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地下空間で抗えぬ兄は弟に溺愛される

2023.04.15.Sat.21:00
指の使用を禁じる機構を備えた黒革製の手袋と一体化している左右の手首同士を短い鎖で繋ぐ黒革の枷を絶え間無く軋ませながら、男が縛めからの脱出を試み続けている。手首と同じように足首同士を結ぶ黒革の枷と鎖を鳴らし、輪状の金属と黒革の本体を組み合わせて作られた開口具を与えられた閉じられぬ口から唾液と共に言葉にならない呻きを零しながら、男は地下室の扉を眺めつつの試行錯誤をひたすらに繰り返し続けている。
背中で自由を奪われた腕を一生懸命に暴れさせ、走っての移動はもちろん普通に歩くことすらもままならない状態に追いやられた足を拘束と格闘させながら、男は捕らわれた立場から逃れようとする。しゃべることを禁じられた口から意味を持たない叫びを涎と一緒に溢れさせ、地下室に唯一置かれた家具であるベッドの上で無様にのたうち回りながら、男はもうすぐやって来る辱めの時をどうにかして拒もうと足掻きに足掻いている。
だが、頑丈な拘束に行動を制限された男が幾ら努力を積み重ねても状況は全く変わらない。拘束以外を一つ残らず奪われた裸体をどんなに動かしてみても、男は地下室から逃げ出す以前にベッドから下りることさえ叶わない。
手も足も出せず、言葉も思うように発せない。そんな存在に追いやられた男はもう、扉から聞こえてきた鍵を外す音に戦慄するしか、笑顔と残酷な食事を携えつつ地下室へと帰ってきた男の意向に沿って抗えぬ裸体を責め立てられるしか無い。
何をされても逆らえない姿に変えられた哀れな男はもはや、淫猥な薬品が混ぜ込まれているとすでに知っている食事を為す術無く摂取させられながら、尊厳を破壊する恥辱への準備を整えられるしか無いのだ。

「兄貴、おはよう。今日の朝食だよ」
「あおぉ……うあぁ」

満面の笑みでスープを掬ったスプーンを開きっぱなしにさせた口へと運ぶ弟に許しを請うても、無駄だ。幼い頃から知っているはずの弟に、自分と同じ顔をしている弟にもうやめてくれと懇願の意思を乗せた声を飛ばしても、夢破れ帰郷した男に薬を盛って意識を奪い両親がこの世を去る形でいなくなった実家の地下へと監禁した弟は狂気を孕んだ恋情を露わにした知らぬ男の表情を浮かべながら、発情を強いる薬品入りのスープを兄である男に優しくも有無を言わせぬ態度で飲み干させていく。

「兄貴、美味しいかい? 大好きな兄貴の為に作った特製スープだよ。兄貴が都会で頑張ってる間、早くこっちに帰って来てくれないかなって思いながらレシピを考えたんだ。美味しいでしょう?」
「んぐっ、あぉっ、んくぅっ」

開かされたままの口を酷使させられながら、男は次々と注がれるスープを胃に流し込んでいく。
確かに美味しいと感じる味以上に恐怖と火照りを強く意識させられながら、男はこの地下室に閉じ込められた日から覆い隠すことも認められない男根を硬く膨らませつつ、弟が自分を淫猥に追い詰める目的で作り上げたスープを一滴残らず嚥下させられていく。
そうして空っぽになった皿を、ベッドから離れた位置の床にスプーンと共に置いた弟は、上手に完食した兄に心からの褒め言葉を寄せつつ、絶望と怯えと無理矢理に掻き立てられた淫欲に震えている裸体へと愉しげに触れ始める。
監禁生活の中で知り尽くした愛しき兄の弱点を丁寧に苛む弟の指に襲われ出した男は、どうすることも出来ぬまま望まぬ悦楽に翻弄させられることしか出来ない。人として、兄としての矜持を砕き尽し、拒絶を上書きする程の幸福の到来を把握していても一切の対抗策を示せない男は、自分の背後に陣取り嬉々として甘い攻撃を開始した弟の思惑に従った痴態を晒しながら、今日も弟への屈服を深められるしか無いのだ。

