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綿に閉じ込められ男達は無様に腰を振る

2020.03.31.Tue.21:00
腕を伸ばしたくても、厚い綿に絞め付けられた腕は窮屈に折り畳まされた状態から抜け出せない。足を伸ばしたくても、腕と同じように綿に覆われた男達の足はどんなに力を込めても伸ばせず、二人は肘と膝で身体を支える屈辱的な四つん這いを強いられている。
その上、二人は頭部に被り物を装着され、視界と言葉を封じられてしまっている。綿に遮られた目では、暗闇以外何も見えない。被り物の内側に突き出した棒に喉近くまでを埋め尽くされた口では、意味を持たない唸りを漏らすことしか出来ない。
白と薄茶色をした犬の着ぐるみを無理矢理に着せられた二人の男は手足の自由を奪われ、周囲の様子を伺うことも許されず、本物の犬のような鳴き声しか上げられなくされてしまったのだ。
手足を拘束され、見ることとしゃべることを禁じられた哀れな男達は、捕らわれてしまった自分達への不甲斐なさと自分を捕らえた者達への怒りで胸を掻き乱されこれ以上無い悔しさを募らせていた。
だが、二人を捕まえ着ぐるみに閉じ込めた者達は、反抗の感情を込めた惨めな呻きを発しながらぼふぼふと音を立てて身悶えるしか無い二人に、更なる拘束と無慈悲な苦悶を加えた。残酷な男達はすでに手も足も出せない男達から無駄な足掻きすらも取り上げ、人間として、雄としての誇りを容赦無く叩きのめす責め苦を与えて二人を地下空間に置き去りにしたのだ。
当然、二人はそれを拒んで必死に抗ったが、手足を使えず視界を閉ざされた肉体では満足な抵抗すら叶わず、男達は着ぐるみの手足に埋め込まれた小さな金具と床に打ち付けられていた金具達を短い鎖と南京錠で繋がれ、仰向けに寝転がることも不可能にされてしまった。並んで四つん這いを強制され、無様に身をよじる程度の動きしか取れなくなった男達。そんな男達を作り出した男達は着ぐるみの股間部分にある穴から二本の男根を外部に露出させると、その露出させた男根に嫌がる二人の唸りを無視して機械を取り付けた。取り付けられた機械は、ベルトと一体化している二個のローター。絶え間無い振動を繰り返し、男達が地下を離れていても二人に淫らな刺激を味わわせ続ける淫具達だ。

「んーんっ! んぐ、むぅ、むぎゅぅぅぅっ!」
「ふぅっ、ぶぐぅぅ! んっ、んっんっ、むぐぅぅぅ!」

着ぐるみに包み込まれた裸体をじたばたともがかせ、隣にいる仲間と一緒に甘く歪んだ悲鳴を発しながら、男達は自分を嬲る淫らな地獄からどうにかして逃れようと試みている。もちろん、どんなに力を込めても着ぐるみからは脱出出来ず、着ぐるみの手足を床に繋ぐ鎖と南京錠も外せない。恥を捨ててめちゃくちゃに腰を振り乱してみても、根元と亀頭のすぐ下にきつく巻き付けられたベルトは振り払えず、二人の腰振りは自身が分泌した淫液を撒き散らしながら男根に余計な快楽を生み出すだけに終わってしまう。

「あぐっ、うぐぅぅ! んもっ、ま、むぶぅぅぅっ!」
「ふーっ! ふぐ、んぐぅぅぅ! ふっ、ふぅぅっ! もごぉぉぉぉっ!!」

早く、逃げなければ。一刻も早く、この絶頂地獄から抜け出さなければ。危機と焦りを抱きながら暴れる二人の努力は実る気配すら見せず、二人はやがて逃れる意思はおろか快楽を拒む思考さえも削り落とされていき、非情な男達が地下室に戻る頃そこには嬉しそうに鳴き腰を振って絶頂を悦ぶ淫猥な獣に成り果てた男達が欲望のままに快楽を貪っていた。






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捜査員達は悪の思い通りに書き換えられる

2020.03.30.Mon.21:00
「う、ぐぅっ……ふぅ、ふむぅぅ」
「んーっ……! は、ふぅ、むぁぁっ……」

黒い棒状の枷を噛まされた口から言葉にならない悲鳴を上げ、衣服を取り上げられた裸体をじたばたと暴れさせても、男達は誰一人として自由を取り戻せない。
背にした壁に取り付けられていた枷によって手足を拘束された男達の裸体はX字に引き延ばされたままどこにも移動出来ず、淫らな弱点に固定された機械達を振り払うことも叶わず、その機械の責めに苦悶する自分を眺めている憎い男達の目から逃れたくても逃れられない。
非道な罠によって一網打尽にされ、長い廊下の壁に並んで磔にされた捜査員の男達は、廊下を通る憎い悪人達に無様な自らを晒し続けるしか無い。
決して絶頂には至れない弱い振動を繰り返している無慈悲な淫具に嬲られ情けなく身をよじる自分を視姦されながら、捜査員達は捕らえようとしていた犯罪組織に所属する男達の前で逃げ場の無い淫欲に内側から叩きのめされる様子を嘲笑われることしか出来はしないのだ。

「うーっ! んむ、むぉぉっ!」

まだ気丈さを失っていない捜査員が裸体をめちゃくちゃにもがかせ左右の乳首と男根の裏筋にテープで貼り付けられたローターのコードを振り乱しながら怒りを込めて唸っても、悪人達はその反抗の態度を涼しい顔で受け流し、笑みを濃くするだけだ。

「んー……! ふぅ、ふぎゅぅっ! むぁぁぁんっ!」

すぐ目の前に見えているのにどうやっても届かない絶頂を求め、理性を溶かされた捜査員が誇りと恥を捨てて腰を振り限界以上に張り詰めた男根を突き出してはしたないおねだりを見せても、悪人達はその惨めさに目を細め、一切の慈悲を与えずじょじょに必死さを増していくおねだりの腰振りを無言で鑑賞するのみだ。
まだ堕ちていなくとも、屈辱に苛まれる。心を淫欲に蝕まれ陥落を迎えても、射精に至れない地獄からは解放されない。
一人残らず捕らえられ、廊下に飾られた捜査員達はどんな痴態を晒しても許されること無く緩い快楽でいたぶられ、深夜を迎え廊下を歩く男がいなくなっても解放されること無く追い詰められ、思考を射精で支配された存在へと、捜査員以前に人としての自分を壊された淫猥な存在へと悪の思い通りに書き換えられていくのだった。






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三重の地獄は刑事を無様に悶絶させる

2020.03.29.Sun.21:00
五つの半円を持つ板と、それぞれ二つと三つの半円を有した二枚の板。それらの板が持つ半円に手首と足首と首をあてがわれ、板同士を金具で結合された男は裸体の自由を完全に奪われてしまった。
三枚の板を一枚に合わせた枷によって身動きを封じられ、抵抗も移動も不可能にされた哀れな男。そんな男を作り出した男達は逆らえない裸体を持ち上げると男を強化ガラスで作られた箱へと入れ、その箱に蓋をする形で板枷と箱の側面を南京錠で繋いだ。男達はすでに思い通りの行動を何一つとして取れない男から更に選択肢を取り上げ、箱の中で情けなく裸体をよじらせながら無意味に箱を揺らす程度の足掻きしか取れなくしてしまったのだ。
手足の動きを制限され、丸出しの男根と尻穴を無様に振りながら身悶えるしか無い。もはや男は、自分を拉致した男達に怒りを叫びながら枷に繋がれた手足をバタつかせることしか出来ない。だが、男達は惨め極まりない姿を晒す男に残酷な辱めを追加した。男達は必死にもがいている男の手足を拘束する板枷の穴の隙間に四本の細いホースを無理矢理にねじ込むと、そのホースを通じて液体を、強力な催淫効果を有する媚薬をたっぷりと流し入れたのだ。
当然、箱を満たしていく液体の正体を火照り出した自身の肉体で把握した男は恐怖に顔を歪めながら、無我夢中で暴れ危機からの脱出を試みた。けれど、その動きは頑丈な枷相手では無駄以外の何物でも無く、男はただただ逃れられない絶望を味わい、暴れる裸体を叩く媚薬が生み出す悦楽に悶え苦しみながら、とうとう裸体の大部分を閉じ込められた箱を媚薬で満たされてしまった。
勃起しきった男根と無防備にさらけ出された男根に逃げ場は無い。それどころか、乳首も、どこもかしこも、媚薬が触れている箇所は全てが感度を高められほんの少し身じろぎしただけでも暴力的なまでの快楽を覚える状態となってしまっている。
そんな肉体では、暴れたくても暴れられない。手足と首を一つの枷に囚われている不自然な体勢では大声を出したらそれが全身に波及して肉体が揺れてしまうため、哀願を叫ぶこともままならない。
ついさっきまでの怒りの反応と、諦めの悪い足掻きが跡形も無く消え去った男を見つめて笑いながら流し込む媚薬をとめホースを引き抜いた男達は、すっかり大人しくなった男を囲んで観察しつつ愉快さを隠しもしない口調で男に問いかけた。

「刑事さん、特製の媚薬風呂の湯加減はどうだい? 頭がおかしくなるくらい心地良いだろう?」
「全身敏感になって、今にもイっちゃいそうでしょう? 刑事としてのプライドも忘れて、一生懸命腰を振って、好きなだけイきまくっても良いんだよ、刑事さん?」

醜悪に表情を歪ませながら、男達は捕らえた刑事に向かって言葉をぶつける。それらの言葉に対して苛立ちを抱く余裕さえも無い刑事は、真っ赤に染まった顔で男達を見上げると、ひどく弱々しい声で自尊心をかなぐり捨てた懇願を口にした。

「たっ、たす、け……へ……! 気が、狂う……おかっ、ひぐ……なるぅっ……!」

はぁはぁと息を乱しながら紡がれる、心の底から救いを求める言葉。刑事として人間としての尊厳を守ることでは無く、理性と肉体の崩壊を拒むことを優先して実質的な屈服宣言である哀願を放つ情けない男。しかし、冷酷な男達はその哀願を聞き入れてなどやらない。男達は媚薬に嬲られ追い詰められた刑事を見下ろして非道な笑みを深めると、抗えない刑事の頭部と手足に手を伸ばしながら息も絶え絶えに発せられた悲痛な哀願を却下した。

「助けてなんてあげないよ? 思う存分、狂っちゃいなさい」
「ほら、おかしくなれよ刑事さん。苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、心も身体もぶっ壊れちまえ」

愉しげに放たれた、男達の凌辱予告。それに対して、刑事は再度の哀願も行えない。
男達の手が無防備な手足をまんべんなくくすぐって笑い声を上げさせ、望まぬ笑声を強制されている口の中を一人の男の指が蹂躙し始めたからだ。

「あむぶぶっ!? もぁ、ぼひゅふふっ! んほほほほっ! ほぼっ、ば、むはふふぅっ!」

手足に注がれるくすぐり責めが、苦しい。呼吸さえ困難にされた口を掻き回す指が、苦しい。そして何より、くすぐりによって無意識に悶えてしまう裸体を容赦無く打ちのめす媚薬の甘い殴り付けが、苦しい。くすぐりの地獄と、媚薬による快楽の地獄に翻弄される刑事はあっという間に媚薬の中に精液を撒き散らしながら絶頂を繰り返す状態に陥り、笑いと喘ぎが混ざり合った絶叫を発しながら、憎いはずの男達の前でイき狂い出す。

「まほほっ、はぶぼぉっ! ばふ、ま! もほごほほぉっ!!」

笑わされながら射精させられ、射精されられながら笑わされる。それを裸体の大部分を媚薬につけ込まれた状態で強いられる。拷問に等しい三重の地獄に苛まれる刑事の悲鳴と、痙攣する裸体の動きに合わせて枷の穴から溢れ出る媚薬の水音を耳にしながら、男達は目に映る刑事の悶絶の光景をより滑稽な物へと引き上げるために手を動かし、刑事を嬲る地獄を少しずつ少しずつ増幅させていくのだった。






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淫らな電流は逃れられぬ裸体を残酷に駆け巡る

2020.03.28.Sat.21:00
子供を人質に取った卑劣な悪の組織に捕らわれ、身に着けていたヒーロースーツを剥ぎ取られた裸体に機械を使った拘束を施された俺は、左右の手足を真横に伸ばした体勢のまま空中に固定され何もかもを丸出しにした姿で自由を奪い取られてしまった。
どんなに力を込めても、二の腕から先と太ももから先を飲み込み柔らかなクッションで絞め付けている機械からは抜け出せない。俺の身体を左右から挟み手足の動きを完全に封じている巨大な箱形の機械達はヒーローの力を失った俺が暴れたくらいではビクともせず、必死で暴れてみてもそれは無防備な性器を情けなく振り乱すという屈辱を増幅させるだけの変化しか生めない。
手も足も出せず、逃げる以前に固定された空中の位置から離れることすら叶わない状況。誰が見ても明らかな絶体絶命の危機に、俺は置かれている。
だが、俺は諦めなどこれっぽっちも抱いていない。必ず、仲間が助けに来ると信じているからだ。
故に、俺は身動きの取れない全裸で放置されている状態に屈辱を受けても決して絶望せず、俺を捕らえてヒーロースーツを没収し手足を拘束した悪の組織の構成員が愉しげに笑いながら部屋に戻ってきても怯えではなく反抗を募らせ、鋭く構成員達を睨み付けて怒りを示した。

「おやおや、こんな格好で睨み付けてくるなんてね。ヒーローさんは俺達が思ってたよりずっと頭が弱いらしいな」

構成員の一人である男が、右手と右足を飲み込んでいる方の機械に寄りかかりつつ睨む俺の顎を右手で緩く掴んで持ち上げ、嘲りを込めて言葉を放つ。すると、それを聞いた他の構成員達も表情に嘲りを滲ませ、愉快そうに細めた目で隠す物の無い俺の裸体を舐め回すように観察し始めた。
性器に、視線が突き刺さる。自分ですら見たことの無い尻穴に、背後に回った構成員の視線が容赦無く浴びせられる。
憎い悪の構成員達に恥ずかしい場所を好き勝手に眺められる辱めに、俺は心を掻き乱される。しかし、俺は屈しない。恥辱に苛まれながらも俺は反抗を保ち、隙あらば指に噛み付いてやると考えながら顎を掴んでいる構成員と醜悪な笑みを晒して俺の裸体を愉しんでいる構成員達を先程よりも強く睨んだ。

「ふふっ、すごいすごい。この状態でさっきよりも強気な態度が取れるなんて、大したもんだよ。流石ヒーローさんだ」
「そんなヒーローさんを今から好きなだけ弄べるなんて、俺達は幸せ者だよ。無様に鳴き叫んで、許してくださいってお願いするヒーローさんをたっぷり見られるって考えたら、興奮が抑えられなくなっちゃうねぇ」

絶対、構成員達が見たがっている様子など晒しはしない。その思いを改めて抱いた俺との距離を詰めた構成員達が、いたずらに俺の裸体を撫でながら左右の手足を飲み込んでいる機械を操作する。
尻に触れる手と性器を擦る指が注いでくる嫌悪感を歯を食い縛って耐えながら、俺はもうすぐ始まる本格的な責めに身構える。左右の機械から電子音が一際大きく鳴り、苦悶の訪れを察した俺は一層強く身を強ばらせて唇を引き結び、構成員達を悦ばせる悲鳴が漏れ出ないように努めた。
けれど、俺は堪えきれずに声を上げてしまった。何故なら、俺の裸体に一気に流れ込んできたのは覚悟していた痛みとは全く違う苦悶だったからだ。

