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淫猥なネコは従順に求められた痴態をさらけ出す

2023.03.24.Fri.21:00
兄である青年を悦ばせたい。常日頃から胸に抱いている願いを叶える為に、少年は今日も何一つとして命令を与えられた訳でも無いというのに兄の劣情を煽る格好を己の意思で取り、夕食の準備を進めつつ兄の帰りを待ち侘びていた。

「あっ、兄様! お帰りなさい」

食材を切っていた包丁を置き、玄関方面から現われた兄に身体を向けつつ、少年がほんのりと赤く染まった顔で笑みを作りながら仕事疲れに対する労いの思いも込めた挨拶を口にする。
頭部に装着した白い猫の耳飾りを揺らし、己の手で嵌めた赤い首輪から吊るされている鈴を小さくちりんと鳴らし、股間の前側だけを覆っている小さな白いエプロンをわずかにはためかせそのエプロンの向こうで尻穴と繋がっている白い猫の尻尾飾りをまるで本物のようにゆらゆらと踊らせながら、最愛の兄にお帰りを口にする少年。そんな少年を目にした青年は、兄弟の壁を越え恋仲となった自分を一生懸命に全身で誘惑する愛しき弟に興奮を滾らせると、仕事で溜め込んだ疲労と共に鞄を床に落とし調理器具に気を付けつつ弟との距離を詰めると、拒絶の反応が返ってこないことを把握した上で薄く華奢な胸板の上で可愛らしく自己主張する弟の乳首に指を這わせ始めた。

「あぁ、ただいま。エッチなネコちゃんが大好きな兄様が帰ってきたよ」
「はっ、ふあぁ!?」

許可も取らずに左右の乳首を摘まんできた兄の指が生み出した刺激に、弟である少年が驚愕の混ざった喘ぎ声を漏らす。だが、少年は一切抵抗しない。驚いただけで嫌悪の類は欠片も抱いていない弟は、普段よりも積極的に自分を責め立て始めた兄の様子に求められている実感と至福を募らせながら、胸元を突き出し兄が自分の乳首を弄りやすい状況を迷い無く提供していく。

「ご飯の準備をしながら、いやらしいネコちゃんの○○はこんなエッチな格好で俺の帰りを待っててくれたんだね? 俺が触る前から乳首を硬くして、俺に触られた途端乳首と一緒に色んな所を硬くさせて、大好きな兄様に苛められたいって期待しててくれたんだね?」
「ひゃい、そう、れひゅぅっ! 僕はぁ……はしたないネコの○○はぁ……兄様に、エッチに可愛がられるのを愉しみにしながらぁ……兄様のお帰りを待って、いまひっ、たぁっ!」

毎日兄の手でたっぷりと開発され、見た目と感度をぷっくりと肥大化させられた左右の乳首を優しくも容赦の無い指先で苛まれながら、弟である少年が問いに対して肯定の返事を舌が回らなくなり出した口で紡ぐ。ほとんど衣服としての意味を成していない小さなエプロンを勃起した小ぶりな男根で押し上げ、乳首への甘い攻撃で早くも震えが抑えられなくなっている裸体をガクガクと跳ねる足で支えながら、少年は激しく音を立てる鈴に負けない程の蕩けた鳴き声を台所で零し続けている。
自分の為に、望んで痴態を披露する最愛の弟。自らに淫猥な衣装を纏わせ、己の尻穴に異物を飲み込ませ、兄を癒やし自身の発情を加速させるふしだらなネコの姿となった健気で淫らな少年。その最愛の存在が放つ甘い声を独占しながら欲望を膨らませた兄である青年は、乳首だけで射精を迎えそうになっているネコに意地の悪い笑みを浮かべつつ、今日初めての命令を絶頂目前の弟に下した。

