FC2ブログ

虎は年下の狼に愛される

2020.02.27.Thu.21:00
店と契約している宿屋から指名の連絡を受け、虎獣人の男は指示に従って宿屋の一室へと足を運んだ。
今日は、どんな男に抱かれるのだろうか。過去に客となった男達を思い浮かべ、すっかり男根の味を覚えてしまった尻穴を衣服の下ではしたなく疼かせながら扉を軽く叩いた虎に、指名した客が部屋の中から声を掛ける。

「どうぞ、開いてますから入ってきてください」

声を聞いた虎は、表情を笑ませながら扉の取っ手に右手を掛けて引き、いつも通りに挨拶を行いながら部屋へと入った。

「お待たせ致しました。ご指名ありがとうござい……え……っ?」

笑っていた虎の顔が、驚きで強ばる。紡がれていた挨拶が、予想外の事態に面した衝撃で途切れる。
言葉を失い、思考を停止させ、惰性で部屋へと足を踏み入れながら後ろ手で扉を閉じた虎。そんな虎に、部屋にいた人物が、嬉しそうに表情を緩ませている狼獣人の青年が話し掛けた。

「お久しぶりです、○○さん。貴方が腕を痛めて、騎士団を離れて以来ですね」

狼獣人が、腰掛けていたベッドから立ち上がり入り口付近で硬直している虎へと歩み寄る。少しずつ距離を詰めてくる狼に、かつての部下であり可愛がっていた後輩でもある狼の青年に対して、虎は何も言えない。何も言えないまま、虎は胸に恐れの感情を募らせていた。
負傷が原因で騎士を続けられなくなった後、虎は故郷を遠く離れて前々から興味を抱いていた仕事を、身体を客に捧げ快楽と金銭を得る仕事をしていた。騎士の生活を続けていたら、自分が騎士だったことを知る者がいる土地だったら絶対に味わえない淫蕩の日々に溺れ、虎は淫らな幸福を感じながら生きていたのだ。
そんな虎がいる土地まで足を運び、店に対して指名までしてきた以上、狼は全てを分かっているに違いない。騎士だった頃に自分を敬い、部下として人として敬意を示してくれていた狼の青年は、今の自分を快く思っていないに決まってる。
罵倒、怒り、失望、一体狼からどんな言葉をぶつけられるのだろう。そんなことを考えて戦慄し、虎は狼が近付くにつれて身体の強ばりを高めていく。逞しく鍛え上げられた肉体とは裏腹に怯え切り、小刻みに震えている虎に気付いた狼は小さく吹き出すように笑うと腕を広げ、尊敬と恋情を寄せていた虎に負けないほどに鍛えた肉体で虎を優しく抱き締めた。

「○○さん、可愛いですね。ずっと昔から、○○さんをこうして抱き締めたいって思ってました」
「え……あっ、んむっ……」

力強く抱き締めた狼の右手が、虎の頭部を後ろから優しく引き寄せる。吐息を甘く乱した口を開き、狼は舌を虎の口に潜り込ませて荒々しく熱烈な口付けを仕掛けてくる。

「んくっ、ふ、んむっ、ぷぁ、はっ」

狼獣人特有の長い舌で口内を撫で回される刺激に、虎は淫らに濡れた声を零しながら狼の腕の中で肉体をビクビクと跳ねさせる。その肉体の跳ねは、さっきまでの震えとは全くの別物の幸福感に包まれた物で。虎は自分が考えていた恐れが勘違いだと本能で知らせてくれる口付けで心地良さげに震え、自らも舌を絡ませに行きながら年下の狼の背中に回した手に力を込めて狼に激しく抱き付いた。
ぴちゃぴちゃと水音を立てて舌と舌を絡ませ合い、柄と太さの違う二本の尻尾を嬉しそうに揺らめかせながら口付けに夢中になっていた狼と虎は、あまりの多幸感で虎が腰砕けになると同時に口付けを切り上げた。

