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エッチなサプライズバースデー

2012.10.03.Wed.00:47
「遅くなっちゃったなぁ…」

自分の部屋の前で、男が呟いた。今日は誕生日だというのに仕事が遅くなり、帰ってこれたのは十一時半過ぎ。あと数十分で日付が変わる。
一人暮らしなら誕生日に一喜一憂する年齢ではないが、男には同居人がいた。しかも、恋人。
今日、誕生日を祝ってくれると言っていた、可愛い男の恋人だ。

「ただいま…」

そっと、男が入った。本来なら九時頃には帰る予定で、恋人にもそう告げていた。でも、帰れなくて。
電話を十時くらいに入れたのだが、出てはくれなくて。もしかしたら怒って出てってかも知れない、とも思ってしまう。せっかく自分の為にバースデーの準備をしてくれた恋人をこんなに待たせたのだ。怒られる覚悟はできている。
しかし、帰りのあいさつへの返事は無かった。やっぱり怒らせたのか、と男が肩を落としかけた時だった。

「ん、んん…」
「…駆?」

部屋の中から、恋人の声。何故かくぐもった声に、男は語尾を上げて名前を呼んだ。すると。

「んぐ…うぅ、むぅ」

苦しそうな呻きがした。男はすぐに異常事態を察知し、恋人の声がしたリビングに向かう。
勢いよくドアを開けると、目を疑う光景が飛び込んできた。

「駆…!?」

そこには、ほぼ全裸で、口にガムテープを貼られて床に転がっている恋人の姿。男を見て、駆と呼ばれた相手は縋るような目線を向けた。
男は慌てて近づき、駆の口のガムテープをはがす。近づいて気づいたが、駆の手は背中の後ろでピンクのファーがついた手枷で拘束されている。
テープを取ってもらい、駆は息をぷぱっと吐いた。そして、大丈夫かい? と尋ねようとした男に対し。

「んんっ…!」

自分から、キスを仕かけてきた。男は面食らうが、すぐに自分からもキスを返す。強盗が入ったのかと思ったけど、ならこんなキスを会話より先にする訳がない。そう悟ったから。
キスをしてくる駆の目を見て、発情しきってるのを感じ取ったから。

「んは…はっ」
「大丈夫か?…何があったんだ?」

キスで力の抜けた駆を、男がしっかりと支える。優しく、駆に尋ねながら。

「あ…康介さ…プレゼント、準備、誕生日の…っ」
「焦らなくていいよ。待ってるから」

息を切らしてしゃべろうとする駆を制し。康介と呼ばれた男は駆の頭を撫でてやる。
ゆっくりと、犬を可愛がるように撫でる。すると、駆は嬉しそうに目を細め、呼吸も落ち着いていった。
そろそろ、しゃべれるかな。頃合を見計らい、康介はさっきと同じ質問をした。
ニュアンスと口調を、とびきり甘やかす物に変えて。

「駆…何があったの? どうして、こんな格好をしてたの?」

こんな格好。と言いながら、康介は駆の体を見る。手は後ろで繋がれていて、服を着てない体には、代わりに装飾が施されていた。それは、リボン。赤いリボンが、体に少し巻かれていた。
リボンが巻かれているのは、本当に少しだけ。胸と、可愛い駆のペニス。
胸のリボンは横一直線。乳首の上を通るように一本巻かれている。リボンの途中で、二ヶ所浮き上がっているところがあった。それは紛れもなく、駆の乳首。赤いリボン越しに強調された二つの突起は、直接見るのとは違ったエロティカルを味わわせてくれる。
そして、ペニスのリボンは、幹の部分で蝶結びを作っていた。その色は、胸のよりも深い赤。しかし、同じリボン。そう分かるのは、駆のペニスが大量の涙を零し続けているから。その濡れようから、駆の体液で色が変わったんだと分かった。
拘束されて、恥ずかしい場所をリボンでアピールしている駆の体。どうしてこうなっているのか。康介はそう尋ねたが、実は二回目の質問をした時には理由に気づいていた。直前に「誕生日」と「プレゼント」のキーワードを聞いていたから。

