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裏切られた少年ヒーロー達は全身に快楽を注ぎ込まれる

2015.08.26.Wed.21:00
口以外の部分を覆うヘルメットで顔を隠し、五色のスーツを身にまとって町を守っていた五人の少年ヒーロー。
彼らは、人質に取られた唯一自分達の正体を知っている友人を救うべく敵の基地へと乗り込み、そして…ヒーロースーツの身体強化機能を奪う仕掛けが施された部屋へと誘導され、無力化させられたところを敵の戦闘員達の手で呆気無く捕らわれてしまった。
当然彼らは自分達を押さえ込む戦闘員から逃れようと暴れた。しかし、スーツの力が無ければ彼らは普通の少年と同じだ。全力を込めて暴れても大人が数人がかりで身体を押さえればただの少年に勝ち目などある訳も無く、五人の少年ヒーローは抵抗虚しくただの衣装と化したヒーロースーツを着た身体を部屋の壁に金属の拘束具を使って大の字に縫い付けられ、仲良く五人並んで全く動けないようその身を壁に固定されてしまった。

「ぐ…ぅっ! くそっ、くぅぅっ!」
「はず、せ…外せよっ!」

悔しそうに吠えつつ、五人の少年は歯を食い縛って拘束を解こうと試みる。
だが、何の力も無い少年が器具を使わなければ壊せないような頑丈な金属の拘束を自力で解く事など不可能で、五人はヘルメットのゴーグルごしに自分達を拘束した敵の戦闘員達を睨みながら大の字に固定された腕と足を、無意味に動かす事しか出来ない。
力を封じられ、手足の自由を奪われ五人揃って身動きを取り上げられた状況は絶望的だ。けれど、少年ヒーロー達は瞳の強さを一切失っておらず、この絶望的な状況を打破する瞬間がいつか来ると信じていた。
その不屈の思考の原動力は、ヒーローとしての正義感であり、悪に負けたくないという意地であり、捕らわれた友人を絶対に救い出すという使命感だ。
自分達がどうなろうと、戦いとは関係無い友人だけは助ける。決意を持ち、戦闘員達を鋭く見すえる五人の少年ヒーロー。そんな少年ヒーロー達の耳に、声が聞こえ始めた。その声は、部屋に設置されたスピーカーから発せられ出した物で、少年ヒーロー達にとってはよく知っている物だった。

「みんな! 来てくれたんだね」
「っ! ○○!?」
「無事なのか、○○!?」

はっと顔を上げ、少年ヒーロー達は安堵と心配が入り混じった声で友人の名を呼び、無事かを尋ねる。
攫われた友人の安否を尋ねる問い。その問いに、友人はスピーカーを通して答えた。
先ほど呼びかけた時とは違う。少年ヒーローと過ごしていた時とは違う、残忍な色を含んだ声音で。

「うん、無事だよ。みんなが来てくれたおかげで、僕は…無事にこの組織で今より高い地位を築けそうだ」

冷徹な口調で言い、友人のフリをしていた少年は別室にあるモニターで部屋の様子を眺めながら右の人差し指で赤いボタンを押した。
非情な仕掛けを作動させる、血のように赤いボタンを。

「っあぁぁぁぁーっ!?」
「んひぃっ、あ、にゃに、こえぇぇぇっ…!?」

何の前触れも無く、五人の少年ヒーローは壁に固定された身体を激しく痙攣させながら喘ぎ出す。
拘束具をガチャガチャと鳴らし、ヘルメットを被った頭を振り乱し、訳も分からず苦悶する少年ヒーロー達に、本性を表した少年は悠然と告げる。

「どう、すごいでしょう? 僕達の科学力にかかれば君達のスーツを無力化するだけでなく、全身に快楽を注ぎ込む性拷問服に変える事も出来るんだよ?」
「あぁ…しょ、んな、あぁぁ!」

乳首や股間といった刺激に弱い場所はもちろん、手足の指一本一本に至るまでを甘い刺激にいたぶられる五人の少年ヒーローは、責めが始まってから一分も経っていないというのに早くも股間部分のスーツを淫らな体液でじんわりと濡らし、目の前で敵の戦闘員が自分達を見ている事も考えられないままはしたなく腰をくねらせ始めた。

「戦闘員さん達、ご苦労様。後は無様にイきまくるヒーロー達を見ながら、ゆっくり休憩を取るなり、情けないヒーローを笑い飛ばすなりしてて」
「かしこまりました、○○様!」
「ん、あぁ…りゃめ、イぐ、イっちゃ、あぁぁぁ!」
「かららじゅう、きもひ、いっ…んうぅ! は、んはぁぁぁーっ…!」

悪の組織の基地にある部屋には、別室で微笑む黒い少年幹部の声と、少年幹部に敬意を示す戦闘員の声と、信じていた友に裏切られた上に誇り高いヒーロースーツを快楽を生み出す性拷問服に変えられた少年ヒーロー達が上げる甘い悲鳴が響いていた。




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