「ひぎぁぁぁっ!? んひっ、はっ、んぉぉぉぉーっ!?」

左右の手足を通じて、全身に衝撃が駆け巡る。痛みとは真逆の甘い快楽に嬲られ、困惑しながら身を痙攣させあっという間に勃起させられた性器を跳ね回らせている俺の姿を愉しみながら、構成員達は口々に言い放った。

「ほらほら、どうしたんだい? さっきまでの強気さが嘘みたいによがり狂っちゃってるじゃないか」
「ちゃんとしてないと、すぐイきっぱなしにさせられちゃうよ? それで良いの、ヒーローさん?」
「誇り高いヒーローさんなら、こんな機械から送り込まれる快楽電流に負けて射精なんてしまくらないでしょ? 触られてもいないおチ○チンから精液垂れ流したりしないでしょ? ね、そうでしょ? ヒーローさん」
「あぁっ! ひあぁぁぁっ!! あえっ、はへっ、ひっ、んぎぅぅぅぅっ!!」

構成員達の言葉に苛立ちを覚える余裕すら無いまま、まともな言葉も紡げなくなった俺は甲高い声で鳴き叫びながら射精に至ってしまった。
直接的な刺激が皆無の状態で絶頂した俺の性器は、構成員達の前でビクビクと脈打ちながら白く濁った体液を噴き出させる。だけど、俺は許されない。手足を拘束する機械を通して全身に流し込まれる特別な電流は休み無く俺を苛烈な快楽で叩きのめし、俺に次の絶頂を要求してくる。

「ひゅ、おぉっ、は、へひぃぃ! あー! うあぁーっ!!」

まだ責められ始めてから五分も経過してないというのに呼吸困難に陥っている俺を見つめて笑う構成員達の視線に痴態を観察されながら、俺は早くも不用意に反抗を示したことに後悔を募らせ、心と身体に快楽への恐怖を植え付けられていた。






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残酷な男はお詫びとして快楽を注ぐ

2020.03.27.Fri.21:00
窓の外から聞こえてくる小鳥のさえずりを耳にして目を覚ました男は、自分がいつの間にか眠ってしまっていた事実を把握しながら左側に寝返りを打ち、同じベッドにいる男に笑いながら声を掛けた。

「おはよう、刑事さん」

穏やかな声音で掛けられた起床の挨拶に対して、刑事と呼ばれた男からの返事は無い。まだ深い眠りに就いている男は何の反応も示さず、布越しに寝息を発しながら身じろぎに合わせて裸体をきつく縛る縄を鳴らすだけだ。

「ふぅ……んぅ、ふうぅ……」

口内に詰め込まれた布と、鼻と口を覆う形で施された白布の猿轡に言葉と呼吸を制限され。目を塞ぐ白布に視界を取り上げられ。背中で伸ばした腕を縛る縄と足首と太ももを繋いで足に折り畳んだ状態を強制する縄を別の縄で結合され、緩い海老反りの体勢を強いられている。
何も見えず、何も喋れず、手足の自由を取り上げられ恥部を無防備に晒した惨めな姿で眠っている刑事を見つめながら、男は昨夜の出来事を笑みを濃くしつつ思い出す。
手も足も出せない裸体を必死にもがかせ、目隠しの下で苦しげに眉根を寄せ、くぐもった声で悲痛に鳴き叫んでいた哀れな刑事。自らを拉致した男の右手で丸出しの男根を絶え間無く刺激され、決して絶頂には至れない緩い快楽でいたぶられながら淫らな悲鳴を上げて身悶えていた無様な刑事。昨夜堪能していたそんな刑事の様子を鮮明に頭に思い浮かべながら、刑事を捕らえた男は残酷に目を細めると、ベッドの上で身体を起こし静かに眠っている刑事の下半身へと移動していく。

「昨夜はごめんね、刑事さん。思ってたよりも疲れてたみたいで、刑事さんに射精をさせてあげる前に僕が先に寝ちゃったよ」

一方的に謝り、一方的に言い訳を口にしながら、男が刑事の足を縄の上から押さえ昨日の夜に散々弱い快楽で弄んだ男根に唇を寄せていく。

「お詫びに、今からたっぷりと射精をさせてあげるよ。僕の口と舌で刑事さんのおチ○チンをじっくり苛めて、何度も何度もイかせてあげる。昨夜あんなに一生懸命おねだりしてた射精を嫌ってくらいにさせてあげるよ。良かったね、刑事さん」

昨夜に叩き込まれた意地悪に動く手で射精を焦らしに焦らされる地獄とは真逆の、残酷に男根を這い回る舌と口で望まぬ射精を何十回と迎えさせられる絶頂地獄が迫っている無慈悲な事実など全く知らずに眠る刑事を見つめながら、男は大きく口を開けて萎えている刑事の男根をくわえ込むと、淫らな弱点を襲う快楽で眠りから引きずり出された刑事が放つ驚愕と哀願を乗せた絶叫を無視しながら口に含んだ男根を嬲り、体積を増したそれを断続的な射精へと追い詰めていくのだった。






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少年は壊れゆく相棒を為す術無く見つめる

2020.03.26.Thu.21:00
敵の組織に捕らえられた相棒を救い出すために、少年はヒーローである自分を後押ししてくれる科学者達と共に奪還作戦を練り、絶対に助けるという思いを胸に敵の拠点へと乗り込んだ。
相棒が捕まった理由が一人の科学者の裏切りであることを知らぬまま、この奪還作戦が敵側に筒抜けになっているという最悪の事実を知る由も無いまま、少年はまんまと敵の罠へ飛び込んでしまった。
救助を求める際に使えと言われて渡された通信機は、敵の妨害電波で無意味にされた。危険を感じて脱出をしようにも、敵の拠点には少年が身に着けているヒーロースーツを無効化する電磁波が張り巡らされており、ヒーローは飛行能力のみならず戦闘すらもままならないただの少年へと変えられてしまった。助けも望めず、抗う力も無い。そんな状態に少年ヒーローを追いやった組織の男達は、監視カメラを駆使して隠れている少年の逃げ場を的確に奪っていき、十数人がかりで少年を組み伏せ、肌をぴっちりと覆うだけとなったヒーロースーツの上から拘束を加えた。

「んんっ! んぐ……むぐぅぅっ!」

どうにかしてこの危機から脱せないかと、少年は焦りを募らせながら黒色をした強力な粘着テープで塞がれた口から唸りを漏らし、肉体をきつく縛り上げている縄を軋ませる。無論、そんなことをしても頑丈な縄はビクともしない。ヒーローの力を封じられた少年が幾ら暴れても二の腕を胴体に繋ぎ手首を背中で縛り足首と太ももを短く結合して足に折り畳んだ状態を強制している縄は緩みすらせず、もがく肉体は無様に台車の上でくねり、少年を連行する男達を笑わせるだけだ。

「むぐ、ふむぅぅ……!」

敵に屈したくないと心から思っているのに、打開策は欠片も見えない。相棒を救いに来たというのに、自分も捕らわれ厳重な縄拘束を施されてしまった。
認めたくない敗北を嫌でも思い知らされ、長い廊下の突き当たりに見える扉に向かって台車で運ばれながら、少年は八方塞がりの状況に打ちひしがれ、悲痛な呻きを漏らす。これ以上無い屈辱と、絶望に苛まれている少年。さっきまでの足掻きが萎み、分かりやすく消沈している哀れな少年を細めた目で眺めながら、突き当たりに着いた男達は扉を開けた。
開かれた扉の先に見えたのは、少年を更なる絶望へと叩き堕とす非道極まりない凌辱の光景だった。

「んーっ!! むぎゅぅぅぅっ! ふ!? んんっ、ぶぅぅぅぅっ!!」

扉が開く音を耳にして入り口に視線を向け、台車の上で縛られた肉体を晒す少年を目にして驚愕の唸りを発したのは他でもない助けようとしていた相棒の少年で。先に捕らわれた少年はヒーロースーツを剥ぎ取られた裸体にもう一人と同じように縄を這わされ、その縄に後から繋いだ縄を使って追加の拘束と、淫猥な責め苦を与えられていた。

「むーっ! むぐっ、ふぎゅっ! んもぉぉぉぉぉーっ!!」

腹側を下にして宙吊りにされ、尻穴を奥深くまで貫いた状態から離れないよう極太のアナルバイブを縄で固定され、腸壁を容赦無く機械に掻き回される淫獄に放置されていた少年は、仲間の前での絶頂を堪えることも叶わぬままテープで閉ざされた口から甲高い悲鳴を上げてほとんど何も放出しない射精に至り、台車で近くへと運ばれる少年を恐怖させる。
自分も、この辱めで嬲られるのだろうか。相棒と一緒に、機械で無理矢理に射精を強いられ続けるのだろうか。硬く勃起した相棒の男根が苦しげに脈打つのを見ながら、肉体を強ばらせる少年。そんな少年に、男達は予想外の行動を加えた。男達は少年を台車から降ろし、先に捕らえた少年の近くで正座をさせると、再び台車を押しながら少年ヒーロー達に背を向け部屋を出て行ったのだ。

バイブが生み出す苛烈な責めに抗えず尻穴のみでの絶頂を繰り返す少年と、涙を流し痛々しい唸りを上げながらよがり狂う相棒を為す術無く見ることしか出来ない少年を置き去りにして、男達はその場を去ったのだ。

「んぐっ、むぅぅぅ! ふぅ、ふぐ、むぉぉぉぉんっ!!」
「うぅ、ぐ、むふぅっ! んっ、んぅ、むあぁっ……!」

見ないでくれと願いながら、淫獄から助けてくれと視線で訴える宙吊りの少年。淫らに嬲られる相棒を助けたいと願いながらも、縄を解くどころか尻穴をほじくり回すバイブのスイッチにすら触れられない少年。じょじょに理性を失い救いを欲することも忘れて悶え苦しむ相棒に恐れを抱きながら必死で身体を動かしてもきつく縛られた肉体はやはり状況を何も変えられず、少年は目の前で淫らに壊れていく相棒を助けられない事実に心を抉られながら言葉を封じられた口で、無意味に相棒へと呼びかけていた。






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特別な客達は淫獣を心から愉しむ

2020.03.25.Wed.21:00
つんと尖った左右の乳首をハート型をした真紅のニップレスで隠し、硬く張り詰めた男根の亀頭近くに乳首と同じ色のハートをあしらった革ベルトを巻いた淫らな箇所を強調するふしだらな格好で、男達は店を訪れた客の男達に対し接客を行っている。
一部の男は客からの要望で動物を模した耳飾りを装着したり、ふわふわの尻尾を持つアナルプラグを尻穴にくわえ込んだりしているが、どんな装飾を付けたとしても男達は誰一人として恥部を覆い隠さず全裸よりも劣情を煽る淫猥な姿を晒している。
程良く整えられ、ムダ毛も処理された美しい裸体を恥じらいなく見せ付ける男達を眺めながら酒を飲むのが一般的な客の愉しみ方だ。決して少なくは無い料金を払い、酒や食事を運んできた男の身体にいたずらに手を這わせるのが金を遊ばせている富裕層の客の愉しみ方だ。

触りたくても触れない魅力的な男達の裸体を目で追い、湧き上がった興奮を酒で加速させる一般客。羨ましげに向けられる一般客の視線で悦に入りながら、ニップレス越しでもよく分かるくらいに自己主張している乳首や客前で絶えず勃起し続けているプロ意識に満ちた男根といった場所を笑いながら弄る富裕層の客。
だが、彼らはこの店を本当には堪能していない。何故なら、この店にはほんの一握りのVIPのみが知る特別コースが存在しているからだ。
この店が作られる際に資金を提供し街を管理する上層部の者に根回しをした男達と、その男達からの招待を受けた男。その者達のために用意された特別コースは、営業を終えた店の地下室で今日も執り行われていた。
先に地下室へと足を運び、衣服を脱いで準備を整えていた特別客達の元に、店の支配人に連れられた男達がやってくる。連れられてきた男達は身体に染みついた命令に従って自らの意思で特別客達の前に一列で並び、頭を下げた支配人が扉を閉じて退室すると同時に、客に向かって淫らな愛玩をねだる言葉を口にした。
はしたなく足を開き、手を頭の後ろで組み、ついさっきまで見せていた仕事用の笑顔を淫乱のそれに蕩けさせながら、男達は腰を前後にガクガクと振って欲望のままに客への歓待の意思を込めたおねだりをした。

「お待たせしましたっ。ご主人様方、今日もたっぷり、私達を可愛がってくださいっ」
「お店の営業中、ずーっと発情してた淫乱な私達をいっぱい苛めて、ご主人様方のオチ○ポ様で種付けしながら、私達に無様なケツイキ決めさせてくださいっ!」

凜々しい表情で接客を行っていた男達は、見る影も無い。愛撫をどんなに加えられようと店の料金プランに射精を許す物は無いからと平静を保って耐えていた男達は、地下室に入ってから一分もせずに掻き消えた。
今いるのは、淫らな獣達だ。射精を欲しがって男根を振り乱し、男根を求めて尻穴をきゅんきゅんとときめかせ、接客中溜めに溜め込んだ肉欲を爆発させている淫獣達。そんな淫獣のおねだりを見て笑い、自らの男根を勢いよく膨らませた特別客達はお気に入りの男の元へ歩み寄ると欲しがりな肉体を好き勝手に弄り、男達を甘く悦ばせる快楽を手加減無しに流し込んでいく。

「あぁっ! 気持ち良いですぅっ! ご主人様方の指でっ、苛められて……すぐイっちゃうぅぅっ!」
「ふむっ、んんっ! んむ、ぷぁ……ご主人様の唾液、おいひい……乳首もひんぽもお口も……きもちっ、んむっ、ふむぅんっ!」

ニップレスを剥がされたことで露わになった乳首を直接摘ままれ、ベルトに付いているハートの飾りの上から透明な蜜を零している過敏な亀頭をくにくにと揉み込まれ、形の良い尻肉を撫で回されながら尻穴を元から入っていた尻尾の飾りや客達の指でほじくられ、心地良さげな声で鳴く口を客の唇で塞がれる。
淫らに渇いていた肉体を潤す悦びに震え、立ったまま絶頂へと上り詰める男達は全身を襲う苛烈な快楽を心の底から嬉しがって受け入れ、痙攣し息を乱しつつも自ら身体を動かして客達が自分を責め立てやすいように協力し、客達に対して身体中でもっともっとと快楽を要求する。
すっかり理性を失った男達を味わう客達は、彼らの真の姿を愉しめるのは自分達だけなのだという優越感を無意識に募らせながら、可愛い淫獣達を今よりも可愛く淫らにするべく手と舌と腰を動かし、幸福色に鳴き叫ぶ男達を時間が許すまで快楽の淵へと追いやっていた。






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捜査員は檻の中で跡形も無く蕩け落ちる

2020.03.23.Mon.21:00
「っ、うぅ……」

後頭部に走る鈍い痛みに顔をしかめながら、男が目を覚ました。
意識を取り戻した男は自分が背後から不意打ちを食らったことを思い出すと慌てて身体を起こし、眠っている間に入れられていた強化ガラス製の檻の壁に手を付いた。