「は、ひ、あぁぁ」
「キスだけでとろとろになっちゃったんですね……こんなに気持ち良くなって貰えて、嬉しいですよ」
「あぅ、あぁんっ!」

耳を舐められながら囁かれた狼の言葉に、虎の全身がゾクゾクと震える。狼の胸板に顔を埋めてしがみつき、力を上手く入れられない足で必死に身体を支えながら初めてした時を遙かに上回る緊張と興奮に心臓を高鳴らせる虎。そんな虎を改めて抱き締め、右手で頭をそっと撫でながら左手で鷲掴みにした尻肉を引き寄せて勃起した自身の男根を虎へと衣服ごしに押し付ける狼は、これ以上無く可愛い年上の虎の男に向かって掠れた声で宣言した。

「今から、もっともっととろとろにしてあげますからね。○○さんをとろとろにして、たくさん気持ち良くして、ずっと見たかった○○さんのいやらしい姿を俺が満足するまで見せてくださいね?」

騎士であった頃の上司と部下。金で呼ばれた男娼と客。それらの関係性を全て忘れ、欲望のままに狼に愛されたいと心の底から願った虎は狼の胸板に顔を押し付けた状態で言葉に対して小さく頷き、狼が求める飾らない痴態を求められるがままにさらけ出していくのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















スポンサーサイト
[PR]

猫少年は愛しい虎を幸せに飼う

2020.02.10.Mon.21:00
幼き頃より剣と共に生き、優れた腕を持つ剣士として他国にもその名前を轟かせていた虎獣人の男は山賊討伐の依頼をこなす最中に卑劣な罠で生け捕りにされ、雄の誇りを地に堕とす辱めを加えられた上で命よりも大事に扱っていた剣を売り飛ばされてしまった。
無理矢理に発情を促す薬品を摂取させられ淫らに火照らされた肉体を、山賊達の手と男根で蹂躙される日々。与えられた拘束によって抵抗を封じられ、為す術無く何十人もの男に嬲り倒される淫獄。だが、虎の本当の地獄はその凌辱の日々から救い出された後に訪れた。虎が山賊の手に堕ち、恥辱を叩き込まれている間に虎を疎ましく思っていた者達が結託して虎が捕まった事実を触れ回り、虎の名誉を跡形も無く壊し尽くしていたのだ。
山賊討伐の依頼その物が罠だった。その情報を口にしても今までの尊敬を反転させた侮蔑を向けられている虎の言葉は嘲笑しか引き出せない。せめて剣を自分の手に取り戻したいと願っても手がかりは無く、聞き込みをしても得られるのは今のお前に剣は似合わないだろうという残酷な言葉だけ。名誉も無い。誇りも無い。分身とも呼べる存在だった剣も無く、残されたのは二度と普通の生活には戻れないほど淫猥に躾けられてしまった肉体と絶望のみ。
自分を蔑む者達の無慈悲な声に心を抉られ、絶望しているのにはしたなく火照る自らの身体に打ちひしがれ、やがて全てを諦めた虎は所持品を一つ残らず処分すると剣士であった時に毛嫌いしていた裏路地の奥へと足を運び、奴隷市に自らを出品した。
衣服を脱ぎ捨て、主催者から与えられた番号札付きの黒い首輪を嵌め、首輪と地面に突き立てられた棒の先端を繋ぐ短い鎖の範囲で裸体を一生懸命にくねらせて自己主張する虎。毎日淫薬を使われ休み無く山賊達にいたぶられた裸体を見せ付け、自分を貶めながら興奮と期待を募らせていく元剣士の虎を、好事家の富豪や奴隷商人達が品定めしていく。
その状況に自らを置いた虎は、胸に安堵を抱きながら硬く張り詰めた男根を揺らしていた。ここなら、剣士の資格を失った自分の居場所が見つかる。淫乱に変えられた自分を欲しがってくれる誰かと出会える。すり減った心を破滅的な幸福で満たし、逞しく鍛えられた裸体を一層激しくよじらせて肥大した乳首と透明な蜜を垂らす男根を突き出す。そんな虎の耳に、聞き覚えのある声が聞こえた。

「この人を、五十万ロルトで買います。それ以上の方はいますか?」

幼いながらも凜とした声で紡がれる購入宣言。それに対抗する声は無い。一年遊んで暮らしてもお釣りが来る金額に張り合う者はいない。
そして、虎は買われ、大金を躊躇いなく提示した一人の少年の豪邸で飼われることとなった。



