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青年は悶え狂う様を映像作品にされる

2015.11.02.Mon.21:00
大都市のビル内に存在する撮影スタジオ。そこに、地下牢を意識したセットが作られていた。
頑丈な鉄格子の扉は臨場感を出す為、鎖と南京錠で開かないようにされている。また、灰色の壁と床で形成されている地下牢内には壁と一体化したT字型の拘束台や、快楽責めを与える目的で生み出された淫具が乱雑に置かれ、一目見ただけでこのセットが性的な苦悶を与える為の牢屋を表した物だと分かる。
ここは、しっかりと作られた偽の空間。見る者に偽物だと分かってはいても興奮を掻き立てさせる陵辱の空間。そんな空間に置かれたベッドの上に、裸体の青年がいた。仰向けの状態で両手首と両足首をベッドの脚に革の枷で繋がれて身動きを封じられた裸体に淫具を用いた快楽を注がれ、赤いギャグボールを施された口から甘く大きな鳴き声をスタジオ中に響かせている青年だ。

「んむぅぅぅぅぅぅーっ! も、うぐぅぅぅ! ふー、ぶっ、むあぁぁぁぁーっ!!」

X字に引き伸ばされた裸体を激しくもがかせ、青年は涙と汗と唾液で汚れた赤ら顔を左右に振り乱して責め苦から逃れようと暴れている。
しかし、どんなに暴れても青年の手足を拘束する枷はビクともせず、ただただ枷とベッドの脚を繋ぐ鎖が甲高い金属音を立てるのみ。そして、どんなに身をよじっても青年の裸体に取り付けられた淫具は外れる気配すら見せず、左右の乳首、そして男根の先端と裏筋にテープで貼り付けられたローターは青年の乱れようなどお構い無しに振動を続け、絶頂しても絶頂してもまた絶頂させられるという手加減の無い絶頂地獄を青年に注ぎ込んでいた。
それらの陵辱の光景は、全てカメラで撮影されている。限界以上の悦びに蕩けている青年の表情を見る者は、尖り切って充血している乳首が震わされる様を見る者は、白い体液と透明な体液に塗れ萎える事も許されずにイきっぱなしになっている青年の男根を見る者は、青年の演技の美味さに舌を巻きながら自らの男根を扱くだろう。自分が見ている映像の中で悶え狂っている青年の反応が演技ではなく、本当に限界以上の快楽で苦しめられているが故の物だなんて、疑いもしないだろう。

「んー! んむぅぅぅーっ!!」

青年は顔を持ち上げ、カメラの隣にいるスーツ姿の男にすがる視線を向けて懇願の意思がこもった唸り声を発する。
一切ちゃんとした言葉が入っていなくても、青年が許しを求めている事は分かる。男にもそれは当然分かったはずだ。
だが、残酷な男は青年の求めている許しを決して与えない。それどころか男は青年が無様に懇願を叫ぶ光景を眺めて興奮を高め、その興奮をもっと愉しもうと、ポケットに入れていたリモコンを操作して青年の乳首と男根に固定したローターの振動を強く激しい物へと引き上げてしまった。

「んむぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉーっ!?」

ベッドをぎしぎしと軋ませ、青年の細い裸体が仰け反る。わずかに保っていた青年の平静は暴力的な快楽で一気にこそぎ落とされ、青年は撮影されてしまっている状況だという事も考えられないまま目を剥いて苦悶する表情を晒し、腰をガクガクと突き出して男根をローターから伸びたコードと一緒に振り回してしまう。
無防備な裸体を無感情な淫具に嬲られて獣のように鳴き、理性を快楽に壊されていく青年。そんな青年の痴態を見ながら、男は青年の痴態を収めた映像作品のタイトルを、青年が自分に捕らえられた理由である『スパイ』を含んだタイトルを考える。

「うー! んむぅぅー! むぉ、ふ、あぉぉぉぉんっ…!」

自らの惨めで淫らな姿を映した映像が商品として売り出される。それを男に聞かされて自身の危機を嫌でも理解させられた青年はなりふり構わずにもがくが拘束と快楽からはどうやっても逃れられず、青年はその映像が自分を知っている者の目に入っても助けが来ず自分は役立たずのスパイとして見捨てられるであろうという無慈悲な事実を理解して深い絶望を覚えながら、何台ものカメラと男の前で何度も何度も絶頂させられてしまうのだった。




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