「くそっ……!」

頑丈な強化ガラスは、生身でどうこう出来る代物では無い。焦りに任せて叩いても、それは手を傷めるだけだ。せめて捜査員としての道具が残っていれば何とか脱出に繋げられたが、男を捕らえた者達は抜かりなく道具を衣服と共に全て奪い、捜査員を一糸まとわぬ裸体にしてしまっていた。
檻から抜け出す術は無い。それどころか、身を隠す手段も無い屈辱的な状態に追いやられた捜査員。だが、男は決して気落ちせず、檻の中をくまなく探索して脱出への足がかりを見つけ出そうと動き始めた。
檻の天井を調べ、床のつなぎ目を調べ、角に弱い部分が無いかと狭い檻の中で探し回る。丸出しの男根を揺らしながら恥じらいを一切見せずに逃れるための行動を取る気丈な捜査員。しかし、その足掻きを予測していた男達は、捜査員を閉じ込めた檻に残酷な仕掛けを施していた。
捜査員を捕らえた男達は強化ガラスの檻の下に振動を感知するセンサーを用意し、捜査員が意識を取り戻して脱出を試みると同時に非道な責め苦が始まるよう仕組んでいたのだ。
もちろん、捜査員はそんなことなど知る由も無い。故に、捜査員はそれが地獄の引き金になると想像もせずに檻の中を調べ回って振動を生み出し、とうとうセンサーを起動させてしまった。

「っ!? 何だ?」

真下から聞こえる電子音と、機械の駆動音。それに身構え、警戒を強める捜査員に責め苦が加えられ出す。
それは、呼吸用にと用意されていた床の小さな穴達から流し込まれる強力な媚薬混じりの空気だ。

「何も……起こらない……?」

困惑の呟きを漏らしながらも警戒を続けている捜査員は、吸うだけで強烈な発情に見舞われ肉体と思考を淫乱へと作り変える無慈悲な淫薬混じりの空気が逃げ場の無い檻の中に侵入していることに全く気付かぬまま、脱出を求めての行動を再開していた。



数時間後、強化ガラスに閉じ込められた状況から抜け出そうとしていた捜査員は、跡形も無く蕩け落ちていた。
逃げ出そうという考えはどこにも無い。襲い来る発情を堪えていた事実は欠片も見えない。檻の中を淫薬に支配され、嫌でも呼吸をする度に心と肉体を高められていく状態へと追いやられた哀れな捜査員は自分を拉致した男達が戻ってきたことさえ理解出来ぬまま、檻を囲んで観察している男達の前ではしたない痴態を心地良さそうに晒していた。

「きもっ、ちぃぃ……ちんこ、しこしこぉ……乳首、くにくに……りょうほぉ、きもひぃ……またイくぅ、しぇーえき、でりゅぅぅっ……!」

自らの左手で硬く尖った乳首を捏ね回し、右手で限界まで勃起した男根を夢中で擦り上げる捜査員は快楽を心から嬉しがりながら休み無く性の弱点を責め立て、絶頂に次ぐ絶頂を自分自身の意思で追い求めている。

「あんっ、あはぁぁ……出たぁ、せーえきっ……んっ、おいひい、もっと出すぅ、せーえき、いっぱいぃ……」

喉の渇きを潤すために自らの淫液や汗を啜る。それがどれだけ惨めなのかすらも分からなくなった捜査員を無言で笑い飛ばしながら、残酷な男達は愉快そうに細めた目で壊れた捜査員が自慰に耽る様子を堪能し、心に広がる優越感と征服感に背筋をゾクゾクと震わせていた。






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抗えぬ裸体は時間を掛けて淫らに追い込まれる

2020.03.22.Sun.21:00
「うっ……む、あぉぉっ!」
「ふぅぅっ! んぐっ……ぶぅぅぅ……!」

口に噛まされた黒いギャグボールの穴から言葉にならない唸りと共に唾液をぼたぼたと零しながら、二人の男が裸体をじたばたともがかせ、危機からの脱出を試みている。
目の前にいる仲間と視線で励まし合い、もがく度に走る肉体への痛みに顔をしかめて呻きながら男達は必死で手足に与えられた拘束を解こうとしている。だが、状況は何も変わらない。苦痛を耐えながら手足に力を込めても、男達の自由を奪う頑丈な拘束具はビクともしない。
男達の足掻きは、どうやっても逃れられないという絶望の事実を二人に思い知らせるだけ。無意味な行動は左右の手首と足首に巻き付けられた黒革の枷を一つの床の金具へと繋いでいる短い四本の鎖を冷たく鳴らすだけだ。

「んぶ……むぁぁっ! ふー、ふぶっ、ぶぐぅっ」
「あぉっ、はぉぉっ! うぅ、ふもっ、むぉぉぉ!」

鍛え上げた肉体を持っていても、生身で鎖と革を破壊することなんて出来ない。それを頭で理解していても男達はわずかな希望を捨てず、手足を一ヶ所にまとめられた裸体を仲間と一緒に暴れさせていた。
しかし、男達の努力も虚しくその時はやって来てしまった。かすかな希望を信じて裸体をよじらせていた二人が放置されていた部屋に、扉の開く音が聞こえた。男達は恐怖に表情を歪ませて目を見開き、仲良く扉の方に目を向ける。諦め悪く助けが来たと心で小さく思いながら視線を扉に動かした二人の目に映ったのはもちろん助けなどではなく、二人を捕らえ衣服の代わりに拘束を与えた十数人の男達の姿だった。

「うぅーっ! うぐっ、ぶぐふぅぅぅっ!!」
「んもぉぉっ! ぶまっ、むあぉぉぉぉっ!!」

怯え混じりに拒絶の意思を込めた唸りを発し、男達は手首と足首への負担を忘れて狂ったように身悶える。もちろん、拒絶を示しても男達の足はとまらない。手足への激痛すら感じられなくなるほどの恐れと絶望を抱きながら身悶えても、拘束は二人を嘲笑うように冷たい音を立てるだけでやはり外れない。
無様な唸りと、惨めな身悶え。抗えない男達が晒す滑稽な姿を堪能しながら距離を詰めた男達は途中で二手に分かれ、二人の男の背後へと、丸出しの恥部がよく見える位置へと陣取った。

「ふ、うぐっ、むぅぅ……」
「んもっ、あおぉ……!」

隠す物の無い恥ずかしい場所が、自分を捕らえた男達の目に晒されている。閉じた状態で固定された足に沿う形でぶら下がっている男根と、自分ですら見たことなんて無い尻穴が、憎い男達の目で観察され辱められている。
恥辱からの逃げ道を求めて正面の仲間を見てみても、位置の都合上男達は仲間の背後に陣取った非道な男達の愉快な表情も同時に目にし、自分の恥部も今あのように見られていると改めて思い知らされてしまう。
肉体だけでなく、心の逃げ場所も無い羞恥。その羞恥に震え、窮屈に手足をまとめられた裸体を力無くくねらせる二人を眺めて優越感で胸を満たした男達は、打ちひしがれる二人を更に情けない状態へと追いやるために、無言での観察をやめて無防備な二人の恥部を直接弄び始めた。

「んんっ!? ふぅ! むぉぉぉんっ!」
「あぉぉっ!? うー! んふっ、ふむぅぅ!」

裸体の横に回った二人の男の右手と左手で鷲掴みにされた尻肉が、大きく左右に広げられる。そうして入り口の浅い部分の粘膜までもがよく見えるようになった二人の尻穴を男達は指先でくすぐるように引っ掻いてヒクつかせながら、逞しい男根全体を同じように指先でいたぶって二人に望まぬ快楽を注いでいく。

「むーぅっ! んむっ、むぎゅぅぅぅぅっ!」
「ふぉっ、むぉぉ! んー! むぁぁぁぁっ!!」

やめてくれと叫んでも聞き入れては貰えず。嫌だと強く思いながら裸体を動かしても男達を嬲る手と指は責めを緩めるどころか嬉々として責めを強め、抗えない男達を淫らに追い詰めていく。
可能なら今すぐに舌を噛み切ってしまいたいほどの屈辱と恥辱に苛まれているのに、気持ち良い。抵抗を奪われ一方的に嬲られているというのに、浅い位置の粘膜を擦られている尻穴と睾丸や幹や亀頭の部分を撫で回されている男根は快楽を感じ、男達に淫猥に収縮する様とじょじょに硬度を増していく光景を提供してしまう。

「んもっ、むぅぅ! ふぐ、うぐぅっ」
「む、ふむぅ、あぉ、ふぉ、ぶむぉぉ……っ!」

気持ち良くなりたくない。快楽に流されたくない。そう意識して流し込まれる快楽に逆らい尻穴と男根の変化を抑えようとする二人の無駄な抗いを堪能する非道な男達は各々が欲望のままに緩く指を動かして甘い悦びを絶え間無く加えて二人を陥落へと、手足を枷で一ヶ所に繋がれた裸体をくねらせて射精をねだる屈服へと、たっぷりと時間を掛けて追い込んでいくのだった。






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看守達は心の底から淫らに誤認させられる

2020.03.21.Sat.21:00
脱走を許した時点で何かしらの悲劇が生まれると危惧され、また同時に脱走を可能とする技術と知能を有している犯罪者。そんな者達を集めて収監している海の孤島に建てられた刑務所での勤務が決まった俺は囚人達への警戒を抱きながら、そこでの看守としての責務をつつがなく果たそうと心に決めた。
しかし、俺を待っていたのは拍子抜けするほどに従順な囚人達だった。
時間にルーズな者はいない。看守に反抗を示す者もいない。それどころか、囚人達は全員がこちらに対して友好的で来る前に聞かされていた情報とは実態が大きくかけ離れていた。
話に尾ひれが付いて誇張されていたのだろうか。はたまた、囚人達は海のど真ん中から逃げ出すことは出来ないと考え、ここでの生活を少しでも穏やかな物にしようと心がけているのだろうか。
どちらかは分からない。どちらでもないかも知れない。どんな理由で囚人達が大人しくしていたとしても、看守である俺がすることは変わらない。
俺は今日もいつも通りに看守としての最低限の威厳を保ちながら、友好を示す囚人達に指示を飛ばした。

「さ、早く俺のメス穴ケツマ○コにチ○ポ突っ込んで、中出ししまくれ。早くしねーと昼飯までにノルマ終わんねーだろ?」

牢屋の鉄格子を手で掴み、ただの排泄孔から性器に堕ちた淫乱ケツマ○コを突き出しながら、俺は囚人達に向かってチ○ポを入れるよう促す。
五十人に最低一回、合計五十回腸内に射精をされなければノルマ達成とならず、俺はそうなったら昼飯分の精液を飲めない。すでに両隣の牢屋からは同僚達が犯され、精液を注ぎ込まれる音が聞こえてきている。俺は焦りながら再びケツマ○コを囚人達に突き出し、早くしろと言う代わりに穴に力を込めてヒクヒクと収縮させた。
すると、くねる裸体を眺めていた今日俺を担当する囚人達はようやくやる気を出し、最初の順番に決まっていた一人の囚人が俺の腰を掴みながら硬く張り詰めたチ○ポを俺の淫乱穴に押し当て、愉快そうに言葉を発しながら腸内をチ○ポで蹂躙し始めた。

「悪い悪い、看守さん。やっぱり見事な催眠状態だなって見入っちまってたよ。お詫びになるべく早く終わらせるから、許してくれよっ」
「あぅぅんっ! 入って、きたぁっ!」

ずん、と一息に突き入れられた囚人のチ○ポが俺の中で暴れ、俺に雌の快楽を叩き込む。だが、俺はその快楽に溺れずしっかりとケツマ○コに意識を集中して腸壁でチ○ポを締め付ける。俺が気持ち良くなるのでは無く、囚人に腸内射精をさせるのが看守としての務めだからだ。

「うぁっ、すっげ……看守さんのケツマ○コ、今日もキツキツ……っ!」
「ほら、我慢せず出せよ。看守に種付けすんのが囚人としての償いなんだから、早くたっぷり出せ」
「くぁぁ、ぐ、はぁぁ……」

一際強く腸壁でチ○ポを圧迫しながら腰をよじらせて刺激すると、今日一人目の囚人はあっという間に俺の中でチ○ポを激しく脈打たせ、勢いよく精液をぶちまけた。
小刻みに震えていたチ○ポが数回に分けて射精を迎え、全てを出し切って萎え始めるのに合わせて引き抜かれた。もちろん、それで終わりじゃ無い。吐き出された精液を零す俺のケツマ○コにはすぐさま、次の囚人のチ○ポがねじ込まれた。

「んぉぉぉんっ!」
「あー、良い鳴き声。、最高だぜ、看守さん。催眠ケツマ○コがエロすぎて、俺もすぐイっちまいそうだ」
「あぁ、出してっ! 催眠看守マ○コに、いっぱい射精してぇぇっ!」

囚人への言葉遣いを甘い悦びで乱される俺を眺める順番待ちの囚人達は後ろに顔を向けずとも分かるくらいに興奮を募らせ、俺はその興奮で硬度を増した囚人チ○ポを次から次へと受け入れ、ノルマである中出し五十回を満たすために自分からも腰を振って腸内に飲み込んだ囚人達を射精へと導いていた。



本人以外誰も把握していなかった催眠術を心得た囚人がやって来た日から常識がじょじょに壊され、すっかり囚人と看守の立場が淫らに入れ替わった海上の刑務所。そこで支配者となり、看守達に仕事として淫猥な行為を行わせた囚人達は、精液に塗れた状態で床に転がり裸体を痙攣させている看守達を入れた牢屋に鍵を掛けながら笑い混じりに言った。

「んじゃ、看守さん達。また今度くるよ」
「夜の当番が来るまでに昼飯分の精液、ちゃんと飲んでおくんだよー?」

金属製のボウルに並々と溜められた何十人分もの精液。それを牢屋内に置かれたベッドの上に残して去って行く囚人達の足音を聞きながら、無自覚に何もかもを壊された看守達は白濁に汚れきった裸体を一生懸命に動かし、ボウルを倒さないよう気を付けつつベッドへと這い上がり、これは看守として当然の仕事だと心の底から誤認しながら、ボウルを満たす精液が欠片も残らなくなるまで舌を動かし夢中で精液を飲み干していくのだった。






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寂れた町で男は無様に吊るされる

2020.03.20.Fri.21:00
寂れた町の広場中央に、古びた絞首台が存在している。
それは、実際の使用を主目的として造られた物ではなく、悪事の抑制として用意された物だ。故に、町に住人がまだいた頃にその絞首台が使われることは無かった。そこで処刑された悪人は一人もおらず、町の住人が全て転居し終えた後は放置された家屋達と共に絞首台も朽ちていくだけのはずだった。
しかし今、使われることの無いはずの絞首台は使われていた。本来の使い方とは全く違う形で、絞首台は使用されていた。
悪を裁くためでは無く、正義の立場である保安官を辱めるために。首を括るためでは無く、衣服を剥ぎ取った裸体を吊るし、保安官を無様極まりない姿で晒し者にするために。悪党達が縄で縛り上げられた裸体を情けなく揺らす保安官の滑稽な様子を愉しみ笑い飛ばすために、古びた絞首台は非道な役目を与えられていた。

「んっ……んむぅぅっ! ふぅ、ふぐっ、うぐむぅぅ!」

絞首台を囲んで各々の体勢でくつろぎながら酒や食事を味わっている悪党達に反抗の視線を向けながら、保安官の男はどうにかしてこの危機から逃れようとして吊るされた裸体をもがかせる。もちろん、悪党達が保安官に施した縄はちょっとやそっと力を込めた程度では解けない。
二の腕を胴体に結び付け、背中で重ねさせた手首を縛る上半身の縄はどんなに力を加えても緩みすらしない。足首と太ももを繋ぎ、足に折り畳んだ状態を強要している下半身の縄は必死で足を動かしても軋む音を立てるのみでビクともしない。
口に詰め込まれた布とその布を吐き出せないようにと噛まされた布を噛み締め、鼻と口を覆う白布の猿轡ごしに言葉にならない唸りを発しながら裸体を動かしても、手足を縛り上げる縄と絞首台の側面から伸びた三本の柱の先でT字型に組まれた木材を別の縄で結合された保安官は何一つとして自由を取り戻せぬまま、自分を鑑賞する悪党達の前で惨めに腹側を下にして宙吊りにされた裸体を揺らし、丸出しの男根がぶるぶると跳ね回る様を晒して憎い悪党達の目を悦ばせることしか出来ない。
悪党達によって拉致され、忘れられた町の広場に存在する絞首台へとぶら下げられた保安官は、これ以上無い屈辱と恥辱に苛まれながら抵抗と逃走を封じられた裸体を好き勝手に堪能されるしか無いのだ。

