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機械達は捕獲した怪盗少年を淡々といたぶる

2015.09.17.Thu.21:00
美術館に送った予告状を、美術館のオーナーである男が愉快犯だと切り捨てた事は把握していた。その上で、美術館の内部および、夜の闇に包まれた周辺に警察がいない事、盗む予定のペンダントのみが飾られている部屋の真上から聞き耳を立てて室内にも人がいない事を確認し、怪盗少年は黒のキャットスーツをまとった身体を室内に侵入させた。
呼吸も、足音も、起動音すらも全く立てずに待ち伏せていた四体の機械が室内に着地した自分を四方から捕らえに来る展開など、予想出来るはずも無かった。
金属で作られた八本の足を器用に使い高速で近付いてくる四体の機械に気付いた怪盗少年は素早い反応を見せ、機械を飛び越えて捕獲を免れようとした。が、それは叶わなかった。機械は飛び越えようとする怪盗少年の足首をアームでがっちりと捉え、バランスを崩した少年の左右の手首を同じアームでがっちりと掴んでしまったからだ。
両手首と両足首を拘束された怪盗少年が幾ら黒いキャットスーツを着込んだ身体をもがかせても、アームはビクともしない。歯を食い縛って拘束を解こうと暴れても、怪盗少年はアームでX字に引き伸ばされたその身を不安定な空中でくねらせる事しか出来ない。

「ぐ、うぅぅっ! く、うぅぅ!」

せめて、スーツの腰に固定してある道具が使えれば。そう思い、怪盗少年は必死でじたばたともがく。けれど、やはり手足は思い通りに動かせず、怪盗少年が諦め悪くもがき続けている間に、四体の機械はインプットされていた行動を淡々となぞり始めた。
振り乱される怪盗少年の頭部を固定し、ヘルメット型の機械を被せるという行動を。

「な…!? 何を…やめ、ろぉっ!」

白色をしたヘルメット型の機械。数え切れない程のコードが繋がった得体の知れない機械が装着される恐怖を覚えた怪盗少年は、今まで以上に暴れ、ヘルメット型の機械から逃れようとした。
しかし、結果としてそれは無駄で。怪盗少年は顔を大きく揺らして装着の時を遠ざけるという足掻きすら許されないまま頭部にヘルメットを被せられ、すぐさまそのヘルメットの効果を身体で思い知らされた。

「んぉぉぉぉぉぉぉーっ!?」

アームで空中にX字で固定された怪盗少年の華奢な身体が突然に痙攣を始め、腰がガクガクと突き出される。自分に何が起こったのか分からず、怪盗少年は困惑したままキャットスーツの下で左右の乳首と幼い男根を肥大させていく。そんな怪盗少年の怯えを四体の機械は無視し、自分から伸びたコードでヘルメットに指示を与え、逃れられないように拘束した怪盗少年へ無理矢理快楽を注ぎ込む。
脳に直接送り込まれる快楽を堪えるすべなどある訳が無く、怪盗少年はただただ送り込まれる快楽に悶え、獣のように鳴き声を上げるしか無い。

「んあぁっ、おぉっ! や、あぁぁ! と、め! んぎぃぃぃんっ!!」

スーツを押し上げてつんと尖った乳首を揺らし、スーツの中で望まぬ射精を繰り返しながらも萎えられない男根を腰と一緒に何度も突き出し、ヘルメットの中で目を見開き口から唾液と舌を垂らして喘ぐ怪盗少年を助ける者はおらず。罠にかけられ機械による絶頂地獄に堕とされた怪盗少年は、キャットスーツの中を汗と淫液でぐちょぐちょに汚しながら、盗みに入った夜の美術館の部屋で、甘く歪んだ悲鳴を発していた。




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