「○○、もうイきそうだね? なら、このエプロンを捲りなさい。エプロンをみっともなく濡らして、エプロンを情けなく持ち上げている○○の可愛いおチ○チンと、お尻にくわえ込んだ尻尾がよく見えるようにね」
「ひゃ、ひゃいぃ……わかりまひっ」
「おっと、今の○○はネコちゃんだろう?」
「ふ、ふにゃぁっ、んにゃぁぁぁ……っ!」

兄の言葉を即座に理解し、ネコを真似た鳴き声を放ちつつ男根から分泌された透明な淫蜜による染みが出来ていたエプロンを震える手で摘まみ持ち上げながら。射精寸前の脈打つ男根と、腸内に埋まっている男根を模した張型からぶら下がっている白くふわふわな猫の尻尾飾りがよりはっきりと見える状況を兄の指示通りに用意しながら、溺愛されている自覚をこれ以上無く感じつつ乳首のみを嬲られての頂点に上り詰めていく少年。その世界で一番可愛く、淫蕩だと心から信じ切っている光景を自分だけの特等席で味わい尽くしながら、兄である青年は明日明後日が休みであるからという理由で弟の体液をはじめとした汚れが付着することもいとわずにスーツのまま台所の床にあぐらをかき、乳首を弄びつつ弟の射精をもっと近くで堪能出来る環境を整えていくのだった。






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少年は詫びとしてもどかしく惨めな置き去りを施される

2022.10.15.Sat.21:00
地下室の床に四本の脚を金属製の器具を用いて固定された木製の椅子は、ちょっとやそっと力を加えた程度ではビクともしない。裸体を椅子に縛り付けられた少年が悲鳴を発しながらじたばたともがいても、しっかりと位置を固着された椅子は揺れる音すら立てぬまま、自由を奪われた幼き肉体をその場に保たせ続けている。
肘置きに乗せられた足を幾ら暴れさせても、足の上に重ねさせられた腕に力をどんなに送っても、四肢を肘置きに括り付ける黒革で作られたベルト達は外れない。股間を見せ付けるように足を開かされ、丸出しにさせられた恥部を突き出すような体勢を強いられた裸体をめちゃくちゃによじらせても、少年は無防備となった淫らな弱点を弄ぶ甘い責めから逃れられない。
椅子を地下室の床に繋いだ青年の手で身動きを封じられ、何をされても拒めない立場へと追いやられた少年はもう、恥ずかしい穴を好き勝手にほじくり掻き回すアナルバイブに雌の悦楽を容赦無く味わわされながらイき狂わされるだけの存在でしか無いのだ。

「あっ、んぁっ! ふぁぁぁぁーんっ!!」

大きく見開いた目から涙をぼろぼろと頬に伝わせ、声を抑えたくても抑えられない状態となった口から淫猥な絶叫と共に唾液をだらだらと溢れさせながら、少年は笑顔の青年に痴態を観察されつつ休み無い絶頂へと押し上げられていく。
汗に塗れた裸体の痙攣がとめられない。痛いくらいに高鳴る心臓を落ち着かせることも叶わない。すでに吐き出す精液を失った男根の勃起を鎮められず、射精無しで至る絶頂が塞きとめられない。

「あぁ、んぁぁぁんっ!! イぐっ、イぐのぉ! しぇーえぎでにゃいのにぃ……イっじゃうにょぉぉぉぉっ!!」

達しても達しても終わらないイき地獄。頂点を極めても休憩を認められず、更なる頂点を目指して強制的に限界の肉体を今より上の場所へと導かれていく淫蕩な無間地獄。そんな永遠とも思えるような甘く辛い拷問は、少年が椅子の背もたれに頭頂部を近付けるような形で肉体を仰け反らせつつ迎えた射精を伴わない十数度目の絶頂に到達しその余韻が引き始めると同時に、前触れ無く終了した。
青年の親指がバイブのスイッチを切り、右手がはしたなく解れきった尻穴から醜悪なイボを無数に携えた太く長いバイブを引き抜く。
その刺激に火照りきった裸体をビクンと跳ねさせた少年は、ぽっかりと開いた尻穴をパクパクと開閉させつつ、仰け反りから元の位置に顔を戻して困惑を交えた声で青年に尋ねた。