「んぐぅぅっ! ふーっ! んむぅぅぅ!」

今すぐ下ろせ。その感情を込めて諦め悪く唸っている保安官を見上げる悪党達は一切手を出さずに自分達に捕まった哀れな正義を視線で嬲り、精一杯の反抗と無駄な足掻きが肉体の憔悴に伴って少しずつ弱まっていく光景を悠然とした態度で眺めていた。

「うぐぅぅぅっ! んむ、むぐっ、うぐぅぅぅっ!!」

心の底から憎んでいる悪に屈服し、涙を零しながら許しを請う未来の自分を知る由も無い保安官は誰にも届かない叫びを自分と悪党しかいないかつて町だった空間に響かせ、裸体を一生懸命愉快に暴れさせて縄と絞首台を無意味に鳴らしていた。






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ゲームは青年達を快楽で壊す

2020.03.18.Wed.21:00
一生を掛け、身を粉にして働き続けても返済しきれない借金を背負った青年達は、これ以上無い胡散臭さを感じつつも手段を選ぶ余裕など無い今の自分の状況を考え、取り立て屋の男から示された怪しげなゲームへの参加を決めた。
時間内に誰よりも早く拘束から抜け出し、用意された鍵を使って部屋から脱出した者に借金を相殺する大金を与える。ルールはそれだけのシンプルなゲーム。だが、彼らはその説明を聞いて参加を決めた時点で騙されていた。生身の人間が自力で抜け出せる拘束ではないという可能性に青年達は誰一人として気付いておらず、脱出の失敗が破滅に繋がるという残酷な事実を誰一人として想像していなかったのだ。

「誰、がっ……だじゅ、げでぇっ! おがっ、じぐなりゅぅっ! もぉやらぁぁっ! イぐの、やりゃぁぁぁっ!!」
「これ、はじゅしへ……まら、イっひゃう! らめりゃめぇぇっ! じぬぅぅ! イぎじぬぅぅぅぅっ!!」

大粒の涙を流し、舌の回らなくなった口で悲痛極まりない哀願を叫びながら、青年達が自由を取り上げられた裸体をじたばたともがかせる。しかし、どんなに心から救いを求め、途切れない快楽が生み出す絶頂地獄からの解放を望んでも、青年達に救いの手は差し伸べられない。ガラス張りの部屋の外で青年達の痴態を観察する者達は乳首と男根に貼り付けられたローターの刺激と尻穴に押し込まれた極太のアナルバイブの首振りに悶絶する様子を堪能しながら、見え見えの甘い話に人生の逆転を目論んで乗った愚かな青年達を嘲笑うだけだ。
そして、どんなに必死になってもがき、手足に走る痛みを堪えて暴れても万歳をする形で持ち上げさせられた腕を締め付ける黒のアームバインダーと足に折り畳んだ状態を強要する頑丈な黒革製の拘束具はビクともせず、青年達の裸体はそれらの拘束具と部屋に設置されたベッドの頭側の柵を繋ぐ鎖の範囲で悶え、無意味な金属音を立てることしか出来ない。
青年達は部屋からの脱出以前にベッドの上から下りることも許されず、淫らな弱点を嬲って無理矢理に絶頂を要求する無慈悲な淫具達をとめることも叶わないのだ。

「あぁっ! んあぁぁっ!! もぉやらぁぁっ! きもぢいいの、ゆるひでぇぇっ!」
「あぇっ、へぉぉぉっ! あー、はぁー……あぅ、あぁ! んぎぃぃぃぃっ!!」

喉が破れんばかりに鳴き喚き、獣のような絶叫を放ってよがり狂う青年達はもはや、絶頂を繰り返して部屋の外から自分達を眺める男達を愉しませるだけの存在だ。部屋からの脱出も忘れ、ただただ地獄の終わりを求めて快楽を耐え続ける。そんな哀れな青年達に残酷な知らせが届く。それは、制限時間終了を伝える電子音。全員が脱出失敗したことを伝え、罰として更なる地獄を叩き込む非情な事実を知らせる処刑宣告の音だ。
ピー、という音と共に、部屋の扉が内側から鍵を使っただけでは開けられないよう外側からも施錠される。その電子音と施錠音を耳にした青年達はかすかに理性を保っていた者は喘ぎながら絶望色に表情を歪め、理性を失った者はこれから始まる数段上の淫獄を想像すら出来ずに甘く鳴く。
そのそれぞれの反応を男達が味わい、笑みを濃くする頃、罰が開始された。青年達の乳首と男根のローターが、より小刻みで容赦の無い振動を行う。尻穴のバイブがより凶悪な首振りを行い、柔らかな腸壁を削るように擦り上げていく。ただでさえ度重なる絶頂で感度が限界以上に高まっていた青年達が、苛烈さを増した快楽責めに耐えられるはずも無い。理性が残っていた者も、とっくに理性を失っていた者も、青年達は全員仲良く人間の言葉を無くし、今までの自分を快楽と射精にすり潰されながら崩壊色の叫びを放ち始めた。

「んぉぉぉぉーっ! あぉっ、はぉぉぉっ!! ほぎっ、んぉ、ほごぉぉぉっ!!」
「あぇぇぇぇっ! ひゃっ、ほ、へひぃぃぃっ! あー、あぉ、んほっ、ひおぉぉぉぉぉっ!!」

生き物とは思えないくらいの痙攣を見せ、間抜けな顔を晒して射精に次ぐ射精に至る青年達を目と耳で愉しみながら、男達はどの青年を購入するかを品定めする。
背負った借金以上の額で自分が売り買いされようとしている屈辱を知る由も無い青年達は、自らの持ち主候補である男達の視線を浴びながら、男達の購入意欲を煽る淫らな悲鳴と絶頂姿を気絶すら不可能なくらいの快楽に屈して何度も何度も晒し続け、人間としての自分を跡形も無く叩き壊されていった。






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歪な幸せは月夜の下で構築される

2020.03.17.Tue.21:00
仕事の都合で両親と離れて暮らす少年はその夜も、近所の公園にある公衆便所の裏手で過ごしていた。
家が嫌いなわけじゃない。少年がそこにいる理由は、ただ単にその場所が好きだからだ。
木々の隙間から見える月が好き、風に揺れる木々の音が好き、肌を撫でていく風の涼やかさが好き。少年が人気の無い空間にたたずんでいるのは、そんな何でもない理由だった。
しかし、今は違う。少年がそこに足を運んでいる理由はもう、何の変哲も無い好きではない。
いつの間にか、少年がそこを訪れる一番の理由は別の物に置き換わっていた。同じ空間で一人の男と出会い、言葉の無い交流を経てから、少年は場所ではなく男を求めてそこを訪れるようになっていた。
公衆便所の壁により掛かり、期待を抑えきれずにそわそわと身体を揺らす少年の視界の右端に、男の姿が映る。思わずそちらに目を向けると、男は眼鏡を掛けた端正な顔を緩く微笑ませた。
その微笑みに、少年はすでに高まっていた期待を更に増幅させられる。もうすぐ、始まる。今日も、これを愉しめる。心臓を高鳴らせ無意識に背筋を伸ばす少年を眺めてまた笑みながら男は少年の正面に位置するフェンスの前に立ち、少年に背を向けた状態で何の躊躇いも無く……身に着けていたズボンとパンツを下ろし始めた。
カチャカチャと音が鳴り、ベルトを外されたズボンが枯れ葉の積もった地面へと落ちる。灰色のパンツだけとなった下半身を少年に向かって突き出す男は、自分を凝視している少年を挑発するように左手でフェンスを掴んだ状態で形の良い尻肉を左右にふるふると揺らし、右手で勢いよくパンツを下にずらした。
男の恥部が、少年の目の前にさらけ出される。夜の公園で、年下の少年の前ではしたない姿を見せる興奮に膨らみきった男の肉棒が、二つの睾丸と共に露わとなる。そこまでは、いつもと同じだ。しかし、今日はいつもと違っている。少年の目には、これまで見たことの無い状態を晒す男の尻穴が映っていた。
いつもは極太のアナルバイブを飲み込んでいるのに、今日の男の尻穴は小さな輪が付いた細いシリコン製の紐を垂らしている。
いつもならバイブを使って自らの尻穴を掻き回しながら何度も射精を迎え、その姿を眺めながら少年が自慰に耽る流れだ。初めて見る器具をくわえ込んだ男の尻穴をじっと見つめながら、少年は男がどんな風に尻穴を弄るのかと考えている。そうして考えながら勃起した男根を取り出した少年に、男は尻穴から垂れ下がった輪を突き出しながら、貫いていた無言を破りか細い声でおねだりをした。

「抜いて……君の手で、一気に……」

初めて男から話し掛けられた事実に、男から予想外の言葉を寄せられた事実に、少年が困惑の反応を見せる。そんな少年に向かって男はさっきよりも強く尻穴を突き出し、切羽詰まった声音で再度おねだりをした。

「お願い……引っ張って、抜いて、気持ち良く、して……っ!」

一生懸命なおねだり。年上の男が恥じらいながら行う、可愛らしく淫らなおねだり。そのおねだりを目にして男根を一層膨らませた少年は困惑を吹き飛ばし、穴からぶら下がった輪に右の人差し指を引っ掛けると男の望みに従って勢いよく輪を引いてやった。
輪と紐で繋がった球が、男の尻穴を内側からこじ開けながら体外へと排出される。ぶぽん、ぶぽん、と下品な音を立てながら球が飛び出るのに合わせて男は心地良さげに身を跳ねさせ、一番奥に埋まっていた一際大きな球が吐き出されると同時に男は淫猥な悲鳴を上げ、左右の手で掴んだフェンスをガシャガシャと鳴らしながら絶頂を迎えた。

「あぁっ、あぁぁっ! んぉっ、おひっ! ひぉぉぉんっ!」

獣のように喘ぎながら、男が尻穴のみの刺激で射精に至る。男根から噴き出た精液が地面を汚し、開ききった状態でパクパクと開閉を繰り返す尻穴から零れ落ちた腸液が足首に溜まっていた男のズボンとパンツをどろどろに濡らしていく。
その絶頂の様に、少年が生唾を飲み込む。右の人差し指に吊るされている濡れそぼったアナルビーズの重みがもたらす男をイかせたという実感が、更なる欲情となって少年の男根を刺激する。
男が求める欲望を、持て余す少年。これ以上無い勃起に苦悶しつつも、常識と理性が邪魔して獣に堕ちきれない少年。そんな少年に、男はまたおねだりを口にした。それは少年の男根を解放し、自らの尻穴の疼きを満たす淫猥極まりないおねだりだ。

「お願い、お尻に、いれてぇ……君のおっきいの、おひりに、ずぶずぶって……」

呼吸を絶頂の余韻で乱しながら口にされる、交尾を求める言葉。それを耳にした少年は、完全に理性を失った。
ここが公園だということなど、もう忘れている。男の名前さえ知らないことも、どうでも良い。少年は本能が求めるままに男の腰を鷲掴みにすると、解れきった男の尻穴に、自らの男根を突き入れてほじくり回し始めた。

「ふぁっ、あっあぁ! ひゅごい、おっきぃっ! ご主人様のより、おひんぽおっきーのぉっ!」

快楽に蕩けた声で喘ぎながら紡がれるご主人様という単語に、少年の独占欲が掻き立てられる。
今この男を犯しているのは、自分だ。この男を男根で征服しているのは、自分なんだ。激しい思いの丈を腰振りに変え、少年は柔らかくて温かい男の腸壁を男根で好き勝手に抉る。

「んぁっ、んはぁぁっ! しゅごいぃっ……こんにゃの、しゅごしゅぎるぅぅっ! 君のっ、おひんぽにぃっ……塗り潰されりゅ、ご主人しゃま上書きされりゅぅぅっ!!」

逞しい年下の男根に体内を蹂躙され、自らを淫乱に育てた男の記憶を掻き消されながら絶頂へと上り詰めていく男は、尻穴で受け入れた少年の男根を熱烈に締め付け、甲高い嬌声を放ちつつついさっき達したばかりの男根からまた精液を放出した。

「くひっ、ひぅぅんっ! あぁ、きもひい……んぁっ!? おひり、れてりゅぅっ! いっぱい、しぇーえきぃっ……!」
「っ、くぅっ……!」

男根を食い千切りそうな程の圧迫と、絶頂に合わせての痙攣を感じながら、少年は男の腸内に大量の精液を流し込んだ。
尻穴を満たされながらの射精と、男根を尻穴で歓迎されながらの腸内射精。別々の形で快楽を極めた男と少年はしばし繋がったままの体勢で荒い呼吸を繰り返す。
その呼吸が落ち着く頃、射精を迎えた二本の男根が硬度はそのままで射精の余韻が引く頃、男は少年に次のおねだりを発した。
相手を少年ではなく、自分自身の全てを捧げるべき存在と認めて紡がれる、甘く淫らな屈服宣言だ。

「お願い、しましゅぅっ……もっともっと、たくさん種付けしてくらひゃい……なんれも言うこと聞きましゅ、から……僕のご主人ひゃまになって、いっぱいエッチに可愛がってくだしゃい……」

少年の答えは、考えるまでもなく決まっていた。こんなに可愛い男を逃がしなどしない。その感情を叩き付けるように、少年はまた腰を打ち付け出す。

「可愛いですよ、お兄さん。年上とは思えないくらい可愛くて……どうしようも無いくらい淫乱で、愛おしい最高のペットですよ」

ペット。前の主からも言われたことの無かった甘美な立場に、男の全身が幸福の電流で痺れる。

「ひゃいぃっ、ペット、ペットですぅっ。僕はペット、ご主人しゃまらけのぉ……淫乱ペットれしゅぅっ」
「そう、良い子だ。物覚えの良い子には、精液のご褒美を注いであげようね」
「あふっ、ひゃぅぅっ! びくびくしてるぅ……また、精液もらえりゅ、種付けもらえるのぉぉっ!」

出会いも、心が通じ合った経緯も、通じ合った後の関係性も、何もかもが端から見たら歪んでいる。けれど、二人は確かに幸福で、年下の主と年上のペットという歪な幸せを手に入れた一人と一匹は夜風が吹き抜ける月夜の下で何時間もまぐわい合い、嘘偽りの無い愛情を心と身体で確かめ合っていた。






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青年はケースの中で痴態を鑑賞される

2020.03.16.Mon.21:00
悪に対する怒りと憎しみの視線を寄せていた目は、黒革の目隠しの下で涙を零すだけの状態だ。悪を許さぬ誓いを込めて正義としての言葉を発していた口は、輪状の金属を噛ませる開口具によって大きく開いたままで固定され、その開口具に接続された透明なチューブに流し込まれる発情薬混じりの栄養剤を飲みながら意味の無い呻きを漏らすことしか出来ない。パワードスーツによる強化を受けて人ならざる力を宿し、私が作り出した怪人達を打ち倒していた手足はスーツを剥ぎ取られ力を失ったばかりか二の腕から先と太ももから先を機械の中に飲み込まれ、戦う以前に暴れさせることさえ叶わない。
何も見えず、喋れず、手も足も出せない状況で望まぬ発情を強いられる哀れなヒーローの青年は、私の研究室で実験体兼淫らな娯楽として飼育されるだけの存在でしか無いのだ。

