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実質、新婚夫婦。

2013.04.18.Thu.11:16
「あー…何も出ねぇ」
「雅兄ぃ、紅茶でも飲んだら?」

とあるマンションの一室、二人の男がソファーに座っていた。
時刻は昼過ぎだが、小説家である雅史と大学が春休みに入った奏は、家から出る用事は無い。むしろ、雅史は締め切りが近く缶詰になる必要があった。

「おー、奏…サンキュ」

奏が淹れた紅茶に雅史が口を付ける。二人の関係は年の離れた幼馴染で、一人暮らしをしている雅史の所に奏が家事を条件に居候をさせてもらっていた。
…表面上は、そうなっていた。

「雅兄ぃ、腹減ってない? 好きな物作るよ」
「んー、いいわ。それより…」

奏の申し出を断った雅史が、奏に近付く。そして。

「んぷっ? 雅兄ぃ…?」

雅史はその長い腕で、奏の細い身体を抱きすくめた。奏は困惑しているが、嫌ではない。だって、されて嬉しい事だから。

「奏と、セックスしたい」

奏の心臓が、ドクンと高鳴る。二人が一緒に住んでいる本当の理由は、恋人だから。
居候とは言いつつ、その実態は新婚生活と言っても良かった。

「奏も大学忙しかったし、オレも仕事してたし、もう何日もしてないじゃん。オレ、奏を犯してぇよ」
「んっ…」

抱き付いた状態で雅史は囁き、奏の耳たぶに軽く噛み付く。
拒むつもりは、欠片も無い。奏も、何日もしてなかった分、たくさん可愛がられたい。
だけど、逆に邪魔をしちゃわないか心配で、奏は尋ねた。

「雅兄ぃ…エッチして、その後集中できるの? 疲れちゃわない?」
「ま…疲れはするけど、奏の気配や足音を感じるだけでめちゃくちゃにしたいなぁ。ってムラムラしてる今の状況よりは、集中できると思うんだよな」

言って、雅史は奏のうなじを指でなぞった。その快感は、仕事に集中出来ない程オレとしたいって思ってくれてる。と高ぶっていた奏の身体にトドメのように響いた。

「奏、いいよな?」
「うん、いいよ。雅兄ぃ…」

優しく問われて、奏は甘くなった声で了承した。
奏自身は気付いていなかったが、その瞳は潤み、発情しきっている。

「オレの事…雅兄ぃの好きにして…いいよ」

上目遣いに言う姿は、その趣味が無い男でもグラつくだろうと思えるくらいにエッチで、可愛い。
そんなエロ可愛い奏を独占してる事実に、雅史の興奮もより強くなった。

「んじゃ…まずは逃げらんないように…な」
「ふぁ…?」

腕を掴まれて頭上に回される。ひとまとめにした腕を、雅史はタオルで縛った。もちろん痛みも跡も付かない程度の強さで。
手の自由が無くなり、奏は雅史の動きをもう止められない。
自分をおかしくするって知ってる雅史のキスも、無防備で受け入れた。

「んっ…くふ。雅…にぃ…」
「すっごい…エロい顔」

雅史の舌が奏の口に入り、奏の舌を絡め取る。
クチュクチュと鳴る唾液が奏の耳を犯し、否が応にも欲情させた。

「奏、もうビンビンだな。小っちゃな乳首も」
「あうっ」

雅史の指で、シャツごしに右の乳首が弾かれた。奏が思わず仰け反り、キスが離れる。
反らせた首筋が震えるのを眺め、雅史は手を下に動かした。奏の、ズボンの方へと。

「ここも、パンパンでキツそうだ」
「んぁっ、だってぇ…」

ズボンの上からペニスを揉まれ、奏は息を荒くした。

「だって、何?」
「ん…だって、雅兄ぃにエッチしてもらえるって思ったら…」

大好きな雅史に抱かれると思ったら、期待してこうなった。
最後までは言い切れなかったが、雅史はちゃんと理解して嬉しそうに笑う。

「それなら、期待に応えないとな」
「あ…」

雅史の手が、奏のズボンを脱がせ始める。奏は腰を浮かせてそれを手助けする。
しかし、手を使えない状態で腰を浮かせている。つまり背中をソファーに押し付け、足で床を押して腰を浮かせているので、まるで雅史に向かって腰を突き出しているように見える。

