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淫蕩な儀式は甘い幸せの中成功を確約される

2023.07.01.Sat.21:00
荘厳ながらも、優しく温かい。そんな雰囲気を常に纏っていた青年が、身に着けていた衣服を一枚残らず脱ぎ捨てた裸体を無防備に晒している。
見た目よりも遥かに年を重ねている。そして、自分達が住む山中の村だけでなくその周辺の地域に対しての守護を司っている。詳しくは知らないが人間ではないことととても偉い存在なのだということだけは漠然と理解していた相手である青年が、ゆったりとした衣服に隠されていた扇情的な裸体を恥じらいとは無縁の態度で披露している。
そんな様子を全身の筋肉を強ばらせ分かりやすく緊張しきった姿で眺めていた少年は、その状態を普段と変わらない穏やかな表情でクスリと笑った青年に距離を詰められ、突然の接近により固くなった肉体を解きほぐすように身体を丁寧に撫でられつつ、この日の為にと村の大人達から与えられた衣装を剥ぎ取られ始めた。

「○○君、大丈夫。何も怖いことなんて無いよ。君はただ、僕と一緒に気持ち良くなってくれるだけで良い。この儀式に必要なのは、僕よりも君の満足だから……ね?」
「うぁっ、□□、様……っ!?」

いつもと何も違わない口調で安心を抱かせながら、敬愛を寄せていた人物が自分の衣装をはだけさせていく。
腹部に巻いた金色の帯を解けば、ほんの少し捲るだけで恥部を露出させた状態となる。そんな淫蕩な行為に雪崩れ込むことを目的として作らせた衣装をほんのりと脱がせながら、人ならざる青年は自分を強く慕っていた少年に対する淫欲を何処までも滾らせていく。
その淫猥な本性を露わにした青年の顔と、全身から立ち上る甘い体臭は少年から緊張を削ぎ落とし気後れを忘れさせるには十分な材料で。呼吸を乱しつつ自らの男根を膨らませ、見ても良いのかと困惑していた少し前の態度を欠片も感じさせぬ熱量で自分の物よりも太く長くより濃い興奮を湧き上がらせている眼下の男根を眺め出した少年に愛しさを加速させた青年は、予想よりも早く状況に順応してくれた事実に嬉しさを膨らませつつ、自身が住まう洞の最深部に設けた邪魔の入らない二人きりの空間に設置したベッドの上へと後ろに倒れ込む形で寝転がった。
己の両足を腕で抱え、張り詰めた男根と期待に疼きヒクつく尻穴がはっきりと視認出来る誘惑の体勢を取りながら、青年は下品な単語を用いた誘惑も交えて少年の行動を艶やかに促したのだ。

「ふふっ、上手におっきく出来たね。偉いよ、○○君。それじゃあ、次はそのおっきくなった○○君のおチ○チンを僕のお尻に入れてくれるかな? 儀式とかそんなの関係無しに、小さい頃からお世話をしてた可愛い○○君のおチ○チンが欲しくなっちゃったよ」

生まれて初めての行為。だというのに、少年の本能は怯えや恐怖よりも青年と繋がりたいという願望を募らせている。
青年が執り行っている儀式の存在を知る前から純粋な好きの感情を抱き、儀式を知りその意義がこの地域の繁栄を維持する為に必要な物であると把握した上での義務感ではなく欲望の末に青年との行為を欲している少年は、うるさいくらいに高鳴る自身の心音と恋情に突き動かされる形で誘惑を示した青年の裸体に覆い被さり、すでに男根を受け入れられる準備を整えていた尻穴を小ぶりな男根で一息に貫いた。

「ふあぁ! □□様ぁっ!」
「うん、よく出来ました。僕も、とっても気持ち良いよ。焦らなくて良いから、落ち着いたら腰を動かして今よりももっと気持ち良くなろうね」
「はっ、はいぃ……っ!」

挿入の衝撃に驚愕し肉体の動きを停止させた少年の汗ばんだ両頬に手を添えて褒め言葉を口にしながら、青年は芽生え始めた焦燥を先回りして解消する。
その気遣いに改めて愛情を増幅させられながら言われた通りに己の心と身体を落ち着かせた少年は、掠れた声で行動の開始を宣言しつつ腰を青年の腰に打ち付け出した。

