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優秀な機械は少年ヒーローに二種類の責め苦を与える

2015.07.06.Mon.21:00
この作品はリオさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!


「いつまで眠っているつもりですか? いい加減起きてくださいよ…ヒーロー君」

嘲笑のこもった粘ついた声が、眠っていた少年ヒーローの耳に届く。そうして目を覚ました少年の視界に入ってきた光景は愉しくて仕方が無いといった表情を浮かべた敵の男の顔と、自分の右頬を手の甲で叩いている男の右手だった。

「っ!」

自分の顔に触れる手に気付き、少年ヒーローは汚らわしさを感じながら顔を男の手から離そうと動かす。しかし、顔は少年の意志に反して全く動かせなかった。
いや、顔だけじゃない。眠りから覚めた少年の身体は機械に飲み込まれていて、どこもかしこも思い通りには動かせないよう自由を奪われてしまっていた。
顔を起こす事も、横を向く事も出来ないようにする固定具を頭に装着された少年ヒーローは、目を可能な限り下に向けて状況を把握しようとする。だが、少年の目に見えたのは首から下を覆う白色の機械だけだった。
仰向けに寝かされた少年の首から下を覆い隠している機械は少年の手足を真横に伸ばさせた状態のまま全身を柔らかい素材で緩く圧迫し、わずかな身じろぎさえも行えないようにしていた。

「な…っ!? くそっ…うぅぅっ!」

指一本を曲げる事も叶わない拘束を与えられた少年は危機的な立場に置かれている事を察知すると、慌てて裸体をもがかせ始めた。一方それを見た男は意地悪な笑みを更に濃くし、無様にもがく少年ヒーローに冷たい言葉を投げかける。

「おやおや…ヒーロースーツを脱がされている状態でもがいても無駄ですよ? 敵に捕まって、何にも出来ないように拘束された惨めなヒーロー君」
「だ、まれぇ…っ!」

男の指摘に何も言い返せなくて、敵の手に落ち完全に抵抗を封じられた状況が怖くて、少年ヒーローは虚勢を張って叫ぶ。
怖がりながらも強がり、少年ヒーローは全く思い通りにならない身体を機械の中でよじらせる。そんな少年ヒーローを男はしばらく右側から眺めた後立ち上がり、機械に右手を乗せながら言った。

「強気ですねぇ…一体どのくらい、その強気が保てますかね?」

誰にともなく尋ね、男は右手の人差し指で機械のボタンを押す。途端、少年の裸体を拘束する機械が激しい駆動音を立て始め、少年は大きな声を上げた。

「あぅぅぁっ!? ひ、ひゃ! ははっ、ひっ、あははっ!」

首から下を覆う柔らかな素材が全身をくまなくくすぐってきた事で溢れ出た、大きく苦しげな笑い声を。

「どうです? すごいでしょう? これを使えば対象を傷付ける事無く従順に躾けられる上に、対象が限界を迎えたら自動で一分の休憩を挟む優れ物なんですよ」
「は、あひっ…とめ、て…っ! 息が、くるひ…は、ひゃははっ!」

足の裏、太股、脇腹、背中、脇の下、二の腕、手の平…くすぐりに弱い箇所を数え切れない程いっぺんにくすぐられ、少年ヒーローは引きつった笑顔を男に向けて機械の停止を求める。まだ始まったばかりなのにすでに呼吸が苦しく、笑い死んでしまうと恐れを抱いたからだ。
けれど、男は機械をとめない。むしろ男は今まで自分に辛酸を舐めさせてきた生意気な少年ヒーローが情けなく笑い、息も絶え絶えに哀願を行う様を見つめて満足げにうなずくと、先程押したのとは別のボタンに人差し指をかけた。

「くすぐるだけじゃないですよ? こっちのボタンを押すと機械が対象の快楽に弱い場所も責めて、くすぐり地獄と快楽地獄を同時に与えられるんです」
「ひ、いっ…!?」

今でさえ気を抜けばあっという間におかしくなってしまいそうだというのに、そこに快楽の責めまで与えられたら。想像しただけで背筋が凍る。表情が強張る。
男はその強張った表情を見て口角を吊り上げ、何の躊躇いも無くボタンを押した。すると、機械が新たな動きを始め、逃げられない少年ヒーローの乳首を、ペニスを、恥ずかしい尻穴を、優しく無慈悲に揉み込んで堪えようの無い悦楽を全身へのくすぐり責めと平行して施し出した。

「あぁーぁっ! は、あっ! んぁ、ひゃはぁっ…ひぃ、ひひゃぁぁぁーっ!」

あまりの刺激の強さに、少年ヒーローは懇願さえ口に出来ないまま笑わされ、喘がされ、動かせない身体と頭を暴れさせる。
獣のような声を上げて悶え狂う少年ヒーローを男は名残惜しそうに見下ろすと、残念さを含んだ声で告げて少年に背を向けた。

「それじゃあ、僕は仕事がありますから。ヒーロー君は僕がいない間、その機械の優秀さをたっぷり堪能しててください」
「や、ぁ…! やぁ、やぁ! はひっ、いやあぁ!」

行かないでの言葉さえ紡げなくなった少年ヒーローの声を聞いても男は振り返りもせず、機械と少年ヒーローを残して部屋を出て行ってしまった。

「あーっ! は、ははっ! んはぁっ…ほ、んぉぉっ…!!」

部屋の中では機械の駆動音と共に少年ヒーローの笑声混じりの嬌声が響き、機械が自動で挟む一分という短過ぎる休憩の間は少年ヒーローが許しを請う弱々しい声が虚しく聞こえていた。




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