「ったく…お前無意識で誘うなよ」
「ぁんっ」

ズボンと下着を脱がされ、外気に晒された奏のペニス。硬く立ったペニスの亀頭を、雅史はつんとつついた。
先端から溢れてきた先走りが指に付き、雅史が舐め取りながら奏のシャツを捲った。

「もっともっと、苛めたくなるだろ」
「ん…ぅ」

捲られたシャツの裾が、奏の口に入れられる。無理矢理入れられた訳でも命令された訳でもないのに、奏はシャツをくわえた。
自然と、シャツは奏を隠す力を失い、奏の胸元までが雅史の目に露出された。

快感で顔を赤くして、自分の口でシャツをくわえて乳首を見せる奏。タオルで手を頭上で縛られ、下着を脱がされた股間も丸見え。そんなそそる格好をした奏の足の間に、雅史が座った。
そしてためらう事も無く奏の足を広げ、その奥でヒクつくアナルに舌を伸ばした。

「んふっ…ぅ」

ひちゃ、と音を立ててアナルが舐められ、奏は身をよじる。こんな格好恥ずかしいのに、気持ち良い。
恥ずかしいのに、自分のペニスごしに見える雅史から目を逸らせない。舌を動かす雅史と視線が合い、奏は顔がまた熱くなった。それを見て、雅史はクスッと笑う。

「このアングル良いな。奏のアナルもチンコも、ピクピクしてんの良く見える。乳首が赤くなってくのも、奏の可愛い顔がエロくなってくのも、全部全部見えてるぜ」
「く…うぅん」

指摘されて、奏は羞恥と興奮をより募らせる。アナル以外は見られてるだけなのに、開発された体は言葉と視線で絶頂へと近付いていく。

「奏、チンコヒクヒクしてる。…イきそう?」
「ぅんっ」

ガクガクと首を縦に振った。
イかせて、イきたいと、奏は首を動かす。その様子を見てるのに、雅史の舌はアナルから遠ざかってしまった。もっとおねだりしないと…と奏は焦ったが、すぐに必要無いと知る。
ヒクつくアナルに、雅史のペニスが押し当てられたから。

「奏がオレのでイくとこ、久し振りに見せてくれよ」
「くぅんっ!」

雅史がペニスの先端を奏のアナルにめり込ませる。何百回と重ね合った身体だから、奏のアナルはもう雅史を拒むすべを知らない。
当然のようにペニスが突き入れられ、確かめなくても分かる奏のイイ場所を、雅史は強く抉った。

