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淫音は閉ざされた部屋を満たす

2015.08.09.Sun.21:00
誰もが羨む豪邸。そこの最上階に位置する広い部屋に、上等なスーツをまとった豪邸の主である男が入る。大企業の社長としての仕事を終え、自室へと帰ってきた主はいつものようにネクタイを外し、スーツの上着をハンガーにかけると部屋にある扉へと向かう。さっき入ってきた部屋の入り口の扉ではなく、浴室に繋がる扉でもなく、自分だけが持つ鍵でしか開けられない扉だ。
ポケットから銀色の鍵を取り出し、主はそれを扉の鍵穴へと差し込む。鍵が時計回りに動かされると閉ざされていた扉はガチャリと音を立て、鍵をしまった主の右手がドアノブを鍵と同じく時計回りに動かして扉を開くと、防音の施された扉で遮られていた内部の音が主の部屋へと溢れ出した。

「うぶぅぅっ! むっ、ふっ、んもぉぉっ…!!」

溢れ出した音は、くぐもった悲鳴と縄が軋む音。そして、決して広いとは言えない部屋にうるさく響く機械の駆動音。
それらは、全て一人の青年を中心にして発せられている。主しか入れない部屋の中央に置かれた細長いベッドの上に縄で縛り上げられた裸体を遊び無く繋がれ、身動きが思い通りに取れない状況で恥ずかしい尻穴を極太の張型による掘削で辱められていたスパイの青年を中心にして、だ。
部屋の床に設置された機械に固定されている極太の張型はスパイの尻穴を狙い澄まし、朝からずっと表面についた凶悪なイボで柔らかな肉壁を休み無い出し入れで引っ掻き回している。その容赦の無い出し入れから逃れたいと青年スパイは何十回も思った。けれど、それは叶わなかった。背中に回されたスパイの手首を固く縛り、折りたたまれた足を上半身に括り、細長いベッドの上で尻を高く掲げた体勢を強要している麻縄はどんなにもがいても緩まず、ぎちぎちと耳障りな音を立てながら肌に食い込むだけだったからだ。
暴れても縄は解けず、拘束された手足では尻穴を無機質なピストンで陵辱している張型から離れられない。そんな状態にされた青年スパイはもはや白布で塞がれた目から涙を流し、言葉と舌噛みを封じている黒い棒状の口枷に歯を立てながら張型の責めで絶頂させられるしか無く、スパイは主が朝に出かけてから今帰ってくるまで数え切れない回数の絶頂を迎えていた。

縛られた足を絶頂の証である白い体液と、透明な先走りと、尻穴から張型でこそぎ出された腸液でぐちょぐちょに汚し、汗に濡れた裸体をベッドの上でガクガクと痙攣させている青年スパイ。その哀れで、惨めで、淫猥な姿を目を細めて眺めながら主は邪魔が入らないよう扉を閉めて鍵をかけ身悶えている青年スパイへと近付いた。

「んーんっ…む、ふうぅぅっ…!」

憔悴の色が混じった弱々しい唸り声を出して、青年スパイは裸体をくねらせて助けを求める。
だが、主は唸りを全く相手にしない。それどころか助けを求めて唸る青年スパイを見た主は愉しそうに微笑むと、より青年が情けなく唸る様を見る為に右手を動かした。

「んふぅぅんっ!」

右の尻が手の平で軽く打たれた瞬間、青年スパイは甘い悲鳴を上げた。尻を叩かれた痛みが原因ではなく、その痛みですくみ上がった筋肉が勝手に張型を絞め付けたせいで今まで以上に激しいイボによる擦り上げを感じてしまったからだ。
ビクンッ、と跳ねて予想通りの悲鳴を上げる青年スパイの様子に主はさっきよりも愉しそうに笑うと右手をまた持ち上げ、淫らにくねっている尻を弱く叩いた。一度や二度じゃなく、何度も、何度も。

「むぅっ、んっ、ふうぅ! むぐうぅぅ!」

達し過ぎて意識が朦朧とする程疲弊しているのに与えられる緩い痛みと苛烈な尻穴の悦楽に、青年スパイは苦しげな鳴き声を発して縛られた裸体を震わせ、何も出せなくなった男根から壊れた蛇口のように透明な先走りを、張型で掻き回されている尻穴から腸液を分泌する。
自身が出した体液に塗れ、無情な責めに苦悶させられる青年スパイの声は閉ざされた部屋で外に漏れる事無く淫具の駆動音と共に鳴り響き、捕らえた青年スパイを嬲る主は部屋を満たす淫音を耳で味わいながら、嬉々として尻を打ち続けていた。




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