何もかもに絶望し、失意の内に自分を奴隷として売ろうとしていた虎は今日も、主である少年の元で生活している。
少年と始めて出会った時のように、剣の教師として豪邸に呼ばれたあの日のように少年に剣の扱いを教え、夜には昼の上下関係を逆転させて淫らに肌を重ねている。

「○○さん、いつものようにベッドに手を付いて、お尻を突き出してください」
「はい、ご主人様ぁ」

尻穴を突き出し、男根を無防備にさらけ出す格好を命じられた虎は心臓の鼓動を早め穴のヒクつきをはしたなく強めながら言われた通りの格好を取った。恥部を視姦される羞恥は無い。一回り以上年下である猫獣人の少年に良いように扱われている屈辱も無い。虎にあるのは嘘偽りの無い幸福だけ、自暴自棄になっていた自分を救い出し、心からの愛情で癒やしてくれた愛しい少年の男根に貫かれる悦びだけだ。

「○○さんのお尻、今日も柔らかくて気持ち良いですよ。僕のをすんなり飲み込んで、嬉しそうにきゅうきゅう絞め付けてくれてる……」
「あっ、あぁっ……ご主人ひゃまの、おひんぽぉ……」

年相応の少年の男根は虎の尻穴の浅い位置までしか届かず、奥まではほじくってくれない。けれど、虎の肉体はそれだけで十分だ。肉体からはち切れんばかりに生まれる幸せで感度を引き上げられた虎は穴の浅い位置を掘削されるだけでも堪らない快楽を得られる。そこに、愛しい少年の優しい言葉を注がれたら虎はもう尻尾をくねらせながらよがり鳴くしか無い。全身と脳を甘く叩きのめす悦び色の刺激に翻弄されながら、虎は男根が届かない腸の奥に生まれる切なさも忘れてイきまくり、主と認めた少年に改めて屈服させられていく。

「○○さん、可愛いですよ。僕のチ○ポで感じまくってる○○さん、やっぱりエッチで可愛い。もっと、僕に見せてください」
「あひっ、ひゃうぅんっ! しょんな、早くされひゃらぁ……腕、力、抜けりゅ……立って、られないぃっ……!」

少年の腰振りが早まるにつれて虎に訪れる快楽の量も増えていき、虎の手足は徐々に力を込められなくなっていく。ベッドに付いていた手は少しずつ上半身を落として虎をベッドに寄りかからせ、大きく開いて立っていた足は太ももをベッドの側面に密着させる形で崩れ落ちた。
けれど、少年は腰の動きをとめない。崩れる虎の裸体を追いながら器用に腰を振り続けた少年は、前にも後ろにも逃げ場の無くなった虎を見て小さく微笑むと虎の尻肉を鷲掴みにして腰を勢いよく前後に動かし始めた。

「あーっ!? んぁっ、あぉぉんっ! イぐぅぅっ! イぐっ、イぎゅ、イぐのっ! イきっぱなしになりゅぅぅっ!!」
「良いですよ、好きなだけイってください。○○さんが気持ち良さそうにイってる姿が大好きです」
「んぉっ、ほぉっ! あぁんっ、んぁぁぁぁんっ!」

少年の絶頂を望む言葉が無くとも、虎は絶頂を堪えられない。尻穴だけでイきまくり、触られてもいない男根から白く濁った体液をベッドの側面に向かって吐き出す虎を作り出した少年は、男根に襲いかかる熱烈な圧迫がもたらす快楽を耐えながら虎の腸内を淫らに掻き回し、虎に大きな絶頂を要求しながら自分を射精へと追いやっていく。

「イ、ぎゅぅぅ! ごしゅじん、ひゃまぁっ! しゅごいのくりゅ! いっぱい、いっぱいイぐぅぅぅぅっ!!」
「僕も、もうすぐイきますよ。○○さん、一緒にイきましょう。僕の精液を注がれながら、たくさんイってください」
「あぁ、あぇ、はひっ、んひぁぁぁぁぁぁーっ!!」