「うっ…あぁぁ!」

雅史の望み通り、ペニスで奏はイった。出された精液の量は多く、奏の首にまで飛んでいた。
あまりの放出感に力が抜け、シャツを噛むのすら出来なくなった。

「いっぱい出たな、奏」
「んっ…だって、オレもう雅兄ぃじゃないとイけないからっ。…これ、久し振りにイった…から」

本当はイかせて欲しくて誘おうとしたけど、仕事の邪魔をしたくなかった。
何日も何日も、本当は奏は雅史に犯されたかったのだ。

「そっか…ごめんな。…奏を放っといたここ何日か分」
「あぁっ!」

中の硬いままだったペニスが、再び動いた。今度は奥まで入る、出し入れの動き。

「奏をたくさん可愛がって、イかせまくってやるよ」
「んっ…してぇ。いっぱい、イかせてぇ…」

雅史が奏の手を縛っていたタオルを外す。自由になった手で奏は雅史に抱き付き、逆に貪り返すような熱烈なキスを雅史に仕掛けていた。






「ん…?」
「お、奏起きたか」

目を覚ますと、雅史が優しく頭を撫でてくれた。奏は行為で疲れ、気絶に近い形で寝てしまっていた。

「ごめん、ちょっと無理させすぎた」
「だいじょ…あっ! 晩ごはん…」

慌てて立とうとする奏を、雅史はソファーに寝かせ直す。

「今日は出前にしたから、奏はゆっくり休んでいいよ」

雅史が奏のおでこにキスをした。あんな激しいセックスをしても、恥ずかしく感じる。奏は顔をぽっと染めた。

「奏のおかげで、頭スッキリした。奏が寝てる間にすごい仕事捗ったよ」
「本当? 良かった」

正直、それが目的な事も忘れていたけど、奏は顔が綻んだ。

「しばらくしたら休みもらえるから、そしたら一緒に温泉でも行こうぜ」
「うん、待ってる」

春休み中ずっと一緒ってだけで幸せなのに、旅行のイベントまで入った。
底の無い幸せを味わいながら、奏と雅史は温かい気持ちになっている。

それは紛れも無く…………自分が愛している人から与えられてる気持ちに違いなかった。






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不良君と保健体育

2013.04.13.Sat.20:24
「割と大事な話があるからさ、放課後来てよ」




翔はそう言われて、素直に行った。
言った相手は、保健医の渋川。サボリ目的の翔にもベッドを使わせてくれる、翔にとっては唯一気を許している教師だった。
そんな気を許していた渋川の前で翔は今、快感に身悶えている。

「んぅ…んぅぁぁ。はず…して…」

放課後保健室に着いた翔に出された一杯のコーヒー。普段から出してくれていた飲み物だから、翔は何の疑いも無くコーヒーを口にした。
その中に、翔の身体の自由を奪う薬が入っていたとも知らず。

「あっ…あっんぁ。バイブ…抜けよぉ…」

翔の服を剥いだ渋川は、そのアナルをほぐしバイブを仕込んだ。
そして首輪を嵌め、首輪から伸びた鎖の手枷で、翔の手を封じた。ただ封じたのでは無い、翔の腕で自分の膝を抱えさせ、そのまま下ろせないように手首と首輪を繋いだのだ。
足を大きく上げさせられ、手も使えないので、翔は恥部を隠せない。アナルを捏ね回すバイブの動きも、快感でカチカチになってしまったペニスも、渋川の目に晒されていた。

「エッチだね、翔君。ここ、こんな太いバイブくわえてぐしょぐしょに濡れてるよ?」
「ひぁぁっ! 動か…さないで…っ!」

アナルに入った玩具を回され、翔は保健室のベッドの上で逃れようともがいた。
しかし拘束されてしまった身体では小さく左右に転がる事しか出来ず、ベッドの軋みとアナルの水音が虚しく響くだけだった。

「はっはぁ…ん、やぁ……」
「可愛いね、翔君。その泣き顔…堪らないよ」

楽しそうに熱っぽく笑う渋川。目が合って、翔は背筋がゾクゾクと震えてしまった。

「んっ、んぁ…何で、こんな事…」
「翔君が好きだから」

あっさりと言われた。

「ベッド貸してたのも、サボリに使わせてたのも、君を見ていたかったから。…でも、もう我慢できないからさ」
「はぅっ?」

ペニスに、強い締め付けが訪れる。見ると、渋川の指が翔のペニスに包帯を巻き付けていた。目的はすぐに分かったが、翔には止める事は出来ない。包帯は、翔のペニスをギチギチと絞め付ける。射精を、完全に塞き止める為に。

「はっ、はず…んんっ!?」

頼もうとした翔の口に、丸めた包帯が押し込まれた。

「うぐっ…ぐっ、ふぅ!」

吐き出そうとするが、押し込む力には敵わない。これで、これで、声も出せない。
手も足も声も出せず、翔はもはや何もかもを渋川の好きにされるしか無い。

「大好きな翔君を泣いて喘がせて…僕無しじゃいられないよう、たっぷり調教してあげる」
「んっ…ん」

している事はレイプに近いのに、触れる指は優しく感じさせてくる。
それを頭で否定している翔は、自分がどうしようも無く渋川に惹かれていく未来を…まだ、知る由も無かった。






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堕ちていく少年ヒーロー達

2013.04.10.Wed.21:15
「くそっ…離せっ!」

一人の少年が、悔しそうに吠える。少年の名は、アクアマリン。ヒーローとして悪を倒している少年だ。
しかし、今はヒーローとしての強さは心もと無い。敵に捕われ、固く縛り上げられてしまったから。
容赦無く腕を封じるよう巻き付けられた縄は、背後に回させたアクアマリンの両手と繋がっている。どんなに暴れても緩む気配すら無い縄。更に捕虜のように首輪を嵌められ、首の鎖を強く引かれたら、何の抵抗も出来ずアクアマリンは連行されるしか無い。