「□□様っ、俺、動きますぅっ! 腰振って、□□様を気持ち良くしますぅっ!」
「んっ、あぁ……違うよ、○○君。んふっ、ふぁ……気持ち良くなるのは、二人、一緒にね」
「ひゃいぃっ! 一緒に、気持ち良くなりますぅっ!」

無自覚に行っていた加減が、青年の喘ぎ混じりの言葉でじょじょに消滅する。夢中になって腰を前後に往復させる少年の蕩け顔を愉しみながら自身の顔も情けなく蕩けさせていく青年は、これがこの地を守る自分の役目に必要な儀式であるということを忘れながら、少年を愛する一人の雌へと幸せに成り下がっていく。

「ふぁっ、はぁぁんっ! 素敵。上手だよ、○○くぅんっ! もっとたくさんしてぇ……お尻じゅぼじゅぼしながらぁ……あぁんっ! 淫乱神様の僕の乳首を口で吸って、僕のおチ○チンを手で苛めて、んうぅ! イきまくる僕を見ながらぁ……幸せになってぇっ!」
「あぁ、□□様ぁ! もう幸せなのにぃ……とまんないですぅ! 幸せすぎておかひくなるぅ……うぁぁぁぁーんっ!」
「あっ、きたぁ! ○○君のせーえき、たっぷり僕に出てるぅっ!!」

自分達だけしかいない洞の最奥に幸せ色の鳴き声を仲良く響かせながら、神である青年に選ばれた少年と立場を越えた愛を少年から浴びせられる神の青年は成功が確約された儀式に溺れつつ、お互いの肉体を欲のままに貪り絶頂に次ぐ絶頂を体力の限界に至るまで迎えさせ合うのだった。






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淫乱青年は詫びとして己の肉体を悦んで捧げる

2022.06.17.Fri.21:00
予想外のトラブルが発生しその対応に追われた夜、終電での帰宅となった男は明日が土曜日であることが幸いだったと己に言い聞かせながら心身共に疲れ果てた身体で家に向けての道を歩いていた。
不穏な噂を幾つも耳にしているから、日が落ちた後は絶対に使わないようにしよう。そう心に決め行動していたはずの男は、月明かりという心許ない光源に照らされた裏路地を自身が進んでいることにも気付かず、いち早い夕食と入浴を求めての歩行を繰り返していた。
そんな男に、廃ビルとなった建物の壁にもたれかかっていた青年が声を掛ける。その存在すら認識出来ない程憔悴していた男が声に驚き小さく飛び上がるのも構わずに、青年は甘えた声で挨拶を行いながら、白い長袖シャツの上から男の右腕に己の両腕を巻き付けた。

「○○さん初めまして。そんで遅いよー。俺ずっと待ってたんだぜ?」

突然の馴れ馴れしい抱き付きと、少し不満げな声音に男の思考が停止する。数秒の停止の後にようやく疲弊した脳で青年の発言を噛み締め終えた男は、申し訳無さを乗せた声で返事を口にした。

「あの……人違いですよ? 私は○○なんて名前じゃないです」
「へ?」

男の言葉に対し、青年がきょとんと目を丸くさせる。そして青年は小さくため息を吐きながら男の右腕に巻き付けていた腕を外すと、若干の苛立ちと諦めが混ざった言葉を紡ぎ出した。

「あーぁ、ってことはドタキャンかぁ。二十分経ってようやくお兄さんが来たから、てっきり遅刻しただけかと思ったんだけどなぁ」

間違いに関しての謝罪も無く、待ち合わせを予定していた相手と誤認した事実を青年が一方的に告げる。その不躾な態度は怒りや文句を込めた発言が出ても不思議では無いものだったが、男は何一つとして返事を発さない。
距離を取ったことで見えやすくなった青年の姿に圧倒され、目を奪われてしまっているからだ。

