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男達は崩壊の時を無意味に遠ざける

2019.02.15.Fri.21:00
「ん、むぅぅっ!! うぐっ、ふぅぅ! むぐぅぅぅっ!!」
「も、ごぉぉっ! うぅ、むぶふぅぅぅっ!!」

口に噛まされたギャグボールから飲み込めない唾液と言葉にならない悲鳴を上げながら、男達が裸体を必死にもがかせ手足に与えられた拘束と甘い苦悶から逃れようとしている。
だが、男達の必死さも虚しく状況は全く変わらない。手首と足首の枷を壁の金具へと繋いでいる鎖は男達のもがきに合わせて冷たい金属音を甲高く響かせるのみで外れる気配を見せず、手足を大きく持ち上げさせられ壁により掛かる背中と床に着いている尻のみで裸体を支える無様な体勢を強いられた男達を容赦無くいたぶっている淫らな玩具も恥部からは離れない。
自由を奪われ、言葉を取り上げられ、情けない格好で固定された男達は絶頂には至れない強さで男根を責め立てているローターにただただ翻弄され、助けの来ない地下室で淫猥な鳴き声を発しながら仲良く並んで壁に繋がれた惨めな裸体を苦しげにくねらせるしか無いのだ。

「む、ぐふっ! うぅーっ! むぶ、うぐぅぅ」
「は、むぉ、おむっ、むふぅぅぅ……!」

イきたい。射精したい。絶え間無く浮かび上がる淫らな欲望を満たしたくても、手足の動きを制限された男達はどうやってもその欲望を満たせない。
絶頂を望んでビクビクと脈打ちながら透明な先走りをとろとろと零している男根が見えているのに、拘束された手足では触れられず。男根の根元と亀頭のすぐ下に巻き付けられたベルトと一体化しているローターの振動を操作するリモコンも丸出しの尻穴の前に置かれているというのに、身動きを封じられた男達は射精を迎えたがっている男根ごしに見えるそのリモコンを涙に潤んだ瞳で見つめることしか出来ない。

「うむぅぅぅーっ! むぐ、あむ、あぁ、おぶぁぁっ!」
「ふーっ! ふぐ、うぐぅぅっ! むー……あぉぉぉ……っ!」

終わりの見えない生殺しの地獄。その地獄に心と身体をじわじわと蝕まれながらも、男達はいつか来る救いの時を信じて苦悶に耐え、淫欲に流されそうになる理性をギリギリのところで繋ぎとめている。
けれど、そんな男達の努力は決して報われない。男達を捕らえ、壁に繋ぎ、男根にもどかしい振動を行うローターを固定して置き去りにした者達は男達に慈悲を見せる意思など欠片も無く、男達を射精のことのみを考え心の底から射精を悦ぶ淫猥な肉の塊という商品へと堕とすことしか考えてはいないからだ。

「んーっ! んむ、んむぁ、むぶ、ぐぶふぅぅぅっ!」
「むっ、むぉぉぉっ! あぉ、ほぉっ! うぶぐぅぅっ!」

別室から自分達を観察している男達は、全員の理性が淫欲に叩き壊れ切った後でないと部屋には戻ってこない。
それを知らない男達は、自分を内側から追い詰める射精への渇望とひたすらに戦い続け、すぐ隣で身悶えている名前も知らない男と視線と唸りを交わして励まし合いながら、地獄が終わりを告げる崩壊の時を、無意味に遠ざけていた。






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