「どこに連れてくつもりだ? オレに何すんだよっ!」
「うるせえなぁ」

騒ぐアクアマリンにあからさまな舌打ちをして、敵が手を伸ばす。そしてアクアマリンの服を掴んだ。

「ちったぁこれで…自分の立場理解しろよ」

ビリィッ!
耳障りな音を立てて、敵はアクアマリンの服を引き裂いた。ヒーローとしての鎧が剥がされ、少年の身体が露わにされる。
細い腰も、桃色の乳首も、まだ毛の生えていない、ペニスも。

「ヒーローさんったらみっともねぇなぁ。敵の前でチンコ晒してよ」

下卑た笑い声に、プライドが傷付けられる。それ以上に、怒りが湧いた。

「調子に乗ってんじゃねーぞ! オレは、一人で戦ってたんじゃない」

一緒に戦っていた相棒がいる。きっと、オレを助けに来る。
心を奮い立たせ、アクアマリンは敵を睨み付けた。睨み付けられた敵は涼しい態度で、ニヤニヤと笑っている。

「そうだよなぁ、一人じゃねーもんな」

意味深な発言。その意味は…目の前の扉が開いて、知った。

「んぁぁっ! ぁっ…あ…!? アクア、マリン…?」
「ガー…ネット?」

部屋にいたのは、ガーネット。先程アクアマリンが考えていた、相棒。
アクアマリンは深く絶望した。これじゃ、誰も助けに来ない。

「ほらよ、ガーネット君。お前が助けに来るって言ってた相棒、連れて来てやったぜ」

無理矢理に首輪を引かれて痛みを覚えるが、今のアクアマリンにはそんな事考えられない。
頭にあるのは、ガーネットが受けている仕打ちの事だ。

ガーネットもアクアマリンのように腕を縛られている。それに加え、残酷が拷問が施されていた。
膝立ちの状態でガーネットは足を開かされ、両膝と足首を金具で床に固定されていた。これだけでも、身動きはもう出来ない。
更に、ガーネットを苦しめる仕掛けがあった。床に置かれた機械から天に伸びた棒。先端にはペニスを模した張型があり…ガーネットのアナルに、ずっぷりと嵌り込んでいた。

「おねが…アクアマリ、ンっ。…みな…いで」

そして、その張型はガーネットの喘ぎを掻き消す程のモーター音を立て、アナルを抉っている。
一体、どの位これをされていたのか。ガーネットの足元は汗と体液でぐしゃぐしゃ。いつも笑って励ましてくれた顔も、涙と涎で汚れている。

オレも、これから…。

恐怖して、アクアマリンはガーネットの前に目を落とす。そこには、足を拘束する床の金具と、アナルを苛む機械。
どちらも、ガーネットに使われているのと同じ物。

道具には、ガーネットの近くに来た時に気付いていた。だから、予想はしていた。
けど。

「さぁ、お前も仲間なら一緒に味わわないとなぁ」

アクアマリンは床に座らされる。丁度、ガーネットの目の前で、拘束されていても簡単に触れ合える程の距離。
敵は二人を、お互いの声も、表情も、痴態も確認し合える位置で拘束し、辱めるつもりだ。
普通の責めなら、一人はもちろん、二人でなら耐える自信はある。

だが、快感での責めは、二人ではあまりに残酷な責め苦だ。
一番見られたくない、見せたくない相手にはしたなく感じる姿を隠せず。普段共に戦っている仲間の喘ぎで興奮を高められ、イヤなのに感じてしまう。

「イヤ、だ…ぁっ! せめて、ガーネットのいないとこで…っ!」

足を床に固定され、アクアマリンはせめてと懇願する。

「おいおい、相棒なんだから一緒にいる方がいいだろ? 遠慮すんなよ」
「あぅっ?」

鼻で笑われ、首輪に新たな鎖が付けられる。その鎖は短い物で、もう一つの端は、ガーネットの首輪に繋がれた。
ただでさえ近かった顔が、より近く、離れられなくなる。
ガーネットの甘く荒い息がアクアマリンの顔をくすぐる。快感に蕩けた瞳が、アクアマリンを縋る目で見つめた。

だめ、その目で見ないで。そんなエッチな目で見られたら。

「おっ? お前もその気になってきたみたいだな」
「ううんっ」

勃ってしまったペニスを握られ、アクアマリンはビクッと腰を揺らす。

「腰振ってねだらなくても…すぐ、入れてやるって」
「ひっ…あぁーっ!」

広げられたアナルに、意思の無い張型が押し込まれていく。ほぐされる事無く入れられたが、張型には滑りを良くする液体が塗られており、楽にアクアマリンの中へと入ってしまった。