一際大きく裸体を痙攣させ、淫猥な鳴き声を響かせながら虎は思考が白に塗り潰される程の激しい絶頂に至った。その絶頂に合わせて絞り上げられた腸内に少年が大量の精液を流し込むと虎の喘ぎは一段と甘くなり、虎の男と猫の少年は二本の尾を悩ましげに跳ねさせながらお互いの絶頂を愉しみあった。
ベッドに寄りかかった虎に猫の少年が後ろから覆い被さり、男根と尻穴で結合した状態のまま荒い呼吸を繰り返す。その状況がしばらく続き、二人の息が整った頃、猫の少年が虎に問いかけた。

「○○さん、○○さんが僕の屋敷に来て明日で一年ですね。記念として、何か欲しい物はありますか?」

その問いに、虎は迷い無く答えた。

「ご主人様の、おひんぽ、もっと欲しいですぅっ。いっぱい可愛がって、いっぱい気持ち良くして、淫乱な俺をイきまくらせてください……」

一度全てを失った虎を今満たしているのは、愛しい猫少年だ。他には何も要らない。主の愛情さえあればそれで良い。そんな想いを伝えてくる虎に、猫少年は目を細めて言った。

「そう言うと思って、もう○○さんへの贈り物は用意しておきましたよ。それは明日お渡ししますから、今日は……」
「ひゃぅんっ!?」

とまっていた男根が急に動かされ、虎が驚きの喘ぎを放つ。不意打ちで淫らな悪戯を仕掛けた少年は興奮を掻き立てるその鳴き声に背筋をゾクゾクと震わせると、先程までと同じように腰を振るいながら愛しい虎に語り掛ける。

「今日は、○○さんのお望み通りに僕のチ○ポをたっぷりあげますよ。大好きな○○さんをおかしくなるくらいにイきまくらせてあげますから、覚悟しておいてくださいね?」
「あんっ、ひぁぁんっ! 弱いとこ、ごりごりぃっ! しゅぐイぐ、イぐぅっ! イくのしゅきっ! ご主人様、らいひゅきぃぃぃぃぃーっ!!」

自分の下で淫らに鳴き叫ぶ年上の虎を欲望のままに犯し抜きながら、猫の少年は幼き日に剣の師としての敬愛と恋心を抱いた虎を自分だけの物にした幸せを噛み締める。
虎のためだったら何でもする。金など惜しくは無い。虎を貶め傷付け絶望させた者達への制裁も加えたし、虎が失った剣も取り戻し明日の贈り物として用意した。

「僕も、大好きですよ。○○さん、大好きです。ずっとずっと僕の物でいて、愛され続けてくださいね」
「うぁっ、あひぃっ! はぁ、はぅっ、ふぁぁぁんっ!!」

自分を愛する少年が自分のためにしたことのほとんどを知らぬまま幸せに飼われる虎は今日も、少年の男根で快楽の淵へと追いやられ数え切れない絶頂を迎えながら、少年無しでは生きられない存在へと自らの意思で堕ちていくのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















捜査員は濡れた繭の中で置き去りにされる

2020.01.28.Tue.21:00
強力な魔力を生み出す鉱石が採取できる地点は一つ残らず国の統治下に置かれ、悪用されないよう、また鉱石の内に秘められた魔力の暴走による事故が発生しないよう慎重に慎重を重ねて採掘されている。
そう、本来はそうあるべきだ。鉱石が取れる場所にいるのは、国に雇われた鉱夫とその鉱夫の護衛と監視を兼ねる軍の者だけであるはずだ。
だが、ここは違う。ここは国への届け出がなされず違法に鉱石が採掘されている場所だ。
この空間にいるのは、鉱石を違法に扱って利益を得ようと目論む組織の構成員と、その組織を壊滅に追いやるために動いている捜査員の俺のみで、本来ここにいるべき者達は一人もいない状況となってしまっている。
この状態を許すわけには行かない。単純に俺が仕えている国に背く組織であることに加えて、このまま放置していては取り返しの付かない事故に発展しかねないからだ。
勢いよく振り下ろされるつるはしが岩を砕く音に混ざって聞こえてくる会話に意識を傾け、作業に没頭する者達が流した汗の匂いの中にかすかに含まれている別の匂いを辿り、俺は犬獣人として生まれ持った能力を最大限に生かしながら一つの部屋に辿り着き、中に誰もいないことを事前に把握した上で岩肌に取り付けられた木製のドアをそっと開いた。
岩をくり抜いて作り出された簡素な部屋を照らし出す机に置かれたランプの明かりを借り、俺は物音を立てないよう細心の注意を払いながら違法な採掘を行っている組織について探る。
しかし、それらしい資料は見える範囲にはどこにも無い。油断して何かしらを出しっぱなしにしていてくれればと思ったが、望む光景は俺の前には存在していない。俺は危険を承知で、部屋の外の様子に耳をそばたてながら机に取り付けられた引き出しを一つ一つ開け始めた。
保存の利く軽食、酒、武器の手入れに用いる道具。次々と開ける引き出しの中に何の意味も無い情報を持つ物達を次々と見つけながら、俺は焦燥感を抱きつつ次の引き出しの取っ手を右手で掴んだ。
その瞬間だった。