「綺麗に食べ切れたね、兄貴。それじゃあ、そんな良い子の兄貴には……兄貴が一番駄目になっちゃう乳首弄りをたっぷりしてあげようね。ほら、乳首気持ち良いでしょう? 俺の手でくりくりこねこねされて、幸せでしょう? この前みたいに、乳首で好きなだけイって良いよ。嬉しそうに乳首で精液漏らしちゃう可愛い兄貴を愉しみながら……じっくりとこのエッチな乳首を苛め抜いてあげるからね、兄貴?」
「あぁっ、あおぉ、んあおぉ……っ!」

弟に飼われ始めるまで知らなかった急所を、男根に負けず劣らずの性感帯へと育て上げられた乳首を指に弾かれ、捏ね回されながら、兄である男は早くも体積を増し射精へと近付き出した己の男根に打ちひしがれつつ諦め悪く悲痛な唸りと首振りで弟に慈悲をねだり、幾ら目にしても飽きずむしろ興奮と独占欲を加速させてくれる兄の惨めな懇願を見聞きした弟は指の動きに不規則な緩急を加えながら、自分だけの兄を邪魔の入らない地下室で溺愛し乳首だけでの射精へと導いていくのだった。






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弟は自身と兄の興奮を高めさせる

2022.12.26.Mon.21:00
裸体に直接、執拗なまでに巻き付けられた透明なラップの拘束によって、少年は腕を胴体の横に密着させ左右の足を隙間無く揃える気を付けの姿勢から逃れられないよう身動きを封じられてしまった。更にその上から同じように黒色をしたガムテープを厳重に、何重にも施されてしまった少年はラップに強要された気を付けを更に確定的な物とされ、文字通り手も足も出せない惨めな姿へと追いやられてしまった。
幾ら力を込めても、指一本すら思い通りには動かせない。言葉を奪う目的で口に貼り付けられたテープを剥がしたいと願っても少年はテープに触れることすら叶わず、ラップとテープの牢獄に包まれること無く間抜けに露出させられた幼い男根を覆い隠したいと思ってもありとあらゆる自由を削ぎ落とされた無様な少年は無防備にさらけ出された恥部をみっともなく震わせながら屈辱と恥辱に歪んだ唸りをテープに塞がれた口から紡ぐことしか出来ない。
薬を密かに盛られ深い眠りに堕ちている最中に拘束を用いて兄の威厳を奪い取られた少年はもう、ベッドに仰向けで寝転がらされた体勢から離れることすらままならない状態となった自分を嘲笑う弟に一切聞き入れられぬ解放しろの要求を載せた不明瞭な声を飛ばすことしか、出来ることなどありはしないのだ。

「兄ちゃん、よく寝てたね。眠ってる間に、どう頑張っても逆らえないようにされた気分はどう?」
「んうぅ! むっ、ふむうぅ!」

自身もベッドに上がり、兄の頭部の真上に陣取る形であぐらをかいた弟が下半分を黒に遮られた兄の顔を逆さに覗き込みながらにっこりと意地悪く微笑む。その笑みに苛立ちながら、兄は鋭い目付きを作って弟を見上げつつ、拘束からの脱出を求める身悶えと早く剥がせという命令を込めた叫びをひたすらに繰り返す。
だが、そんな兄の試行錯誤は弟が笑みの黒さを引き上げながら見せ付けてきたスマートフォンから流れる映像を目にした途端、一気に勢いを無くし萎みきってしまった。

『んっ、あぁ……○○、んふうぅ……っ!』
「これ、なーんだ? というか……だーれだ?」

愉悦をたっぷりと混ぜた弟の問いかけを受けても、兄は驚愕と戦慄に目を見開くことしか出来ない。
最初はちょっとした悪戯だったはずの、いつしかやめたくてもやめられない習慣となっていた弟の衣服の匂いを肺いっぱいに取り込みながらの自慰を隠し撮りした映像を他ならぬ弟の手で見せ付けられている兄は、先程までの反抗を跡形も無く失った恐怖の態度を示しながらすっかり怒気を抜かれた目で弱々しく弟を見上げている。

