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青年ウサギは檻の中で発情する

2016.01.06.Wed.21:00
この作品はゆずはさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!


まるでペットのように首輪を巻かれ。手と足には動物の足を模した手足の指を使えなくさせる機構を持ったグローブとブーツを嵌められ。頭部には動物の耳の飾りが付いた全頭マスクを被せられ、目の部分と開口具で開かされた口以外を覆われている裸体の男達が、隠された店の中央に置かれた大きな檻の中に入れられている。
手足の自由を取り上げられた姿で言葉を封じられている男達は、店に訪れた男達の目に晒されている状態だ。何の抵抗も行えず、檻に閉じ込められた裸体をあらゆる角度から眺められるという状況は普通に考えれば恥辱以外の何物でもないだろう。
だが、檻の中にいる裸体の男達は、自ら望んだこの状況を心から愉しんでいた。顔が分からないようマスクで隠されているのを良い事に、男達は自分で選んだ首輪を鳴らしながら檻の外にいる男達に向かって大胆な体勢を取り続けている。
ある男は檻の床に敷かれたピンクのマットの上に足を大きく開いて寝転がり、グローブの表面を覆うふわふわの毛で自身の男根を刺激して見られながらの絶頂を味わっている。またある男はマスクに付いた犬耳と尻穴に挿入された犬の尻尾付きのアナルプラグに合わせて犬のチンチンのポーズを取り、開かされたまま閉じられない口から唾液が垂れ落ちる様子と興奮で赤く尖っている乳首を見せ付けながら、腰を前後に振って勃起した男根を淫らに跳ねさせている。更に別の男達は檻の格子近くで裸体を互い違いに重ね合い、もう一人の尻穴を塞ぐプラグから生えた猫と狐の尻尾が揺れる様と自分達を眺めて股間をふくらませている男達を観察しながら、夢中でもう一人の男根を閉じられない口で舐めしゃぶっている。

普段の生活の中では絶対に体験出来ない露出の悦びを、この場所ならば思う存分堪能出来る。その淫猥な幸福を全身で味わいながら、男達は恥部を余すところ無くさらけ出し、自分達の淫らさを愉しんでいる男達の反応を愉しんでいる。
だが、そんな中一人だけ、この状況に満足を覚えられない者がいた。
見た目だけでは分からないが一人だけ内側に名前が彫られた特注の首輪を嵌め、店の備品ではないオーダーメイドのマスクとグローブ、ブーツとアナルプラグを身に着けた青年。たった一人だけウサギの物を模した衣装をまとった、この店のオーナーのペットである青年だ。

「あ、おぉっ…は、ふっ」

周りで繰り広げられている淫蕩な露出にあてられて、青年も自らの手で乳首や男根を弄ったり、白いウサギの耳を跳ねさせながらアナルプラグをマットに擦り付けて快楽を追い求めている。
けれど、全然足りない。足りるはずが無い。この衣装を着た状態で飼い主であるオーナーから与えられる激しい快楽は一人きりで得られる物ではなく、周りの者達が淫らな動物コスプレで行う自慰で嬉しそうに鳴くのとは裏腹に、青年は愛しい飼い主から幾度となく可愛がられた姿で自慰を行う虚しさを感じながらもどかしげな鳴き声を上げてしまう。

まだまだ、足りない。もっともっと、欲しい。ご主人様としている時のようにはしたなく身悶えたい。
それは、飼い主無しではどうやっても手に入れられない至上の悦びだという事をちゃんと分かっていても、もはや火の点いた欲望を抑える事は不可能で、青年は満たされない欲望を何とかして収めようと一際大胆な痴態を晒した。

「あー…あふっ……うぅ、むあぁ…っ」

意味の無い唸りと涎をマットに零し、理性を失った青年は尻穴を塞ぐウサギの尻尾付きのアナルプラグを檻の格子へと押し付け、そのまま上下に尻を動かして尻穴に快楽を注ぐ。これだけの事をすれば、このもどかしさも掻き消えるだろうと蕩けた頭で考えたからだ。
しかし、青年の予想は大きく外れた。格子にアナルプラグを擦り付けるという行動を取っても淫らな身体に満足は訪れず、青年の行動はただ檻の外と中の興奮を加速させる結果しか生まなかった。

「うー…! ん、ふぅぅ……!」

自分の真似をして格子にアナルプラグを擦り付け始めた者達の姿にも、さっきよりもズボンの下で男根をふくらませ獣じみた吐息を溢れさせている檻の外の男達にも気付かないまま青年は一心不乱に身体の渇きを解消しようと試み、店のオーナーであり青年の飼い主でもある男は少し離れた場所から発情を高める青年ウサギが悶える光景を見つめて、意地悪く微笑んでいた。




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