「あっ、がぁぁぁっ!? ぐぎ、あっ、うぁぁぁぁぁーっ!!」

俺の全身に、強烈な電気の様な衝撃が走った。痛みは全くないが、思わず絶叫が溢れ出る程の衝撃に俺は身体中の毛を逆立てながらしばらくの間叫びつつ身を強ばらせ、衝撃が引くと同時に身体を床に横たえさせてしまった。

「う、あぁ、あ、くぁ……」

逃げなければ。そう考えて身体を動かしても、脱力させられた俺の身体は言うことを聞いてくれない。
立ち上がることはおろか床を這いずることも叶わぬまま、倒れた時に引き抜かれた引き出しの内側に刻まれていた魔法陣を目にして俺は罠に嵌められた事実に後悔を募らせる。そんな遅すぎる後悔をする状態へと俺を追いやった組織の構成員達は、まんまと動けなくなった俺の身体を数人がかりで無理矢理に引き起こしながら、嘲りを込めた愉快色の声音で俺に言い放った。

「ようこそ、捜査員さん。君のために用意したプレゼントの味は腰が抜ける程だっただろう?」
「でも、本当のプレゼントはまだここからだよ。捜査員さんをこれからたっぷり愉しませてあげるから、期待しててくれよ?」
「っ、あ、ふぅっ……!」

ニヤニヤとした醜悪な笑みを向けられながら口にされる言葉に対して言い返すことも出来ない俺は、舌の回らない口で力無く呻きながら為す術無く身に着けていた道具と衣服を剥ぎ取られ、俺を嵌めた男達の手で裸体に厳重な拘束を施されていった。



左右の手首と足首を短く括る形で縄を結ばれ、二の腕と太ももを遊び無く繋ぐ縄を与えられ、指を使えないようにする鍵の付いた革製の袋を手足に被せられた俺の裸体は逃走と抵抗を完全に封じられてしまった。
もはや俺は、移動はもちろん暴れることさえままならない。左右を一つにまとめられた足では立ちたくても立てず、背中で伸ばしたまま一つに括られた腕では口を上下から押さえ込んで開けなくさせている布を解くことすら出来ない。
文字通り手も足も出せず、言葉も出せない。けれど、俺を捕らえた男達はすでに何も出来ない俺にとどめの拘束を加えた。
それはただの拘束ではなく、湿った何十枚もの布を使った拘束。男達は抗えない俺の裸体を鉱石を掘っていた者達が着ていた汗塗れの衣服で厳重にくるみ、その上から縄を雁字搦めに結んでしまったのだ。

「んーっ! んむ、むぅ、ふぐぅぅぅっ!」

俺の姿は、外から見たら繭のように見えていることだろう。その繭の中からの脱出を求めて俺は必死に身体を動かすが、俺は繭から抜け出す以前に手足の縄を緩めることすら出来ない。
俺の足掻きはただただ息を乱し、強烈な汗の臭気をより激しく吸い込み自分を余計に苦しめるだけに終わってしまう。