「兄ちゃん、もしかしてこれが何か、誰か分からない? じゃあ、父さんと母さんに送信して一緒に考えてもらった方が良いかな?」
「むうぅ!? んっ、んうぅんっ……!」

それだけは許して。背徳的で、異常だと自覚しつつも制御出来なかったいけない遊びを両親に暴かれたら、生きていけない。怯え切った声で、兄が弟に縋り付く。その必死な懇願の様を眺めながら口角を更に引き上げた弟は、自分の支配下に堕ちた兄を弄ぶ快感にこれ以上無い興奮を募らせながらあぐらを解いて膝立ちになり、兄の視点から見て死角となっていた部分を、下着を履かずにさらけ出していた股間を兄の真上に運び、脅迫という体を取った爛れた娯楽を提案した。

「父さん達に言われたくないんだ? じゃあ、それなりの態度を示さないと駄目だよね、兄ちゃん? 身体中を縛られて逃げられない格好のまま、俺のエッチなところの匂いを直接無理矢理に嗅がされても、文句は言えないよね、兄ちゃん? なんてったって……父さんと母さんに知られたくないんだから」

さっきの映像の中で手にしていたパンツの中身が、今眼前にある。弟の恥部の臭いを溜め込んだパンツを嗅ぎながら形や大きさを空想していた男根と、きゅうと窄まった尻穴が視界を埋め尽くしている。
兄弟でこんなこと、と自制を促す理性はもはや何処にも無い。弱みを握られた自分は、弟が口にしている辱めを受け入れさせられるしか無いんだという屈服の認識を抱きながら、兄である少年は自らの男根を弟に観察されている状況の中で限界まで張り詰めさせていく。

「兄ちゃんのチ○コ、ビンビンになってる。つまりそうして欲しいってことだよね?」
「んふうぅ!」

返事を待たずに腰を下ろした弟の股間が、兄の顔面を覆い尽くす。重みの苦悶は与えないよう、呼吸を完全に封じてしまわないよう注意を払って密着させられた弟の股間が、濃密な香りと共に被虐の至福を味わわせつつ少年から兄としての立場を欠片も残さずに削り落としていく。

「んっ、んむっ、むふっ、ふぶっ」
「あははっ、兄ちゃん面白いね。顔に座られて嬉しがってる兄ちゃん、最高にみっともなくて素敵だよ。ほら、そのまま我慢せずに射精しなよ。それだけ情けなくチ○コ硬くしてる兄ちゃんなら、簡単に射精出来るでしょ?」

ラップとテープに閉じ込められた肉体をかかとと弟に跨がられた頭部を支えにする形で仰け反らせ、そのまま無意識に愉悦を露わにした腰振りを行って激しく脈打つ男根を踊り狂わせている兄を視覚と、聴覚と、睾丸をくすぐる鼻息で堪能しながら、大好きな兄を自分だけの物にしたい。気持ち良く苛め抜いた先に待ち受ける限界を越えた悶絶の反応すらも独占したいという歪んだ願望を己の内に携えていた弟はその願望を実現させる脅しの材料を運良く手に入れられたという幸福な事実と、愛しい兄が自分の責めを心から悦ぶ変態だったというより幸福な事実を噛み締めながら、腰を小さく左右に振って触られてもいない男根を絶頂に向かわせている兄の顔面を恥部で摩擦し、自分の興奮と兄の興奮を一段と熱烈で変態的な物へと高めさせていくのだった。






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絶望の牢獄で兄弟は幸せで虚しい遊戯に耽る

2022.10.03.Mon.21:00
念の為に。心配性の両親がそう言って自宅の地下に用意したシェルターは、双子の少年にとっては非日常を感じさせるただの遊び場と化していた。
どんなにゲームで盛り上がっても周りの家の迷惑にはならない。物を壊して怒られない範囲であれば内部で運動と称してはしゃぎ回っても何の問題も無い。他の兄弟は絶対に行っていないイケない遊びに耽っても始末さえ怠らなければ誰にも気付かれず文句も言われない。そんな地下シェルターは少年達にとっては本来の目的からは外れたただの楽しく背徳的な空間となっていた。
だが、今は違う。両親が旧友の見舞いに出掛けると言って家を離れ、その間にいつもの如く兄弟で淫らな遊戯に勤しんでいた際に訪れた厄災によって真の役割を図らずも発揮し始めたシェルターは今、絶望に打ちひしがれる二人を変わり果てた外部から守り内部に閉じ込める空間へと変貌してしまっている。
もう二度と、おそらく両親には会えない。シェルター内に用意されている外界の様子を伺う為のカメラから送られた映像を目にしても、二人にはかつて自分達と同じ人間であったモノ達の姿しか確認出来ない。広い遊び場だと感じていた狭く重苦しい空間から脱したいと願っても扉は厳重にロックされていて解錠出来ず、分厚い扉の向こうからは自宅へと潜り込みシェルターへと続く階段を下りたモノ達が扉を引っ掻く音のみがかすかに、絶え間無く聞こえている。
一人きりでなくて良かった。食料をはじめとした生活に必要な物質は滅菌された空気を元にした液体原料を用いて半永久的に調達出来る。そんな事実のみが希望となった空間に閉じ込められた兄弟はやがてじわじわと正気を削り落とされていき、ある日を境に世界が破滅に至った日の遊戯を毎日繰り返すようになった。
それは、認めたくない現実から目を逸らす為の行動だ。今日は犬になりきって、僕の命令を従順に守ってごらん。兄にそう告げた弟も、弟に犬として扱われる屈辱と惨めさがもたらす被虐に酔いしれている兄も、まるで外界の破滅を忘れきったかのように淫蕩な遊びを全力で愉しんでいる。せめて自分達が望む幸福な形で理性を消失させることが、今の二人にとって唯一の救済なのだ。