今日も青年ヒーローは手足を拘束された裸体を機械と強化ガラス製の板で作られたケース内で愉快によじらせ、私の目を愉しませてくれている。
硬く張り詰めた性器と淫らに尖った乳首を揺らしながら身悶える青年ヒーローを見上げていた私は、鑑賞を程々で切り上げて青年に今日の実験内容を告げる。

「ヒーロー君、今日は新しいお薬の実験だよ。今までよりずっとずっと気持ち良くなっちゃうだろうから、覚悟しててね」

もちろん、私の声は分厚い強化ガラスに阻まれて青年ヒーローには届いていない。意図して大声で伝えれば届くだろうが、そんなもったいないことはしない。
身構えることも許されず無様に悶え苦しむヒーローの姿という最高の見世物を味わうために私はわざと青年に実験の開始を知らせず、壁際に飾った青年入りの鑑賞ケースの前に設置した操作パネルを弄った。
私の操作を受けた機械が、音も無く動き始める。青年ヒーローの丸出しの恥部の真下に位置する部分と、飲み込まれた左右の足の下の部分が四角く開き、そこから現れたアーム達が無防備な青年の性器へと迫っていく。
何も音がしてない故に、青年は全く危機に気付けない。私が作ったアーム達は無音で性器に忍び寄り、手遅れの訪れと共に青年に危機を知らせた。

「あぉぉっ!? は、ごぉぉ!」

強化ガラスごしでも良く聞こえる恐怖の鳴き声を発しながら、青年が宙に固定された裸体を私の眼前でよじらせる。だが、意味は欠片も無い。足の下から現れたアーム達は勃起していた青年の性器を左右から掴み、振り乱しての回避を不可能にしている。
怯えながら身をくねらせても、青年ヒーローの性器に逃げ場は無い。仮に視界が閉ざされて無かったとしても、青年の性器は真下から近寄るアームを、アームの先に取り付けられた細い針を拒めない。

「さぁ、地獄の始まりだよ。思う存分、苦しんでくれ」
「っぎゅぅぅぅぅっ!?」

性器の裏筋に、針が突き刺さる。予想外の刺激に青年が絶叫し、裸体が悲痛に痙攣する。
けれど、青年の反応はあっという間に針の痛みに対する物ではなくなった。針を通じて性器に直接薬品を投与された青年は、針が抜け性器を拘束していたアームが外れると同時に、普段より一回り以上肥大した性器をめちゃくちゃに跳ね回らせながら、苦悶と悦びが混ざった悲鳴を上げてよがり狂い始めた。

「どうだい、すごいだろう? 大きさも感度も疼きも、いつもの比じゃないだろう? そうやって振り回しているだけで、すぐに射精へと」
「ほごぉぉぉっ! あぉっ、もぉぉぉんっ!!」
「おやおや、どうやら説明の必要も無いみたいだね。どうぞそのまま、本能のままにイきまくってご覧? 薬の効果が切れるまで、私はここで観察しててあげるからね」
「あーぉっ! んごぉっ! あもぉぉぉぉっ!!」

羞恥も屈辱も感じられず、欲望が望む通りに腰を振って性器を絶頂へと導く惨めな青年ヒーローを横目で眺めながら私は近くから椅子と机、そしてコーヒーと筆記用具を近くに運び、実験のデータを集める用意と青年ヒーローの素晴らしい痴態を堪能する準備を整えていた。






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男達は縄で彩られ無慈悲な部屋に放置される

2020.03.15.Sun.21:00
男達が身に着けていた肌をぴっちりと覆う仕事用の黒いスーツが引き裂かれ、筋肉に覆われた逞しい裸体が露わとなる。その露わとなった裸体にはスーツを引き裂いた男達の手で手早く縄が巻き付けられ、全裸に剥かれた二人の男は両手両足の自由をじょじょに奪われていく。

「くぅ、あぁ……はぁ、あぐぅっ……!」
「う、くぁ、っぐ、うぅっ……」

二の腕を胸部に結合され、背中で重ねさせられた手首を縄できつく締め付けられた男の上半身はもはや、暴れさせることも叶わない。腕の動きを大きく封じる縄を結わえ終えた男達は床に転がる二人の男を見下ろして愉快そうに微笑みながら、今度は二人に左右の足首と太ももを括る縄を与えようとする。
逃れなければ、拒まなければ。当然の思いが二人の男の頭に浮かぶ。だが、男達はその思いを実行に移せない。罠に嵌められ、閉じ込められた部屋に弛緩効果のある気体を充満させられた男達の身体は、逃走も抵抗はおろか、言葉を発することさえままならない状態だからだ。

「あ、あぅぅっ……ぐ、うぁぁ……っ!」
「は、ぐっ、っう、うくぅっ」

縄を拒絶する足掻きすら見せられぬまま、男達は裸体を縄で彩られていく。為す術無く両手両足を縛り上げられ、無理矢理に吸入させられた気体の影響が消えても無様に身悶えることしか出来なくなった二人の男を作り出した男達は、最後の仕上げとして二人の口に拘束を施した。
それは、口内を埋め尽くす白布と、口に栓をする強力な黒色のテープによる拘束。舌を噛むことを禁じ、口での呼吸を封じる屈辱の猿轡だ。

「あむぅっ! うぐ、ふむぅぅっ」
「んーっ! んむ、ふぐぅぅっ!」

縄の締め付けに呻いていた口に固く丸めた布を押し込まれた二人は、怯え色に染まった目を見開き必死で猿轡から逃れようとする。もちろん、薬品と縄拘束という二種類の方法で行動を制限された二人の肉体は口への拘束を受け入れるしか無い。顔を振ることさえ思うようにいかない二人は、嫌がる心とは裏腹にほとんど抵抗らしい抵抗も示せぬまま、言葉と、口呼吸と、自らの舌を噛み切る選択肢を潰されてしまった。

「んー……んむっ、むふぅっ」
「うぅ、んもっ、むぐぅぅ」

見た目の筋肉質さとは真逆の弱々しい態度を晒し、全ての拘束を加え終えた後に並んで仰向けに転がされた裸体を小さく跳ねさせながら塞がれた口で唸る哀れな男達に嘲りを込めた視線を送りつつその情けない姿を味わった男達は、他の男とうなずき合うと何も言わずに床に転がる二人から離れ、部屋の入口へと歩き始めた。

「ふぅーっ……んー、んむぅぅ」
「うぐっ、ぶーぅっ……うー、むーっ」

後ろから聞こえてくる悲痛な唸りを聞きながら足を動かす男達は、次にこの部屋へと戻ってきたときに二人がどんな滑稽な様子を見せてくれるのかを愉しみにしながら名残惜しげに扉を閉め、扉横の操作盤を弄って二人を捕らえたときとは違う気体を、強制的に発情を促し快楽を欲しがらせる催淫効果を有した気体を室内へと流し込みだした。

「んじゃ、捜査員さん達。ごゆっくり」
「また後で、たっぷりといたぶってあげるからね」

扉ごしに呟いた男達が去ってから、約一時間後。気体による弛緩効果が抜けた裸体を発情に襲われる捜査員達は部屋中にくぐもった絶叫を響き渡らせながら硬く張り詰めた男根を振り乱して床の上でのたうち回り、近くにいる仲間と視線で励まし合うことも忘れて快楽を、疼きに疼いている肉体を慰めてくれる甘い刺激を、心の底から渇望するのだった。






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迂闊は青年と少年を甘い関係へと押し上げる

2020.03.14.Sat.21:00
自身が担当しているクラスの生徒である少年が、同じマンションに住んでいる。その事実と共に少年の両親が仕事の関係で離れて暮らしていることを知った青年は都合の合う日に二人分の食事を作り、少年を招いて夕食を摂るようになった。
二人分を作る手間は、一人分とさほど変わらない。カップラーメンを大量に買い込んだ袋を持っている少年の姿に胸のつかえを感じている以上、行動しないのは自分の納得がいかない。そんな理由で、青年は週に二、三回少年を自宅に迎え入れていた。
栄養のバランスが整った食事を、一人の生徒と一緒に食べる。時折食事の後に勉強を見たり、流行りのゲームに興じたりする。そんな日々が当たり前となり、学校から離れた場所では教師と生徒ではなく年の離れた兄弟のような間柄で接するようになった頃、少年はいつものように青年の部屋を訪れた。

「お邪魔しまーす。頼まれてた物テーブルに置いとくね、先生」
「うん、ありがとう。もうすぐ出来るからお皿出しといて」
「ごめん、先お手洗い行ってくる」

何の変哲も無い会話。普段と変わりない穏やかな日常。だが、少年が手洗いから戻ってこない。待つのをやめ、青年が自分で皿を出し料理を盛り付け終わっても、少年は食卓に現れない。
小首をかしげながらエプロンを外し、様子を伺いに手洗いまで足を運んだ青年は、呼びかける言葉を放とうとして凍り付いた。手洗いへ続く扉を通り過ぎた場所に、脱衣所を越えた先にある開けっぱなしだった浴室の中に、意地悪く笑う少年の姿を見付けたからだ。

「先生、これ、なーんだ?」

声音から、もうすでに用途を分かっているのだろう。浴室内にしゃがみ込んだ少年は壁に吸盤で固定されている薄緑色の玩具を、眼前にある男根を模した極太の玩具を指先でつつきながら自分を見ている教師に問いかけた。

「っ!」

焦り、慌て、教師の青年は浴室へと小走りで駆け付ける。しかし、言葉は何も出せない。青年は下手な言い訳を頭に浮かべてはそれを却下し、昨夜使ったときにしまい忘れていた事実に思い至りながら何も言えずにいる。
驚愕の表情を浮かべ、固まっている青年ににっこりと微笑んだ少年は、問いに対する答えはおろか会話としてちぐはぐな肯定も否定も紡げないでいる教師の青年の前で立ち上がると、自分の口で分かりきっていた正解を発し始めた。

「先生、こんなのをお風呂の壁に付けて、エッチな遊びを愉しんでたんだね。これで自分のお尻をぐちゅぐちゅ掻き回して、いやらしく腰を振りながら気持ち良くなってたんでしょ」

見られた。知られた。青年の中に絶望が広がっていく。もう二度と、少年は家に来てくれないだろう。良好な関係も、終わってしまうのだろう。教師としての破滅の可能性より少年との縁が切れることに打ちひしがれ、青年は哀しげに顔を歪ませる。
その歪んだ顔と潤んだ目を眺めながら、笑っていた少年は青年に予想外の要求を行った。

「先生、これ使ってるところを見せてよ。一生懸命に腰を振って、気持ち良くなってるところを見せてくれなかったら……今日の夕食は食べないし、これからも食べてあげないからね」

痴態を晒さなければ、二度と夕食を共にしない。年下の少年に、一人の生徒に自らが快楽を貪る姿を見せる。それは普通に考えれば食事を提供することとは釣り合わない交換条件だ。けれど、青年は迷わずに返答した。少年無しの日々など、もう想像すら出来ないくらいだからだ。

「わ、かった……せめて、ご飯にラップを掛けさせて」
「じゃあ、俺が掛けてくるよ。その間に……先生はお尻にこれを入れられるよう準備しておいてね」

横を通り、食卓へと向かう少年の足音を聞きながら、青年は身に着けていた衣服を一枚残らず脱ぎ、右手の指を尻穴に動かして窄まった穴を解し始めた。



度重なる一人遊びで緩んでいた穴で壁に固定された偽物の男根を飲み込んだ青年は、浴槽の縁に腰掛けている少年の前で裸体をよじらせ、尻穴のみでの自慰に耽っている。
浴室用の椅子に手を付き、床で足を踏ん張らせて腰をめちゃくちゃに振り乱す淫猥な行動を少年の前で取っている状況に、青年の中でこれ以上無い羞恥心が沸き起こる。けれどそれ以上に青年は堪らない興奮と快楽を募らせ、普段よりも激しい腰振りを無意識に行いながら、少年の前で触られてもいない男根を何度も何度も絶頂させてしまう。

「あんっ、んぁぁっ! はっ、んはっ、ひぁぁぁんっ!!」
「またイっちゃったね、先生。俺に見られながら射精するの、気持ち良い?」
「ひもっ、ちひぃっ! きもひぃ、良いっ!」

甘い悦びで蕩けた脳味噌は、最低限の尊厳を守ることすらも忘れて正直な答えを返した。年上として、教師としての立場を悦楽に飲み込まれ、欲望のままに腰を振りたくる淫乱青年。その青年の姿に目を細め、息を乱した少年は自らも欲望に正直となって立ち上がり、青年の眼前に自らの男根を取り出した。

「正直に答えたご褒美だよ、先生。その可愛い口で、好きなだけしゃぶって良いからね」

少年の言葉を頭で理解するよりも先に、青年は目の前に現れた男根に舌を伸ばし愛しげに舐めしゃぶり出した。
一心不乱に男根へと舌を這わせ、熱烈な吸い上げをくわえながら夢中で腰を振る青年に少年は表情を恍惚に染め、幸福感に押し上げられるがままに口を動かし押し込めていた感情を吐き出した。

「あぁ、最高だよ、先生。先生が、俺のをくわえながらお尻で気持ち良くなってるところ、可愛い。もっともっと見せて、大好きな先生の可愛いところ、いっぱい見せてっ」
「んっ、んむっ、ふむっ、んもぁぁっ!」

教師に対して抱いていた愛情を解放し、教師の口に刺激されている男根をビクビクと脈打たせながら絶頂に向かう少年。教師だから、ずっと年上だから、何より男同士だからと何重にも蓋をして閉じ込めていた少年への恋心を決壊させ、全身を発情させながら淫欲に溺れる青年。
少年を欲して自慰を繰り返していた青年の迂闊によって破裂した思いを暴走させ獣となった二人は、お互いの気持ちをしっかりと言葉にして伝え合っていないことも忘れて肉欲を貪り合い、疲弊しきって同じベッドで眠りに就いた翌日、すっかり冷め切った夕食を温め直し朝食として口にしながら改めて思いを伝え合い、教師と生徒から秘密の恋人同士に関係を変化させるのだった。






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無慈悲なつま先で反抗心は甘く削り落とされる

2020.03.13.Fri.21:00
俺が上に立ち、強化ガラスで作られた床の仕切り越しに視線を送り始めた途端、捜査員達は俺を睨み付けながら二人仲良く反抗の感情を込めた唸りを放ち始めた。

「んーんっ! んぐ、むぎゅぅぅっ!」
「ふぐっ、ぶ、むぶぅぅぅぅ!!」

鋭く発せられる、怒りの唸り。悪である俺を憎む思いを乗せた正義の瞳。だが、二人がどんなに唸っても、どんなに正義を乗せて睨んできても、それは俺を愉しませるだけだ。
床下の空間に閉じ込められた状態で何をされても、俺は痛くも痒くも無い。目と鼻の穴以外を隙間無く覆う黒のラバースーツを着せられ、ラバースーツの表面に取り付けられた十数本のベルトで手足を気を付けのまま固定された肉体をのたうたせながら騒いでも、それは捜査員達の無様さを引き立て俺の優越感を加速させるだけだ。