「ふぅっ! うぅーっ! んぐ、むぅぅっ……!!」

犬獣人として生まれたことを、鋭敏な嗅覚を有していることを生まれて始めて恨みながら、俺は作業服で作られた繭から逃れようともがき続ける。すぐ近くで観察しているであろう男達に無様な姿を晒したくないといったことなど欠片も考えられずに、俺はめちゃくちゃに身をよじって暑さと匂いで俺を嬲る繭から這い出ようと試み続ける。
そんな俺に、男達は繭の外から残酷な言葉を浴びせかけた。それは、俺を絶望に叩き堕とす非道な言葉だ。

「それじゃ捜査員さん、さよなら。国に目を付けられたから俺達はここを引き払うことにするよ」
「その作業服は捜査員さんへのプレゼントとしてあげるから、俺達への手がかりとして好きに使って良いからね」
「んじゃ、バイバイ。お仲間が助けに来るまで、その中で壊れない程度に好きなだけ愉しんでね。惨めな捜査員さん」
「ふぅぅっ!?」

こんな格好で置き去りにされる。恐怖のあまりに俺は冗談だろうと思ったが、宣言が事実であることを示すかのように男達は俺に背を向けて歩き出した。

「むぐぅぅぅっ! ぶ、ふぶぅぅっ! んっ、んっむぅっ! うぐぅぅぅっ!!」

遠ざかる足音に誇りを捨てた哀願を放ち、凝縮された数十人分の汗の匂いを嗅がされながら救いを望む俺の思いも虚しく足音は遠くへと離れていき、とうとう犬獣人である俺の耳にも届かない場所へと行ってしまった。
俺に聞こえるのは、自分自身のくぐもった叫びと身悶えの度に発せられる縄と衣服が擦れ合う音だけ。違法に使われていた鉱石の採掘場に一人で放置され、汗塗れの作業服で形成された繭に閉じ込められた絶望を俺に改めて思い知らせる音だけだ。

「ふぅっ……ふむ、んぅ……っふ、ぐ、うぅ……!」

俺からの連絡が無ければ仲間が動き、遅くとも明日の昼にはこの採掘場に救助が訪れるだろう。
それまで耐えられるだろうか。仲間が来てくれるよりも先に俺は汗の臭気に正気を破壊されてしまうのではないだろうか。匂いの責めに自我を壊される可能性に戦慄しながら俺は仲間の訪れを心待ちにしつつ再度もがき始め、呼吸の回数を抑えに抑えつつ、汗に濡れた衣服の中で縄に縛られた裸体を動かしていた。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















秘密の休暇は淫らな獣をさらけ出す

2019.10.15.Tue.21:00
逞しく鍛え上げられた肉体と、部下を思いやり困っている者を決して見捨てない誰にも好かれる人格を持ち、商売敵であるはずの他ギルドの窮地に率先して駆け付ける度量を有する虎獣人の男は、毎年恒例となっている長期休暇を自身を含めたギルドの所属員全員に出し、ギルドの仕事を全て停止させた。
あらかじめ依頼はこなしていたため、依頼解決に動いている者は一人もいない。普段なら忙しなく離着陸を繰り返しているギルド所有の飛行船達もメンテナンスを済ませた状態で格納庫内にしまわれている。ギルドの受付には数人がいるもののそれは中小のギルドに依頼を斡旋する団体から派遣された者達であり、彼らは依頼の大きさに応じた別ギルドの紹介を訪れた依頼者に対して行い、雇い主であるギルドの所属員達が気兼ねなく休暇を楽しめるように努めている。
そうして激務から離れ、自身が育てたギルドを中心にした生活から遠ざかった虎獣人の男は、個人で所有する飛行船に揺られながら休暇を満喫していた。それはギルドの設立時から共に助け合い、人知れず愛を育んできた狼獣人の副ギルド長と過ごす秘密の休暇だ。
激務の合間を縫い、人目を気にして愛し合う必要など今は無い。本来の関係と表向きの関係を使い分け、言葉遣いが混ざらないように気を付ける必要も無い。
故に、虎獣人の男は衣服を全て脱ぎ去った裸体となり、何の迷いも無く表向きには部下である愛しい狼獣人の男に甘えた言葉を放っている。それは自身の淫らさと欲望をさらけ出した、隷属色の甘い言葉だ。

