解放を求め少年探偵は淫らな指示に従う
2015.09.09.Wed.21:00
家具が一切置かれていないビルの一室で、三人の男がにやにやと笑っている。その三人のうち二人は、にやにやと笑いながら手にした乗馬用の鞭をこれ見よがしに揺らしている。そしてもう一人はパイプ椅子に腰掛け、三脚に固定したビデオカメラを通して鞭を揺らす二人の男と、二人の男の間に挟まれた状態で強張った笑顔を見せている哀れな少年探偵を見つめていた。
「探偵君? もっとちゃんと笑いなよ?」
「背中が曲がってるぞ? また尻を叩かれたいのか?」
「は、あぁぅぅっ…!」
意地の悪い口調で指摘する男達の言葉に反応し、少年探偵は苦悶に歪んでいた表情を出来る限りの笑顔に変え、背中で黒のガムテープを使って縛り上げられた手に力を込めながら曲がっていた背筋を真っすぐに伸ばした。男達に装着された淫らな責め具に嬲られた身体は、もはや立つ事も辛い程疲弊しているのに、だ。
左右の乳首をしっかりと挟むクリップから吊るされたローターは、少年探偵の乳首に重みの責めと振動による快楽責めを施している。少年探偵の腰に装着された鍵付きのパンツは、内部に付けられている太いバイブで少年の尻穴を掻き回し、股間部分に付けられたパッドで少年の幼い男根を震わせ、無理矢理に射精を強要してくる。
乳首と、尻穴と、男根を淫具でいっぺんに責められ何度もイかされた少年探偵の足は見ていて痛々しいくらいに震えており、その震えは床に出来た汗と淫液の水溜まりに波紋を絶えず作っている。
手を縛られ、快楽の弱点を機械に嬲られ、自分を捕らえた男達の指示に逆らう事も叶わないまま絶頂し続ける様子を撮影されている少年探偵のプライドはもうボロボロだ。けれど、少年の心はまだ折れ切っていない。恥辱と屈辱に塗れる仕打ちの中にわずかな希望があるからだ。
少年探偵が抱くわずかな希望。それはビデオカメラが発するピーという電子音と共に突然訪れた。
「あぁっ…っ、はあぁ!」
その音を聞いた途端少年探偵は崩れ落ち、足が自身の分泌した体液の水溜まりで汚れる事も構わずに正座した。
これで、惨めさに苛まれる快楽責めが終わる。そう思いながら、少年は動き続ける淫具の刺激に時折喘ぎつつ安堵の呼吸を漏らす。
しかし、男達は安堵を隠しもしない少年探偵を見て残酷な笑みを浮かべ、手にした鞭で少年の尻を乾いた音を立てて打ち据えた。
「おい、何休んでんだ?」
「っうぅっ!? 電池、切れるまで立ったりゃ…解放、してやりゅ…っへ……っ!」
指示に従い、成し遂げた。それなのに尻を鞭で打たれた事に対し、少年探偵は涙と唾液でぐちょぐちょになった顔を鞭を振るった男に向け舌足らずに抗議した。
その抗議の言葉が男達の悦びを誘う、思い通りの内容である事など全く気付かずに。
「あぁ、そう言ったな」
「でもよ…誰もビデオカメラを一台しか用意してない。なんて言ってないよな?…ほら」
少年探偵の右側に立つ男が、右手で指を差す。その指の先を潤んだ視線で追った少年探偵の視界に入ってきたのは…パイプ椅子に座った男が新しいビデオカメラを三脚に取り付けている様子だった。
「っ…!」
目の前に広がる光景を把握した瞬間、少年探偵は理解した。与えられた解放条件を飲むしかない自分が快楽で苦悶する様と、安堵する自分を絶望に叩き落し再びの責めで自分が更に快楽で苦悶する様を作るのが男達の目的だったという事を、嫌でも理解させられた。
「さぁ、さっさと立てよ!」
「じゃないと、いつまで経っても解放してやらねーぞ? おらっ!」
「あうぅぅ!」
「ほら、笑顔笑顔」
解放する気など無いくせに。そう心で思いながらも少年探偵は尻たぶを襲う鞭の痛みから逃れる為に立ち上がるしか無く、屈辱と絶望の滲んだ笑みを浮かべ、淫具の刺激に震えながら手を使わずに立とうとする少年探偵の無様な姿は少年を捕らえた三人の男とビデオカメラの前に何もかもさらけ出されていた。