「ほらワンちゃん。取っておいで」
「わんっ、あぉんっ!」

人でなくなったモノが向こうに集まっている入り口の扉を避けた壁際に投げたボールを、犬になりきり四つん這いの体勢を取った兄が口でくわえて弟の元へと持ち帰ってくる。
両親に気付かれないよう買ったふわふわな薄茶色の毛に覆われている犬の足を模したグローブとブーツを身に着け、犬の耳飾りを頭頂部に装着し、尻穴を奥まで貫く極太の張型と一体化した犬の尻尾飾りを硬く張り詰めた男根と一緒に揺らめかせながら、兄は犬の鳴き声を上げていた口で緩く噛み付いたボールを主に君臨した弟の指示通りに取ってくる。

「ふふっ、良い子だね。良い子には……乳首コリコリのご褒美だよ」
「あぉっ、んもっ、ひゃぉぉっ!」

地下シェルターに設置された四つあるベッドの内の一つに腰を下ろした弟が命令無しで犬の芸であるチンチンのポーズを作った兄に褒め言葉を送りつつ、尖りきった左右の乳首を指先で摘まみ捏ね回す。ボールに塞がれた兄の口が悦び色の悲鳴を上げることを承知で、弟は直接苛められずとも頂点に達せるよう破滅前から躾けていた兄の男根が心地良さげに脈動している様子を見下ろしつつ、指先に捉えた乳首を甘く巧みにいたぶっている。

「ワンちゃん、乳首でイっちゃいそう? 良いよ、イきなさい。ご主人様の指でエッチな乳首をこねこねクニクニされながら、触られてもいないおチ○チンを何度も何度も射精させなさい。良い子のワンちゃんなら……もちろん出来るよね?」
「んまっ、もおぉ! はむぅぅぅんっ!」

兄の乳首を弄びながら絶対の主として振る舞う弟と、主となった弟に支配されながら幸福に浸りくぐもった鳴き声を上げつつ射精に向かう犬の兄。その跡形も無く壊れない為に自ら甘く壊れることを選択した哀しき兄弟は今日も、昨日と、一昨日と、そのまた前と全く同じ行動を録画映像を流すかのように一日に渡って再現しながら、無音の時間が訪れると嫌でも意識させられることとなる扉向こうの引っ掻き音の掻き消しを求めて何十回目かも忘れた飼い主と淫乱犬のごっこをまた繰り返し、滅亡した地球の片隅で悦楽に仲良く、虚しく溺れていくのだった。






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少年は戯れの我慢を愛しき弟に捧げる

2022.06.11.Sat.21:00
耳障りな音を立てて引き出された黒色のガムテープが、少年の左手と左膝を一まとめにする形でぐるぐると執拗に巻き付けられていく。その結合を終えた手は、今度は右手と右膝に狙いを定めてテープを引き出し、左と同様に手足を遊び無く包み込み動きの制限を施していく。
膝に手を乗せた状態から離れられないよう、少年の自由が奪われていく。しかし、拘束を与えられているはずの少年は一切の抵抗を行わない。がに股に開いた足を震わせ裸体の火照りを高める少年は、身動きを封じられていく事実にこれ以上無い興奮を加速させながらあらかじめ淫具を固定されていた乳首と幼い男根の硬度を一段と引き上げ、淫具を飲み込んだ尻穴をヒクヒクと収縮させていく。
そうして大人しく手足の縛めを受け入れながら欲望を増幅させた少年を堪能しつつテープに緩みが無いかを確認した存在は、しっかりと抵抗が行えなくなっている事実を確認して意地悪な笑みを浮かべると、最後の仕上げの宣言と共にまたテープを出しみっともなく表情を蕩けさせている少年の眼前に構えた。