「うぎゅぅぅっ! ふっ、ふむぅぅぅっ!」
「んっ、んぐぅぅっ!」

閉じたまま開くことを禁じられた口から意味の無い声を上げ、寝返りさえ出来ない狭い空間に並べられたラバースーツ入りの肉体を必死にもがかせながら、無言で自分を観察している俺に向かって再度怒気を浴びせてくる。
圧倒的に不利な立場に置かれながらも強気な態度を保ち、悪には屈しないという抗いの意思を示す捜査員達に目を細めた俺は強化ガラスの床に乗せていた右のつま先を持ち上げると、ガラスから外れた場所である床にそのつま先を下ろした。
二人の視界からは見えない位置に設置されている小さなボタンを踏み締め、俺は捜査員に着せたラバースーツに内蔵された機構を作動させたのだ。
押し込まれたボタンが、ラバースーツに向かって指示を飛ばす。そうして指示を飛ばされたラバースーツの機構は音も無く駆動を始め、俺から見て右側の捜査員にくぐもった絶叫を上げさせ始めた。

「むぎゅぅぅぅっ!? んもっ、ぶむぉぉぉっ!?」

困惑と、苦悶に歪んだ悲鳴を狭い空間に反響させ、隣にいる仲間も忘れて床の上で狂ったように身をよじる捜査員の惨め極まりない姿に口角を吊り上げながら、俺は左のつま先を持ち上げた。

「んみゅぅぅっ!? ぶぅ、ぶぐぅぅぅっ!!」

俺の視界の左側にいる捜査員が、怯えに支配された声音で叫び、顔を左右に振って許しを請う。
隣の仲間が晒す悶絶に恐怖し、ついさっきまで見せていた俺への反抗を失った捜査員の様子に笑みを更に濃くした俺は何が加えられようとしているかも分からぬままやめてくれと訴える捜査員の願いを却下し、持ち上げた左のつま先でもう一つのボタンを押し込んだ。

「んーっ! んむ、むぶぐぅぅぅぅっ!!」
「もごぉぉぉっ!? うぅ、むぼぉぉっ!? おもぉぉぉぉぉっ!!」

残酷な駆動を始めたラバースーツに逃げ場の無い裸体を嬲られ、俺を睨んでいた目を涙に濡らして愉快に鳴き喚き出した捜査員達の光景を目と耳で堪能しながら、俺は気まぐれにつま先をボタンから離してはまた踏んでを繰り返し、鼻呼吸しか行えない二人を息苦しさの方向でも追い詰めつつ、ラバーに仕込まれた薄いパッドが生み出す苛烈な振動による快楽を乳首と男根に叩き込んで捕らえた捜査員達の反抗心を甘く淫らに削り落としていった。






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大きすぎる愛情で青年は絡め取られる

2020.03.11.Wed.21:00
両親が夫婦水入らずの旅行へと出掛けた翌日の朝。遅めの朝食を摂った少年は使った食器を洗い終えると、自室の隣に位置する兄の部屋へと入り朝の挨拶を行った。

「兄さん、おはよう」

扉を開けながら屈託の無い笑顔を浮かべて、少年は兄に言葉を寄せる。だが、兄からの返事は無い。まだ寝ているからではなく、兄である青年は今、少年の声に反応する余裕さえも失っているからだ。
兄から一切の反応が返ってこない。その事実に、少年が笑みを更に濃くする。その濃くなった笑みに残忍な色を滲ませながら扉を閉じた少年は兄の元へと歩み寄り、改めて朝の挨拶を口にした。
今度は、無様極まりない痴態を晒す兄を嘲笑う無慈悲な言葉を添えながら、だ。

「兄さん、おはよう。一晩中イきたくてもイけないまま玩具で苛められた気分はどう?」
「ふむぁっ……む、うふぅっ……」

先程よりも近い場所で弟に声を掛けられた兄は、タオルを用いた目隠しの下で眉根を寄せながら、赤いギャグボールを噛まされた口から唾液と共にくぐもった呻きを漏らした。その反応は、怒りでも哀願でもない。生殺しの快楽と拘束の締め付けしか刺激が無い状態で音という別の刺激を与えられたことで反射的に漏れ出た、意味を持たない呻きの反応だ。
長時間一人きりの空間でいたぶられ、心と身体をすり減らされた青年はもはや、まともに意識を保つことすら不可能な状態だ。
視界を封じるタオルの目隠しと、口を塞ぐギャグボールを外そうとして頭部を振り乱す気力は無い。二の腕を胸部に結び、背中で重ねた手首を縛り、足首と太ももを短く繋いでいる縄を解こうと暴れる思考も無い。裸体を縛り上げる縄とキャスター付きの椅子を結合している幾本もの縄から抜け出そうとしてじたばたと身悶える力も、残されていない。
椅子に乗せられ、足の縄と肘掛けを厳重に縄で繋がれ足を閉じることを禁じられた青年は、無防備にさらけ出された男根の根元と亀頭近くに巻き付けられた黒いベルトに内蔵されているローターが生み出す弱すぎる振動といういつまで経っても射精に至れない淫らな苦悶に追い詰められ、無駄な足掻きすらも出来ないくらいに憔悴させられてしまったのだ。

「は、ぶぅっ……んも、あ、ふぅぅ」

頭の中をぐちゃぐちゃに蕩けさせられ、意識を朦朧とさせながら休まずに動く男根の玩具に喘ぎ鳴く兄。そんな兄を見つめながら愉快そうに目を細め、背筋を興奮で震わせた少年は、一晩蓄積させられた射精欲に苦しみ透明な蜜をとめどなく零しながら激しく脈打っている男根を意地悪く右の人差し指と中指で弄びつつ、すでに限界を超えて苦悶している兄に残酷な宣言を行った。

「ふふっ、すっかりとろとろだね、兄さん。でも、本番はここからだよ。母さんとお義父さんが帰ってくるまで毎日いっぱい苛めてあげる。絶対に、兄さんを僕だけの物にしてあげるからね。どこにも逃げられないよう、何もかもを躾けて僕のペットに作り変えてあげる……」
「ふぅ、ふむっ、んもぉぉっ……」

血の繋がっていない、年の離れた弟。その弟に兄弟の枠を超えた大きすぎる歪んだ愛情を抱かれた兄は、絶望することすらも叶わぬまま、亀頭を緩く挟んでくにくにと揉み込む弟の指が注ぐ悦楽に喘ぎ、逆らえぬ裸体を椅子の上でくねくねとよじらせていた。






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捜査員は自らも知らぬ弱点を指先で嬲られる

2020.03.09.Mon.21:00
薄暗い地下空間に、靴音が響く。その靴音の主である男は空間の中央に位置する円形の柱の前まで移動すると下の方に視線を向け、無様な姿を晒している男に向かって命令を下した。

「捜査員さん、立ちなさい」
「う、むぅっ……!」

自分に対して発せられた声を聞き、捜査員と呼ばれた男は黒い棒状の枷を噛まされた口から唸りを漏らしつつ、素直に命令に従って立ち上がり始めた。
視界と言葉を奪われ、手足の自由を取り上げられた裸体で抗っても意味は何一つとしてないからだ。

「ふ、うぐっ……む、んむっ」

口枷の隙間から飲み込みきれない涎と呻きを零し、黒革の目隠しの下で顔をしかめながら捜査員は裸体を起こそうと力を込める。
だが、背にした柱を頭部と左右の手首で挟んだ状態から離れられないよう黒革で作られた手枷同士を短い鎖で繋がれ、足首にも同じ枷での拘束を与えられた身体では立ち上がりたくても上手く立ち上がれない。悪戦苦闘し、丸出しの男根に自身の唾液を垂らしながら自由を奪われた裸体を動かす捜査員と、捜査員の姿を無言で観察する男。その状況が何分ほど続いた頃だろう。捜査員はようやく裸体を立ち上がらせ、男の眼前に無防備で惨めな自身を晒すことに成功した。

「はい、よく出来たね。捜査員さんの可愛らしい乳首と、立派な性器がよく見える良い格好だ」
「うぅ、む、んぐっ」

恥辱を煽る男の言葉に反応して、捜査員が胸に悔しさと反抗心を募らせる。しかし、捜査員は生まれたそれらの感情を必死で抑え、男の機嫌を損ねないように努めている。
一切の抵抗を禁じられた今は、憎い男に対して従順になるのが一番だ。きっと助けが来てくれる、それまでは耐え続けるのが最良の選択だ。そう自分に言い聞かせながら、捜査員は逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体を震わせている。
そんな捜査員に残酷な男は嬉しそうに言った。救いを信じ辱めを受け入れて命令に従った捜査員へと放たれた男の言葉は、無慈悲な仕置きの宣言だった。

「でも、時間を掛けすぎだよ。命令されてから十分近く経ってようやく立つ悪い子には、きついお仕置きが必要だねぇ」
「っ、ぐぅぅっ!?」

命令を守ったというのに、罰を与えられる。守っても守らなくても、男は罰を与える気だったのだろう。それを察し、絶望に襲われながら身悶える捜査員との距離を詰めた男は、拘束具を鳴らしながら無意味にもがく哀れな捜査員の裸体を至近距離で堪能すると、どこにも逃れられない裸体に容赦の無い罰を注ぎ始めた。

「んふっ!? ふぶっ、むふぐぅぅっ! うぅ、うぶふっ、むぎゅぅぅっ!!」
「おやおや? まずは手始めにって思ったんだけど、捜査員さんは随分と脇が弱いんだね」
「むぶっ、ぶひゅぅぅぅっ!」

守る物の無い脇を、男の指先が左右同時にくすぐる。たったそれだけなのに捜査員は堪らないくすぐったさを感じ、痴態を見せまいという意思さえ持てぬままくぐもった声で笑い悶えさせられてしまう。
他人に比べて毛が非情に薄い。その程度にしか認識していなかった脇を巧みにくすぐられ、自分でも知らなかった過敏な弱点を嬲るこそばゆさに我を忘れて悶え苦しむ捜査員を眺めて、男が愉しげに目を細める。その目は、いたぶり甲斐のある獲物を見付けた冷酷な獣のそれだ。予想を大きく超える愉快な反応を脇だけで見せている捜査員に黒い笑みを浮かべ、舌なめずりをした男は早くも呼吸困難に陥っている捜査員に残忍な言葉を浴びせた。

「それじゃ、せっかくだから今日のお仕置きはずっと脇を苛めてあげようね。声が涸れても、酸欠になって意識が朦朧としても、休み無くくすぐって苦しめてあげる。早く良い子になれるようたっぷり笑わせて、反省させてあげるからね、捜査員さん?」
「むぎゅ、ぶひゅぐぅぅっ! あぶ、ぼもっ、まぶぁぁぁっ!!」

嫌だもやめてくれも笑いに飲み込まれて紡げず、気絶すらも叶わないくすぐり地獄に苛まれる捜査員の悲痛な笑い声は味方のいない空間に哀しく響いて非情な男の興奮を加速させ、脇を嬲る責めの苛烈さをじわじわと引き上げていくのだった。






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青年は自分と共に男の鑑賞物にされる

2020.03.08.Sun.21:00
天才的な科学者である男がまた、世の中を変える技術の進歩を成し遂げた。その情報はまたたく間に科学者の頭脳を独占しようと目論む世界中の組織へと知れ渡り、スパイである青年は自身が所属する組織への多大な利益を生み出すために、科学者が研究目的で所有している孤島へと足を踏み入れた。
その孤島へと辿り着くまでに、競合相手と海上で幾つもの死闘を繰り返した。孤島に上陸してからも、青年は先にやって来ていた者達との格闘を繰り広げ、研究者が自ら用意した警備ロボット達をかわし続けた。
そして青年はとうとう、孤島に立てられた建物の最下層に位置する空間へと辿り着いた。そこに至るまでに科学者の男は見つからなかったため、間違いなくそこに科学者がいるであろうという認識と共に、青年スパイは扉を施錠する電子ロックのハッキングに勤しむ。
手元の端末に映し出される数字の羅列を読み解きながら、青年は改めて頭の中に自身の任務を思い浮かべる。第一目標は、科学者が達成した技術の進歩についての詳細を掴むこと。第二目標は、大金を積まれても他人のためには研究を行わない偏屈な科学者の弱みを握り、あわよくば自らの組織へと招くこと。最優先事項と、失敗前提の目標を青年が再確認し終える頃、端末に『SUCCESS』の文字が表示され、扉を閉ざすロックが解除された。
二枚の扉が、左右の壁の中に収納され室内への通路が確保される。その開ききった扉の向こうに敵がいないことを確認すると、青年は最大限の警戒を抱きながら室内へと踏み込み、驚愕した。
そこには、あまりにも予想とかけ離れた異常すぎる光景が広がっていたからだ。

「何だ……これ……っ!?」

警戒しているはずの青年は、自分の目に映る室内の様子に思わず声を漏らし、呆然とした表情でゆっくりと驚愕の理由に近寄っていく。
すると、近寄られた側はくぐもった唸りを放ちながら、青年スパイに救いを求めた。それは、手足の存在しない肉体を吊るす鎖を甲高く鳴らし、淫らな玩具を固定された恥部を揺らしながら行われる透明なカプセル越しの哀願だ。

「うぶっ、むぐぅぅっ! うぁっ、あぉぉぉっ!」
「ふーっ、むぶっ、あぶぐぅぅぅ!」

本来腕と足が生えている場所に金属で作られた蓋を取り付けられ、その蓋に繋がれた鎖を強化ガラスで作られたカプセルの床と天井に結合された裸体を宙でめちゃくちゃにもがかせ、細いチューブが繋がっている黒のギャグボールを強く噛み締めながら、非道な拘束を施された男達は自分を外から眺めている青年に助けてくれと必死に叫ぶ。
だが、青年は彼らを助けない。想像など欠片もしていなかった物体に圧倒され思考能力を奪われた青年は自由と言葉を奪われた彼らが身悶える度に揺れる男根に巻き付けられたローター付きのベルトと尻穴を下から串刺しにして荒い掘削を繰り返している極太の張型による快楽責めを無言で観察しながら、いたぶられている者達で作られた通路を惰性で進んでいく。
任務を完全に忘れ、甘い悲鳴を聞きながら放心状態で歩く青年。そんな青年の目が、突如として見開かれる。目を見開いた青年は一つのカプセルに手を付き、中にいる者を見つめながら呟いた。

「これ……俺……!?」
「ふぅっ!? んま、むぉぉっ……!?」

自分と全く同じ顔。仲間達にすら教えていない下腹部のほくろ。紛れもない自分自身の変わり果てた姿をカプセル内に見付けた青年は表情を恐怖色に染めた。見付けられた側の青年も、手足を取り上げられていない自分をカプセルの外に確認し、喘ぎ混じりの困惑の声を発した。
時がとまったかのような感覚を味わいながら、二人はしばし視線を交わし合う。そうする内に、カプセルの外にいる青年はあることに思い至り戦慄を深めた。
そういえば、少し前に別のカプセル内に見た男は自分と対立している組織の構成員にそっくりじゃないか。入り口近くにいた青年は、直接会ったことは無いが自身の組織と友好関係にある組織の者じゃないか。あの男は、あの青年も。異様さに掻き消されていた情報が次から次へと押し寄せ、青年は背筋と心を凍り付かせる。もはや青年は、気付いてしまった事実に思考を支配されている。閉じ込められた自分が放つ唸りが、哀願から危険を知らせる物に変わっても青年はそれを把握出来ない。
完全に隙を晒し、動きのとまった青年の背後に無音で忍び寄ったアームは無防備な青年の背中を狙い、先端に取り付けた短い針を素早く突き刺し、強力な睡眠薬を流し込んで青年の意識を奪い取った。



青年が孤島から帰らなくなって、数週間。組織は任務失敗と判断し青年を見捨てて次の手を講じていた。
故に、青年に救助は訪れない。科学者によって望んでもいないのに生み出され実験材料兼淫らな鑑賞物として飼い殺しにされている哀れなクローン達を助け出す者はおろか、自身のクローンと並べて拘束され、科学者の寝室という最悪の特等席に飾られた青年を地獄から解放してくれる者もいない。

