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壊れた世界でヒーローは辱められる

2015.09.14.Mon.21:00
悪の組織は倒されるべき存在で、ヒーローは悪を倒す正しい存在。そんな当たり前の価値観が悪の組織の作り上げた装置によって歪められた世界で、ヒーローの青年は辱められていた。

「さぁ皆さん! 皆さんの敵であるヒーローの無様な痴態をしっかり観察してあげて下さい」

人々の支持を得る正しい存在となった悪の組織の構成員が、陽光の降り注ぐ公園の広場で声を張り上げる。
すると、広場に集まっていた人々は、自分達の記憶と価値観が昨日とは真逆の物に入れ替えられていると全く気付いていない人々は、何の疑いも無く嫌悪と嘲りがこもった表情をヒーローに向ける。
昼間の公園の広場でヒーロースーツを取り上げられた裸体を見世物にされている、哀れなヒーローに。

「んぐ…おぉ、ふむうぅ…!」

彼らが何も悪くないと知ってはいても、応援をくれた人々から憎悪を浴びせられている状況は嫌でもヒーローの絶望を煽り、与えられた屈辱の拘束と相まってヒーローに強い惨めさを覚えさせる。
広場に設置された白い機械に二の腕から先と太股から先を飲み込まれたヒーローの裸体はまるで宙に浮いているかのような見た目になっていて、左右の乳首、勃起したペニス、尻穴といった恥ずかしい場所はもちろん、開かされた口に言葉封じと媚薬入り栄養剤注入を兼ねるチューブを固定されたヒーローの顔も丸見えだ。
言葉での懇願も行えないまま媚薬で発情させられた裸体をかつて味方だった人々の前に晒され、昼間の刺すような陽光に晒されたヒーローは身も心も憔悴し、もはや不自由な口で助けてを発する事もやめている。
すっかり弱り切り、大人しくなったヒーロー。しかし、そんな弱ったヒーローに悪の組織の者は物足りなさを感じたらしく、慈悲を与えるどころかより残酷にヒーローを追い詰める責めを与え始めた。

「全く…人前だというのに性器をはしたなく硬くさせて…そんなに気持ち良くなりたいのか? 淫乱ヒーロー!」
「うぅぅっ…ぐむっ…!」

今更意地を張っても、何の意味も無い。そう考えたヒーローはヒーローとしてだけでなく人としての誇りも捨て、正直に首を縦に振って気持ち良くなりたいかの問いに肯定を示した。
想像通りに肯定を示したヒーローに悪の組織の者は満足そうに黒く笑う。そして、用意していた言葉を、ヒーローではなく広場に集まった人々に向けて出した。

「だそうですよ、皆さん? どうしますか? このヒーローの望み通りに快楽を恵んでやりますか? それとも…快楽を与えず、ヒーローに自分の愚かさへの反省を促しますか?」
「…気持ち良くなりたいだと…? ふざけるな!」
「自分の立場が全然分かってないのか!?」
「おいアンタ! 絶対に快楽を与えるなよ? そのヒーローはもっともっと反省させるべきだ!」
「…だってよ、ヒーロー君?」
「ふむぅぅぅぅんっ…!!」

当然の価値観が壊された世界の公園にある広場には、信頼と尊敬を抱いていたヒーローを罵倒する人々の声と、正義の存在から辱められる存在へと堕とされたヒーローが身体中の疼きに苦悶する切ない声が、虚しく聞こえ続けていた…。




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