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苦悶する猫スパイを獅子達は眺める

2015.10.09.Fri.21:00
この作品は通りすがりさんのリクエストを元にして書かせて頂きました。リクエスト、ありがとうございました!


「…スパイ君の様子はどうだい?」
「あ、社長…ご覧になられますか?」

獅子獣人の社長の問いに対し、白衣を着た狼獣人の男が答える。それを聞いた獅子はにっこりと微笑み、言った。

「あぁ、頼むよ」
「かしこまりました」

獅子の言葉を聞いた狼は、手元にある赤いボタンを押した。すると、黒色をしていたモニターがブン、と音を立てて起動し…獅子社長と狼の瞳に捕獲された猫青年のスパイの様子を見せ始めた。
一人きりの部屋で衣類を剥ぎ取られた裸体を縄で拘束され、嫌でも苦悶を味わう状況に追いやられた哀れなスパイの様子を、だ。
爪を使えなくする手袋を被せられた手を背中で捻り上げられ、二の腕を胸部に押し付ける縄へと短く結合された猫スパイに、もはや手の自由は無い。上半身と天井を繋ぐ縄を解く事も出来なければ、尻尾と天井を繋ぐ縄を解く事も出来ず。声を塞いでいる赤いギャグボールを外す事も出来なければ、下半身に施された縄の責めから逃れる事も出来ない。

手が動かせれば、右膝に結ばれた縄を解けるのに今の猫スパイは縄に触れる事すら叶わず、ただただ膝を必死に持ち上げて縄に余裕を持たせ、天井から下がった滑車を通して膝と縄で結ばれている自身の性器への負担を軽くする事しか出来ない。
右足の力を抜き過ぎると縄が引かれ、滑車を経由して結ばれた性器の睾丸がぎゅうと搾り出される。その刺激は激しい痛みを感じると同時に強い屈辱と羞恥も感じる物で、猫スパイはそれらの感覚を避ける為に一生懸命になって右足を持ち上げ続けていた。
だが、長時間続いたその状態は猫スパイの心と身体を大きく消耗させたらしい。現に、獅子と狼に見えている猫スパイの表情は捕獲された直後にあった反抗心などを完全に失い、ギャグボールを噛まされた口からは絶えず懇願の思いがこもった唸りと飲み込めない唾液が零れている上に、黒の毛に覆われた裸体は膝が落ちないように気を付けながらも苦しげにくねくねと悶えている。

隠しカメラで痴態が別室の獅子達に見られている事も知らないまま、猫スパイは一人きりの部屋で責めからの解放を求めてくぐもった声を上げている。言葉が不明瞭でも、声音と表情で猫スパイが助けを望んでいる事は明白だ。
しかし、無慈悲な獅子の社長はそんな猫スパイの姿を見聞きしても望む助けは決して与えず、より猫スパイを追い詰める為の指示を狼に出した。

「良い表情だ…君、この様子を録画しておいてくれないかい? スパイ君に直接尋問する時に使いたいんだ」
「分かりました、社長」

睾丸が縄で引き絞られる責めに喘ぐ猫青年のスパイは、この責めが苛烈な性尋問の第一段階に過ぎないという非情な事実なんて知る由も無いまま、声にならない声を発しつつ震える右足を高く上げていた。




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