「ふ、ぇ……? なんれぇ? もっひょひへ、おにいひゃぁん……!」

自分はまだ満足していない。まだまだ快楽で苛めて、追い詰めて欲しい。
心の底から被虐を嬉しがり、抵抗を奪う拘束と己の雄を破壊する肛虐を受け入れていた少年は、年が大きく離れた血の繋がらぬ兄に対してわずかに不満を混ぜたおねだりを口にする。
しかし、そのおねだりを見聞きした兄は愛しい弟をもっといたぶって可愛がりたいと思う欲望を制御しつつ、名残惜しげな声音で別れと共に次の辱めを告げた。

「兄ちゃんは今日夜から仕事だって言ってただろ? もう出なきゃいけないんだ。全く……ちゃんと伝えてたのに忘れてるなんて悪い子だ。そんな子には……お仕置きをくれてやらないとな」
「あぅぅんっ!?」

先程抜かれたばかりのバイブが、停止した状態で勢いよく最奥まで突き入れられる。情けなく開いた形から窄まった形に戻りかけていた穴を不意打ちで貫かれた弟が驚きの絶叫を心地良さげに放つのも構わず、兄である青年は慣れた手付きで近くの箱に入っている手足を縛る際に使った物と同じベルトを取り出し、バイブを尻穴に嵌まり込んだ位置から離れないようにしていく。
もしかしたら、兄がいない間一人きりでイきまくらされてしまうのだろうか。期待を膨らませながら連続絶頂によって乱れていた息をより乱していく弟を愉しみつつバイブに手を加え終えた兄は、ベルトを出したのと同じ箱から一つの器具を嬉々として引っ張り上げ、それを弟の口目掛けて迫らせていく。

「さぁ、口を開けなさい、○○。今から○○は口をこのギャグボールに塞がれて、淫乱なケツ穴を動いていないバイブに満たされた格好でここに置き去りにされるんだ。俺が帰るまで気持ち良くなりたくてもなれないまま、しゃべることも出来ないまま惨めに放置して……兄ちゃんが言ったことを忘れてたことを反省させてやるからな?」
「んま、んむ、うぐぅ……っ!」

それは、お仕置きの体を取ったご褒美と、仕事が原因で中途半端にさせてしまうことへの詫びだ。
その事実を説明が無くとも兄から愛されている自覚のみで理解し悦んでギャグボールをくわえ込んでいく弟を眺めながら、兄はここにまだいたいという衝動を押し殺しつつ代わりに帰ってきたら気が済むまで、弟が気をやるまで可愛がってやるという思いを、激しく湧き上がらせていた。






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最愛の弟には淫蕩なお土産を

2022.01.23.Sun.21:00
二泊三日の出張を終えた男は、先輩から誘われた食事の誘いを断り家への道を急いでいた。
同居人である弟の為に購入したお土産が入っている紙袋の重みを感じながら、男は自分がいない間に留守を任せていた弟が嬉しがる顔を想像しつつの早歩きを行っていた。
そうして自宅であるマンションへと帰り扉を開けた男を待っていたのは、帰宅を伝えるメールを目にして玄関で出迎えの準備を整えていた弟だった。