「ご主人様ぁ……っ、お願い、しますぅっ。俺のおち○ぽ、触ってください……ご主人様に触って欲しくて、ずっとうずうずがとまらないんですぅっ……!」

目をとろんと潤ませ、口から熱い息をはぁはぁと漏らし、縞柄のしなやかな尾を切なげにくねらせながら虎は張り詰め切った自身の男根を恋人の狼に向かって突き出しいやらしく腰を前後に揺らしている。
激しく愛し合いたくても愛し合えない日々が長く続き、虎の肉体には欲求が溜まりに溜まっている。だが、恋人の狼は虎の衣服を剥いだ上で自ら快楽を得る行為を取らないよう命じ、発情しきった虎の身体を眺めて愉しみ出したのだ。
尖りきった乳首を捏ね回されたい。疼きに疼いている男根を扱いて、射精させて欲しい。快楽への期待で収縮を繰り返している尻穴を狼の男根で貫いて、めちゃくちゃにほじくり回して欲しい。狼の視線に炙られながら、虎は裸体のくねりを更に激しくし、腰の動きもよりはしたなくしていく。
もう虎に、巨大ギルドを束ねる長の面影は欠片も残されてはいない。様々なしがらみを一時的に捨て、恋人に可愛がられることのみを一生懸命に考えている虎の姿は、淫乱以外の何物でも無い。
そんな淫乱で可愛い恋人の必死なおねだりを聞き、十年以上見続けても毎回新鮮な愛しさを抱かせてくれる虎の痴態に笑みを零した狼は身をよじる虎の眼前で右手を軽く揺らすと、その右手を虎の股間へと動かしパンパンに膨らんだ男根を優しく握り込む。
そして、狼は新たに命令した。虎に快楽を与え、可愛い虎の姿をもっと堪能するための命令だ。

「こうして握っててあげるから、自分で腰を振ってシコシコ扱いてごらん? 上手に出来たら、乳首も苛めてあげる、○○のエッチなお尻にご褒美のチ○ポを入れてズコズコ掻き回してあげる。○○の大好きなキスをしながら、たくさん中に精液を撒き散らしてあげるよ」

魅惑的な提案を拒む理由など虎には無い。虎は何の躊躇いも無く腰を振り、狼の手で自身の男根を擦り始める。狼が何時でも乳首を苛められるよう震える手を後頭部で組んで胸元を無防備にし、狼の目に恥部が見やすくなるよう足を大きく開いて、一心不乱に腰を前後にカクカクと動かし始める。
そうして弄ばれる準備を整えた虎に狼は笑みを濃くしながら、掠れた声で言った。

「ふふっ、よくできました。良い子だね、○○」
「あぁ、んぁぁっ! ごしゅじんひゃま……ありがとう、ございまひゅぅぅっ……!」

ギルドのトップとしての自分に隠した淫猥な獣をさらけ出し、トップを補佐する自分に隠した意地悪な本性を露わにした虎と狼は、自動操縦で人里離れた孤島の別荘へと向かう飛行船に運ばれながら、別荘に着く前に我慢出来ずに始めた淫猥な戯れを心の底から味わうのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓




















ゲイ向け野郎系コミック、電子書籍のダウンロードショップ - DLsite G


いちゃいちゃするぞ

馬獣人は自由を奪われ精液を搾取される

2019.10.02.Wed.21:00
太い金属の棒を組み合わせて作られた台形の枠は、下辺の部分を床に固定され押しても引いても動かないようにされている。
ちょっとやそっとの衝撃では、その枠はビクともしない。少なくとも生身で加えられる力程度では何の変化も起きはしない。それ故に、その枠へと厳重に繋がれた馬獣人の男の裸体は無様に恥部をさらけ出した格好からどうやっても抜け出せず、無意味に足掻いては疲弊して休み、また足掻いては休みを繰り返していた。

