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狼は淫液に沈められる

2015.10.21.Wed.21:00
甲冑を身にまとった虎獣人の騎士が、部屋の中央に開いた大きなくぼみを眺めている。まるで浴槽のような形で作られたくぼみ、そこには液体が並々と注がれている。その液体の色は、水やお湯のような透明ではなく濁った白。すえた雄の香りを強く放つ…白の精液だ。
たっぷりと注がれた淫液の香りは、距離を置いて眺めている虎の鼻にも届いている。これだけ離れていても届く香りは、くぼみの中に入れば更に濃く感じられるだろう。
淫らで、むせ返るような雄の香りを嗅ぎながら、虎の騎士は小さく笑ってくぼみの近くにあるレバーを引いた。すると、部屋全体が大きな音を立てて震え、精液で満たされたくぼみの中から箱がせり出してきた。
スパイとして捕らわれた狼獣人の男を閉じ込めている、透明な箱が。

「あ…ふぅ、あ…はぁぁっ……!」

舌をだらしなく垂らした口で弱々しい声を上げ、狼は手を拘束された裸体を透明な箱の中で小刻みに震わせている。
指と爪を使えなくさせる手袋を嵌められた狼は、虎の騎士の姿を精液で汚れた箱を通して潤んだ瞳で確認すると、悔しそうに虎を睨み付け言った。

「貴様…っ! 今すぐ、出…せ……っ!」

視界を淫らな白で埋め尽くされ、箱から煙突状に伸びた空気口から流れ込む精液の香りに鋭敏な嗅覚を犯され続けたというのに、狼スパイは強気に吠える。
だが、幾ら強気に吠えても狼の立場は変わらない。捕らわれ、淫臭に苦悶させられている立場にありながら気丈に叫ぶ狼を見た虎は愉快そうに微笑み、しなやかな尻尾を揺らして尋ねた。

「出して欲しいか? お前の雇い主の事を吐けば、今すぐに出してやるぞ?」
「っ! 誰、が…吐く、ものか……っ!」

淫液の香りに満たされた箱から今すぐ出たい。その願望を押さえ付け、狼はスパイの誇りを守る。
しかし、幾ら狼が虚勢を張ろうと虎には関係無い。何故なら、虎は狼が虚勢を張って誇りを守ったなら、狼が誇りを捨てて情報を吐くまで追い詰めるだけだからだ。

「そうか、なら…また沈めてやろうな」

虎の手が、先程引いたレバーを元の位置に戻す。それと同時に部屋全体がまた大きな音を立てて震え、狼を入れた透明な箱はゆっくりと、精液のプールの中へと沈んでいく。

「次に聞く時は、素直に答えた方がいいぞ? もっとも…次に聞く時には、もうお前は理性を失っているかも知れないがな」
「や…めっ! やめ…ろぉぉっ!」

憔悴した身体を動かし、狼スパイは手袋を嵌められた手で必死になって箱を叩く。
気丈な狼スパイが焦りと怯えを感じながら箱を叩く様を、虎の騎士は目を細めて愉しんでいた。




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コメント
攻めの虎騎士も素敵★
今回も来ました。
今回の虎騎士は攻め攻めなんですね。こういうのもいいです。
エロくてすごくて最高です♪
どの作品もすごいものばかりで、マジで尊敬します。
私も、負けじと頑張ります。では、この辺で・・

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