「オレ…オレ、康介さんにプレゼントをしたくて。それで、自分で…」
「僕の誕生日に、可愛い駆をプレゼントしようとしてくれたの?」

自分の代わりに続きを話され、駆は赤面してうつむく。ここまで演出しといて、駆は恥ずかしがっている。康介に、その様子が愛おしく映らない理由は無かった。

「ありがとう、嬉しいよ」

抱きしめると、駆がほぅ、とため息を吐く。

「オレ…ずっと待ってて。康介さんが帰ってこなかったら…どう、しよ…って……っ!」

だんだんと涙声になる駆。こんな格好で、助けも呼べない状態でいたんだ。その心情が分からない訳はない。

「ごめん…恐かったよね」
「オレこそ、ごめんなさい…。電話も出れなくて。自分でやった事なのに、こんな…」

情けないのか、恥ずかしいのか。駆が泣きそうになる。それを見て、康介は。
駆が泣くより先に、唇をキスで塞いだ。

「ん…っ」

駆の心をほぐすような、優しくて甘いキス。その効果は抜群で、目から落ちそうになっていた涙は、スーッと引いていった。
様子を確認しつつ、康介は駆を押し倒す。背中を床につけさせながら、キスをゆっくり終わらせる。

「…あ、手のやつ、外してなかったね」

体の下敷きになっている、駆の手。それを拘束する手枷を外そうと、康介は手を伸ばした。

「待っ、てください」
「ん?」

動きをとめられ、康介は駆と目を合わせた。

「このまま…してください」
「…腕、痛くないの?」

正直、すぐに駆を欲しいと思っていたが、恐い思いをした駆に痛い思いまでさせたくない。そう想って、康介は口にした。
返ってきたのは、欲情を加速させる言葉。

「いい、です。オレ…早く、康介さんにプレゼントしたい…」
「…駆」

平常心を保ちつつ、左手でズボンのジッパーを下ろし、右手で駆の下の口に触れる。
駆のアナルは、まだ触れてないのに湿っていた。

「康介さん…慣らさなくて、平気です。もう、自分で…」
「そこまで…してくれたの?」

興奮しながらも、何とか気遣いする。
次の言葉でその気遣いは壊され、康介の中の駆への愛しさと欲望は破裂した。

「はい…。帰ってきた康介さんに、オレをプレゼントして、食べてもらいたかったから」
「駆、君は…どこまで可愛い事を言うんだい?」
「んぁぁっ!」

掠れた声で可愛いと褒めて、康介は硬くなっていた自身のペニスを駆に突き込む。
駆の言う通り、中はもうとろとろになっていた。押さえきれず、かなり急に入れたのに、苦しそうな様子はない。

「あんっ、康介さ、ぁあっん!」
「美味しいよ、駆」

誕生日に、自分の手でエッチなサプライズをしてくれた。淫乱で、可愛くて、いじらしくて。
世界一大事な、恋人を味わって。康介は幸福を覚えていた。

「嬉しいよ」
「あぁっ、オレもぉっ!」

まるで自分の幸福感が流れ込んでいるかのように、駆もあえいで笑っている。その顔は、さっきまで出そうになっていたのとは違う意味の涙が出ていた。
涙と、口から垂れた涎で駆の顔は汚れていたが、表情はとても淫らに砕けている。
駆の体が、ビクビクと震え出す。中も、合わせて康介のペニスを絞める動きをした。

「イく…オレ、あぁ!」
「もう少し、待って。僕ももうすぐだから」

出し入れするペースを早めながら、康介は駆のペニスに巻き付いたリボンをいつでも解けるようにつまむ。
リボンはモノをきつく縛って、駆がイけないようにしている。さっきから、何度も射精なしでイっているみたいだ。

「うぁ、こ…すけさんっ」
「うん。一緒にイこう」

言って、康介がリボンをピッ、と引く。結び目が解かれ、そして。

「ふぁぁ…イくっ。あぁ、中にも康介さん…のが…」
「駆の中、ピクピクしてるね」

駆は射精し、大量の精液を出す。同時に康介の精液が中に注がれた。
吐き出して、注がれつつ。駆は小さくイき続ける。康介が手枷を取ってくれる時の動きにさえ、絶頂を極めてしまった。

「あぅ…康介さん。んむ…」

自由になった手で康介の首に抱きつき、キスをする。進んで舌を絡め、音を立てた。
すると、当然のように二人のペニスはまた大きくなる。体の中で再び大きくなる康介に、駆はゾクゾクした。

「プレゼント、ありがとう」
「まだ、です。康介さんに、もっと誕生日プレゼントしたい…」

駆の言葉に、康介は困ったように笑う。

「僕の誕生日…もう過ぎてるよ?」

時計は十二時を回って、康介の誕生日は昨日になっていた。でも、構わない。

「オレは、今日一日康介さんへのプレゼントです」

今日は、康介にとって休日。二人きりの、約二十四時間。
一日中ずっとセックスしていても、誰もとがめはしない。

「じゃあ…プレゼントの可愛い駆。じっくり楽しませてもらうよ」
「んあぁ!」

ズン、と入れられたモノで、駆が声を上げる。
恋人同士。一日遅れのエッチでラブラブなバースデーパーティーは、まだまだ始まったばかり。






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