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青年刑事は前触れも無く絶頂させられる

2015.11.14.Sat.21:00
高級ホテルの最上階にあるパーティ会場は、上等なスーツをまとった男達で賑わっていた。その男達は皆、政界や財界で名を馳せる者達で。彼らは今日、このパーティ会場で行われる大企業の新製品の発表会へと招かれていた。

「これは素晴らしい…画期的ですね」
「本当に画期的だ。今日これをこの場で買う事が出来ないのがとても残念です」

会場の中央に集まった男達が、口々に賞賛の言葉を発する。惜しみないその賞賛の言葉は、何の変哲も無い。しかし、賞賛を口にする男達は明らかに異常だ。何故なら、男達の目の前で繰り広げられている光景は、新製品の発表会と称して青年刑事に加えられている仕打ちは、賞賛には値しない無慈悲な責め苦だからだ。

「んぅぅーっ! むぉ、あぉぉっ! ぶふぅぅっ…!」

鮮やかな真紅のカーペットで彩られた会場に置かれた鉄製の檻の中で青年刑事はじたばたと身悶え、黒いギャグボールを施された口で唸る。
だが、青年がどんなに身悶え、唸り声を上げても状況は変わらない。青年の手を気を付けをするような形で身体に沿わせたまま固定し、足を開けないようきっちりと揃えたままで固定させている黒のラバースーツは青年の身悶えに合わせて甲高い音を立てるのみで全く緩まず。解放を求めて発せられる唸り声はただ男達を意地悪く笑ませるのみで、青年刑事が求める解放には全く繋がらない。

まるで猛獣を扱うかのごとく檻に放り込まれ、身体を浮き彫りにするぴちぴちのラバースーツに自由を奪われた身体が無様に悶える様子を意味を成さない唸りと一緒に男たちに愉しまれる状況に、青年は強い屈辱と羞恥を覚える。刑事としてだけでなく、男としての誇りまでも傷付けられる青年は、確かな怒りの感情を胸に抱いている。
けれど、とめど無く湧き上がるその怒りを表に出す余裕は、今の青年には無い。恐怖に支配された青年は、助けてくれる素振りがないと知りつつも男達に助けを求める事で精一杯だからだ。

「んー! んぅーっ! むぶぅぅぅ!!」

ギャグボールの穴から唾液を零しながら、ラバースーツで形がいやらしく浮き出ている乳首と男根を揺らしながら、青年刑事は檻の中で必死に救いを望みつつのた打ち回る。そんな必死な青年を男達は目を細めて観察し、自分をここに招いた大企業の新製品の機能が、青年の首から下を包んでいる黒いラバースーツの機能が発揮される瞬間を今か今かと愉しみにしている。
半狂乱で救いを望む青年刑事と、青年刑事の悲痛な懇願を無視する男達。その光景がしばらく続いていた会場内に、突然違う光景が流れた。

「んぶぅぅぅぅぅぅーんっ!!」

身悶えていた青年がいきなり涙で濡れた目を見開き、言葉を奪われた口から甘い喘ぎを上げながら、ラバーに覆われた肉体を仰け反らせたのだ。

「おぉ、またイきましたね」
「何度見ても、前兆も無く絶頂を迎えてますね。このスーツが実用化されたら、ペットの調教が捗りそうだ」
「おむ、んも…ふぶぅぅ…っ!」

意に染まぬ絶頂の余韻に震え、身を力無くくねらせる青年刑事に目もくれず、男達は『前触れも無く強制的に絶頂をさせる機構』について会話を交わす。
それらの会話を耳にした青年刑事は、まだこの責め苦が終わりそうも無いという非情な事実を嫌でも理解して絶望し、次にいつ訪れるか分からない絶頂への恐怖を募らせ、汗と体液に塗れた肉体を残酷なラバースーツを鳴らしながらビクつかせていた。




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