「あぅ…あぁ」
「じゃ、二人で楽しめよ」

言って、敵は機械のスイッチを入れた。激しい音を立てて、張型がアクアマリンのアナルを抉り出した。
ヒーローである二人の少年を快感に浸して。敵は部屋を去っていく。

「あぁ…イヤだ! 行かな…でぇっ!」

悲痛な叫びは、敵達には届かない。代わりに応えたのは、ガーネットだった。

「アクア、マリン…」
「ガー…ネッ、んんっ?」

ガーネットが、噛み付くようなキスをしてくる。その様子は発情した獣そのもので、アクアマリンはキスから逃れられない。
拘束されているからというよりも、ガーネットの淫乱な姿に釘付けにされて。

「んっ…んむ」
「ふちゅ…んふっ」

お互いにアナルをほじられながら、キスに夢中になる。アクアマリンも、獣へと堕ちていく。

「んっ…ふぁぁっ!」

ガーネットが、腰を突き出して精液を吐き出した。白い体液が、アクアマリンの足を汚す。

二人で泣いて喘いで、ヒーローである事を自ら捨てていく。
二人が性の奴隷として敵の本部で飼われる未来は…そう、遠い話ではない。






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可愛い子にはお仕置きを

2013.04.08.Mon.11:52
「っは……んぁ、ぅっ!」

一人の青年が、高い喘ぎ声を上げていた。
たった一人きりの部屋で、アナルにバイブを入れられ、射精を封じるベルトをペニスに巻き付けられていた。更に、青年は苦しい体勢を命令されていた。
後ろに回した手と足で身体を浮かせ続ける。いわゆるブリッジの体勢だ。
快感で震えても、汗が滴っても、青年は涙を流しながら耐えていた。

カチャ…。

「ただいま、圭一」
「んぁっ、は…ご主人…さまぁ」

自分を愛玩する主人の帰りに、圭一と呼ばれた青年は縋る声を上げる。
圭一は自覚していないが、その腰はねだるように揺れ、ペニスはピクピクと反応していた。全て、圭一が期待している証拠だ。

「ちゃんと、お皿割っちゃった事反省した?」
「んんっ…し、ましたぁ…」

皿を割った。そのお仕置きとして、圭一を快感で苛めてる。…建前としては。

本音は、皿を割った事など怒ってはいない。ただ、圭一を可愛がりたいだけ。
淫らに苛めて、喘ぎ鳴かせたいだけ。

「じゃあ、イかせてあげるよ」
「ありがとう、ございま、すぅっ!」

アナルに入っていたバイブを押し込まれ、圭一は不自由な身体を跳ねさせ、仰け反る。
主人は圭一の痴態を目で愉しみながら、ペニスのベルトに指を掛ける。

「あ…」

数え切れない程行為を重ねてきた圭一は、主人が少し人差し指を動かす事でベルトが外れると知っている。
ここでちゃんとねだらなければ、焦らし続けられる事も。

「イかせて…下さいっ! ご主人様ぁっ!」

淫猥なおねだり。愛しい圭一のおねだりに、主人が目を細める。

「たっぷり出しなさい」

そして、人差し指を軽く曲げた。
パチンッ。とベルトが外れ、ペニスが解放される。

「ひぁ…んぁーっ!」

溜め込まれた精液が、天に向かって吐き出される。
圭一の身体、床、主人の腕に白い体液が飛び散る。あまりの放出感に圭一は腕から力が抜け、床に寝転がってしまった。

「おや…僕の許可も無く寝て、しかもご主人様の服を汚すなんて。まだお仕置きが足りないみたいだね」
「んぅっ」

動いたままのバイブを抜かれ、圭一はまた喘ぐ。
イったばかりのペニスを、再び期待で膨らませながら。

「もっとたくさん、お仕置きしてあげるよ。僕の圭一にね」

お仕置きしてもらえる。可愛がってもらえる。圭一は思わず、主人に抱き付いた。

「はい…オレが反省できるように、もっとお仕置きして下さい。ご主人様」

二人は、どちらからともなく唇を重ねる。肌を重ねる。性器を重ねる。
愛し合っている二人のお仕置きと称したセックスは、まだ始まったばかり。





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精液家畜な犬妖怪

2013.04.04.Thu.02:25
「あかっ・・・はっ」

木で出来た部屋に、一人の男がいた。
いや・・・正確には一体の妖怪と言うべきか。男の頭部には、茶色の犬の耳。尻には、同じ色の尻尾があった。
普段は服に隠されている尻尾だが、今は外気に晒されている。男は、もう何日も服を着ていない。
この男を捕獲したハンターにとって、妖怪の男は家畜であり、服を着せる必要は無かったからだ。