「お兄ちゃん、お帰りなさい。晩ご飯も、お風呂も用意出来てるよ」

あどけなさが残る顔に笑みを浮かべながら、少年は兄に夕食と入浴が何時でも可能なことを告げる。
だが、少年の声は明らかにそのどちらも推奨してはいない。熱く濡れ甘く火照った吐息を漏らしながら言葉を紡ぐ少年の声は、無意識に潤んだ瞳と合わせて兄にはしたないおねだりの意思を一生懸命に飛ばしている。
それを理解した上で見なかったことにしてやろうか。男は胸に意地悪な思いをかすかに抱いたが、すぐさまそれを自ら否定した。出張の間弟に触れることさえ叶わなかった男自身も、欲望がはち切れそうなくらいに膨らんでいるからだ。
玄関先で自分を出迎えた良い子の弟に笑みを返しながら、男は扉の鍵を後ろ側に持ち上げた右手でしっかりと掛ける。邪魔者の侵入を防いだ男はもどかしさを募らせながら革靴を脱いで乱雑に転がしつつ弟との距離を詰めると、吊るしていた紙袋を下ろした左手と鍵を掛け終えた右手を用いて最愛の弟を、自分がいない出張の間に溜め込んだ発情を分かりやすく露わにした愛しい少年を包み込むように抱き締めた。
その効果は、抜群だった。

「ふ、ぁ……お兄ちゃんの、匂い……やっぱり好きぃ、ずっと嗅ぎたかった……お兄ちゃんに触りたかったよぉ……っ!」

兄弟の関係を越えて愛を繋いだ男に自らも抱き付き返しながら、少年が先程以上に声音を蕩けさせて淫欲を一気に増幅させる。
もう少年は、兄が疲れているだろうからと気を遣う思考も取り戻せない。自分の全てを捧げた男に抱きすくめられた少年は、夕食より、入浴より、自分を優先して欲しいという衝動を抑えきれぬくらいに滾らせている。
腕の中で全身の火照りを加速させながら、息を更に乱していく少年。兄の太ももに密着している幼い男根をパンパンに膨らませながら、本能を剥き出しにして腰を揺すっている少年。そんな淫欲に素直となった可愛い弟の腹部に硬く張り詰めた自身の男根を押し付け、制しきれぬ期待で疼きに疼いてあるであろう弟の尻穴を衣服越しに右の指先で撫でつつ、男は興奮しきった擦れ声で弟の望み通りに最愛の弟を最優先に置く言葉を囁いた。
自分の手で淫らに苛められることを至上の幸福として捉える淫乱な弟を悦ばせる事実を、提示しながらだ。

「もちろん、俺も触りたかったよ。晩飯より、風呂より、○○を可愛がりたい。出張中お互いずっと我慢してた分、たっぷりと鳴き喚かせてやりたい。○○が使って欲しがってた玩具や、エッチなお薬もお土産に買ってきたから……今夜と、明日明後日の休みは、それも使ってめちゃくちゃになるまでイき狂わせてやるからな、○○?」
「あぁ、嬉しい……お兄ちゃん、大好きぃ……っ!」

菓子の箱に隠された紙袋の最下層に存在する淫具達を使用したら、弟は一体どれだけよがってくれるだろう。
逃れられないよういつもの拘束を与えた上で醜悪なイボを無数に生やした極太のバイブで容赦無く尻穴をほじくり、ただでさえ淫猥な心と身体に媚薬を投与して責め嬲ったら、弟はどれ程の痴態を自分に見せてくれるのだろう。
これから始まる淫蕩な時間に胸を躍らせる男は歓喜を全身で示す弟への愛情を一層激しく燃え上がらせつつ、上を向かせた弟の唇を唇で塞ぎ快楽に塗れた背徳の宴を祝う食前酒と言わんばかりに唾液を流し込み一滴残らず飲み干させていくのだった。