「兄ちゃん、ほら、口閉じなよ。今からこれで塞いで、何もしゃべれなくしてあげるから」

そう告げた弟の言葉に従って、兄と呼ばれた少年は荒く乱れ熱く濡れた吐息を漏らしていた口を引き結び、猿轡を加えやすくする為の協力を行った。その協力の様子に笑みの黒さを深めつつ、弟はテープを一枚、二枚と兄の口に重ねていく。分かりやすく鼻息を乱し、恥部を反応させ、堪えきれず無意識に腰を振り始めた兄をあらゆる感覚で味わいながら、弟は汗で濡れても剥がれ落ちないよう厳重にテープを貼り付け兄から言葉と口での呼吸を没収していく。
そうして従順に上乗せの拘束を施された兄を眺めて満足げに頷いた弟は、用済みとなったテープを自身が普段使っている二段ベッドの下段に後ろ手で放り投げると、テープを投げた左手をそのままズボンのポケットへと突っ込み、何の宣告も紡がずに中に入れていたリモコンを嬉々として操作した。

「むふっ、うふぅぅんっ! んぐ、むぅぅ! ふぶぅぅんっ!!」

左右を強く挟み込む形で取り付けられている薄い桃色をしたクリップ型のローターが、兄である少年の乳首を小刻みな振動で嬲り出す。幼い男根の根元と亀頭近くに装着された黒いベルトが、内蔵されているローターの震えで過敏な肉の棒を苛み始める。尻穴にねじ込まれた極太のアナルバイブが、他の淫具とは違い固定を何一つとしてされていない少年自身の努力のみで位置を保っている醜悪なバイブが、荒々しい首振りと表面にあしらわれた無数のイボが織りなす合わせ技で少年の腸壁を苛烈に掻き毟り、とっくの昔に捨て去っていた兄の矜持を人間としての尊厳と共に打ち砕いていく。
閉ざされた口で嬉しそうに悲鳴を上げ、鼻をプスプスと間抜けに鳴らしながら空気を貪り、使い物にならなくされた手足をガクガクと跳ねさせつつ乳首と男根を苛む振動と自ら締め上げたバイブに尻穴を蹂躙される至福に弟の前で酔いしれる。そんな兄の痴態を眺めながら先程ガムテープを放ったベッドに腰掛けた弟は、自分専用の淫猥な悶絶を独占しつつ、兄に笑い混じりの命令を下した。

「兄ちゃん、それじゃあ今から俺が良いって言うまでその格好ね。勝手に足閉じたり、お尻の玩具落としたりしたら今日のチ○コは罰としてお預けにするから。俺にチ○コ入れて欲しかったら、俺が満足するまでしっかり頑張るんだよ? 分かったね?」
「んっ、んむっ、むぐぅぅんっ!」

一方的な命令に対して了承の意思を込めた唸りを返しながら、これまでの経験で何かしらの条件を満たせなくなるまでこのまま淫具に責め立てられる展開を理解しながら、それを悦ぶ兄は最後に何かしらの仕置きといつも通りの挿入が待っている戯れの我慢を、愛しき弟に愉悦を募らせる娯楽として捧げていくのだった。






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少年は隷属した兄達を嬉々として引き回す

2021.11.18.Thu.21:00
靴下とスニーカーのみを身に着けた足を小刻みに震わせながら、二人の青年がゆっくりと歩を進めていく。
丸出しにさせられた男根を左右にぶらぶらと揺らめかせ、言葉を封じる黒色のギャグボールから溢れ出た唾液で自らの喉と無防備にさらけ出された乳首を汚しながら、青年達は涙に潤んだ瞳で許しを請う視線を一生懸命に寄せつつ緩慢な前進を繰り返している。
そんな青年達を眺めていた存在は、先程浴びせた注意を忘れて歩行の速度を勝手に落とした二人に対してわずかな苛立ちと大きな愉悦を膨らませながら、振り返って残忍な笑みを見せつつ右手を容赦無くぐいと引いた。
その動きが、二人に屈辱と苦悶に満ちた恥辱を味わわせるという事実をはっきりと理解した上で、無慈悲な少年は愛しき青年達の男根を睾丸ごとくびり出す形で巻き付けた黒革ベルトに結合した薄緑色のリードに何の躊躇いも無く非道な力を加えてしまったのだ。