「ん? もしかしてお兄さんも男相手大丈夫なクチ? だったら、約束すっぽかされた可哀想な俺を気持ち良く慰めて欲しいな。人間違いしたお詫びってことで、特別にただで使って良いよー? ほらほら、このエロ乳首も、チ○コも……待ってる間にたっぷり指で解しといたこのケツマ○コも、今だけ無料で触り放題使いたい放題だぜー?」

男を欲情の対象として見たことなど無い。その事実を放つことも叶わないくらい、男は淫らに熟れた青年の身体に生の欲望を掻き立てられている。
ロングコートを纏ったその下にほとんど意味を成していない布が極端に排除された女物の水着を身に着け、小さな黒布を内側から押し上げている尖りきった乳首と睾丸のみを布に包まれた男根を見せ付け、コートを手早く脱ぎ捨てつつ廃ビルの壁に右手を付いて体勢で左手を用いて水着の細い紐をずらし薄暗い中でもはっきりと見えるくらいに淫猥な収縮を行っている尻穴を突き出している青年にあてられた男は、ズボンの下で男根をパンパンに張り詰めさせ湧き上がる欲望に呼吸を乱していく。

「うわ……お兄さんのすっごい。ズボン越しでも分かるくらいに立派……ねぇ、お兄さん、それちょうだい? その太くて長いチ○コで、俺のケツ穴お兄さんの好きなようにほじくり回して欲しいな」

仕事の疲れと、欲情に思考能力を削ぎ落とされた男はもう、己の中に渦巻く獣のような衝動を抑えられない。
とどめの誘惑を寄せられた男は、ここが路地裏という公の場所であることも相手が初対面の同性だということも考えられぬまま、ズボンから取り出した男根をすでにぽっかりと開いていた青年の尻穴へとねじ込んでいく。

「おっ? ほぉっ? 嘘、思ったよりおっきぃ……お兄さん、待って。動くのもう少しだけ……」

想定を超える男根の凶悪さに困惑し小休止を請う言葉を背後に飛ばす青年の意思を汲み取る余裕さえも残っていない男は、これまでに経験したどの男根よりも逞しく雄々しい男根で淫蕩によがり鳴く青年を空腹も疲労も忘却した状態で朝まで犯し続け、詫びとして金無しで行為に及んでも良いと口にしていた青年を逆に金を出してでも自分と行為がしたいとねだる存在へと、自分の男根の虜となった従順な肉奴隷へと、無自覚に陥落させていくのだった。






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男は欲望のままに愛しき少年を甘やかす

2022.04.26.Tue.21:00
パソコンの前に腰掛け仕事に精を出していた男の耳に、遠慮がちなノックの音が届いた。そろそろ、それが来る時間だろう。そう予想していた通りにやって来たノック音に表情を緩めつつデータの保存を済ませた男は、椅子を半回転させて立ち上がりながら優しい声音で返事を行った。

「開いているよ。入りなさい、○○君」

男の言葉を受けて、閉じていた扉がおずおずと開かれる。そうして開かれた扉の向こうから現われたのは、一人の人ならざる少年で。薄茶色の体毛に身を包んだ犬獣人の少年は、赤く火照った顔を男に向け潤んだ瞳で縋るような視線を寄せつつ、荒く乱れた吐息混じりに申し訳の無さが強く含まれた懇願を口にした。

「ごめんなさい、□□さん。俺、今夜も……」

恥ずかしさと情けなさで今にも涙を零しそうになっている少年に慈愛の感情とかすかな胸の痛みを募らせながら、笑みを深めつつ歩み寄った男は少年に目線を合わせる形で正座になるとあやすように右手で頭を撫で、謝罪が不要であることを告げた。