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淫らな弟は己が望む形で兄に罰される

2021.11.11.Thu.21:00
足首と太ももを黒革で作られたベルトに締め上げられた足では、薄桃色をした半月状の器具の上から下りることも、その器具の上部に生えた男根型の装置に尻穴を下から貫かれた状況から抜け出すことも叶わない。黒革製の目隠しを装着されたことで視界を閉ざされ、黒革の首輪の後部と左右の手首に嵌められた黒革の枷を金具同士を繋ぐことで短く結合された少年はもはや、休み無い首振りを行う偽物の男根に体内をほじくり回される刺激に望まぬ甘い悦楽を味わわされながら、拘束を加えられていない口で誰にも届かない助けてと淫猥な悲鳴を発しつつ触られてもいない男根から精液を噴き出させ続けるしか無い。
そんな妄想に耽りながら、少年は自室に敷いた大型の吸水シートの上に設置した器具に自らまたがった裸体をくねくねと踊らせつつ何度も何度も尻穴のみでの絶頂を迎えている。本当に自由を跡形も無く奪われた状態で絶えず駆動する機械に尻穴を嬲られ続けたらどれだけ苦しく、惨めな快楽に溺れられるのだろう。自力で行うには万が一の事態に対する恐れが上回って踏み切れない被虐に思いを馳せ興奮を高めながら、淫らな少年は足に与えた拘束を軋ませ目隠しの下で眉根を寄せつつ、首輪と手枷を結合された体で頭部の後ろに運んでいる腕を心地良さげに震わせての射精に達し続けていた。

「んぁっ、ふぁ、あぅぅんっ! もぉ、やめて……許してぇぇっ!!」

ほんの少し腕を動かせば器具の側面に差し込んでおいたリモコンに手が届く事実を思考から排除しつつ、少年はどうやっても抜け出せぬ尻穴の淫獄に悶え苦しむ己を愉しんでいる。どんなに救いを望んでも慈悲は与えられない。目隠しの向こうにいる存在に哀願を放っても尻穴を蹂躙する機械はとめてもらえない。淫猥に支配された自分を空想しつつ、少年は防音が施されているのを良いことに甲高い悲鳴を欲望のままに叫び続けている。
傍から見たら異常でしかない淫蕩な遊びを幸せそうに貪る少年。自らの指や小遣いで買った淫具で毎日のように開発し、男根を超える性器へと貶めた尻穴を掻き毟られる快感に溺れながら、口にする拒絶とは裏腹な至福の思いを胸いっぱいに募らせる淫らな少年。
その自らを縛め機械を用いての自慰が、どれくらい行われた頃だろう。数えきれぬくらいに快楽を極め、男根から噴き出す液体をほとんど白が混ざっていない透明に近い物へと変化させた少年は、限界を覚えながら拘束されている設定を解いて頭部の後ろに回していた手を動かし、尻穴で暴れる淫具の駆動を停止させようとした。
しかし、その行動は予想外の力が加えられたことによって封じられてしまった。リモコンが刺さっている器具の側面に伸ばされようとしていた少年の腕はその途中で不意に襲ってきた誰かの手に掴まれ、再びさっきまで運んでいた頭部の後ろへと引き戻され、少年の困惑が戦慄へと移行する前に今度は設定ではなく本当に、首輪の後部に位置する金具と手枷の金具同士を遊び無く接続されてしまったのだ。

「ひっ、な、え……っ!? な、なんれ、どうし、て……っ!?」

幾度と無く憧れた完全拘束に怯え、声を震わせながら少年は汗と淫液に塗れた裸体を必死でもがかせる。もがいたところでこの拘束が外れる訳は無いと誰よりも知っているはずの少年は、尻穴をいたぶる淫具の責めに悦びから恐怖へと置き換わった快楽を与えられながら、無意味に裸体をよじらせ危機からの脱出を試みている。
そうして滑稽に足掻く少年をしばし満足げに眺めた存在は柔和に微笑んでいた口を開き、少年に向かって悠然と言葉を浴びせた。

「全く……全然メールに返信も無いし、電話も繋がらないと思ったら……いけない遊びを一生懸命に愉しんでるとはね。可愛い弟がこんな変態に育ってるなんて、兄ちゃん哀しいよ」
「っ!?」

今日は深夜になるまで帰ってこないと告げていた兄が、目隠しの向こうにいる。その事実を理解した少年は目隠しの内側で目を見開きつつ驚愕に息を呑んだ。
だが、すぐさま少年はいつもの調子を取り戻して兄に怒りをぶつけ出す。父の仕事の都合で離れて暮らしている両親の代わりとして保護者の立場を取る兄に対するいつも通りの反抗を、少年は手足の動きを取り上げられ視界を閉ざされた裸体を暴れさせ湧き上がる絶頂を堪えながら示す。

