少年探偵は山道で服従を教え込まされる
2015.08.11.Tue.21:00
じりじりと照り付ける夏の日差しが人気の無い山道を歩く少年を襲っている。嫌でも熱さを感じ、汗を噴き出してしまう強い日差しに炙られる少年は疲労を覚えていた。けれど、少年は足をとめずに歩き続ける。
探偵である自分を捕らえ監禁していた怪盗の別荘から少しでも離れる為に。そして、一刻も早く人里まで辿り着き、誰かに拘束具を外してもらう為に。
「んっ…ふ、ぶぅっ…!」
言葉を封じている赤いギャグボールを施された状態では普通の呼吸すらも上手くいかず、少年探偵は荒く乱れた呼吸をする度に飲み込めない唾液を勢い良く黄土色をした山道へと飛ばしてしまう。手と足に頑丈な革の枷を嵌められ、左右の手首と足首を鎖で短く繋がれた状態では大きく歩く事も出来ない。何より、衣服を剥ぎ取られた全裸の格好では容赦の無い日差しから肌を守る事が出来ず、少年探偵は肌を焼く日差しに全身をいたぶられ、抑える事も叶わず滝のように汗を流してしまう。
暑い。息が苦しい。疲れた。休みたい。様々な弱気な感情が少年探偵の中に渦巻く。しかし、少年は決して立ち止まらない。
いつ追っ手が来てもおかしくないからというのもあったが、それ以上に中庭を散歩させられた時に履かされた靴がそのまま残され、同時に見張りが手薄になる脱走の好機など二度と訪れる訳は無いと考えていたからだ。
自分を捕らえた怪盗の手で淫らに辱められ、怪盗の部下達の手で幾度と無く絶頂させられても残っていた少年探偵の思考能力は疲弊する身体に鞭を打ち、もう訪れないと思われるこのチャンスを逃すまいとして足を動かす。
もうすぐ、もうすぐだ。少年探偵は遠くに小さく見える町並みを見ながら自分を奮い立たせる。連れ戻される恐怖を別荘から逃げ出した直後は感じていたが、誰一人として追ってこない状況が長く続いた結果少年は感じていた恐怖を弱め代わりに希望を抱いていた。
けれど、その希望は儚く崩れ去った。ついに追っ手が現れたのではなく、道を曲がった先に絶望の光景が待っていたからだ。
「やぁ、探偵君。待っていたよ」
「っ!?」
そこにあった光景は、今まで散々自分を辱めてきた怪盗とその部下の男達が山道で待ち伏せしている光景で。彼らは残酷な笑みを浮かべながら少年探偵を眺め、手にした淫らな責め具をこれ見よがしに揺らしていた。
「さて、今日は別荘の外で探偵君を可愛がってあげるよ。二度と逃げ出そうなんて考えないよう、たっぷりとお仕置きしてあげる」
「んぅ、んっ!」
背筋を凍り付かせた少年探偵は怪盗達に背を向け、別荘の方へ向かって逃げようとする。だが、陽光の中を歩き疲れ切った裸体では、拘束具で動きを制限された裸体では素早く逃げるなんて芸当が出来るはずも無く、少年探偵は怪盗の部下達にあっさりと捕まってしまった。
「おやおや、脱走しておいてまだ逃げようとするなんて…悪い子だ。これは、ちょっとやそっとのお仕置きじゃ反省させて上げられないかも知れないねぇ…」
「ふぅーぅっ…も、ぐうぅ…!」
冷たく微笑んでいる怪盗の側へと運ばれながら少年探偵は半狂乱になって助けを求めたがその声は非情な怪盗以外の誰にも届かず、間を置かずして発せられ始めた少年探偵の甘い喘ぎもただ怪盗達の耳を愉しませる事しか出来なかった。
静かな山道には木々を揺らす風の音と、絶対の服従を教え込まされる少年探偵の淫らな鳴き声が響いていた。
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「んっ…ふ、ぶぅっ…!」
言葉を封じている赤いギャグボールを施された状態では普通の呼吸すらも上手くいかず、少年探偵は荒く乱れた呼吸をする度に飲み込めない唾液を勢い良く黄土色をした山道へと飛ばしてしまう。手と足に頑丈な革の枷を嵌められ、左右の手首と足首を鎖で短く繋がれた状態では大きく歩く事も出来ない。何より、衣服を剥ぎ取られた全裸の格好では容赦の無い日差しから肌を守る事が出来ず、少年探偵は肌を焼く日差しに全身をいたぶられ、抑える事も叶わず滝のように汗を流してしまう。
暑い。息が苦しい。疲れた。休みたい。様々な弱気な感情が少年探偵の中に渦巻く。しかし、少年は決して立ち止まらない。
いつ追っ手が来てもおかしくないからというのもあったが、それ以上に中庭を散歩させられた時に履かされた靴がそのまま残され、同時に見張りが手薄になる脱走の好機など二度と訪れる訳は無いと考えていたからだ。
自分を捕らえた怪盗の手で淫らに辱められ、怪盗の部下達の手で幾度と無く絶頂させられても残っていた少年探偵の思考能力は疲弊する身体に鞭を打ち、もう訪れないと思われるこのチャンスを逃すまいとして足を動かす。
もうすぐ、もうすぐだ。少年探偵は遠くに小さく見える町並みを見ながら自分を奮い立たせる。連れ戻される恐怖を別荘から逃げ出した直後は感じていたが、誰一人として追ってこない状況が長く続いた結果少年は感じていた恐怖を弱め代わりに希望を抱いていた。
けれど、その希望は儚く崩れ去った。ついに追っ手が現れたのではなく、道を曲がった先に絶望の光景が待っていたからだ。
「やぁ、探偵君。待っていたよ」
「っ!?」
そこにあった光景は、今まで散々自分を辱めてきた怪盗とその部下の男達が山道で待ち伏せしている光景で。彼らは残酷な笑みを浮かべながら少年探偵を眺め、手にした淫らな責め具をこれ見よがしに揺らしていた。
「さて、今日は別荘の外で探偵君を可愛がってあげるよ。二度と逃げ出そうなんて考えないよう、たっぷりとお仕置きしてあげる」
「んぅ、んっ!」
背筋を凍り付かせた少年探偵は怪盗達に背を向け、別荘の方へ向かって逃げようとする。だが、陽光の中を歩き疲れ切った裸体では、拘束具で動きを制限された裸体では素早く逃げるなんて芸当が出来るはずも無く、少年探偵は怪盗の部下達にあっさりと捕まってしまった。
「おやおや、脱走しておいてまだ逃げようとするなんて…悪い子だ。これは、ちょっとやそっとのお仕置きじゃ反省させて上げられないかも知れないねぇ…」
「ふぅーぅっ…も、ぐうぅ…!」
冷たく微笑んでいる怪盗の側へと運ばれながら少年探偵は半狂乱になって助けを求めたがその声は非情な怪盗以外の誰にも届かず、間を置かずして発せられ始めた少年探偵の甘い喘ぎもただ怪盗達の耳を愉しませる事しか出来なかった。
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