「さぁ、二人共。今日もたっぷり良い声で苦しんでおくれ。私の研究意欲を刺激する、極上の悶絶姿を晒して、愉しませておくれ」
「むっ、ぎゅぶぅぅっ! あぶっ、ぼむぅぅっ!」
「んーぅっ! はぶっ、ば、はみゅぅぅぅっ!」

手足を奪われ、二つのカプセルの中で吊るされた哀れな青年達は狂気に歪んだ笑みを浮かべながら恥部に与えられた責め具とギャグボールに繋がっているチューブを通して無理矢理に淫薬を摂取させる機構を起動させるボタンへと手を伸ばす科学者に向かって同じ顔を悲痛にしかめ、同じ声で聞き入れられない心からの懇願を発して、科学者にこれ以上無い幸福を味わわせるのだった。






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父は捕らえた息子に淫らな躾を加える

2020.03.07.Sat.21:00
目を覚ました少年を待っていたのは、身に着けていた物を一つ残らず没収された裸体に拘束を施されているという屈辱的で絶望に満ちた異常事態だった。
どんなに力を込めても、腕は自由を取り戻せない。黒革で作られたアームバインダーを装着された腕は背中で伸ばしたまま曲げることも叶わず、天井の滑車を利用して吊るされた鎖とアームバインダーの金具を結合する南京錠を甲高く鳴らしながら、何の成果にも繋がらない無意味な足掻きを繰り返すことしか出来ない。

「く……うぅっ! くそっ……う、あぁっ!」

拘束を施されていない足で必死に踏ん張り、アームバインダーをどうにかして外そうと試みる少年。生身でどうにかなる物ではないと、ヒーローへの変身に必要な道具を眠っている間に奪われた自分にどうにか出来る物ではないと頭で理解しつつも決して諦めずに足掻き、腕に走る痛みに呻きながら一人きりで試行錯誤を繰り返す無様な少年。
そんな少年が裸体をよじらせ、焦りを募らせながら身悶えている部屋に扉の開く音がした。その音に気付き少年は動きをやめ、扉の方に目を向ける。するとそこには少年を捕らえた者が、ヒーローである少年と敵対している組織の首領である人物がいた。

「き、さまぁっ! これ、外せぇっ! 皆をどこにやった、答えろぉっ!!」

掴みかかりたくとも掴みかかれない事実に惨めさを掻き立てられながら、少年は黒一色のヘルメットのような器具に阻まれ表情を伺えない首領に拘束からの解放と共に捕らわれたであろう仲間の居場所を教えるよう要求した。
だが、首領は何も答えない。首領は少年の蹴りが届かない位置に立って、行動を大きく制限された哀れな裸体を眺めながらゆっくりと右手を自身の頭部へと運ぶだけだ。
憎い相手は何も言葉を発さない。丸出しの男根を振り乱しながら情けなく喚き散らしても、返ってくるのは沈黙のみ。その状況に耐えきれず、少年は再び首領に向かって叫びを浴びせようとした。その時だった。
首領の右手が、頭部に被せた器具の側面に指を触れさせると同時に首領の顔を隠していた黒色は電子音を立てながら跡形も無く消えていき、少年は反抗の叫びと怒りを失い、驚愕色の言葉を弱々しく漏らした。

「父……さん? 何で、ど、どうして……?」

正義のヒーローとして憎んでいた組織を率いる存在。その謎に包まれた人物が、他でもない自らの父だった。
信じたくない目の前の光景に、少年がひどく動揺する。これは父ではなく敵の変装だ。少年はそう自分に言い聞かせようとする。
だが、自らの正体を明かした父は少年の現実逃避を許さない。父は自身が纏っている黒いパワードスーツの左腕に取り付けられたデバイスを操作し、部屋の壁を残忍な凌辱の光景を生中継するモニターに変え、映し出される映像に打ちひしがれる息子に向かって自分が本物の父である証拠として仲間達の本名を残酷に微笑みながら口にした。

「○○君も、××君も、□□君も△△君も、皆この通り父さんの部下にお仕置きされている最中だよ。散々ヒーローとして邪魔をしてきたんだから、当然だよねぇ?」
「あ、あぁ……っ」

今の自分と同じようにアームバインダーで抵抗を封じられた四人の仲間達が、十数人の男達に囲まれ無防備な裸体を好き勝手に嬲られている。口に男根をねじ込まれ、尻穴を男根で掻き回され、乳首や男根といった弱点を手で弄くられながら悶え苦しむ仲間達に、無音のはずなのに悲鳴が聞こえてくる程容赦無くいたぶられている親友達の様子に凍り付く少年。そんな息子がモニターの映像に気を取られている内に息子の背後に回った父は再度左腕のデバイスを手早く弄り、息子の腕を縛るアームバインダーを吊るす鎖を滑車で巻き上げながら、穏やかな声で非道な宣言を行った。

「さぁ、次は◇◇の番だよ。◇◇は特別に、父さんがお仕置きをしてあげよう。二度とヒーローなんて出来ないよう、じっくり……躾け直してあげようね」
「い、嫌……やめてっ! 父さん、許してぇっ……!」

背中で腕を限界以上に持ち上げさせられる苦痛に顔を歪ませながら自分に哀願を向ける少年を無視し、父は嫌がる息子の尻肉を手で鷲掴みにして広げ、谷間の奥で怯えるようにヒクつく可愛らしい尻穴へと、嬉しそうに舌を伸ばしていった。




尻穴を丹念に舐めしゃぶられながら、男根を手で巧みに扱かれ何度も何度も精液を放出させられた。解れた尻穴を指で掻き回されながら乳首を反対の手で転がされ、触られてもいない男根を望まぬ絶頂へと無理矢理に追い立てられた。デバイスで操作しパワードスーツの構造を変化させて露出させた男根を口へと押し込まれ、硬く張り詰めた肉の棒を根元までくわえさせられた状態で涙を零す恐怖の表情を陶然とした様子で褒められながら、口内を太く逞しい父で蹂躙された。そして、舌と指の責めで蕩けきった尻穴に少年の唾液でしっかりと濡らした男根をねじ込まれ、拒絶する思考を失うくらいに大きな快楽を味わわされながら、父の種を注がれ自身の種を床に向かって垂れ流した。
長時間に渡る父の手による凌辱で疲弊し、腕への痛みもモニターで仲間への辱めが中継されていることも忘れ天井から吊るされたアームバインダーにぶら下がる形でぐったりと脱力し、尻穴から白く濁った液体を零しながら少年は汗と淫液に塗れた裸体を小刻みに痙攣させている。
反応が鈍くなり、懇願すらも口にしなくなった息子から男根を引き抜いた男は、汚れた男根を拭い変化させていたパワードスーツを元の形状に戻して、息子を躾と称して犯し抜く鬼畜な父親から悪の首領の姿になると、度重なる絶頂と叩き込まれた雌の快楽で意識を朦朧とさせている少年の汗ばんだ頭を撫でながら、状況にそぐわない優しい声音で言った。

「それじゃ、父さんは仕事があるから少し離れるよ。友達がお仕置きされてる所を見ながら良い子に待ってなさい。帰ってきたら、またいっぱいお仕置きをしてあげるからね」

背中を向け、入り口に向かって歩き去って行く父を霞む視界の端に捉えながら、疲れ切った少年はあらゆる思考を放棄して眠りに就いた。
自分と仲間が捕らわれず、嬲られることも無く、父が悪の首領でもない夢の中で少年は今日行われていた自身の誕生会の続きを、何の薬品も盛られていない父の料理を仲間達と味わい笑い合う現実とは真逆の幸福を、虚しく噛み締めていた。






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少年は非道な餌で苦悶を上乗せされる

2020.03.06.Fri.21:00
部屋の中央に設置された丸い柱に背中を向けさせられ、その状態で左右を揃えさせられた足首と頭上高くに持ち上げさせられた手首を縄で柱へと縛り付けられた少年は裸体を上下に引き延ばされた体勢で拘束され、身動きの取れない身体を性の弱点に固定された淫らな玩具達に休み無く嬲られ続けていた。

「はぁ、は、あぁぁ! あくっ、ふ、んぅ、んひぁぁぁっ!!」

視界を閉ざす白布の目隠しの下で苦しげに表情を歪め、引き結ぶ力を失った口から飲み込みきれない唾液と甘く歪んだ悲鳴を発しながら、少年は淫猥な責めから抜け出そうと考え裸体を必死にもがかせている。
しかし、幾らもがいてみても手足を柱に括る縄は肌に食い込むだけで全く緩まない。恥を捨ててめちゃくちゃに裸体をくねらせてみても、絶え間無い駆動を繰り返している玩具達は外れる気配すら見せない。
自由を取り戻せない哀れな少年は左右の胸に被せられたお椀型の器具に乳首を責められ、幹の部分に巻き付けられた白い器具で幼い男根をいたぶられ、望まぬ快楽に屈して射精を迎え続けることしか出来はしないのだ。

「もぉ、やらぁぁっ! イぐの、やりゃぁぁっ!! ちくびぃ、らめぇぇ……ひんこぉっ! ぶるぶる、いやらぁぁぁーっ!!」

柱に繋がれた裸体を痛々しく仰け反らせ、部屋中に響く無様な嬌声を放ちながら、少年はまた絶頂へと追い立てられた。だが、意思を持たぬ玩具達は少年が達したことなどお構いなしに動き、容赦無く少年を次の絶頂へと追い立てていく。
お椀型の器具の内側に生えた小さな回転ブラシで乳首を乳輪ごと淫らに磨かれ、幹へと巻かれた白い器具で男根全体をまんべんなく振動させられ、わずかな休憩すらも許されずに絶頂を強いられ精液を搾り取られる。そんな地獄に鳴き叫び、我を忘れてよがり狂う少年を作り出した男は一時間前に部屋を離れたときに見せていた反抗の態度が嘘のように掻き消えた惨めな少年を眺めて口元を緩め、残忍な笑みを浮かべながら小さく呟いた。

「餌の時間だぜ、スパイ君。しっかり栄養付けて、元気にイき狂うんだぞ?」

男の言葉は、少年が放つ淫らな絶叫によって上書きされ少年の耳には届かなかった。故に、スパイと呼ばれた少年は自分を捕らえて辱めている男が帰ってきたことに気付けず、非道な餌を載せた男の右人差し指と中指が口内に潜り込むのを拒むことも出来なかった。

「んむぅっ!? ふっ、ふぐ、むふぅぅっ!」

いきなり侵入した指に驚き、少年は慌てて指を舌で押し返そうとする。もちろん、そんなことをしても男の指を口から追い出せはしない。噛み付く力さえ失った少年が舌で可能な限りに抗っても、それは男を愉しませるだけに終わってしまう。

「んっ、んむぅぅ! あぅ、んぁ、ふ、んみゅぅぅぅっ!」

嫌がりながらも効果的な抵抗は何一つとして行えない少年の口内を蹂躙し、頬肉や舌などを好き勝手に弄んだ男は少年が指を一際強くくわえながら身悶え何十度目かも分からない絶頂に至るのを見届けると口から唾液塗れとなった指を引き抜き、その指をそのまま左手に持った小瓶の中へと、媚薬と、栄養剤と、男の精液を混ぜた液体の中へと入れ、少年に摂取させる次の餌を指に付着させていく。

「はっ、はぁ、あふ、はぁ、んひぁぁっ……」

もうすぐまた指が口内へと入れられる事実を知らず、これから少しずつ媚薬を飲まされただでさえ感度が引き上げられた肉体を更なる淫乱に変えられる非情な未来を知る由も無い少年スパイが必死に呼吸を整える様を堪能して悪魔のように笑いながら、男はてらてらと輝く右の指を少年の顔の前に運び、荒い息を吐く口に指を潜り込ませるタイミングを愉しげに見計らっていた。






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男は陥落を迎えるまで全身を緩く嬲られる

2020.03.05.Thu.21:00
壁と一体化しているX字型の拘束台へと磔にされた男は、衣服を剥ぎ取られた裸体を必死にもがかせ危機からの脱出を試みていた。
左右の手首と足首、そして二の腕と太ももを拘束台に縫い付けている黒革の枷と短い鎖を鳴らし、視界を塞ぐ黒革の目隠しの下で眉根を苦しげに寄せながら黒い棒状の枷を噛まされた口で言葉にならない唸りを上げて男は裸体を無我夢中でくねらせていた。
しかし、そんな男の努力も虚しく拘束具は一つも外れはしなかった。両手両足の自由は取り戻せず、視界と言葉も奪われたままの状況から逃れられなかった哀れな男。その男の元にやって来た青年は、諦め悪く拘束との格闘を続けている惨めな男の裸体を眺めて愉快そうに微笑むと、汗と唾液に濡れた男の顎を右手で緩く掴みながら意地の悪い口調で問いかけた。

「刑事さん、気分はどうです? 捕まえようとしていた悪人の僕に逆に捕らえられた訳ですけど……愉しんで頂けましたか?」
「うぅっ! んむ、むぐぅぅっ!!」

顎を掴む右手の感触を嫌がり、刑事と呼ばれた男が顔を振る。屈辱を煽る言葉に反抗心を刺激され、刑事は青年に対して怒りを込めた呻きをぶつける。
もちろん、そんなことをしても青年には何のダメージも与えられない。大きく行動を制限された刑事が顔を振っても青年の右手は振り払えず、怒気を乗せて声を放ってもそれはその程度の抵抗しか行えない状態に刑事を追いやった事実を青年に改めて認識させ、青年の加虐心と興奮を余計に加速させてしまう。
憎い悪に捕らわれ、一切の抵抗を封じられた刑事の男。この無様な男をもっと辱めたい。苦しめたい。掻き立てられた欲望に全身を震わせた青年は、反抗の態度を示した刑事に向かって残忍な笑みを浮かべると、白々しく困惑色の声を上げた。

「あれ? 愉しんで頂けなかったみたいですね? どうやら物足りなかったみたいですから、その不足分を今からたっぷり、サービスして差し上げますよ……」
「ふ、むぅっ!?」

何をするつもりだ。抱いていた怒りを警戒と隠しきれぬ怯えに変換させ、刑事は何もかもを無防備にさらけ出した裸体を強ばらせる。小刻みに震える刑事の裸体を舐め回すように堪能し、笑みの黒さを更に引き上げた青年は、顎を掴んでいた右手を離すと左の手と合わせて刑事の裸体をまんべんなく撫で、全身に緩い快楽を流し込み始めた。

「ん、んぐっ、む、むぅ、ふぶっ」

好き勝手に肉体を這い回る青年の手に刑事は嫌悪を募らせる。けれど、口からは胸で膨らんでいる嫌悪とは真逆の甘い声が口枷ごしに漏れ、拒む心とは裏腹に刑事の肉体は注がれる刺激を悦び、男根をむくむくと膨張させ心地良さげに情けなくくねってしまう。

「気持ち良いでしょう、刑事さん? 見えない分感度が増して……ほら」
「んむぅぅんっ!」
「ちょっとした不意打ちでこんなに可愛い声が出ちゃいますね……ふふっ」
「ふぅ、む、んぐぅんっ!」

見えないせいで感度が高まっている。それもあるだろう。だが何よりも青年の手が巧み過ぎるせいで刑事は堪らない快楽を感じてしまっている。
乳首を丹念に指で捏ね、舌先で弾かれたかと思ったら勃起した男根の特に過敏な亀頭を急に撫で上げられる。太ももの内側に位置する皮膚の薄い場所を左右同時に指先でくすぐられる刺激に翻弄されたかと思ったら、脇腹に存在する皮膚の薄い場所を青年の舌で舐められ音を立てて強く吸い上げられる。
意識が逸れている場所を的確に責められることで生まれる快感。身構えることも不可能な青年の責めに翻弄される刑事はもはや声を抑えたくても抑えられず、あっという間に甘く鳴き喚きながら我を忘れてよがり狂う状況に追いやられてしまった。