「もっ…はずひ、て。…やら、イくぅっ…!」

妖怪が限界を訴え、この日数十回目の射精を迎える。ペニスが痛むのに、射精したくないのに、妖怪の体は精液を吐き出してしまう。
精液を吐き出させているのは、男を苦しめる数々の性具。
手と足の枷で床に縫いつけられて要る妖怪。四つ倍を強制されて要る妖怪のアナルには、太いバイブが突き入れられている。そのバイブは機械で前後に動かされていて、男のアナルを出し入れと回転で縦横無尽に掻き回す。どんなに鳴いて喘いでも、変わらず、残酷なままだ。
妖怪の精液を、絞り出す為に。

「ひぎっ…イぐぅーっ!」

男がまた射精した。出した白濁は床の容器に溜まり、高級品として屈折した富豪達に売り捌かれる。
家畜妖怪は、そんな欲望を叶える為に、今日も明日も精液を吐き出させられるのだった。





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ヒーローは淫らに復讐される

2013.04.03.Wed.12:09
「くそっ! 離せっ!」

牢屋の中で、一人の男が吠えていた。男の両手両足は大の字に広げられ、牢の壁に鎖で繋がれている。男を捕らえたのは、普段男に懲らしめられている悪人達。男は復讐の為に捕らえられてしまったヒーローだ。
身動き出来ない男を見つめる悪人達。その手に握られた道具は、すべて男を辱める性具だ。
それらの性具を持って、悪がヒーローに近付く。

「な…やめ、んんっ!」

ヒーローの口に、言葉を封じるギャグボールが嵌められた。吐き出そうとする動きに対し、固定する為のベルトが頭の後ろで絞められた。容赦の無い拘束具の圧迫に、ヒーローは呻いた。
そんなヒーローに悪人達は淡々と作業を続けた。服を強く掴み、引き裂く。

「んうっ! うーっ!」

もがく男。しかし、服が破られる事を止められず、ヒーローは千切れた布を身に付けた無惨な裸体を晒された。
淡い色の乳首も、毛の薄いペニスも、悪人の目に露わになった。その乳首とペニスに淫らな細工が施される。ゴムチューブの付いた試験管のような器具。それが、二つの乳首とペニスを覆う形で取り付けられた。

「んっ? う…」

何をされるか分からず、ヒーローは眉をひそめる。悪人の一人が器具のスイッチを入れた途端、ヒーローの表情が一変した。声も怒りを込めた唸りが、甘さの混じった悲鳴となる。器具が掃除機のように、乳首とペニスを吸い上げ始めたからだ。

「んんっ! んぐぅーっ!」

ヒーローは性感帯を苛む淫具を外そうと暴れるが、吸い込む力が強く離れない。
残酷に責め立てられるペニスが、憐れに揺れるだけだった。身悶えるヒーローから、悪人達が手を離す。
そして背を向け、牢屋を後にし始める。

「うぅっ!? うぅーっ! ぐぅっ!」

ふざけるな。俺をこのままにするつもりか。

塞がれた口で必死に叫ぶが、反応は無い。

このままにされ、放っとかれたら。
このまま、機械に嬲られ続けたら。

想像が、ヒーローを支配していく。快感への恐怖が、プライドを粉々にする。

嫌だ。嫌だ

「うっ…うううううううっっ!!!」

恥も捨てた、懇願の絶叫。
だが、ヒーローを辱める者は、誰一人として振り返りはしなかった。

「んぐっ、んっ、ぐおっ」

一人になった牢屋の中で、ヒーローが悲痛に喘ぎ、泣き叫ぶ。
助けは来ない。快感からは逃れられない。絶望が頭をよぎる。

ヒーローへの復讐は、まだまだ始まったばかりだった…。






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