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「探偵君? もっとちゃんと笑いなよ?」
「背中が曲がってるぞ? また尻を叩かれたいのか?」
「は、あぁぅぅっ…!」
意地の悪い口調で指摘する男達の言葉に反応し、少年探偵は苦悶に歪んでいた表情を出来る限りの笑顔に変え、背中で黒のガムテープを使って縛り上げられた手に力を込めながら曲がっていた背筋を真っすぐに伸ばした。男達に装着された淫らな責め具に嬲られた身体は、もはや立つ事も辛い程疲弊しているのに、だ。
左右の乳首をしっかりと挟むクリップから吊るされたローターは、少年探偵の乳首に重みの責めと振動による快楽責めを施している。少年探偵の腰に装着された鍵付きのパンツは、内部に付けられている太いバイブで少年の尻穴を掻き回し、股間部分に付けられたパッドで少年の幼い男根を震わせ、無理矢理に射精を強要してくる。
乳首と、尻穴と、男根を淫具でいっぺんに責められ何度もイかされた少年探偵の足は見ていて痛々しいくらいに震えており、その震えは床に出来た汗と淫液の水溜まりに波紋を絶えず作っている。
手を縛られ、快楽の弱点を機械に嬲られ、自分を捕らえた男達の指示に逆らう事も叶わないまま絶頂し続ける様子を撮影されている少年探偵のプライドはもうボロボロだ。けれど、少年の心はまだ折れ切っていない。恥辱と屈辱に塗れる仕打ちの中にわずかな希望があるからだ。
少年探偵が抱くわずかな希望。それはビデオカメラが発するピーという電子音と共に突然訪れた。
「あぁっ…っ、はあぁ!」
その音を聞いた途端少年探偵は崩れ落ち、足が自身の分泌した体液の水溜まりで汚れる事も構わずに正座した。
これで、惨めさに苛まれる快楽責めが終わる。そう思いながら、少年は動き続ける淫具の刺激に時折喘ぎつつ安堵の呼吸を漏らす。
しかし、男達は安堵を隠しもしない少年探偵を見て残酷な笑みを浮かべ、手にした鞭で少年の尻を乾いた音を立てて打ち据えた。
「おい、何休んでんだ?」
「っうぅっ!? 電池、切れるまで立ったりゃ…解放、してやりゅ…っへ……っ!」
指示に従い、成し遂げた。それなのに尻を鞭で打たれた事に対し、少年探偵は涙と唾液でぐちょぐちょになった顔を鞭を振るった男に向け舌足らずに抗議した。
その抗議の言葉が男達の悦びを誘う、思い通りの内容である事など全く気付かずに。
「あぁ、そう言ったな」
「でもよ…誰もビデオカメラを一台しか用意してない。なんて言ってないよな?…ほら」
少年探偵の右側に立つ男が、右手で指を差す。その指の先を潤んだ視線で追った少年探偵の視界に入ってきたのは…パイプ椅子に座った男が新しいビデオカメラを三脚に取り付けている様子だった。
「っ…!」
目の前に広がる光景を把握した瞬間、少年探偵は理解した。与えられた解放条件を飲むしかない自分が快楽で苦悶する様と、安堵する自分を絶望に叩き落し再びの責めで自分が更に快楽で苦悶する様を作るのが男達の目的だったという事を、嫌でも理解させられた。
「さぁ、さっさと立てよ!」
「じゃないと、いつまで経っても解放してやらねーぞ? おらっ!」
「あうぅぅ!」
「ほら、笑顔笑顔」
解放する気など無いくせに。そう心で思いながらも少年探偵は尻たぶを襲う鞭の痛みから逃れる為に立ち上がるしか無く、屈辱と絶望の滲んだ笑みを浮かべ、淫具の刺激に震えながら手を使わずに立とうとする少年探偵の無様な姿は少年を捕らえた三人の男とビデオカメラの前に何もかもさらけ出されていた。
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