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暑い夜中に龍は快楽で震える

2015.07.21.Tue.21:00
暑い夜。日本屋敷の庭先にある蔵の中に、一人の男がいた。
背に刻まれた龍の刺青を汗を飛ばしながら淫らにくねらせ、蔵のあちこちに張られた縄で拘束された裸体を苦しげに悶えさせている男が、だ。

「むぅ…ふぉ…っうぅ…っ!」

白布の目隠しの下で眉根を寄せ、男は噛まされた黒いギャグボールから荒く乱れた呼吸を漏らしてじたばたと裸体を暴れさせている。けれど、その暴れは男が思うような大きい物には決してならない。裸体を拘束する縄は男に大きく身悶える事さえも禁じる程厳重に自由を奪っていた。
頭上高く持ち上げさせられた手首の縄は蔵の天井と遊び無く繋がれていて、下ろす事も出来ない。肘に巻き付けられた縄は壁にある金具へと繋がれていて、男は上半身をよじらせる事もままならない。腰に巻かれた縄は肘と同じように壁の金具に繋がれていて、男は腰を振る事も叶わない。そして足首の縄は床にある金具へと繋がれていて、男は行儀良く揃えた足を床に着け、蔵の入り口に裸体の正面を向けた状態から移動を許されない。

あらゆる部位を蔵に繋がれ、立ったままの格好で固定されてしまった男。露出させられた裸体を隠したくても手足は思い通りにならず、思い通りにならない手足では視界を塞ぐ目隠しや言葉を封じるギャグボールを外す事はもちろん、性の弱点に仕込まれた淫具を取りたくても出来はしない。
乳首に取り付けられたローター付きのクリップで乳首に挟まれる痛みと振動による快楽を嫌という程に与えられても、ペニスに巻かれたローター付きのベルト二本で裏筋の根元と亀頭のすぐ下を休憩無しで責め立てられ連続で射精を迎えさせられても、アナルに押し込まれたプラグで拡げられた恥ずかしい穴を延々と震わされても男はそれらの苦悶から逃げ出せず、男は一人っきりの蔵の中で立ったまま拘束された裸体を惨めにビクつかせ、幾らイっても終わらない絶頂地獄にいたぶられるしか無かった。

「んむうぅ…は、ふ…あおぉぉ…!」

悲鳴を上げる余力も失った男は、目隠しから染み出した涙を頬に伝わせながら汗と体液に汚れた裸体をくねらせている。
気が遠くなるくらいに快楽で責められ、憔悴させられた男は背中の龍の雄々しさとは裏腹の弱々しい思いを抱いていた。

「はふ…へて……んも、ひや…ら…っ!」

まともな言葉を発せないなりに精一杯発した懇願の言葉は、蔵に響く淫具の駆動音に虚しく掻き消され誰にも届かない。助けてくれる者に届く事が無ければ、今頃は屋敷内で眠りに就いているであろう、男を拘束し甘い地獄を与えた無情な存在に届く事も無い。

「あ、あぁ…も、ぉ…いふ、まは、い…ふ…っ!」

救いの来ない蔵の中で、男は淫具を付けられた弱点と汗に濡れた龍を小刻みに震わせながら、永遠とも感じられる苦悶の夜が終わる時を理性を崩されながら必死に待ち続けていた。




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