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虎は気丈な狼が熱に屈する様を眺める

2015.12.01.Tue.21:00
「はぁぁぁっ…っは…! あ、つい…っ…」

あまりの暑さに汗がとめど無く溢れ、美しい銀色をした狼獣人の男の体毛を濡らしていく。柔らかな毛並みは噴き出した汗でびしょびしょに濡れ、毛で吸い切れなくなった汗は絶えずぽたぽたと垂れ落ちている。
しかし、暑さは勢いを衰えさせる様子すら見せずに狼の男を責め立てる。その暑さから逃れたくても、狼を閉じ込めた透明なケースの中はどこもかしこもケースに繋がれたパイプから流し込まれる熱を含んだ蒸気で満たされていて暑さから逃れる術は無く。ケースから出たいと思っても、肘と膝で裸体を支える四つん這いの体勢のままケースの底に四肢を枷で繋がれた狼は、外側から南京錠を掛けられた蓋を強引に開けようと試みる事さえ出来ない。

「あぁぁ…あっ。出して、くれ…っ! おねが…っ、くるし、い……っ!」

涙と汗と唾液で汚れた顔を上げ、狼はケースの底に四肢を固定された裸体を弱々しくくねらせながら、曇ったケースの向こう側にいる虎獣人の男に懇願した。それは、狼の本心からの懇願。熱と自身の汗の臭いが充満したケースから出して欲しいという哀願だ。
そんな悲痛な哀願を見た虎は、縞模様をした太い尻尾をゆらりと揺らすと苦悶する狼の顔の前にしゃがみ、右手の甲を使ってケースをコンコンと二回叩いた。狼の願いに応える為じゃなく、ケース内部に置かれた器の存在を狼に思い出させる為だ。

「うぅ、あ、あぁ…」

霞む視界の中、虎の手の近くに見える赤い器には透明な液体がたっぷりと注がれている。あれを飲めば一時的に体内の熱が解消され、少し楽になるだろう。
だが、狼は舌を伸ばそうとする自分を必死で抑える。確かにあれを飲めば少し楽になるかも知れない。けれど、飲んでしまったら虎の思う壺だ。媚薬だと説明されたあの液体を口にしてしまったら、自分は虎が望む通りに発情させられ、外側から襲ってくる熱だけでなく、内側から沸き上がってくる性の欲望による熱にも苦しめられてしまう。
寸前で思い直し、狼は自身を律した。追い詰められながらも理性を保ち、媚薬を避けた狼に虎は微笑み、汗塗れの裸体を震わせる狼の前のケースをまた軽く叩いた。

「のま…ないぃっ…! だ、れが…ひょんな、物っ……!」

舌足らずな口調で否定を叫び、器に注がれた媚薬には口を付けないと狼は告げる。
長時間熱で責められつつも未だに屈しない気丈な狼の姿を眺める虎は、微笑みを絶やさぬままケースをリズミカルに叩き、気丈な狼が限界を迎え堪え切れずに媚薬に口を付ける時を。そして、ケース内を満たす熱と体内に込み上げる発情の熱で狼が悶え、勃起した男根を揺らめかせながらよがり鳴く時を、心から愉しみにしていた。




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コメント
とらおおかみ💛らぶ・・・・
やっぱり五月雨先生のBL、最高です!!今度は、虎さまが攻めなのですね!!えろいです。私も、精進してえろBL書きますね。たま~~~~には、うちのブログにもよってくださいませ。では、取り急ぎ鼻血ぶーまで💛

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