「大丈夫だよ、○○君。君は何も悪くないよ。難しいことなんて考えないで良いから、今日も私と一緒に……辛い発情期を鎮めようね」
「はい、□□さぁん……っ!」

歪んでいた顔を安堵に蕩けさせながら嬉しそうに言葉を返す犬の少年に、男がまた微笑みを濃くさせる。不幸な事故で生まれ育った地から同族が一切いないこの世界へと飛ばされたと悲痛に訴えていた日からは想像も出来ないくらいに安らいだ顔を見せる少年を眺めながら、少年を保護した男ははち切れんばかりの愛しさを膨らませつつ少年と同様に自身も発情へと掻き立てられていく。
この可愛い少年の苦しみを取り除いてあげたい。この少年をもっともっと甘やかして笑顔にしたい。今ではどうして耐えられていたのかすらも思い出せないくらいに無味乾燥な日々を送っていた自分の生活に彩りと淫らな至福をもたらしてくれた少年に、感謝の快楽を与えたい。
嘘偽りない愛情と共に発情期を迎えた犬の少年以上に獣欲を加速させていく男は、頭を撫でていた右手と足に乗せていた左手を用いて少年に買い与え少年向けに手直しをしたパジャマのボタンを外し、尻尾を通した穴に気を付けつつズボンを下着と共に脱がせてやった。

「○○君のここ、いつ見ても立派だね。太くて、長くて、かっこ良くて……すぐにぺろぺろしたくなっちゃう」
「ふぁっ、あぁぁ……! □□さんっ……それ好きですぅ……気持ちぃ、気持ち良いよぅ……っ!」

少年との同居を始め、発情に苦しむ少年の手伝いをするまで知らなかった淫猥な衝動に身を任せて幼さにそぐわぬ凶悪な肉棒に舌を這わせ出した男は、少年の呆けた声を耳にしながら舌の動きをより熱烈な物へと高め愛する少年を今夜一回目の絶頂へと上り詰めさせていく。
少年の為だったはずの行為をいつの間にか自身が快楽を貪る目的でも行うようになっていた男は、犬の少年の前で両手両足を床に付けた四つん這いの体勢を取り、幸せそうに口内で跳ねる男根を優しく舌で責め立てながら、自身のズボンの下で男根を膨張させ尻穴をヒクヒクと疼かせていく。

「はっ、あぁぁんっ! □□さん、□□さぁんっ! 俺、イきますぅっ! □□さんのお口にぃ……射精しますぅぅぅーっ!」

教えた通りに絶頂直前に宣言を放った良い子の少年を胸の内で褒めながら、男は顔をより前に突き出してビクつく男根を根本までくわえ込みつつ、勢いよく吐き出された精液を一滴残さず音を立てて飲み干していく。

「あぁ、吸われてっ、きもひぃっ! 腰溶けるぅ、チ○コ蕩けひゃうぅぅっ!」

無意識に男の頭部に両手を添えながら腰を前後に小さく振り、愉悦を露わにした声で鳴き喚きつつ一回目の射精を迸らせる少年の男根を丹念に吸引し、表面を汚していた精液の残りを綺麗に舐め取った男は、腰砕けになり床に崩れ落ちそうになる少年を支えゆっくり尻餅を付かせると、射精したばかりの男根を早くも復活させている発情期の少年の雄々しさに身体中をときめかせながら四つん這いの体勢のまま少年に尻を突き出してズボンと下着を下ろし、しっかりと準備を整えていた穴を躊躇い無く捧げた。

「○○君、上手に射精出来たね。じゃあ、次は私のここにその元気なおチ○チンを入れて気持ち良くなろうね。君の為に綺麗にして、解しておいた私のはしたないお尻を……○○君の素敵なおチ○チンで好きなだけほじくり回して欲しいな」
「□□さんのお尻、すごくエッチです。入れたい、入れたいよぉ……!」

雌の快感への期待と興奮で張り詰めた男根の真上に位置する黒い張型を根本まで飲み込み拡張を施された尻穴を見せ付け、理性と本能の両方で欲望を刺激された少年の指が張型の底に存在している輪状の取っ手に掛かる感覚に背筋を震わせながら、男は背後から聞こえてくる荒い呼吸の音と尻尾が激しく振り乱される音にも欲情を上乗せされつつ、自分よりも年下な人ならざる少年の指で張型を引き抜かれる快楽とぽっかりと開いた尻穴を少年の男根に征服される悦楽を早く早くと胸の内でねだっていた。