「んもぉぉぉぉっ! あむ、ふむぉぉんっ!」
「うぐっ、ぶぁぁぁんっ! んぉ、むあぅ、うむぁぁぁっ!!」

常に感じさせられていた男根への圧迫を前触れ無く強められた青年達が、口を塞ぐギャグボール越しに甲高い絶叫を上げる。
尻穴にねじ込まれ空気を送り込むことで自力ではひり出したくてもひり出せない状態へと追い込まれた黒色のアナルプラグと、左右の手首に嵌められた黒革の枷を短く結ぶ鎖を悲痛に鳴らしながら、一回り以上年下の少年に全てを支配された青年達が冬の屋外を吹き抜ける夜風の冷たさが気にならぬ程に緊張と羞恥と疲労で火照りきった裸体を惨めにくねらせ、足元に広がる地面の色を撒き散らした汗で変化させていく。
その滑稽極まりない悶絶を存分に目と耳で味わった少年は、男根に注がれた衝撃の波が去るにつれて全身から滲み出ていた恐怖と屈服を更に濃く深めていく二人に改めて戦慄を抱かせる笑みを向けつつ、今度は苛烈な圧迫ではなく拒絶を認めぬじわじわとした圧迫をリードを通して男根のベルトに与えながら優しい声音で咎める言葉を嬉々として口にした。

「お兄ちゃん達、速く歩きなさいって命令したんだから速く歩きなよ。九時までに散歩から帰れなかったらお仕置きだって言ったこと忘れたの? それとも夏に散歩した時みたいに、どっかの街灯にリードを繋いで何時間もその格好で放置されたいの?」
「うぅ、むあぁ、んぁぅぅ!」
「ふぐっ、むぅ、むぁぁぁん……っ!」

自分達の過敏な弱点である男根をからかうように弄ぶ弟の言葉に心の奥底まで隷属を刻み込まれた双子の青年がそれだけはやめてと意味を成さぬ唸りで慈悲をねだる。不明瞭な声でもしっかりと伝わるくらいに示唆された残忍な責めを嫌がり、尻穴に接続された腕と意に染まぬ夜間の散歩で疲弊した足を痛々しく震わせながら、全く同じ表情で恐れと怯えを示す双子の青年が鬼畜な弟に哀願を放つ。
その従順な姿を目にして満足げに頷いた少年は、愛しき兄達を自分に決して逆らえぬ奴隷に躾けた事実がもたらす至福を貪りながらリードを引きつつの後退を開始し、限界の兄達に追い打ちの命令を下した。

「嫌なら、さっさと歩く。もし次歩くのが遅くなってたら、さっき言った通りに街灯に繋いで放置だよ。遅くなってた方だけじゃなくて、両方を繋いで放置されたくなかったら……絶対に怠けずに家まで散歩するんだよ。分かったね、お兄ちゃん達?」
「ふぅ、むぶっ、んもぅぅぅ」
「あふ、んむ、ふぉぅぅ」

頭部を前後にガクガクと振り分かりましたを一生懸命に伝える二人を堪能しながら、兄達を淫らに隷属させた少年はリードを操る右手を意地悪に動かしジャケットのポケットに突っ込んだ左手でとっくに九時を過ぎた時刻を表示しているスマホの画面を確認して冷酷にほくそ笑むと、仕事の都合で両親が遠方へと赴いている為に自分と兄達だけで住んでいる家に戻ってから行う罰の内容を、絶対の主となった己と奴隷に堕ちた二人の兄だけで暮らしている町の賑わいから離れた位置に存在する山中の家に着いてから加える仕置きの内容を、無意味に早く帰らなければと焦り裸体をふらつかせ必死に足を酷使する兄達を鑑賞しつつ、今日はどれが相応しいだろうかと思案を巡らせていた。







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