めて唸り、苦しい体勢を強いられた肉体を縄を軋ませながら袋の中でくねらせる青年侍は無様で哀れだ。
もう、侍としての誇りは跡形も無く、淫臭をたっぷりと嗅がされた青年は人の尊厳さえも無慈悲に傷付けられている。
しかし、そんな事鬼達が知った事ではない。特に青年侍の手で部下に危害を加えられた青鬼は惨めに追い詰められた青年の様子を見ても慈悲を欠片も抱かず、むしろ苦悶する青年の様子を見て加虐心をふつふつと沸き立たせていた。

「それじゃ…俺は失礼するよ。次会う時は、俺の術で情けなく射精を繰り返すお侍さんを見ながら、ゆっくり酒を飲もうぜ」
「そりゃいいや。極上の酒を飲みながら…極上の痴態を愉しむって訳か」
「む、ぐ…うふぅっ…!」

救いの見えない鬼達の会話を聞く青年侍は、再び口が閉じられていく巾着の中で深い絶望に打ちひしがれ、意味が無いと知りつつもこの絶望から逃れようとして紐に絡め取られた裸体をじたばたともがかせる。
そんな無駄なもがきを行う青年を青鬼はしばらく袋の上から観察し、一しきり観察した後赤鬼と同じように青年入りの巾着袋を自分のふんどしの中に滑り込ませ、赤鬼に軽く手を振りながら部屋を出て、自分の屋敷へと向かう為に足を動かし始めた。

「うー! んも、む、うぐぅぅ…!」

青鬼が歩く度に全身を不規則に圧迫してくる男根と、先程とは違う雄の匂いに苦しむ青年侍の呻きは、家路を急ぐ青鬼の股間から弱々しく発せられていた。




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