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思い出の場所で男は悦楽を貪る

2022.02.20.Sun.21:00
大好きだった亡き祖父母が経営していた宿を、どうにかして守りたい。
麓に後から出来たホテルとは比べ物にならない程立地に劣る事実を痛いくらいに理解していても、様々な思い出が詰まったこの場所を失いたくない。
じわじわと膨らんでいく一方の不安と負債に追い詰められながら一人きりで山奥の古宿を切り盛りしていた男は、ある日たった一人の宿泊客であった男から提示された金銭に目が眩み、己に仕方が無いことと言い訳を向けつつ、要求通りその身を従順に捧げてしまった。
それが全てが淫蕩に瓦解する引き金になるとは想像も出来ぬまま、男は後ろめたさと一時的な懐の安堵を募らせつつ異常な快楽を客の要望に添って提供してしまったのだ。
一人に許したら、何処から聞き付けたのか一人、もう一人と同じ娯楽を求める者がやって来る。どうせもう一人に許したのだからとじょじょに開き直っていく男は、純粋に宿のことを思っていた過去の自分を忘却しながら、客達の手で開発された肉体を金目的で預けていく。
そうして己を律する常識を無くし淫らなサービスを当たり前の日常として受け入れた男は、今日も男の物とは思えぬくらいにはしたなく肥大化した乳首を率先して見せ付け、これから始まる至福に期待を寄せて張り詰めている男根を嬉々として突き出しながら、幼き日に祖父母や両親と共に楽しんだ露天風呂で客達に爛れた宴の開始を宣言した。

「本日は、お越し頂きありがとうございます。それではこれより『淫乱宿主凌辱コース』を開始とさせて頂きます。どうぞお気の済むまでこのみっともない身体を皆様の逞しいおチ○ポ様でいたぶり抜いて、私の穴という穴にぷりぷりの精液を注ぎ込みくださいませ」

月明かりに照らされた裸体をくねらせる男が絶えず溢れ出る湯の音を掻き消しながら放った凌辱を請う言葉ですでに興奮しきっていた男根の硬度を更に引き上げた宿泊客達は、幾ら見聞きしても最高な誘惑と噂を遥かに超える扇情的な快楽の懇願に生唾を飲みつつ、我先にと襲い掛かり淫欲の虜となった男のありとあらゆる弱点を好き勝手に弄び出した。

「ほーら、お兄さんの大好きなチ○ポだよ。その可愛いお口でいつもみたいに一生懸命しゃぶってね」
「抵抗出来ないよう腕を掴まれて、後ろからケツマ○コをめちゃくちゃにほじられてるってのに悦んで、宿主さんはどうしようも無い変態なんですねぇ……来て良かった」
「宿主さんの乳首、長いし太いしぷるっぷるで苛め甲斐がありますねぇ。これを指で弾くだけでも一晩余裕で愉しめそうだ」
「お兄さん、今日もすぐにイっちゃいそうだねぇ。良いよ、イっちゃいなさい。伸ばした唇でチ○ポに吸い付きながら、新人君のチ○ポにケツを掻き毟られながら、乳首で遊ばれながら……俺の手の中で幸せそうにビクビクしてる可愛いチ○コから何度も何度も精液を噴き出させちゃいなさい」
「んむっ、あむっ、んぢゅ、むぅぅんっ!」

自分を取り囲んだ客達に裸体全体を容赦無く責め嬲られ、淫猥さを指摘する言葉を口々に浴びせられながら、かつてひたむきに宿と向き合っていたはずの男は大切だった場所である露天風呂に客の物と混じった様々な体液を撒き散らしつつ、今の己にとって金よりも比重を占める雌の悦楽を全員の体力が続く限りに貪り尽くしていた。