「うるっせ! 良いから外せよクソ兄貴ぃっ!!」

強気に喚く少年。ありとあらゆる選択肢を奪われた姿で怒気を表わし、自由を返せと要求する少年。そんな少年を弟の行為を咎める兄としての視線ではなく劣情を剥き出しにした獣の視線で眺めている青年は、ぶつけられた要求を却下しつつ抗いの手段を一つ残らず失った弟に、追い打ちの快楽を注ぎ始めた。

「駄目だ。外してなんてやらない。こんな変態弟にはたっぷりとお仕置きをしてやるよ。兄ちゃんへの口の利き方もなっていないケツだけでイきまくる淫乱弟には、きっつい罰をくれてやらないとな」
「んひっ!? ひぎぁぁぁっ!?」

愉悦に満ちた兄の言葉に意識を引き寄せられていた少年が、こっそりとリモコンに左手を伸ばし先程自身が行おうとしていた物と真逆の操作を行った兄の思惑通りに尻穴を串刺しにしている淫具の駆動を最大へと引き上げられ、いきなり数倍に膨れ上がった快楽で限界となるまで自ら甘く苛め抜いた裸体を容赦無く翻弄されていく。
けれど、兄は少年をまだ許さない。自身のペースで得る仮初めの拘束と凌辱が霞む程の抗えぬ至福に心と身体を揉みくちゃにされている弟を優しく残酷に鑑賞する兄は、何も吐き出せないまま痛々しく脈動し続ける小ぶりな男根をリモコンから離した左手で包み込み、逃れようと悶える上半身を右手でやすやすと抱き寄せながら、兄弟という関係をかなぐり捨てた人道に反する調教宣言を交えつつ、喉が破れんばかりに鳴き喚く口を己の唇で塞いでしまったのだ。

「本当はずっと、こうやって誰かに苛めて欲しかったんだろ? 自分じゃ出来ない形で身動きを封じられて、好き勝手に弄ばれたかったんだろ? 兄ちゃんがその通りにしてやるから、○○は全部兄ちゃんに任せてイきまくってな。もう二度と自分でお尻を苛める変態になんてならないようこれからは兄ちゃんが相手をして、満足させてやるからな、○○?」
「んうぅ! あむっ、むちゅ、ふぅぅぅんっ!!」

尻穴をめちゃくちゃに抉られ、精液を吐き出すこともままならなくなった男根を兄の左手でちゅくちゅくと扱かれ、兄の口に全ての喘ぎを吸い取られる状態へと追いやられた少年は、もう限界だと認識していたはずの思考で否定しきれぬ程に大きな気持ちいいと幸せを募らせ、兄への反発を作っていた偽りの思いを素直な兄への愛しさに塗り潰され、いびつな欲望を知られてはいけない、兄の人生を邪魔してはならないと押し込めていた大好きのままに口内に侵入した兄の舌に己の舌を絡めつつ、夢にまで見た兄の手で一方的に辱められ痴態をさらけ出される悦びを、自分が願う形で自分を欲してくれていた兄に嬲られる快楽に溺れながら、夢中で噛み締めていくのだった。






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淫らな弟は兄の意図に沿って絶頂へと上り詰める

2021.03.26.Fri.21:00
ほんの少し上から覗けば、ハート型をした胸元の飾りの隙間から淡い桃色をした乳首が見える。ただ正面から見ているだけでも薄い布越しに幼い男根の形がはっきりと分かり、直接目にしている時とはまた違った興奮を味わわせてくる。
そんな欲情を煽る格好を、少年は取っていた。靴下のみを纏ったほとんど全裸の状態で、少年はエプロンを身に纏っていた。
全ては愛しい相手の要望に応える為。愛しい兄と己の興奮を掻き立て、甘い悦びの総量を増幅させる為だ。

