FC2ブログ

青年達の鳴き声は地下室を埋め尽くす

2015.10.13.Tue.21:00
『うぅっ! うぐぅぅ! むふっ、ぶっ…んもぉぉぉぉーっ!!』

壁一面を覆う巨大なモニターから溢れ出た嬌声が、地下室全体を包む。モニターに映っている青年は、黒革の目隠しで塞がれた目から零した涙を頬へと伝わせ、黒のギャグボールを噛まされた口から唾液と絶叫のような喘ぎ声を垂れ流し、裸体を吊るす縄をぎしぎしと軋ませながら身悶えていた。
くぐもった悲鳴を発して縄で吊るされた裸体をもがかせ、映像の青年はどうにかして逃れようと試みている。だが、背中に捻り上げられた手首はどんなに力を込めても全く緩まず、足首と太股を短く括られたまま左右に大きく開かされた足は閉じる事も出来ない。縄でアナルに固定されたバイブの刺激で柔らかな腸壁が掻き回される様子と、勃起したままのペニスが何度も何度も射精を強要される様子が撮影されていると分かっていても、青年は宙吊りにされた裸体が惨めに痙攣しながら絶頂に追いやられる光景を余すところ無くカメラの前に晒す事しか出来ない。

そんな淫らで情けの無い映像が流れるモニターを、地下室で眺めている者がいた。それは他でもない青年自身。目隠しがされていないという事以外は映像と何も変わらない拘束と、バイブによる連続絶頂を与えられている青年自身だ。

「んー、んーぅっ! んも、お! ふむぅぅぅぅ!!」
『あぶぅぅぅっ! ふー、ふぐぅぅー! あぉぉぉぉぉーっ!!』

今地下室で嬲られ快楽に悶えている青年の声と、過去に撮影された青年の声が地下室中にうるさいくらい反響する。
もはや、どっちが今の嬌声なのか、過去の縄の軋みなのかも青年には分からない。ただ、絶え間無い絶頂で苦悶している青年でも確実に分かる事が一つあった。同じバイブを使ったアナル責めでより多く絶頂しているのは、今の自分だという事だ。
自分の痴態を見て嫌でも興奮を覚えてしまうから、それもあるだろう。しかし、それ以上に絶頂回数が多くなる理由がある。単純に、映像が撮られた時より青年が快楽に弱くなり、アナルだけで強い悦びを得やすくなっているからだ。
自分を捕らえ、嬲る者によって淫猥な肉体へと作り変えられつつあるという認めたくない事実を、青年は過去の自分との比較で自覚させられてしまう。けれど、どうもしようが無い。アナルでバイブが暴れるごとに肉体が淫らに堕ちると把握しても、自由を奪われた青年はその非情な変化を受け入れるしか無いのだ。

「んぉぉぉぉぉぉぉーっ! んも、は、ふむぉぉっ…!」
『は、ひゅ…あふっ、む、ふぶぅぅぅぅ…!』

まだ日常に戻れる位置にいた映像の青年と、戻れなくなりつつある位置まで淫らにされた今の青年の鳴き声は、両方が快楽で失神する時まで助けの来ない地下室内を埋め尽くしていた。




↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村
blogramで人気ブログを分析


B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓




















関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示