「ふぐっ! むぉ、うぐっ……ふぎゅぅぅっ!」
「遠慮せず、好きなだけ気持ち良くなっていいですからね、刑事さん。ゆっくり、じっくり、刑事さんがおかしくなるまで時間を掛けて可愛がってあげますからね……」
「うーっ! んも、むぶぅぅ……っ!」

刑事としての正義と、男としての誇りを溶かされるくらいに気持ち良い。それ程に気持ち良いのに、決して絶頂には至れない。イきたくてもイかせてもらえない緩い快楽の地獄に容赦無く嬲られる刑事の男は我を忘れて腰を振りながらおねだりをしても射精を許されず、無慈悲な青年の思うがままに鳴かされ、悶えさせられ、全てをかなぐり捨てて快楽を欲しがる陥落を迎えるまで肉体を焦らされ続けるのだった。






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一列に並べられた裸体は非道な調教で雄奴隷に堕とされる

2020.03.04.Wed.21:00
内側に柔らかなクッションが取り付けられている金属で作られた四つの枷を一つにまとめた器具を装着された男達は、左右の手首と足首を一ヶ所にまとめられ立っての移動はもちろん四つん這いでの歩行も不可能にされ、衣服を剥ぎ取られた裸体を隠したくても隠せないようにされてしまった。
その上、手足に与えられた拘束具と地下室の壁と壁を繋ぐ形で床と平行になるよう取り付けられた太く頑丈な金属の棒を専用の固定具で結合されてしまった男達は床に敷かれたマットに背中を預け手足を天井に向かって伸ばした屈辱の仰向けを強要され、その格好から離れられないよう身動きを更に奪われてしまった。
手足を無理矢理に密着させられただけでも、抵抗と逃走を満足に出来なくされている。それなのに男達は追い打ちの拘束を与えられ、わずかな抗いの選択肢すらも容赦無く叩き潰されてしまった。
男達はもはや、人権さえも認められない弄ばれるだけの存在だ。舌を間違えて噛まないようにと言いながら口に黒い棒状の枷を噛まされても、男達は為す術無く死という名の救済と言葉を封じられるしかない。刺激に集中させるためと称して目に黒革の目隠しを施されても、逆らえない男達は意味を持たない唸りを発しながら隣で拘束されている男と視線で励まし合うことを取り上げられるしかない。
あらゆる行動を出来なくされ、意識を逸らす手段さえも丹念に潰された男達は自分達を捕らえた残酷な男達が加える無慈悲で淫猥な責めに悶絶し、逃げ場の無い裸体を快楽無しでは生きられない肉体へと、淫乱で従順な雄の肉奴隷を求める好事家が高値を付ける至高の商品へと、無様に喘ぎ鳴き望まぬ快楽に絶頂を繰り返しながら作り変えられていくことしか出来はしないのだ。

「うむぅぅぅぅーっ! むっ、ふぉっ! あぉぉぉぉぉぉーっ!!」
「むぅんっ! あ、ぶぐぅぅぅ!! んもっ、もごっ、あぶぉぉぉっ!!」

塞がれた口で甘い悲鳴を放ち、枷と棒に自由を奪われた手足に力を込めて裸体を痛々しく痙攣させながら、男達が何度も何度も絶頂に至る。一列に並べられた裸体を生き物とは思えないくらいに震わせ、全身から噴き出した汗と、口枷の隙間から漏れ出た唾液と、男根と尻穴から分泌した淫液を撒き散らして絶え間無く襲い来る絶頂からの解放を欲する哀願の絶叫を男達は仲良く部屋に響かせている。
しかし、どんなに許しを請うても男達を淫らにいたぶる男達は悲痛極まりない哀願の唸りを聞き入れない。男達を屈服させ、淫欲の虜にし、甘い悦びをねだる以外の欲望を消し去ろうとしている非道な男達は各々利き手に持った極太の張型で無防備な男達の尻穴を好き勝手にほじくり、反対の手で時折ボトル入りの液体媚薬を張型に垂らしつつ同じ媚薬を勃起しっぱなしの男根にまぶして手加減無く擦り上げ、暴力的なまでの悦楽を常に流し込んで男達の理性を跡形も無く溶かし尽くしていく。

「むぎゅぅぅぅぅっ!! あぶっ、ぼもぉぉぉぉっ!!」
「んぐっ、むごぉぉっ! あぉ、はぶぉぉぉっ! むー! あむぉぉぉぉ!!」

イってもイっても終わらないイき地獄。呼吸を整える暇も、男根を萎えさせる余裕も与えられない淫らで残忍な性拷問。その責め苦に翻弄され、男達の目論見通りに自分の全てを淫欲に塗り潰されていく哀れな男達はやがて無駄な懇願を行うことをやめ、自分を辱める男達への怒りと憎しみを忘れ、苦しみを少しでも和らげるため無意識の内に拒んでいた快楽を欲して立派な商品へと、人間を捨て心から快楽を欲しがる色狂いへと自らの意思で堕ちていくのだった。






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性処理道具は休みも容赦も無く使われる

2020.03.03.Tue.21:00
左右の目と鼻の穴と口、そして尻穴と男根以外を隙間無く覆い尽くし、両手両足に折り畳んだ状態を強制する犬を模した黒のラバースーツを着せられた男は抵抗と逃走に加えてわずかな反抗すらも不可能にされ、自分を捕らえた組織の本拠地で為す術無く飼育される日々を送っていた。
伸ばすことを禁じられ肘と膝での四つん這いを強いられている手足では、建物からの脱出はおろか自分にあてがわれた監禁部屋のドアノブに触れることすら叶わない。ラバースーツと一体化している金属の輪を噛まされ閉じられなくされた上にゴムで作られた栓を施されている口は、栓を外して貰えなければ憎い組織の男達が用意した淫薬と精液混じりの屈辱の食事すら摂れない。黒い毛で作られた犬の尻尾の飾りが付いている極太の張型で蓋をされた尻穴と、小さな球を連ねた棒を尿道にねじ込まれその棒を自力では吐き出せないよう黒い革ベルトの器具で押さえ付けられた男根は、無慈悲な道具達から解放して貰えなければ憎い男達に観察されながらの排泄はもちろん、快楽に屈しての射精さえ許されない。
手足の自由と言葉を取り上げられ食事と排泄、そして射精を盾に取られて抗いを禁じられた哀れな男は、憎い男達の命令に従うことしか出来ない。服従の選択肢だけを与えられた男は今日も、心を絶望と恥辱で痛め付けられながら逆らえない肉体を使っての奉仕を強要され、憎い男達の性処理道具として好き勝手に扱われるしか無いのだ。

「んっ、んぶっ、むぐぅっ!」

こんなことなどしたくない。そう思っても、支配された男は床にあぐらを掻いた男の股ぐらに顔を押し込み、言い付けを守ってゴム栓を外された口で男根を一生懸命に舐めしゃぶるしか無い。
拒絶を示せば、奉仕で男を満足させられなければ、間違いなく罰として苦悶を注がれる。限界を迎えるまで一切の食事を抜かれるか、我を忘れて鳴き叫び半狂乱で許しを請うまで尿意と便意を溜め込まされるか、あるいはそれ以上の地獄を味わわされる。故に男は怯えながら頭部を前後に休み無く動かし、口に含んだ男根を舌と口内の肉で刺激する。亀頭に喉の肉を抉られ、えづいても男は動きをとめられない。涙に濡れた目を白黒させながら必死にくわえた男根への奉仕を行う自分を男が愉快一色の表情で見下ろしてきても、恐怖に追い立てられる男は胸にほんの少しの悔しさを抱くことが精一杯だ。
淫猥な水音をじゅぶじゅぶと立て、あれほど嫌がっていた口での奉仕を無我夢中で行う惨めな男。そんな男を眺めて笑い、犬の耳型の飾りが付いたラバースーツの頭部を撫でていた男は征服感に背筋を震わせながら目を残酷に細めると、頭を撫でていた手の動きを突然に変化させ、自分の男根をしゃぶっている男の頭部を力強く引き寄せた。

「そろそろ出すよ。一滴残らず、全部飲み干しなさい」
「ぶぐぅぅっ!? もご、えごぉぉぉぉ!!」

口の中を男根で満たされた男が、悲痛極まりない悲鳴を上げる。あまりの苦しさに男が思わず逃れようと身悶え、尻穴を塞ぐ尻尾付きの張型と、球を連ねた棒とベルトの器具で射精と排泄を不可能にされている男根を情けなく振り乱す。その悶絶の様子に更なる興奮を募らせ、男を思うがままに嬲っている事実を再認識した残酷な男はより激しく男の頭部を左右の手で引き寄せ、食道に直接流し込む形で男の口内に精液を放出した。

「へごぉぉっ! んごっ、んぐっ、もぁ、あぐっ、んぉぉぉっ!」

勢いよく吐き出された男の精液が、喉の肉を叩きながら食道へと落ちていく。その感触に苦しみ、くぐもった絶叫を上げながらも、男はお仕置きを恐れて命じられた通りに精液を飲み干していく。逆流しようとする精液を舌で留めて奥へと運び、脈打ちながら濃く量の多い精液を吐き出す男根を無意識により深くまで飲み込み、男はやっとの思いで放たれた精液を全て飲み込み男の言葉を守り抜いた。

「ふふっ、気持ち良かったよ。ご苦労様」
「あぶっ、んもっ、あがっ、あぁ……」

頭部を押さえていた手が外され、男の口から男根が引き出される。苦しみから解放された男の口が唾液をぼたぼたと垂らしながら、安堵色の呻きを弱々しく漏らす。
しかし、その安堵も長くは続かない。男が汚れた男根を拭いながら立ち上がると同時に、奉仕の完了を待っていた男達が疲弊した男の首にラバースーツの上から赤い首輪を手早く巻き付け、首輪に繋いだ鎖を容赦無く引き始めたからだ。

「さっさと来い! まだまだお前の今日の仕事は終わってないぞ」
「早く歩かねーと今日のノルマを達成出来ないぞ? そうなったらどうなるかは……言わなくても分かるよな?」
「あぉ、はぉっ……うぅ、あうぅぅ……っ!」

わずかな休憩すらも認められずに、男は疲弊した肉体を引っ張られ次の奉仕へと向かわされる。
餌に混ぜられていた淫らな薬品の効果でじくじくと疼く男根と尻穴から生えた尻尾を揺らし、自分を閉じ込めているラバースーツを耳障りに鳴らしながら四つん這いで歩かされる哀れな男は、胃で揺れる数人分の精液を感じながら自分の中の人間がじょじょに壊れていく感覚にただただ、打ちひしがれていた。






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男は愉快な光景をじっくりと味わう

2020.03.01.Sun.21:00
二の腕を胴体へと括り付けられ、背中で重ねさせた手首を縛る縄と二の腕の縄を後から足された縄で遊び無く結合された刑事の腕は動きを大きく制限され、握り拳を強制する鍵付きの黒い手袋を仮に外せたとしても思い通りの行動を何一つとして取れない。足首と太ももを縄で短く結合され、折り畳んだ状態で固定された刑事の足は歩いての移動以前に立ち上がることも許されず、抵抗と逃走の選択肢を完全に潰されている。
手足の自由を奪われ、惨めに身悶えるだけとなった無様な刑事。裸体に縄の拘束を着せられ、丸出しの男根と尻穴を揺らしながらベッドの上でのたうち回っていた滑稽な刑事。だが、俺はそこに更なる拘束を足し、刑事の自由を一つ一つ取り上げていった。何故なら、より情けない刑事の姿を見たくて堪らないからだ。
上半身の縄と下半身の縄に結わえた別の縄を、ベッドの上下に位置する金属製の柵へと繋がれた刑事の仰向けの裸体は寝返りさえも不可能となり、開かされたまま閉じられない足の間で恥部を無防備に晒し続けるさぞかし屈辱的であろう状況へと追いやられた。男根を模した張型を無理矢理に噛まされ、吐き出したくても吐き出せないよう鼻から下を覆う黒革の器具で押さえ付けられた刑事は意味のある言葉を放つことを禁じられ、偽物の男根を含まされた口でくぐもった唸りを漏らすことしか出来なくなった。そして、口を押さえている物と同じ構造をした器具で目を塞がれた刑事は俺を睨み付けることすらも叶わなくなった。
文字通り、手も足も出せない。目と口を塞ぐ器具達を外したくても、その器具を頭部に固定しているベルトの金具には触れられない。せめて露出させられた恥ずかしい場所を隠したくても、厳重に拘束を施された裸体はそれさえもままならない。
絶え間無く襲い来る羞恥を拒む唸りを零し、眉根を寄せながらイヤイヤと顔を横に振る程度の抗いしか見せられなくなった刑事。そんな刑事に屈辱の拘束を与え終えた俺は、続けて恥辱を与えた。一切の抵抗をすり潰し何も拒めなくなった刑事に俺は淫らな機械を取り付け、俺が直接手を触れなくとも刑事が淫らに悶え苦しみ続けるように仕向けたのだ。

「んーっ……む、むぐっ……ふぅ、ふぶっ、むぅぅぅぅーっ……!」

口内を埋め尽くす張型を通して悲痛に鳴き叫び、俺の手で丹念に動きを取り上げられた裸体を激しく痙攣させながら、刑事が絶え間無く悶絶の反応を俺の前で晒している。
左右に貼り付けられたローターで休み無く振動させられている乳首はローターを固定するテープで見えづらくなっていてもよく分かるくらいに尖りきり、真っ赤に充血してヒクヒクと震えている。根元と亀頭のすぐ下に巻き付けられた細いベルトと一体化しているローターに嬲られている男根は限界以上に硬く勃起しており、自身に食い込むベルトの圧迫を感じながらローターがもたらす淫らな刺激を悦ぶように透明な蜜をとめどなくとろとろと垂れ流している。

「ふぅーっ! んむ、むぐぅぅ! んぉっ、あぉぉ、ぶ、ぐぶっ、ふむぅぅ!」

汗に濡れ、淫らな体液に汚れた裸体をくねらせ縄を軋ませながら、刑事が一際切羽詰まった声で鳴き喚く。それにどんな意思が込められているかは全く分からない。分かっていたとしても、俺はそれに応じてやらない。
淫具が生み出す快楽の苦悶を終わりにして欲しいという願いだとしても、淫具が生み出す快楽の量を増やして今以上の甘い悦びを注いで欲しいというおねだりだとしても、俺がやることは同じだ。俺はベッドの上に転がした淫具を操作するスイッチに触れず、ベッドに縫い付けられた刑事を最も堪能出来る位置に置いたソファーに腰掛けてくつろぎながら、イきたくてもイけない弱い快楽に苛まれ射精寸前の肉体を緩く炙られ続ける刑事が苦しむ愉快な光景を目と耳でじっくりと味わうだけだ。

「ぐぅっ、ふむぅぅ! あぉ、はぶぅぅぅっ! ふー……ひゅぐぅぅぅ……っ!」

もっと気持ち良くなりたい。快楽が欲しい。縛られた裸体の中に蓄積した欲望に突き動かされ無意識に腰を振る刑事に思わず笑みを零しながら、俺は本能を剥き出しにした刑事の腰振りに合わせてひょこひょこと跳ね回る男根を目で追い、分泌された淫蜜が撒き散らされる様を眺めて刑事をもっといたぶりたいという欲求と手にした刑事を思うがままにいたぶっている事実に対する興奮を加速させ、自覚出来るくらいに笑みの濃さと黒さを際限無く強めていた。






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