「お帰りなさい、お兄様っ! 言われた通り、渡されたエプロンを着てお帰りをお待ちしておりました」

薄布一枚で裸体を心許なく覆ったはしたない格好に対する恥じらいよりも、大好きな兄の帰宅に対する嬉しさを募らせた笑顔を見せつつ玄関で出迎えてくれた可愛い弟の姿に仕事の疲れを癒やされた兄が、弟に無意識の笑みを返す。その笑みを目にして更に自身の顔も笑ませた少年は、扉を閉めて靴を脱ぎ始めた兄に向かって答えの分かりきっている問いを期待に弾んだ声で紡ぎ出す。

「お兄様、まずはどうされますか? お風呂ですか? お夕飯ですか? それとも……僕ですか?」
「そりゃもちろん、可愛くてエッチな俺だけの○○だよ」

エプロンにあしらわれたハートから零れ落ちそうになっている左右の乳首に欲情を抱かされ、エプロンの上からでも見えている小ぶりな男根に獣欲を刺激された兄は、鞄を玄関の床に置くとスーツにシワが付くこともいとわずに最愛の弟を正面から抱きすくめた。
明日の仕事が休みである以上、この劣情に任せて夕食も忘れたまま一晩中行為に至っても何の問題も無い。仕事の都合で両親と離れて暮らしている以上、兄弟同士で禁断の愛を育んでもそれを咎める者はいない。
欲望の制御をする理由が何処にも無い兄は自分の願いに従って全裸にエプロンを身に着けた弟の身体を情熱的に抱き締め、そのままの勢いで布の守りが無い無防備な尻穴へと指を這わせ、幾度と無く男根で抉り雌の快楽を注ぎ込んでやり淫らに躾けた尻穴をするりと潜り込ませた左右の中指でぐちゅぐちゅと優しく、甘く、それでいて容赦無くほじくり回し始めてやった。

「あぁんっ!? お、兄様っ、しょんなっ、いきなりぃっ!」

自分を抱き締めた兄へと条件反射で抱き付き返していた少年は、兄の背に回した手と尻穴を兄の指で責められ出したことで自然とつま先立ちにさせられた足を小刻みに震わせながら、驚愕の鳴き声と共に突然の肛虐を諫めるような言葉を放つ。
だが、弟の言葉は拒絶の色は一切含んでいない。前触れ無く尻穴に二本の指を侵入させられたというのに弟の声は心地良さげに蕩け、早くも舌が回らない状況へと陥っている。
指の挿入を自ら飲み込むように受け入れ、淫猥な悲鳴を放っている弟。快楽に耐えるように兄へとより強い力で抱き付きつつ、指が腸壁をいたぶることで生まれた雌の悦楽に酔いしれている淫らな弟。そんな弟を意地悪く微笑んで堪能しながら、兄は指の動きをじわじわと引き上げ、弟を尻穴のみでの絶頂へと追いやっていく。無自覚に腰を揺らしエプロンの下で勃起した幼い男根を自分へと擦り付けている弟の痴態に至福と興奮を際限無く膨らませながら、兄は今日の情事の入り口となる最初の射精へと弟を手加減無しで追い詰めていく。

「あっあ、らめ、おにいひゃま、らめぇんっ! イっひゃう、おにいしゃまの服にエッチな匂いつけひゃぅぅんっ!」
「そう思ってるなら、付けないように気を付けろよ? もしエプロンでも抑えきれないくらいに射精して俺のスーツに匂いを付けたら……今夜はたっぷりとお仕置きして、○○を反省させてやるからな?」

戯れのように告げられる仕置きの宣告と、反省をちらつかせる言葉を用いてお互いの欲望を加速させていく兄の腕の中で身悶える少年は、兄の意図をすぐに察して拒んでいた射精へと自らの意思で上り詰め勢い良く幼い男根から精液を噴き出させエプロンのみならず兄のスーツにも淫臭を付け、幸福に満ちた兄からの仕置きに一晩中淫猥に鳴き喚かされる道を悦んで進んでいくのだった。





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