「う、うぅっ……む、んぐ、うぐぅぅ……」

頭部に取り付けられている馬獣人に合わせて作られた黒革の全頭マスクの下で苦しげに眉根を寄せ、閉じたまま開けなくされた口からくぐもった唸りを漏らし、唯一マスクの革に覆われていない鼻から荒く乱れた呼吸の音を情けなくプスプスと立てながら、馬の男は危機から逃れようと必死に裸体を動かしている。けれど、やはり拘束は解けない。台形の枠に幾本もの革ベルトを使って縫い付けられた足は床から離すことすら叶わず、開かされたまま閉じることも出来ない。睾丸をくびり出す形で巻き付けられた革ベルトを台形の上辺の部分へと鎖と南京錠を用いて遊び無く結合されてしまっているために馬は大きく暴れることも許されない。指を使えないよう握り拳を強制する鍵付きの黒い手袋を嵌められた手は太ももを枠へと縛り付けるベルトと短い鎖で繋がれていて、拘束を外そうと試みる以前に馬の手は拘束に触れることすらままならない。
ありとあらゆる方向から自由を取り上げられ、抵抗を封じられた哀れな馬。そんな馬を作り出し、馬の無駄な足掻きを壁にもたれかかりながら観察して微笑んでいた狼獣人の男は、憔悴しきった馬が足掻くことすら諦めてぐったりと脱力したのを確認すると壁から背を離し、馬を閉じ込めている地下室にわざとらしく靴音を響かせながら脱力した馬との距離を詰めていく。

「う、んぐぅっ……う、ふぅ、ぶむぅっ……!」

靴音に気付き、怯えに支配された唸りを漏らしつつも身悶える気力すら失った馬はただビクビクと震えるだけだ。
近付ききった狼が丸出しの尻肉を無遠慮に撫で回してきても、馬は力無く呻くだけ。無防備にさらけ出された男根に狼が筒状の器具を被せ馬が身をよじっても外れないよう睾丸のベルトとその器具の根元を金具で繋いでも馬はこれから始まる地獄を把握して絶望するだけ。狼が自らの男根を取り出し、連日の凌辱で緩みきった尻穴をその男根で埋め尽くしながら取り付けた器具のスイッチを入れてきても、馬はどうすることも出来ずによがり狂わされるだけ。尻穴を犯されながら男根に被せられた器具が生み出す強烈な吸引に嬲られ精液を無理矢理に搾り取られても、視界と言葉を奪われ手足を台形の枠へと結び付けられた馬は腸内で暴れる狼の男根を感じながら、注がれる快楽に屈して何度も何度も絶頂へと追い詰められるしか無いのだ。

「うっ、うぅっ! んぐ、むぅ! うふ、ぶむふぅぅぅぅっ!!」

じゅぼじゅぼと尻穴を掻き回され、男根を吸い上げられながら馬は器具の中に精液を吐き出した。その吐き出された精液はすぐさま男根の器具に繋がっているチューブで吸引され、少し離れた地下室の床に固定されているタンクへと運ばれていく。
その運ばれる精液を横目で眺め、狼は笑いながら言う。残忍に目を細め、愉快そうに口角を吊り上げ、自身の男根を熱烈に包み込んでくる馬の淫猥な腸壁に感嘆のため息を漏らしながら、狼は醜悪な笑みを浮かべて捕らえた馬に言葉を浴びせた。

「今日も良いイきっぷりだね、馬さん。その調子でたくさんイきまくって、高値で売れる濃い精液をびゅるびゅる出してくれよ?」
「んむぅぅぅっ! うぶ、ふぶぐぅぅぅっ!」

捕獲した馬獣人の男から精液を搾取し、魔術師や好事家などに売り飛ばす狼の男の言葉に拒絶を返しつつも抵抗を禁じられた上に精液の放出を促し肉体を淫猥に高める薬品を混ぜた餌を摂取させられた馬の身体は嫌がる心とは裏腹に快楽には決して逆らえず、今日も馬は狼に犯されるがままに絶頂し、濃く量の多い精液を搾り取られ、様々な意味で狼を満足させながら失神するまでイき狂わされてしまうのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓




















ゲイ向け野郎系コミック、電子書籍のダウンロードショップ - DLsite G


真夜中ラブアライアンス DEEP 【電子限定特典付き】
 | HOME | Next »