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自覚した衝動は淫蕩な主従関係を導く

2021.07.12.Mon.21:00
鍵を掛け忘れて出勤したが、それに気付いたのが電車に乗った後だった為諦めてそのまま仕事へと向かった。
その朝の記憶も忘れて夜遅くに自宅であるマンションの一室へと帰ってきた男を待っていたのは、わずかに開いたままとなっていた玄関の扉と、廊下に脱ぎ捨てられた見知らぬ衣服、そして自分の布団で気持ち良さそうに熟睡しているパンツ一枚の格好となった男の姿だった。
予想外の光景に、男が居間の入り口で立ち止まる。
目の前にいる男は不法侵入者だ。警察を呼ばなければならない。といった思考すらも導き出せずに、男はただただ呆然と立ち尽くしいびきをかいている男を見つめている。
その放心がどれくらい続いた頃だろう。男は、眠っている人物が隣に住む男だという事実を思い出すと同時に我に返り、鞄をテーブルに置きその上に外したネクタイを乗せると、布団に歩み寄って男の身体を揺さぶり起床を促し始めた。

「○○さん、ちょっと○○さん。起きてください、ここは貴方の部屋じゃないですよ」

隣人が部屋を間違えたのは、鍵を掛け忘れた自分にも少し原因がある。そう穏やかに考えながら、男は左半身を下にして眠る隣人を手で優しく押す。ゴミ出しなどの際に会った時にも認識していた隣人の肉体の逞しさに感心を募らせながら、男は隣人を夢から引っ張り出す為に声を掛ける。
しかし、隣人は起きない。酒臭い息を吐きながら惰眠を貪る隣人は男の呼びかけと揺さぶりを受けても眠りから覚めず、それどころか起床を求める働きかけに煩わしさを示すかのように呻きつつ、揺さぶる手を躱すかの如く体勢を変え仰向けに寝転がった。

「ん……うぅんっ」

ここまでやっても起きないのかと、普通であれば大半の者は呆れを抱くだろう。短気な者であれば、怒鳴りながら一層強く隣人を揺さぶるだろう。
だが、男はそのどちらでも無い反応を見せた。だらしなく足を開く格好となった隣人の股間が、真紅のボクサーパンツの内側で硬く膨らんで自己主張する男根が、男の自身でも知らなかった衝動を強く呼び起こしてきたからだ。
酒に酔っているとはいえ、鍵を掛け忘れていたとはいえ、人の部屋に無断で入ってその上恥部をはしたなく滾らせている隣人。そんな隣人を見下ろしながら、男は駄目だと自制しつつも太く立派な男根に、自分よりも一回り以上大きい隣人の男根に触れてみたいという欲望を抑えきれず、眠りを妨げないよう注意しつつそっと左手で包み込むようにボクサーパンツの上から男根へと触れた。
途端、男の身体に甘い電流が走る。初めて触れる自分の物ではない男根が行う脈動を布を通して手で感じた男は、その脈動に突き上げられるように全身をゾクゾクと痺れさせ、あっという間に己の男根もズボンの下で勃起させながら更なる欲望を掻き立てられてしまった。
もう男は、今まで知らなかった自分の変態的な衝動を律する発想さえ無い。鍛えられた他の男の肉体に魅力を感じるのは自分の華奢さがもたらす羨望が理由だ。その自己分析が間違っていたと嫌でも思い知らされている男は、ただ感心を覚えさせる物から性的欲望を掻き立てる存在へと変化した隣人の裸体を舐め回すように観察しつつ、隣人の男根をボクサーパンツ越しに左手で摩擦しながら右手で取り出した己の男根を、無我夢中になってにちゅにちゅと扱き始めた。

「はっ、はぁ、んぁ、ふぁ」
「んー……ふ、んごっ……くふぅっ」

この立派な身体に組み敷かれたい。自分の貧弱さを理解させながら、屈服させて欲しい。
支配を願う異常な願望を次々と思い浮かべ、異常だと理解しつつも己を抑えきれずに隣人と自らの男根への愛撫を行う男は、思い浮かべた願望が無意識に口から漏れ出していることにも快楽によって途中で隣人が覚醒に至ったことにも気付けぬまま二本の男根を弄り倒し、浅ましい欲に溺れた自らとそんな自分の欲を叶えてやる意思を募らせながら狸寝入りを行う隣人を絶頂へと、目を覚ました隣人を主とし男を従順な奴隷とする淫蕩な主従関係の開始を導く射精へと上り詰めさせていくのだった。






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